昨日、年金者一揆2015INうべが宇部市役所前で行われました。
集会参加者で、「①マクロ経済スライドの廃止②年金支給開始年齢の引き上げと保険料納付義務機関の延長など年金改悪の中止③全額国庫負担の最低保障年金制度の早期実現④社会保障財源は消費税ではなく、大企業や富裕層の適切な負担と無駄な公共事業や軍事費を減らすことで確保すること」などを政府に求めるなどとした集会アピールを採択しました。
最後に、集会参加者で「怒」と書いたうちわをかざしました。
年金者一揆2015INうべの集会に参加した皆さん
日本共産党を代表して私が挨拶を行いました。
挨拶の要旨は以下の通りです。
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年金者一揆にご参加の皆さん。
私の名前は、藤本かずのりですが、子どもの頃から訓読みのいっきと呼ばれてきました。年金者一揆と聞いていてもたってもいられない気持ちでやってきました。
皆さんの時代に社会保障が崩れれば、私たちの時代はまさに老後崩壊が加速します。今日は、自らの老後を守る決意でやってまいりました。
さて、政府・厚生労働省は、4月の年金改定において「マクロ経済スライド」を史上初めて適用させました。
マクロ経済スライドとは、本来ならば消費者物価指数と手取り賃金の変動に合わせて改定する年金の上げ幅を、少子高齢化に応じて縮小するものです。マクロ経済スライドは1%と言われています。
更に、昨年の年金改悪で物価スライドの改悪も行われました。物価指数の上げ幅より、賃金の上げ幅が小さい場合、低い方の賃金で物価スライドをするというものです。
物価指数が3%上がっても、賃金変動が1.5%なら物価スライドが1.5%になり「マクロ経済スライド」1%が適用されれば、年金は0.5%しか上がらないことになります。
まず、年金削減を進める「マクロ経済スライド」を廃止することが極めて重要です。
老後崩壊の状況をなくすためにも年金の支給開始年齢引き上げなどの更なる改悪をやめ、最低保障年金制度を創設させましょう。
安倍政権は、戦争法を強行した今、新3本の矢を打ち出しました。その一つが「介護離職ゼロ」。介護報酬引き下げで、今、多くの施設が廃業に追い込まれています。介護制度を壊しておいて、「介護離職ゼロ」と言える安倍首相を高齢者の誰が信用するでしょうか。
安倍首相に私たちの老後と暮らしを託すわけにはいきません。戦争法廃止の課題と併せて国民の命を守るためにも、安倍政権を退陣に追い込みましょう。
日本共産党は、戦争法廃止の国民連合政権の実現を訴えています。今度の参議院衆議院選挙で、安倍政権を退陣させ、平和で国民の命を守る新しい政府を樹立してまいりましょう。ご参加の皆さんにその事を訴えます。
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年金をはじめ社会保障が削減されています。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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