議員日誌

林中無策

 毎日新聞に掲載されている倉本聰さんのエッセー「林中無策」を読みました。

 世界で一番貧しい大統領と言われたウルグアイのホセ・ムヒカ氏のことが取り上げられています。

 「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、いくらあっても満足しないことです」

 など彼が語った言葉が紹介されています。

 その上で、倉本さんは、「彼の演説が世界を瞠目させたのは、現代の一国の指導者でありながら、『経済、経済、経済』と叫ぶどこかの国の指導者と異なり、その生き様・発言に、人の幸福を根底に据えたはっきりした哲学があるからです。」と語っています。

 厚生労働省が発表した2014年の調査で、労働者全体に占める非正規雇用の割合が初めて4割に達しました。

 「経済、経済、経済」を語る安倍首相の元で、非正規が当たり前の日本になろうとしています。

 安倍首相は、「一億総活躍社会」と言いますが、ネットでは、「1億総貧困」の日本だと批判されています。

 安倍内閣は、こうした深刻な実態にもかかわらず通常国会で派遣法改悪など非正規雇用の拡大をすすめています。

 「1億総活躍」構想でも「生産性革命」の名で労働法制の規制緩和を打ち出し、女性や高齢者を非正規雇用で働かせる方向です。

 安倍政権の元で、低賃金、非正規雇用が進行しています。

 安倍首相は人の幸福を根底に据えた哲学があるのかと問いたいです。

 「経済、経済、経済」だけの首相なら国民の幸福のために交代していただくしかないと倉本さんのエッセイを読んで感じました。

 皆さんの感想をお聞かせ下さい。

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