藤本かずのりサポーターズ はじめました

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「スマホやゲームの約束」学習会に参加

 宇部市PTA連合会と宇部市立小・中学校長会と宇部市教育委員会の3者は、今年4月「スマホやゲームの約束」をまとめ、各家庭に配布しました。

 今日は、西岐波小学校の家庭教育学級で、「スマホやゲームの約束」について学ぶ学習会が行われ、宇部市教育委員会学校安心支援室の石崎先生と宇部市PTA連合会を代表して私が講師として話をしました。

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 約60名の会員の方々の前でお話しました。

 私が行った話の要旨は以下の通りです。

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今年度から宇部市内の小中学校のPTA連合会会長を務めることになった西宇部小学校PTA会長の藤本です。今日は、貴重なお時間をお借りして、私からは、宇部市PTA連合会・宇部市立小中学校長会・宇部市教育委員会が今年3月にまとめた「スマホやゲームの約束」について報告させていただきます。
 まず、自己紹介です、私には、4人の子どもがいます。県立高校3年の長男、私立高校1年の次男、厚南中2年の3男、西宇部小5年の長女です。
 次男がスマホを持ち、残りの子ども達も、ラインやゲームを行っています。どの子も家に帰ったらまず、スマホを開く生活です。
 私も10代の4人の子どもを持つ親として、子どもの成長にとってのスマホの影響を心配しています。どうしたら子どもへの影響を少なくできるだろうかと考える一人です。PTAの中でも年ごとに「スマホ」と子どもの関係が大きな議論となり、昨年度、宇部市PTA連合会の専門部の一つである「家庭教育問題委員会」が「スマホ」の問題を協議し「スマホの約束」をまとめました。
スマホが与える子どもたちの成長への影響の問題は、小中学校や教育委員会でも大きな問題として捉えられており、宇部市PTA連合会の提案を基礎に、3者でまとめられたのが、お配りしている「スマホやゲームの約束」です。
子どもへのスマホの影響については、教育委員会から説明があった通りです。「スマホやゲームの約束」7行目以降が3者の提案です。
「もはやネット抜きの生活が考えられない状況の中、それらの問題を解決するにはスマホなどの利用方法に対する教育を子どもだけでなく大人も考えることが必要であり、そのためには家庭における子どもと保護者での話し合いによるルール作りをすることが最も重要となります。」
そして、3者として、①家庭でのルールを作りましょう。②小学生は午後9時まで、中学生は午前10時までの利用としましょう。との二つの約束を提案しています。
次男が通う高校でやまぐち総合教育支援センターの方から「子どもを取り巻くネット社会」と題するお話を聞きました。昨年7月NHKで放映された「クローズアップ現代」で、夜何時以降スマホ禁止を決めた自治体で子どもたちに感想を聞くと、概ね歓迎だったとのことでした。「時間制限が、メールなどを終わる合言葉になった」。子どもたちも「実はみんな困っていた」との感想も出されたそうです。
宇部市の小中学生がスマホを止める合言葉に小学生は午後9時、中学生は午後10時という3者の「スマホやゲームの約束」を大いに活用していただきたいと思います。実際に、西岐波小学校の子どもたちが午後9時までに、スマホを止めることが出来るかどうかは、親子で話し合い、子どもが納得した上でのルールづくりが大切だと思います。私も10代の子どもを4人抱えていますので、親の一方的なルール決めは効果を果たさないことを痛いほど経験しています。粘り強く子どもと話し合った上でのルールづくりが重要だと思います。そして、決まったルールを二枚目の紙に書いて家族が見えるところに貼っておくことが必要だと思います。家庭でのルール作りの例なども書いていますので参考にして下さい。
家庭でのルール作りの例として、一番目に「使用時刻だけでなく一日の利用時間を決める。」とあります。我が家の小中学生の使用時刻はほぼ守られていますが、利用時間の長さが気になります。
「インターネット依存症」の予防活動を行っている「エンジェルアイズ」という団体が作られたチェック表をお配りしています。一枚目は、円グラフにして、ネットの時間を表にしてみようという資料です。
二枚目は、一日のネット利用時間の目標の達成率を表示して、感想を書いてみようというものです。子どもに自分の生活におけるネット利用時間を客観的して見直させることが大切なのだと思います。
併せて、この資料に、ネット依存チェック!が載っています。我が家の子どもたちも当てはまる項目があるようです。参考にして下さい。
最後に、ネット依存の自覚があったらという資料に、対処法が書いてありますので参考にしていただければと思います。
子どもたちの健やかな成長のため「スマホやゲームの約束」が西岐波小学校の各家庭で実践されますことを大いに期待したいと思います。今日は、この様な場を開いていただきましてまことにありがとうございました。

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 私も悩める保護者の一人として、引き続き、スマホと子どもの発達の問題について、会員の皆さんと学んでいきたいと思います。

 学習会の後に、給食試食会があり、西岐波小学校の保護者の皆さんと一緒に給食を食べました。

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  地場産の食材が満載の給食でした。

 合間で、会員の方々と様々な話が出来てよかったです。

 「打って出る宇部市PTA連合会」として、今後とも会員の皆さんとの対話の機会を増やしたいと思います。

 スマホの問題について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

山口県弁護士会会長が戦争法案反対声明

 10日、山口県弁護士会清水弘彦会長は、「安全保障法制改定法案に反対する会長声明」を発しました。

 会長声明は、3点にわたって安全保障法制改正法案が日本国憲法に違反する点を指摘しています。

 第一に声明は、「憲法9条に違反して、国際法上の集団的自衛権の行使を容認する」と指摘しています。

 第二に声明は、「従前禁止されてきた他国との武力行使の一体化は避けられず、憲法9条が禁止する海外での武力行使に道を開くもの」と指摘しています。

 第三に声明は、「武器使用は、自己保存のための限度を超えて、相手の妨害を排除するためのものであり、自衛隊員を殺傷の現場にさらし、さらには戦闘行為から武力の行使に発展する道を開くものである。(中略)これらも、憲法第9条が禁止する海外での武力行使に道を開くものである。」と指摘しています。

 最後に声明は、「本法案は、平和主義を定めた憲法前文及び第9条に違反し、平和国会としての日本の国の在り方を根底から覆すものである。また、これらの憲法の条文を法律で改変するものとして立憲主義の基本理念に真っ向から反する。さらに、憲法改正手続きを踏むことなく憲法の実質的改正をしようとするものとして国民主権の基本原則にも反する」と指摘しています。

 県内の法律のプロ集団である県弁護士会が会長声明として、戦争法案に反対を表明したことは重大です。

 戦争法案を立案した中心である安倍総理及び高村副総裁は、地元の弁護士会会長声明に真摯に耳を傾け、戦争法案の廃案を決断すべきです。

 戦争法案に対する皆さんのご意見を引き続きお聞かせ下さい。

 

白熱講義!集団的自衛権

 小林節著「白熱講義!集団的自衛権」(ベスト新書・KKベストセラーズ)を読んでいます。

 小林先生は、冒頭で、「自民・公明党は『憲法泥棒』である」と断じます。

 「そもそも憲法とは、『主権者たる国民が為政者を管理するためのマニュアル(手引書)」である。為政者が憲法を自由にしていいわけがない。主客が転倒している。国民の持ち物を政府が取り上げるのだから「憲法泥棒」、「憲法ハイジャック」と言ってもいいくらいの暴挙である。」

 実に分かり易い。

 中谷大臣は、「憲法を法律に合わせる」とも発言しましたが、正に、為政者による憲法99条(憲法尊重擁護義務)違反という状況が小林先生の本でよく分かります。

 集団的自衛権行使容認の閣議決定と戦争法案は、憲法違反だと小林先生は断言されています。

 本著は、集団的自衛権行使容認の閣議決定が出された段階でのものですが、今読んでも正確なものです。

 「今回の閣議決定は、憲法の精神に外れている。憲法、とくに9条の精神を踏まえ、『独立民主国家として、自ら最小限の自衛はできる』というのが、これまでの政府見解である。歴代政権はこれをずっと踏襲している。戦後、この枠(専守防衛)だけは守ってきた。集団的自衛権は、他国を守るための海外派兵をすることだから、自国を守る必要最小限度の武力行使を超えている。現行憲法の解釈としては、やはり無理筋(理屈に合わない無理な手順)と言わざるを得ない。ところが安倍政権の見解は、『時刻を守る最低限の行動はできる。だから他国が襲われたときに助けに行く最低限の行動はできる』である。つまり同じ前置きを使って、結論としては集団的自衛権が行使できるようにすり替わっている。これには、整合性がない。この見解に整合性があるという人には、立証責任を求めたい。」

 この点も実に明解である。

 憲法審査会の与党推薦の参考人の法学者でさえ、集団的自衛権行使を容認する戦争法案は、違憲だと言わざるを得ない根拠を、小林先生は明確に論証しています。

 また、この本は、自民党が論拠としている「砂川事件の判決」についても、集団的自衛権とは無関係と断じています。

 今の戦争法案をめぐる安倍首相の意図と問題点を理解する上で、とても分かり易く、明解な名著だと思います。

 この本を読んでいると、小林先生のお話を益々、直接お聞きしたくなりました。

 戦争法案について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

宇部市で憲法学者・小林節さんの講演会を準備中

 4日の憲法審査会で参考人として「安保法制は憲法違反」と発言した憲法学者のひとりが慶応大学名誉教授の小林節さんです。

 今、うべ憲法共同センターとして小林先生の講演会を宇部市で開催するための準備をスタートしました。

 日程と場所が決まれば、本ブログでも紹介します。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

 革新懇ニュース370号に小林先生のインタビューが掲載されていました。

 「私は、自衛のための戦争は否定しないし、そのため9条も含めた改憲論者です。しかし、安倍首相はまったく違う。まじめに日本の安全や防衛を考えているのではなく、好戦的なんです。アメリカにくっついて戦争したいとしか思えません。」

 「憲法をドロボーする安倍首相の横暴な政治を止めるために、みんなが力を集中するときだ。『改憲論者』の私も、共産党や社民党と『一点共闘』し、徹底的にたたかう。」

 全国革新懇のホームページに詳しく書かれていると思いますのです、ぜひご参照ください。

 先生の近著 「白熱抗議!集団的自衛権」(ベスト新書)を予習しながら講演会の準備を進めたいと思います。

 戦争法案に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

アドルフに告ぐ

 ナチスの蛮行を描いた映画「やさしい本泥棒」を観て、手塚治虫さんの「アドルフに告ぐ」を思い出し、今、再読しています。

 この本は、「ヒットラーがユダヤ人」だったという説を基に、ドラマが展開していきます。

 この仮説がどうであったかどうかは別にしても、「アドルフに告ぐ」は、戦争が起こした悲劇を詳細に綴っています。

 2巻の最初(7章)では、「日本軍は、南京 武漢三鎮 徐州 広東と戦域を広げる 狂気と泥沼の中へ みずからのめりこんでいった」

 「何前何百もの一般市民も撃たれ くしざしにされ ためし斬りにされていった」

 「女子どもでも 便衣隊(スパイ)とかゲリラの名のもとに片っぱしから惨殺された」

 などと日本軍が行った中国での蛮行を表現した場面もあります。

 6月8日、しんぶん赤旗日刊紙「日本の戦争」を考えるに、マレー半島における日本軍の華僑虐殺の実態が掲載されていました。

 鄭来さんは、1942年の3月4日のことをこう証言しています。

 「日本軍がゴム園にやってきた。ゴム円には男、女、子供合わせて300人ほど、うち男は100人くらいだった。日本兵が私たちのいたグループを宿舎から離れたところに連行し、一列に並ばされた。母、私(6歳くらい)、弟、妹の順だった。すると、何もいわずに日本兵の一人が、母が胸に抱いていた生後6ケ月ほどの下の弟を奪い取って空中に放り投げ、隣に立っていた日本兵が落ちてくる弟を銃剣で串刺しにした。弟は血だらけになり、しかし即死ではなく泣き声がした。

 その恐ろしい光景を見ているうちに、私も後ろから銃剣で刺され、体を貫通した銃剣が胸から突き出た。そして銃剣を抜くために蹴られて前に倒れた。意識がもどったのは日本兵が死体を隠すために、ゴムの木の葉を上から置いたときで、私は本能的に死んだふりをしていた。4歳の弟と二人でとにかく逃げた。生き残ったのは2人だけだった。申し上げたいのは歴史を忘れてはならないということだ。」

 「手塚治虫とっておきの話」の中で、漫画評論家の石子順さんがこう書いています。

 「『僕は大きな戦争を、少年時代に体験してきました。だからこそ、生きているというありがたさ、生きることの尊さを、みなさんに訴えたいのです。それと同時に、生きていく苦しみも読みとってほしいと思います。』(『手塚治虫漫画40年』)。つまり15年戦争が手塚修さんの子どもから少年時代にぴったり重なっていたものであり、戦争の直接体験も、生と死のわずかなちがいによってからくも声明を守りおおせたというきびしいものであった。だから、子どもたちに生命の大事さを訴えたいというやむにやまれない思いにとらわれてきた。

 この声明を大事にしようというメッセージは、さらに4つのテーマによって描きこまれていく。それは、「自然の保護」、「生きものへの賛歌」、「科学文明への疑い」、「戦争反対」であって、これらは、それぞれの作品に、時には濃く、時にはやわらかく、そして時には激しく、またやさくしく脈打っている。」

 手塚さんにとって「アドルフに告ぐ」あ、激しく「戦争反対」を描いた作品の一つだと思います。

 戦争か平和からが問われる今、手塚さんのメッセージを本作品からしっかり受け止めたいと思います。

 

熊本旅行を満喫

 知り合いの方々と一緒に、熊本県を散策しました。

 昨日は、人吉市へ。

 昼食は、市街地でウナギでお腹を満腹にさせました。

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   人吉のうなぎは、肉厚で最高でした。

 その後、球泉洞へ。

 秋吉台に規模は及ばないまでも、鍾乳洞が迫ってくる感じが良かったです。

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 球泉洞の鍾乳洞は、戦後発見されたものです。

 夜は、山江温泉に宿泊しました。

 熊本牛を美味しくいただきました。

 今朝から熊本城へ向けて出発。

 昨夜から大変な雨量です。

 移動中の参加者のメールに警戒情報が。

 高速道路は、八女インターで降りることに。

 国道3号線を北上しましたが、あちこちで川が氾濫している様子を見ることができました。

 私たちが通った後に、宇城市周辺で、国道3号線は通行止めになったようです。

 遅れて熊本城に到着。

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  熊本城の天守閣は威風堂々としていました。

 「くまもとよかとこ案内人」の方から、再建された本丸御殿を中心に、説明していただきました。

 絢爛豪華な昭君之間は圧巻でした。

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 08年に復元された本丸御殿大広間(昭君之間)

 昼食は、馬刺し定食を美味しくいただきました。

 熊本県の文化と食を満喫した二日間でした。

 旅は、人生の洗濯といいますが、いい仲間といい旅行が出来ました。