平和・民主・革新の日本を目指す山口県の会(山口県革新懇)は、「戦争法案」反対アピールの第二次賛同者の募集を行っています。
アピールは「私たちは、安倍内閣の進める「戦争法案」の成立に反対します。」です。
呼びかけ人は、(50音順)次の各氏です。
磯野有秀(山口県立大学名誉教授)、上野八重子(医師・宇部協立病院副院長)、内山新吾(弁護士)、那須正幹(児童文学作家)、増山博行(山口大学名誉教授)
アピール賛同者は、第一分(7月15日まで)で、219名となりました。私も賛同者として名前を連ねています。
第二次賛同者募集の締め切りは、8月31日です。
詳しくは、下記の事務局までご連絡下さい。
山口県革新懇事務局
〒753-0074 山口市中央四丁目2-4 山口第一法律事務所
(℡083-922-7600 Fax083-922-7603)
e-mai l LO@y-daiichi-law.com
戦争法案を廃案にするために、皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
2015年本屋大賞翻訳小説部門第一位、ピエール・ルメートルの「その女アレックス」を読み終えました。
購入して、二日で読み終えました。
小林節先生の講演会の事務局長などで、おの1週間バタバタでしたが、少しゆったりした二日間を過ごしました。
その間、この本に没頭していました。
この本の訳者である橘明美さんがあとがきで「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはいけないと思うからのようだ。」と書いていますが、まさに、とにかく読んでみてほしい本です。
文庫本の最後にこう書かれています。
「おまえの死ぬのが見たい-男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を直前に脱出を図るが・・・しかし、孤独な女アレックスの壮絶な秘密が明かされるや、物語は大転換を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。」
この本の特徴がよくまとめられた文章です。
「慟哭と驚愕へと突進」。この感動を味わっていただいたいと思います。
ミステリー小説としても社会問題を扱った小説としても橘さんが言われる「自分が何かこれまでとは違う読書体験をした」感じで一杯です。
テーマは重いのですが、読後感は良く、人に薦めたくなる作品です。
訳者の橘さんのあとがきに「現在ジェームズ・B・ハリスの手で映画化が進められている。」とあります。
どんな映画になるのかも楽しみです。
フランスの作家、ピエール・ルメートルの作品で日本で出版されている作品は、この作品と「死のドレスを花婿に」のみです。
今、「死のドレスを花婿に」を読んでいます。
この文庫の最後には、「ソフィーの目の前に転がる男児の無残な死体。ああ、私はついに人を殺してしまった。幸福だった彼女の破壊が始まったのは数年前。記憶にない奇行を繰り返し、彼女はおぞましい汚名を着て、底辺に転落したのだ・・・。」
今、75ページあたりです。ソフィーはどうなってしまうのでしょうか。これらの展開に大いに興味を惹かれます。
急に、翻訳本のファンになりました。
今後は、本屋大賞翻訳部門で過去入選し、文庫本になっている本あたりを読んでみようと思っています。
2012年本屋大賞翻訳部門第一位、フェルディナント・フォン、シーラッハ著「犯罪」
2015年本屋大賞翻訳部門第三位、アンディ・ウィアー著「火星の人」
この辺りをこの夏、読んでみようと思います。
翻訳本も文化や考え方の違いも学ぶことが出来、自分の世界が広がり、いいですね。
翻訳本なら、どの本がお勧めですか。お教え下さい。
清水寺の森貫主が7月19日付しんぶん赤旗日曜版の「インタビュー戦後70年」に登場され発言されました。
「仏教は尊い『いのち』を粗末にすることを許しません。その最たるものが戦争です。戦争への道である集団的自衛権の行使を認める安保関連法案は、廃案にすべきです。採決強行など、もってのほかです。」
「私は、毎年年末に、日本漢字能力検定協会が公募した『今年の漢字』を書いています。ことし『戦後70年』を感じ一字で書くならば『久』という字を書きたいと思っています。今年は私の先々代で、戦後の清水寺の歩みと寄り添われた故・大西良慶和上の33回忌です。大西和上は、日露戦争の従軍僧となって、戦争のみごさを目の当たりにし、その後、平和運動、国際交流活動に尽力されました。和上は109歳まで長生きされました。色紙にはよく『百久』と書かれていたのが印象的でした。『久』は憲法第9条の『九』につながります。悠久の歴史の『久』でもあります。70年、この日本が戦争をすることなく来れたのも『九条』の力です。やはり、1字にするなら『久』ですね。
「すべてのものに仏が宿るといいますが、仏とは命であり、すべてのものに命は宿ると思うのです。この命を粗末にするものは、絶対に許してはなりません。」
森貫主は「宗教者9条の和」の呼びかけ人でもあります。
戦後70年の夏、戦争法案や平和について考えたいと思います。
森貫主の一つ一つの言葉が心に沁み渡ります。
久しぶりに翻訳小説を読んでいます。
フランスの作家、ピエール・ルメートルさんの「この女アレックス」です。
この作品は、日本で「このミステリーがすごい!2015」海外部門第一位、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第一位、「ミステリが読みたい!」海外編第一位、「IN★POCKET文庫翻訳ミステリー・ベスト10」第一位、本屋大賞翻訳小説部門第一位となり、50万部を超えるヒット作になっています。
翻訳本にあるとっつきにくさはあるものの、圧倒的に本の内容にグイグイ引き込まれていきます。
人物の描写も緻密です。
まだ、前半を読み始めたところですが、止まらずに読み続けています。
最近、ミステリーから少し遠ざかっていたのですが、ミステリーはやはり面白いですね。
世界にはまだまだ知らない実力を持った作家さんがいるのですね。
読書の面白さをこの作品で感じています。
読み終えた感想をお伝えしたいと思います。
昨日、うべ憲法共同センター主催の憲法学者・小林節さん講演会が宇部市内で行われ、県内各地から350名の市民が集まりました。
宇部市男女行動参画センターは満席でした。
小林さんは、「集団的自衛権の行使は、アメリカが海外で起こした戦争に、日本の自衛隊が支援するもの。憲法9条とは相いれない」と話ました。
新安保法制は、憲法違反だと断じる小林節さん
その上で、小林さんは、「新安保法案の違憲性を裁判で争う『違憲訴訟』を展開したい」と決意を語りました。
更に、小林さんは、「自民党政権に代わる新しい政権を樹立し、新安保法案を廃案に追い込もう」と訴えました。
私は、うべ憲法共同センターの事務局長として、小林節さんの講演会の準備にあたってきました。
会場一杯の参加者の方々に来ていただいて心から感謝しています。
講演会の成功は、安倍首相の地元と言われる山口県内で、戦争法案に対する怒り、安倍政権への怒りが広がっていることを示しました。
会場の準備などにあたっていただいたスタッフの皆さんにも感謝いたします。
今度は、9月6日に行う元防衛官僚・柳澤協二さんの講演会成功に向けて取り組んでいきます。
戦争法案に対する皆さんのご意見を引き続きお聞かせください。
昨日、日本共産党創立93周年記念講演会で憲法学者の小林節さんのビデオメッセージが紹介されました。
「自民党はどうかしてしまっていると思います。われわれは日本の国会だと思っていたのですが、なにかアメリカの属国になろうとしているような感じがしてとてもびっくりしています。」
「9条がある以上、わが国は海外に軍隊を出せないはずなんです。ところがそれを、まったく無視して、必要、必要、必要といって、必要ならば国際情勢が変わったから必要だと、まったく無制限に海外に軍隊を出せる論理を、自民党はいま立てていますよね。」
「最近の憲法論議とか国会論争を見ていて、いちばん頼りになるのは共産党だと思います。とくに安保法制の特別委員会では、志位委員長の質問がもう抜群、光ってます。つまり、きちんと調査ができていること。それから論理的に詰められていること。相手が逃げてもこっちがぶれないから、論点がクリアになって、主要なものはぜんぶ見ましたけれども、志位委員長の質疑がいちばん、国民教育的にいいと思います。」
「いま共産党、頑固な共産王があってくれるおかげで、私などは憲法擁護のたたかいがとてもやりやすい。ですから93年、ほんとうに深ーい思いをこめて、おめでとうございます、と言わせていただきます。」
小林節さんの講演会が、今日、午後2時から宇部市男女共同参画センターで行われます。
一人でも多くのご参加をお待ちしています。