先日、NHK山口放送局は、県内の学校給食の異物混入の状況を調査し報道しました。
NHKが市町村教委に2015年4月から12月までの学校給食への異物混入の状況を調査した結果、合計で457件ありました。
一方、県教委が2015年4月から12月まで把握している件数は、40件でした。
NHKの調査による回答は、周南市が117件、下関市が67件、宇部市が52件でした。
時田宇部市議の調査によると、2015年4月から2016年1月までに宇部市教委が県教委に報告した件数は1件だけでした。
わずか9ケ月で、県内で457件もの異物混入があることは大問題です。
宇部市は、学校給食のセンター化と民間委託を大きく進めていますが、安上がりの学校給食を進めた結果、このような異物混入が52件発生していることと結びついているのではないかと不安に感じます。
周南市や下関市の状況も含め、異物混入の原因の解明とセンター化や民間委託との因果関係を解明する必要があると思います。
更に、異物混入の事案が発生しながら県教委への報告件数が1割弱に留まっていることは大問題です。
軽微なものも県教委で集約され全県的に対策を講じていくことが必要ではないかと思います。
学校給食は子どもの成長にとってとても重要なものです。
学校給食法には、学校給食は教育の一環に行われるものと書かれてあります。
学校給食の効率化(センター化と民間委託化)の方向を県下で再検討すべきではないかと思います。
各市教委と県教委は、異物混入の原因を解明し改善策を市民と県民に示すことは最低限行わなけらばならないことだと思います。
県内の学校給食に異物混入が続いています。皆さんはどのようにお考えですか。ご意見をお聞かせ下さい。
総がかり行動うべ実行委員会が、民主、社民、共産へ要請
安保法制廃止の統一候補を
民主党は三浦昇元衆議院議員に渡す
一月十九日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動うべ実行委員会(略称:総がかり行動うべ実行委員会)は、民主党と日本共産党と社会民主党に対して、今夏の参議院山口選挙区において野党統一候補を擁立するよう要請を行いました。
要請書は総がかり行動うべ実行委員会の藤本一規事務局長と小畑太作事務局次長が各党に届けました。
民主党は、要請文を三浦昇元衆議院議員が受け取り「県連に伝える」と答えました。
共産党は、要請文を野村英昭県副委員長が受け取り、「野党統一候補が擁立できるよう力を尽くしたい」と答えました。
社民党は、要請文を佐々木明美県連代表が受け取り、「野党統一候補の擁立を実現したい」と応えました。
総がかり行動うべ実行委員会は、一月十九日、宇部市役所前で、「安保法制執行阻止・9・19強行成立を忘れない行動」を行いました。
2000万統一署名行動に取り組んで行くことなどを確認し合いました。
総がかり行動うべ実行委員会の忘れない行動
JR宇部駅の合併浄化槽撤去へ
藤本前県議と日本共産党宇部市議団はJR西日本に「JR宇部駅の合併浄化槽を撤去し、駐輪場の設置を」要望していました。
「宇部駅浄化槽外不用建物撤去」工事が三月十八日までの予定で行われることになりました。
公共下水が完備され撤去される合併浄化槽
元自衛官の井上圭一共産党土浦市議が
憲法違反の戦争法の問題点を論じます
日時 2016年2月7日(日)午後2時~4時
場所 宇部市男女共同参画センター 3階軽運動室
演題 「元自衛官の共産党市議が語る戦争法」
講師 井上圭一茨城県土浦市議会議員
入場 無料(カンパ歓迎します。)
井上圭一さんプロフィール
1962年横浜市生まれ/陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地三等陸曹、運転手、葬祭会社勤務を経て、葬祭会社設立/2014年11月日本共産党候補として衆議院茨城6区から立候補/2015年4月土浦市議会議員に当選/著書に「自衛官が共産党市議になった」(かもがわ出版)
主催 うべ憲法共同センター
山口民医連内 ℡ 0836-35-9355
藤本 携帯 090-3747-2855
一気
長生炭坑水没事故七四周年犠牲者追悼式が行われました。私は、式を主催する「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」の運営委員として初めて式典スタッフを務めました▼今年の集会には、韓国仏教宗団協議会から約六〇人の僧侶が来日し薦度祭を行いました。韓国仏教宗団協議会会長であり、大韓仏教曹渓宗の慈総務院長は、「御霊よ! あなた方の子孫として韓国仏教代表団は、傷ついた名誉を回復し、歴史の真実を伝えるために、そして、深い傷を完全に治すために、さらに邁進します。個人の犠牲が人類の教訓として残り(伝えられ)、二度とこのような悲劇が繰り返されないように、全ての生き物が安穏で平和な生活を享受できますように、宗教者としての責務を果たしてまいります。」と追慕の辞を述べました。僧侶を含め、約一七〇名の参加者が犠牲者の冥福を祈りました。
山口県TPP対策検討チームは、TPP協定に係る国試算に基づく本県農林水産物の影響試算を発表しました。
試算対象品目は、関税率10%以上かつ国内生産物10億円以上の3品目(農産物19品目・林水産物14品目)です。
この内、県内関連品目は、22品目となり、平成25年の生産額843億円より、5.3億から10.3億円減少するとの試算結果となりました。
具体的には、農業分野で4.4億円から8.6億円で畜産分野が4億円から8億円の減少額になると試算しています。
林業が600万円。漁業が0.8億円から1.6億円の減少と試算しています。
政府のTPP「大筋合意」の影響試算は、米でも畜産物でも果物でも生産減少率が「0%」となっています。
輸入を増やしても、国内生産量や食料自給率は維持されるといいますがつじつまがあいません。
農水省は、TPP「対策」の説明会を全都道府県で開いているようです。
しんぶん赤旗日刊紙(2月1日)に、茨城県の説明会で、稲作農家が「TPPで輸入米が増えれば、米価が下がる。飼料用米を増やし、価格安定の需給調整をしろというが、助成措置は続くとは思えない」と対策への不安を口にしたことが報道されています。
山口県での説明会では、この試算に基づき、山口県の農家が経営を続けていくことができる協議が行われることを強く望みます。
いずれにしても、重要五品目の3割の関税が撤廃になるTPPで合意はすることは国会決議や自民党の選挙公約からしても認めることはできません。
アメリカの動向も含めて、日本はTPP交渉から撤退すべきです。
その事が、日本の農家と自給率を守る確かな道です。
山口県がTPP影響額を試算しました。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
私は、2013年2月県議会で、ニホンザルの管理計画を設けるよう求め、当時の環境生活部長が「検討課題」と答えました。
そして、2014年11月に公表された「第11次鳥獣保護管理事業計画(骨子案)」に「ニホンザルによる農作物被害が急激に増加していることから、第二種特定鳥獣管理計画の策定を検討する」ことが明記されました。
2015年11月県議会で、私は、ニホンザルの管理計画をいつ策定するのかと質問し、半田環境生活部長は「詳細な生息状況調査や専門家等への意見聴取を行った後、来年度末を目途に策定したい」と答えました。
そして、この程、「第二種特定鳥獣(ニホンザル)管理計画(骨子案)」が公表され、パブリックコメントが行われています。
ニホンザルの管理計画は、県ホームページトップページのパブリックコメントのバナーをクリックしていただけると一番上に掲載されています。
この文書は、県庁情報公開コーナーや各地方県民相談室及び山口県税事務所防府分室、各農林事務所、県庁環境生活部自然保護課でも閲覧できます。
パブリックコメントの募集期間は、今月5日(金)必着となっています。
意見の提出先は、山口県環境生活部自然保護課 自然・野生生物保護班までとなっています。
詳しくは、県ホームページを見ていただくか、自然保護課083-933-3050
山口県の農業生産物へのニホンザルの被害額は全国トップクラスです。
私が議会で追及した結果、中国四国地方で初めてのニホンザル管理計画が策定されようとしています。
県民の意見が反映されたよりよい計画になるよう、一人でも多くのご意見をパブリックコメントとしてお寄せいただきますようお願いいたします。
ニホンザルの被害が私のふるさと、宇部市北部で大きく広がっています。県内の山間部でも同様の状況です。
ニホンザルを始め、鳥獣被害に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
中路啓太さんの近著「ロンドン狂瀾」を読んでいます。
中路さんの作品は、戦国時代を中心にしたものが多かったのですが、初めての昭和史を扱った作品です。
単行本で570ページに及ぶ大作です。
1930年に行われたロンドン海軍軍縮会議に臨む若槻礼次郎全権団長と雑賀潤外務省情報部長の姿が活写された作品です。
列強に負けるなと正義をかざす軍部との軋轢の中で、雑賀部長は、日本をどのように守るのか、今、80ページ当たりを読んでいるところですが、ページをめくる手が止まりません。
「外交は武器を使わない戦争だ」
「『正義は我らにあったが、国は滅んだ』では元も子もないだろう」
この作品でも中路さんの熱い言葉が散りばめられています。
精密で熱い中路さんの作品に今回も魅了されながら読み進めています。
戦争法が成立した日本という今の時代だからこそ、戦前の昭和史を学び直す時だと思います。
この本は、昭和史を学ぶ良書です。
さあ、若槻氏が全県団長を受ける下りを読み進めましょう。
読書は人生を豊かにしてくれます。
昨日、長生炭坑水没事故74周年犠牲者追悼集会が宇部市内で行われました。
主催は、長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会(以下刻む会)です。
私は、刻む会の運営委員として初めて迎える追悼集会となり、集会の運営スタッフを務めました。
第一部の追悼式は、11時から水没事故現場付近に設置されている追悼ひろばで行われました。
今年の集会には、韓国仏教宗団協議会から約60人の僧侶が来られました。
韓国仏教宗団協議会会長であり、大韓仏教曹渓宗の慈総務院長は、「御霊よ! あなた方の子孫として韓国仏教代表団は、傷ついた名誉を回復し、歴史の真実を伝えるために、そして、深い傷を完全に治すために、さらに邁進します。個人の犠牲が人類の教訓として残り(伝えられ)、二度とこのような悲劇が繰り返されないように、全ての生き物が安穏で平和な生活を享受できますように、宗教者としての責務を果たしてまいります。」と挨拶しました。
韓国仏教宗団協議会の慈会長による追慕の辞
韓国仏教宗団協議会の僧侶は、薦度祭を行いました。薦度祭の中では、二人の僧侶の舞儀式も披露されました。
韓国仏教宗団協議会の僧侶2人による舞儀式
僧侶を含め、約170名が、犠牲者の冥福を祈りました。
二部では、強制労働犠牲者追悼・遺骨奉還委員会共同代表(以下遺骨奉還委員会)で浄土真宗本願寺派一乗寺の殿平善彦住職を講師とする講演会が行われました。
遺骨奉還について報告する殿平委員会共同代表
強制労働の犠牲者になった、韓国出身者の遺骨115体を韓国に奉還する取り組みが、昨年9月北海道を出発しました。
殿平さんは、遺骨奉還委員会の共同代表として、韓国までの3500キロの道のりを詳細に話されました。
北海道を出発した遺骨は、東京、大阪、広島を経由して、下関市の光明寺での追悼会を経て、関釜フェリーで釜山港に到着しました。
9月19日、ソウル市庁前広場で行われた葬儀には、約1000人の参拝者が集いました。
カトリック、プロテスタント、円仏教、韓国仏教、日本仏教による追悼が行われ、ソウル市長が挨拶を行いました。
115体の遺骨は、玻州市ソウル市立墓地に納骨されました。
殿平さんは「私たちは政府や企業に代わって遺骨を届けたのではない。政府や企業は、むしろこの度の遺骨奉還を契機にして改めて自らの責任を自覚していただきたい。政府や企業には法的な責任が発生する。政府企業の責任ある対応なしに遺骨問題の根本的な解決はあり得ない。」と述べました。
殿平さんは、「遺骨奉還を人が人を殺す社会から命を尊ぶ社会に転換していく契機としたい。この集会にも加害・被害両方の立場からの参加があるが、一同に介して話し合う意義は大きい。」と語りました。
私も浄土真宗本願寺派の門徒の一人として、殿平さんから「兵戈無用」の仏教の精神を深く学ぶことが出来ました。
私は、その後に行われた韓国の遺族の皆さんとの懇親会に参加し、遺族の皆さんとの交流を深めました。
先の敗戦から71年を迎え、水没事故から74周年が経過しました。
しかし、遺骨は海の中に遺されたままです。
遺骨を回収し、ご遺族にお返しするという大きな任務が、刻む会にあることがよくわかりました。
政府などの責任を問いながら、粘り強くこれからも運動を継続させていきたいと思いました。
「遺骨を遺族に返還する」という大きなライフワークをいただきました。
昨日は、私の人生の一つの転機となる一日でした。
まずは、74年前の悲劇を多くの方々に知っていただきたいと思います。
現地を見学したい方は私まで申し出ていただければ幸いです。