本日、山田洋次監督の映画「小さいおうち」宇部特別先行上映会が行われました。
私は、午後からの上映会に参加しましたが、上映に先だって山田洋次監督の舞台あいさつが行われました。
山田監督は、中島京子さんの原作を読んで「自分の手で映画化したい」と思ったことなどを語りました。
山田監督は、少年時代を宇部市で過ごしたことから、全国で一番早い上映会の開催となりました。
映画が趣味の私は、今年も多くの映画を観てきましたが、この作品が一押しといっても過言ではありません。
余韻の残る映画でした。
女性の演技がすばらしい映画でした。黒木華、松たか子、倍賞千恵子。どの演技も素晴らしいものでした。
平和の大切さをこれほど情緒豊かに語る映画は数少ないと思います。
この作品は、山田洋次監督による82本目の作品となります。
山田監督の情熱がほとばしっていることを感じました。
山田監督の次回作に大いに期待しています。
皆さんには、是非、是非、観て頂きたい映画です。来年1月25日(土)から全国ロードショーです。
特に、若い皆さんに観て欲しい映画です。
中島京子さんの原作の後半を読みながら、映画の余韻に浸りたいと思います。
山田洋次監督、すばらしい作品をありがとうございました。
今日は、木質ペレットの製造・活用状況を視察しました。
午前中は、岩国市にあるペレット燃料製造施設を視察しました。
木質ペレット製造施設の全景
この施設は、山口県森林組合連合会が設置したもので、平成18年1月から木質ペレットの製造を開始しました。
年間に、1500トン製造する力がありますが、現在、年間700トンを超えるペレットを製造しています。
昨年のペレット製造量は過去最高でした。
木質チップを更に小さくして、下の写真の機械でペレットに仕上げます。
木の粉をペレットに成形していく機械
下の写真は、家庭用の10キロの袋にパックされたペレットです。
個人用10キロのペレットの袋
ペレットは、主に、ペレットボイラーが導入されている施設に納入されています。
県立施設では、県立こころの医療センター・きらら博記念公園水泳プールなどです。
徐々に、ペレットストーブの燃料として個人への販売量も増えています。
県内林業を更に活性化していくために、再生可能エネルギーを増やしていくために、この施設の機能が最大限に発揮され、県の西部にも製造施設が出来るように、ペレットの利用を促進していくことが重要だと感じました。
午後は、防府市にある県立農業大学校を視察しました。
視察したのは、木質ペレットを燃料とする農業用ハウス栽培用暖房機の実証実験を行う現場です。
木質ペレット暖房機を設置したトマトハウス
県と農業用乾燥器メーカー木原製作所(山口市)が共同開発を進めたペレット暖房機が、農業大学校内のトマトハウスに据え付けられました。
県と木原製作所が共同開発したペレット暖房機
来月10日から、ペレット暖房機の横に、同規模の灯油暖房機を設置し、同等の効果が出るか実証実験を行います。
隣りのハウスには、同規模の灯油暖房機を設置
4万㎉のボイラーは、灯油の場合、約50万円程度です。
担当者は、「木質ボイラーの価格を灯油の三倍以内にしたい」と話しました。
灯油よりペレットの方が価格が安いというメリットがあります。
県森林組合の調査では、ペレット1キロ当たりの単価は、42円。熱量単価は、千㎉当り8.66円です。
灯油は、値上がりし続けていますが、仮に、単価を1リットル当たり108円とした場合、熱量単価は、千㎉当り12.35円となり、ペレットより4割増しの単価となります。
担当者は、「農家が、ペレットボイラーに切り替えた場合、5年位で元が取れると思われる」と説明しました。
更に、「実証実験後、可能な限り速やかに、製品化させ、農家へ普及していきたい」とも話しました。
私は、岡山県真庭市でペレットを燃料にしたハウス栽培の様子を視察したことがありますが、山口県でも、この取組が大きく成功することを期待したいと思います。
ポテンシャルの高い県内の森林資源が更に活かされる県政となるように、今日、学習したことを今後の議会に生かしていきたいと思います。
バイオマスを推進させる方策について、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
本日、山口市内で映画「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」山口上映会が行われ、第1回目の上映を観てきました。
事件の名前や大まかな概要は知っていましたが、2時間に及ぶ映画で知ると圧倒されるばかりでした。
ドキュメント部分もあるのですが、再審を勝ち取った時の弁護団長の涙には、私も涙しました。
奥西死刑囚役を演じる仲代達矢さんの演技は、奥西さんそのものを感じました。
この作品は、東海テレビのドキュメンタリー番組を作ったスタッフが中心になって製作されたものです。
「最近のマスコミは」と言いたくなる事が多いですが、この映画を作る良心が、今のマスコミの中にあることに未来を感じました。
私たちには、知らなければならない事実があります。
その一つが、奥西死刑囚の存在だとこの映画を観て痛感しました。
先月、最高裁はが奥西死刑囚の第7次再審査請求を退けました。
奥西さんは、87歳。
奥西さんの特別面会人だった川村さんは、再審が決まった時、「塀の外で握手しましょう」と約束します。
残念ながら川村さんは、亡くなられ、奥西さんと川村さんの握手は叶いません。
しかし、奥西さんが支援者の方々と塀の外で握手できる日が来ることを私は願っています。
明日から、奥西さんを支援する活動を可能な限り行っていこうと思います。
この映画に関する問い合わせは、合同会社 東風 ℡03-5919-1542 までお願いいたします。
今後の上映会の場で、一人でも多くの皆さんがこの作品に触れていただくことを願っています。
映画ってすばらしいですね。
今日のNHKニュースは、「政府が、来年に向けて進めているアメリカ軍の空中給油機部隊の岩国基地への移転について、これまで容認できない考えを示してきた岩国市の福田良彦市長が移転を受け入れる考えに転じ、来月開かれる市議会で表明する方針を固めた」と報道しました。
私が、今日、県岩国基地対策室に事実関係を確認しました。基地対策室の担当者は「岩国市に確認したところ『空中給油機の移転受け入れの方針を固めた事実はない』とのことだった」と答えました。
10月30日に、岸外務副大臣などから、県と岩国市は、日米協議「2+2」共同発表の内容の説明を受けました。その中で、米軍再編により普天間基地から移駐されることになっているKC-130について「15機が来年6月から9月の間に岩国飛行場に移駐する見通しである。」との説明がありました。
これを受けて、福田岩国市長は、「今後、岩国市として適切に対応していくために、沖縄の現状を自分の目で見て確認したい。」と述べ、11月11日~13日に沖縄を訪問しました。
福田岩国市長は、視察後、「市議会の意向や、山口県とも協議した上で今後適切に対応してまいりたいと考えている。」と述べていました。
これまで、国は、山口県や岩国市に、KC-130の移駐は、「普天間基地の全面返還に係る諸条件の整った後に移駐」と説明してきました。そのため、山口県や岩国市は、「先行移駐は認められない」と国に求めてきました。
今回、国は、「沖縄の基地負担の軽減を目に見える形で精力的に進める観点から、KC-130空中給油機の岩国飛行場への移駐を実現したい」と説明し、先行移駐を強行してきました。
普天間基地の全面返還に係る諸条件が整わない内の、KC-130空中給油機の岩国基地移駐は、際限のない岩国基地の拡大強化だと言え、岩国の沖縄化を加速させるものです。
福田市長は、沖縄の負担軽減の名で、岩国基地の拡大強化を認めてはなりません。
普天間基地の負担は、沖縄県民も山口県民も同じです。沖縄県民の願いは、普天間の移設ではなく全面返還です。日本政府は、基地のたらい回しを止めて、普天間の全面返還をアメリカに求める時です。
福田岩国市長が、KC-130空中給油機部隊の受け入れ方針を固めたとの報道について、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
今月23日に、山田洋次監督最新作「小さいおうち」の特別先行上映会が行われます。
上映は、10時20分からと、13時30分からの2回です。
午前の上映終了後13時からと午後の上映前の13時50分から山田洋次監督の舞台あいさつが行われます。
私は、午後の部に参加する予定です。
特別上映会の問合せ先は、うべYY会事務局 ℡090-1688-7569宮本さんです。
11月16日から22日まで、宇部市立図書館で、「ふるさとは藤山(山田洋次監督と宇部のつながり展)」が行われています。
「山田さんの宇部での年表」「山田さん、宇部を語る」「市民が語る山田さん」「宇部で行った上映会ポスターや講演会のチケット」「YY会の活動の歴史」「寅さんのモデル」「ビデオ上映」「小さいおうちPRコーナー」などが展示されています。
私も是非行ってみたいと思っています。
私は、この1年山田洋次名作映画DVDマガジンで、寅さん以外の山田作品を堪能しています。
デビュー作の「二階の他人」など初期の作品にも触れることが出来ました。
「運がよけりゃ」など子どもたちと一緒に笑いながら観ました。
「小さいおうち」も原作を読み始めています。
どのような作品に仕上がっているのか試写会が今から楽しみです。
ふるさとが宇部である山田洋次監督を私も市民の一人としてこれからも応援していきたと思います。
私のブログを長く読んでいただいている方は、私が高田郁さんのファンだということはお気づきだと思います。
代表作の「みをつくし料理帖」シリーズを始め、彼女の作品の全てをこれまで読んできました。
待ちに待った最新刊「ふるさと銀河線―軌道春秋」を今読んでいます。
高田さんは、時代小説作家としてデビューする前は、川富士立夏というペンネームで、漫画の原作者でした。
その時代に書かれた「軌道春秋」というシリーズを小説にしたのが今回の作品集です。
高田さん初めての現代小説の短編集です。
高田さんは、この本のあとがきに「生きにくい時代です。辛いこと哀しいことが多く、幸福は遠すぎて、明日に希望を見いだすことも難しいかも知れない。それでも、遠い遠い先にある幸福を信じていたい-そんな想いを、本編の登場人物たちに託しました。今を生きるあなたにとって、この本が少しでも慰めになれば、と願います。あなたの明日に、優しい風が吹きますように。」
高田さんの狙いは、私の心にストレートに届きました。
どの作品も、人を観る目が優しく、励ましを私たちにくれるものばかりです。
高田ファンでよかった。これからも高田さんの作品を読み続けていこうと改めて思わせる作品でした。
この作品の中の一編でも映像化されたらと願います。
今まで読んだ中では「ムシヤシナイ」などいい映像になると思います。関係者の方々よろしくお願いいたします。
年末には、深沢かすみさんによるコミック版が発売されるとのことです。
今からコミック版も楽しみです。
高田さん、次は、「みをつくし料理帖」の最新巻ですか、新しい長編ですか。
何でもいいので楽しみにしています。