議員日誌

PTA中国ブロック研究大会で奥村幸治さんの記念講演を聞く

 昨日、島根県出雲市で行われた、第45回日本PTA中国ブロック研究大会島根県出雲大会に参加しました。

 記念講演は、奥村幸治さん。演題は「子どもの能力を伸ばす体づくり」でした。

 奥村さんは、イチロー選手が210安打を達成したときに、イチローの専属投手を務めておられた方です。

 現在は、中学公式野球チーム「宝塚ボーイズ」の監督を務めておられます。

 宝塚ボーイズの教え子にニューヨークヤンキースの田中将大選手がいます。

 奥村さんは、小学生の硬式野球大会である、カル・リプケン小学生世界大会の日本代表、星野ジャパンの監督を務めておられます。

 星野ジャパンは、星野仙一さんが主宰するチームです。

 奥村さんは、イチロー選手、田中将大選手と星野仙一さんとの交流を通じて、子どもの能力を伸ばすための思考法についてお話しされました。

 奥村さんは、イチロー選手が入団1年目に2軍に行ったときの話をされました。

 きっかけは、イチロー選手が、バットのグリップに小指をかけて握る癖があったことでした。

 イチロー選手はその癖には理由があり変えようとしません。

 コーチ陣と対立して、イチロー選手は二軍へ。しかし二軍で結果を残し、イチロー選手は一軍へ。

 イチロー選手は、今でもその握り方を続けているそうです。

 田中選手の話しでは、駒大苫小牧高校に進学する時の話が感動的でした。

 田中選手は、関西の高校への進学が難しくなり、奥村さんと一緒に、駒大苫小牧高校を急きょ視察します。

 田中選手が駒大苫小牧高校の練習を見学している時に、全員の選手が集合し、キャプテンから「一緒に野球をやろう」と言われます。

 田中選手は、このキャプテンと一緒に野球がしたいと思い、駒大苫小牧への進学を決意したそうです。

 星野仙一さんの話しでは、星野さんの貧しかった子ども時代の話しが感動的でした。

 星野さんは、生まれた頃に父を亡くし、母の手で育てられました。

 社宅の清掃などがお母さんの仕事でした。

 ある日、お母さんは、社宅の草ぬきをしてくれたら1000円をあげると星野少年に言います。

 星野少年は、グローブほしさに一生懸命草ぬきに励みます。

 お母さんから1000円をもらい、スポーツ店に行くと、1500円のグローブが手にしっくりきます。

 星野少年の熱意が店主に伝わり、1500円のグローブを店主から渡されました。

 奥村さんは、出会った人たちの話を熱く私たちに伝えてくださいました。

 スター選手も多くの挫折や壁を乗り越えて今も地位を得ているということがよく分かりました。

 奥村さんは、イチロー選手が、結果を他人のせいにしたり、愚痴を言った姿を見たことがないそうです。

 黙って自分の責任を果たすイチロー選手の姿があったそうです。

 生きていく上で、普遍的な話を奥村さんから数多く聞くことができました。

 自分の人生にも子育てにも生きる奥村さんの話に納得した講演でした。

 奥村さんの書籍にサインしていただきました。その本を今読んでいます。

 書籍を読むと講演の中身を丁寧に深く理解することが出来ます。

 私がPTA活動で一番いいなと思うのは、このような研究大会で、講師の方から貴重なお話しをお聞きできることです。

 昨日も、正面のほぼ最前列で、数メートルの距離で、奥村さんの話を聞くことができました。

 奥村さんの熱の入った話が私の心に響き、眼頭が数回熱くなりました。

 やはり、講演は直接聞くから感動するのですね。ライブ感が最高です。

 いい話をお聞きすると、PTAやってきて良かった。PTA最高と思えるのです。

 奥村さん魂の入ったお話しありがとうございました。

 

 

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