昨日から、うべ憲法共同センターが始動しました。
正式には、20日に設立総会とパレードを行いますが、昨日は、9の日行動を行いました。
朝8時から恩田交差点(西京銀行恩田支店横)で総勢18人の大宣伝隊で、「戦争法案阻止」を訴えました。
午後2時からは、フジグラン宇部前交差点で、宣伝署名行動を行いました。
1時間の行動でしたが、戦争法案に反対する36筆の署名が集まりました。
私は、以下のような要旨での訴えを各所で行いました。
・・・
みなさん、こんにちは。私たちは、うべ憲法共同センターです。今日は、現在、国会で審議されている「戦争法案」に反対する宣伝署名活動を行っています。20日に、うべ憲法共同センターの設立総会とパレードを行いますので、市民の皆さんの参加をお願いします。
みなさん、安倍政権が強引に国会で通過させようとしている「戦争法案」の中身をご存じでしょうか。これは、「戦争しない」と決めた日本の国のあり方を丸ごとひっくり返す、とんでもない法案です。
アメリカが世界のどこでも起こした戦争に自衛隊が参加し、これまで意見としてきた集団的自衛権の行使まで憲法解釈を変えて認めてようという「戦争法案」の企てに、改めて憲法違反だという批判の声が高まっています。4日の衆議院憲法審査会では3人の憲法学者全員が戦争法案に「違憲」の宣告を行いました。与党が推薦していた早稲田大学の長谷部恭男教授も「集団的自衛権が許されるという点では憲法違反だ」と明言しました。
5日の特別委員会では、中谷防衛大臣が答弁に行き詰まり、「現在の憲法をいかにこの法案に適応させていけばいいかという議論を踏まえ法案の閣議決定を行った」と発言しました。これは、憲法を法律に合わせたのだから違憲ではないという「適応」発言で、憲法の上に法案を置く立場が露骨です。この国会答弁に「本末転倒だ」と糾弾の声が高まっています。
「戦争法案」に対する憲法違反との批判に、安倍政権は、憲法解釈の変更は、「政府の裁量の範囲」などと強弁しますが、憲法は公務員などの憲法尊重擁護義務を、憲法に反する法律は「その効力を有しない」とあります。
「読売新聞」8日付世論調査では、戦争法案について「国民に十分説明していると思うか」について「そう思わない」は80%で、「十分に説明している」の14%を大きく上回っています。今国会での成立「反対」は59%で5月の調査より11ポイント増加しています。
安倍首相は、自衛隊は「後方支援」は、「現に戦闘行為が行われている場所」では実施しないから米軍などとの武力行使とは一体にならないと言います。米海兵隊の教本には、「兵たんは戦闘と一体不可分」とされています。憲法9条は、戦争放棄、戦力の不保持、交戦権の否認をうたいました。自衛隊を戦闘地域に向かわせる「戦争法案」の成立を阻止させましょう。
・・・
戦争法案即時廃案の一点での共闘を広げたいと思います。
尊敬する大先輩からブライアン・パーシーヴァル監督の映画「やさしい本泥棒」を紹介され、観ました。
この映画は、2013年にアメリカで制作され、日本でも上映の予定でしたが中止となり、今月からソフト販売が始まったものです。
ソフトレンタルもされていますので多くの方々に観ていただきたい映画です。
本作品は、第二次世界大戦前夜のナチスドイツの蛮行を描いた映画です。
ナチスドイツを描いた作品としては、スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」、ダルドリー監督の「愛を読むひと」などを過去観てきました。
この作品も、これらの作品に匹敵するナチスドイツの蛮行を鋭く突いた名作です。
主人公のリーゼルの両親は、共産党員。軍部の赤狩りからの逃亡中です。
リーゼルは、里親の元で暮らしを始めます。
私は、反ナチ運動組織の指導者マルティン・ニーメラーの詩を思い出しました。
「ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義者ではなかったから
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかっら
私は労働組合員ではなかったから
そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった」
正に、ナチスが、リーゼルの両親を攻撃しはじめてから、彼らの蛮行はエスカレートし始めます。
この映画で描かれているように、ドイツはナチスの統治下に置かれ、ついに読書までも禁止されてしまうのです。
ナチスによる反ユダヤ主義による暴動で数多くの本が広場で焼かれた後、リーゼルは一冊の本を盗み出すのです。
昨年公開された山田洋次監督の「小さいおうち」では、戦中から女中奉公していたタキが戦後になって当時を回想するシーンがあります。
タキがにぎやかで楽しい都会生活をタキが振り返ったのを、大学生の健史がいぶかり、こう話ます。
「間違っているよ。昭和十一年の日本人がそんなに浮き浮きしているわけないよ。2.22事件の年だろう?だめだよ、過去を美化しちゃ」
タキは、「吹いていたわよ、いい天気だった。毎日楽しかった」と言い返します。
AKB総選挙やなでしこのワールドカップでの行方が気になる平和な日本の国会では、戦争法案が審議されている。
戦争は日常生活の延長線上でやってくるのでしょう。
私は、この映画でもその事を感じました。
ドイツの青年同士がこの映画の中でこのような趣旨の話しています。
「戦争は敵をやっつけるために行うのだと思っていたが、私へと向かってきているのだ」
私たちは、好きなテレビや映画や本や漫画を好きなだけ見ることができます。
ドイツでも日本でもそうだったように、政府の思い通りの真っ黒な本しか読めない時代や過去にはあった。
この事を私たちは忘れてはなりません。
哲学者の梅原毅さんは、2013年5月に東京新聞で「おそらくぼけ老人の錯覚であろうが、自信ありげに颯爽と政治を執る人気の高い安倍首相の姿が、あつての近衛首相の姿と重なって見えるのである」と述べ得ています。
梅原さんの警世の句である発言を正夢にしてはなりません。
この映画を観て、今を戦前にさせてはならないとの想い強くしました。
この作品は、多くの方に、特に、10代の皆さんに観ていただきたい作品です。
皆さんの目の前の平和と自由は、過去の苦難の産物なのだ。
若い皆さんと一緒に、平和と自由を守る努力を行いたいと、この映画を観て感じました。
三男が「湘南の風」が好きで、一緒に聞いています。
最新アルバム「COME AGAIN」には、昨年末にさいたまスーパーアリーナで行われたライブDVDも付いていたので、子どもたちと一緒に観ました。
ライブは迫力満点で、今度は、実際に聴きに行きたくなりました。
いつか三男と長女と一緒に「湘南の風」のライブに行きたいものです。
「湘南の風」の唄の多くは応援ソングです。
目線が、私たちと同じところが好きです。
「いろいろあっても、一緒に歩んでいこう」というメッセージが好きです。
例えば、「紅」という唄の中に、「貧乏な家で育ったせい メシを残すことなんかできねぇ」という言葉が出てきます。
デビュー10年を越えてビックになった彼らですが、この目線を忘れないでほしいと思います。
最近勉強中の親鸞の言葉で言えば、湘南の風の唄は、凡夫としての唄と言えます。
親鸞は、「一年多念文意」の中で、「『凡夫』というは、無明煩悩われらが身にみちみちて、欲もおほく、いかり、はらだち、そねみ、ねたむここおろおほくひまなくして、臨終の一念にいたるまで、とどまらず、きえず、たえずと、」と書いています。
聖徳太子は、「十七条憲法」の第十条で、「われ必ずしも聖に非ず、かれ必ずしも愚に非ず。共に是れ凡夫のみ」
私も凡夫としての自分を自覚し、お互いに許し合って生きていきたいと思っています。
いずれにしても「湘南の風」に励まされている今日この頃です。
今日、実家の田植えが終わりました。
小5の長女が撮影してくれました。
我が家と2人の姉たちの家族の協力を得て、午前中で作業を終えることができました。
サプライズは、先日、結婚した姪夫婦でした。
姪夫婦の参加もあったので、急遽、バーベキューをすることにしました。
新婚旅行から帰ってきた姪夫婦を囲んで食べました。
今日まで、水の確保が大変でしたが、地域の皆さんのご協力で田植えをすることができました。
無事にポンプも治り、水やりもなんとな大丈夫だと思います。
曲がって植えたけれど、大きく育って欲しいと思います。
今日も、荒滝山に見守られて、無事に作業を終えることが出来ました。
五木寛之さんの原作を神山征二郎監督によって14年前に映画化された「大河の一滴」をDVDで観ました。
そして、改めて、五木寛之さんの「大河の一滴」を読んでいます。
原作は、エッセイ集なので、映画は五木さんの原作を原案にしたオリジナル作品です。
脚本は、新藤兼人監督が務めています。
雪子をめぐる近親の人々の死。
昌治と雪子がニコライの消息を尋ねるラストは見応えがありました。
昌治の雪子への深い愛が、この映画のテーマだったと思います。
日本映画の歴史に残る名作だと感じました。
原作は、17年前に発表されてベストセラーになった作品です。
再読中ですが、「『善キ者ハ逝ク』という短い言葉」などは胸に沁みます。
13歳の時に満州で終戦を迎えた五木さん。
弟さんと一緒に命からがら帰国した五木さん。
穏やかだった弟さんは40代半ばで癌で亡くなります。
「善キ者ハ逝ク」を実感したという五木さん。
私は、やはり、大学生の時の「犀川スキーバス転落事故」の事が脳裏から消えません。
本ブログにも度々書いてきましたが、大学の体育の授業で、長野県のスキー場に3台のバスで移動中に、3台目のバスが犀川に転落して20名を越える学友が亡くなりました。
私は、2台目で助かりました。
「善キ者ハ逝ク」の言葉は私の心に沁みわたります。
「この世にしぶとく生き残った者は、すべて『善キ者』たちの死によって生きながらえている罪深き者なのだ」
この部分だけでも「大河の一滴」を再読した価値がありました。
今は、「大河の一滴」を座右に置いて、五木さんの言葉を噛みしめています。
五木さんの「大河の一滴」も映画同様、歴史の残る名作だと思います。
今朝のしんぶん赤旗日刊紙は、「在日米軍横田基地に、4日、普天間基地配備の米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが飛来」したと報じました。
山口県基地対策課は、3日、中国四国防衛局からの情報として「夕方、オスプレイ3機が普天間飛行場を離陸し、その後、岩国飛行場に着陸するとの情報がある。」と報道発表しました。
その他の関係者の情報から、横田基地に着陸したオスプレイは、普天間飛行場から岩国基地を経由したものと思われます。
しんぶん赤旗は、「横田基地にオスプレイが飛来したのは、5月11日の米軍による空軍特殊作戦・長距離侵攻用のCV22オスプレイの配備計画の正式通報、同18日のハワイでのMV22墜落事故以降初めてです。」と報じています。
首都東京に、欠陥機オスプレイが配備されることは許されません。
ましてや、ハワイでの墜落事故原因が明らかにされる前のオスプレイの飛行は許されません。
同時に、オスプレイが岩国基地を離着陸したのは、ハワイの事故以降初めてだと思います。
事故原因が明らかにされる前に、オスプレイや山口県上空を飛行し、離着陸したことに対して、山口県は関係機関に抗議すべきです。
幾度も事故を起こしながら、我が物顔で、日本の上空を往来するオスプレイの飛行をこのまま放置しておいていいのでしょうか。
皆さんのご意見をお聞かせ下さい。