本日、午後1時に学校にPTA役員が集まって、西小まつりのバザー券の集約作業を行いました。
私は、5年以上この作業を行ってきましたが、この作業は毎回、骨が折れるものです。
400人を越えるこどもたちが注文したバザー商品を、注文と金額があっているのかチェックする作業です。
クラスごとにチェックした後は、全体で、注文を集約し金額をチェックします。
全体で45万円を越えるお金を数え、チェックしました。
注文した商品よりお金が多かったり、少なかったりするケースの処理が大変です。
不足した場合は注文者に袋ごと返し、過分の場合は、多かったお金を注文者に返します。
全体の注文数と金額と実際にある金額とを整合させる作業が大変です。
実際のお金と不足した注文者の本来の金額を合計すれば、全体の注文金額が出ます。
この数字を合せるまでに、何人もの役員の方が電卓と格闘し、ついに4時30分にぴったり数字が合いました。
思わず、役員みんなでガッツポーズを取り合いました。まるで、スポーツをしているような感覚です。
この辺が、PTA活動のだいご味でしょうか。未経験の方は是非、一度、体験されることをお勧めします。
次回は、注文いただいた商品のチケットを注文者に返すための作業を行います。
これも半日程度かかる作業です。
この秋、それぞれの学校でそれぞれのPTA役員の方々が裏方でそれぞれの格闘をされていることと存じます。
その活動に敬意を表するとともに、その活動が子どもたちのよりよい教育環境の整備に必ず活きることを確信するものです。
全てのPTAの役員の皆さん、私たちがこの秋に流した汗は、きっと学校の血肉になることでしょう。ともに頑張りましょう。
この秋のPTA活動についてお教えください。
本日、NHKラジオの午前中の番組「ラジオビタミン」で、小説家・旭爪あかねさんのインタビューが再放送で放送されていました。
旭爪あかねさんの「稲の旋律」という小説が映画「アンダンテ」となって全国で上映されています。
「稲の旋律」は、2001年から「しんぶん赤旗」に連載された作品で、私の本棚にもある本の一つです。
旭爪さんのインタビューでは、彼女が、大学院生時代に「引きこもり」の経験があったことが語られました。
この経験が「稲の旋律」となったことを私は今日、初めて知りました。
旭爪さんの誠実な訥々とした語り口に、幾度か涙しながら、ラジオに耳を傾けていました。
「ラジオビタミン」のインタビューでは、サヘルローズさんにも感動したことは過去のブログで書いてきましたが、旭爪さんのインタビューは、それ以来の感動する内容でした。
この小説の主人公の千華は、農業に出会う中で、自らを取り戻していきます。
私は、日本福祉大学で学んだ大学時代、「施設にくらしをきずく」という本に感動して、埼玉県の障がい者施設で実習をしたことがあります。
この「あかつき園」という施設は、農業を実践の中心に据えた施設でした。
私は、旭爪さんの話を聴きながら、ふと、大学時代のこのような経験を思い出しました。
半年前に参加した岡山県で行われた農業問題のシンポジウムでも、農場が障がい者の通所施設として位置づけられているというお話を聴きました。
私は、最近、父が亡くなり農業に以前より少し関わるようになりました。
そして、大学時代よりライフワークのように関わっている障がい者福祉を、農業とリンクして考えるようになりました。
農業は、人間を癒す効果があることは私が実感しています。
農業を衰退から脱皮させる一つの方策は、福祉との結合ではないかと最近よく考えます。
私もそのような役割が担えたらとも考えます。これは、将来の夢として取っておくことにしましょう。
当面は、「稲の旋律」を読み返し、映画「アンダンテ」を一日でも早く観たいと思う今日この頃です。
旭爪ファンの皆さん、映画「アンダンテ」を観られた皆さん、感想をお聞かせください。
昨日から、フジテレビ系で、ドラマ「フリーター、家を買う」が始まりました。
原作を読んでいたので、充実した気持ちで、第一話を観終わりました。
原作を読んでドラマを観ると、原作の方がいい場合が多いのですが、いやいや、ドラマも中々、社会問題に斬り込んでいて見応えがある作品としてまとまっていました。
ドラマの冒頭、誠治が3ヶ月で辞めてしまった会社の研修会のシーンがあります。
原作では詳細な記述はないのですが、ドラマでは、主催者が参加者に「他人を責めるな自分を責めろ」と復唱させるシーンが出てきます。
これは、現代社会にまん延している強烈なメッセージです。このメッセージで、多くの人が自殺に追い込まれているとさえ私は考えています。
就職氷河期が続いていますが、「就職出来ないのは自分のせい」と思っている青年が多いのではないでしょうか。
こう思う青年は、是非、このドラマを観てほしいと思います。
誠治は、土木工事現場でのアルバイトを始めます。ここでの出会いが誠治を成長させ、人生を切り開きます。
昨日のドラマで、母親の寿美子が会社を辞めて引きこもり気味になる誠治に「人生、スタートでは決まらないのよ」と励ますシーンがあります。
まさに、このメッセージを多くの青年が受け止める時だと思います。
そんな寿美子も近所からのいじめでうつ病になってしまいます。そんな母を支えようと家族の絆が深まります。
「人生捨てたものではない」と多くの人々を励ます秀作に仕上がっているこのドラマに次回以降大いに期待が持てます。
誠治を演じる嵐の二宮和也さんの演技が自然でいいですね。
ドラマ「フリーター、家を買う」の感想をお聞かせください。
本日、山口新聞は、1面トップのリードで、「山口県体協、県外選手と委託契約 『国体で好成績』30人と 日本体協あす資格審査」と報道しました。
具体的に山口新聞は記事の中で、「来年の国体を開催する山口県の成年選手に参加資格の疑義が生じた問題で、山口が県外から受け入れた一部の特別強化選手と、国体で好成績を挙げるなどの業務を委託する契約を結んでいることが18日、関係者の話で分かった。」と報道しました。
また、「山口県体育協会によると、該当選手は国体向けに設立されたクラブなどに登録する30人程度」「2010年度は総額で約8千万円を支給するという。」とも報道しています。
私は、県外選手に県の補助金がどの程度渡っているのかについて9月県議会で追求しました。その内容は、本ブログでも報告しましたが、再度、振り返ってみます。
まず、私は、9月28日の一般質問で、「国体強化選手に県の税金としていくらお金が渡っているのか、県は明らかにすべき」と指摘しました。
太田国体局長は「トップアスリート育成事業の中で競技水準の向上を図るために、各競技団体が県内選手の育成のために指導・支援する優秀な選手と業務委託契約をする事業に対して県体育協会が補助しているものがございます。具体的には、今年度予算におきましては、約8100万円を計上しているところでございます。」と答えています。
県体育協会が国体強化選手と業務委託契約を結び、その金額が8100万円であることを9月28日時点で県が認めていることが私の質問を通じて明らかになっています。
10月4日、私は、県議会総務政策委員会で、引き続いてこの問題を指摘しました。
私は、この8100万円は何人の選手に渡っているのか質しました。吉岡課長は、「33名」と答えました。これらは、報道の内容を裏付けるもので、これら事実は、10月4日に、県が委員会で私の質問に対して認めているものでした。
今回の報道で私が注目したのは、一部の強化選手と業務委託契約を結んでいたことについて、「日本体育協会幹部は『聞いたことがない事例』と話した。」「12年に国体を開く岐阜県の担当者は『委託契約というのは初耳。うちはすべて企業や体協と雇用契約』と述べた。」とされている部分です。
知事は、9月28日の私の国体参加資格問題での一般質問に対する答弁で「県体育協会及び各競技団体において、国体開催基準要項等に則り、先催県の例や中央競技団体の意見、各大学の監督からの助言等を参考にして適正に判断し、一定のルールの中で優秀な選手を確保してきたところであります。こうした中で、今回の事態は、参加資格の『居住地を示す現住所』という規定に具体的な基準がなく、日体協と県体協及び競技団体との間で解釈の違いがあることから生じた問題であると認識をいたしております。」と答えました。
「強化選手と業務委託契約」するやり方について日本体育協会や岐阜県が「初耳」と答えたことは、知事の答弁に重大な疑義を与えるものです。
「業務委託契約」は、日本体育協会や先催県のルールにはなかったとの指摘は、山口県にとって重大なものとして受け止めなければなりません。
朝日新聞の昨日23時6分のインターネット上で「時事通信社」の配信として、日本体育協会の泉国体委員長がこう述べたと報道されています。
「委託契約があることは認識していた。山口県体育協会が実施している(競技力向上のための)スキルアップ事業自体は問題はないが、生活実態のない選手を(代表として)国体に出すのが問題」。
いよいよ明日、山口県を含めた国体参加資格問題の審議をする日本体育協会が新設した第三者委員会が行われます。
この中で、私は、山口県が行ってきた強化選手との委託契約はどのような問題があるものなのか、山口県国体選手団の中に生活実態のない選手がいたのかどうか、十分な審議がされるよう強く望みます。
日本共産党宮本衆議院議員事務所を通じて、明日の第三者委員会の概要について教えていただくことにしています。
また、県体育協会などにも、私は、直接、そもそも委託契約とは具体的にどのような内容なのか、明日の第三者委員会を受けての対応などについて事情を聴取しようと思っています。
その内容などについても今後、報告していきたいと思います。
皆さんは、国体参加資格についてどのようにお考えですか、当事者の方々を含めてご意見をお聞かせ下さい。
宇江佐真理さんのエッセー集「ウエザ・リポート笑顔千両」を読みました。
宇江佐さんのペンネームは天気の「ウエザ」から来ているそうです。まさに「ウエザ・レポート」です。
エッセーを読むと、作者の人柄がよくわかります。
これまで読んだ小説家の方のエッセー集の中では、浅田次郎さんの「勇気凛々瑠璃の色シリーズ」が面白かったですね。
5巻以上出ていると思いますが、どれもドタバタで読ませます。
最近読んだものの中では、重松清さんの「おやじの細道」などは、唸りました。同世代の作家さんだけに、頷きたくないのに頷いてしまう文章の洪水でした。
エッセーを読むとその作家さんが更に身近な存在になるものです。
宇江佐さんのエッセーもとても宇江佐さんの人柄が出ていてよかったです。
40代で子どもさんが二人いる主婦作家の宇江佐さんが、次第に著名な作家になる過程と戸惑いがよく表現されていました。
著名な作家になっても、奢らず、マイペースな宇江佐さんはすごいと思いました。
宇江佐さんは、時代小説を選んだ理由をこう述べているのが印象的でした。
「時代小説を選んだのは、神経過敏な現代小説が読むのも書くのも辛くなっていたからである。これ以上、現代小説で現代人の孤独と不毛な愛を描いたところで何が得られるのだろうかと疑問が湧いた。」
私は、議会が終わって、宇江佐さんの「雷桜」を読んで、エッセーのこの部分を読んで、「この気持ち分かる」と痺れてしまいました。
このエッセーのこの部分を読んで以来、現代小説を読んでいません。移り気な私は、そんなことを言いながら思いながら、来月あたり、現代小説を読んでいそうですが、今はこの気持ちがよくわかります。
今は、藤原緋沙子さんの「藍染袴お匙帖」シリーズを第二弾に突入しています。
しばらくは、時代小説を深めていこうと思います。あなたのおすすめの時代小説をお教えください。
昨日から、第10回地方自治研究全国集会出席のために、岡山市に滞在していました。
昨日の全体会は、午前中まで宇部市で行事に参加していたため遅れてしまいました。報告は割愛します。
本日は、分科会。私は、「いつでもどこでも誰でも医療が受けられる医療保険制度を」の分科会に参加しました。
中心的な問題は、国民健康保険制度をどのように維持発展させるかでした。
最初に、基調報告が行われました。その中で、二つの事を学びました。
一つは、無保険者が増えていることです。厚生労働省の最新の資料でも国民皆保険の建前上、「無保険者はいない」ことになっていますが、「国民健康保険制度の加入が届出制となっていることから届出をしない場合、無保険になってしまう。」状況が広がっていることが報告されました。私も実際に、先日、リストラによって離職し、社会保険にも国民健康保険にも加入していない宇部市民の方から相談を受けました。
二つ目は、国民健康保険の加入者の内、約4割が、無職の人で占められている状況があるということでした。所得なしという世帯が2割を越えている実態があります。
そのような中、所得に占める国保料が1割を超える世帯が増え、滞納世帯が加入者の2割を超える状況となっており、収納率が8割台となっています。
国民皆保険制度は21世紀に入り大きく崩れているのが実態です。
このような状況を改善していくために、いくつかの提起がされました。
一つは、窓口一部負担金減免制度を拡充していく各地での取り組みの重要性です。
厚生労働省は、9月にも新たな通知を出しましたが、この通知を生かして山口県下でも窓口一部負担金減免制度を広げていくことが求められます。
二つは、資格証明書発行世帯を無くすことです。政府は、「当該世帯に属する被保険者が医療を受ける必要が生じ、かつ医療機関に対する医療費の一時払いが困難である旨の申出を行った場合には特別の事情にあると考えられる。」「特別な事情の有無が確認できない場合は資格証明書の発行はできない」と我が党の小池参議院議員(当時)の質問主意書で答弁しています。これを生かす取り組みが強調されました。
岡山市では、短期保険証の留め置きが3000件以上ある状況が残されていることが報告されました。また、川崎市では、短期保険証よりも交付要件が厳しい受療証なるものが発行されている実態が報告されました。山口県でも同様の実態がないのか調査したいと思いました。
後半は、国保の広域化の状況が報告されました。
特に、京都府では、国の動きに先駆けて府が国保を広域化しようと計画を立案していることが報告されました。
京都府からの報告の中で、都道府県への国保一元化で、懸念されることとして3点指摘されました。
①厚生労働省は、一元化して統一保険料を設定するには一般会計からの繰入の解消が必要との認識が示されており、一元化すればこの負担が被保険者を直撃するおそれがあります。
②一元化により、住民と遠くなることで、保険料徴収や国保証取り上げなどが強められる危険性がある。
③疾病予防や健康づくりなど、住民の健康を守る市町村の独自努力に水を差すことになる恐れがある。
特に、①については、参加者から数多くの懸念の声が出されました。
市町村の繰入がなくなり、国の国庫負担の増額がない状況ならば、広域化された国保の料金が確実に上がることになります。
山口県も国保の広域化を進める方向で議論が進んでいるようですが、県民の医療を受ける権利が高まる改革なのかをよく見極める必要があります。
国保法の原則に立って、国の責任を明確にしながら県民の命を守る立場から県の責任ある発言と行動が求められます。
私は、広域化にあたって、この点で、県の姿勢を注視、発言を行っていきたいと思いました。
やはり、全国の経験を聴けたことは大変、勉強になり刺激を受けました。
皆さんも国民健康保険や医療制度についてのご意見をお聞かせください。
分科会の基調報告を行う神奈川県の神田さん