本日、山口県漁業政策推進協議会主催の「軽油引取税等の免税措置恒久化実現に向けての山口県漁業者決起大会」が山口県漁協萩地方卸売市場で行われました。
1000名を超える漁業者が集い、熱気に満ちた大会となりました。
1000名を超える漁業者の熱気に満ちた大会
県から岡田副知事ら幹部が出席し、議会からは、新谷副議長をはじめ、ほとんどの会派代表が出席しました。
私は、共産党県議団を代表して参加しました。
農林・船舶用軽油の軽油引取税は、1リットル当り32.1円課税されますが、現在免税されています。
農林漁業用に供するA重油の石油石炭税は、1リットル当り2.04円課税されますが、現在免税されています。
これまで、これら免税の財源は、道路特定財源で補填されていましたが、平成21年から一般財源化されました。
現在3ヶ年の臨時措置として免税が継続されています。
この免税措置が、来年3月末に期限切れを迎えます。
主催者を代表して田中県漁業政策推進協議会会長は、「漁業の経費の内、軽油が占める割合は約3割。これ以上負担が増えると漁業は続けていけない。免税の恒久化は死活問題」と訴えました。
青年や女性の代表などが意見発表を行い、農業団体代表が「TPP反対とともに要求を実現しようと訴えました。
大会では、大会決議を採択し、最後に、参加者全員でシュフレヒコールを唱和しました。
県議会では、8月県議会で、免税の恒久化を国に求める意見書を全会一致で採択しています。
引き続き、県議会を挙げてこの問題が実現できるよう力を尽くしたいと思います。
今日は団結の力を実感する大会となりました。
前から2列名、右から3人目が私です。
重松清さんの「とんび」を読みました。
重松さんは、私より一つ上。主人公のアキラは、私たち世代。
不幸な出来事で母の美佐子さんは亡くなりますが、お父さんのヤスさんがアキラを大切に育てる物語です。
居酒屋「夕なぎ」のたえ子ねえさんは、ヤスさんの幼なじみ。もう一人の幼なじみは、住職の照雲さん。
たけ子さんや照雲さんと奥さんが、ヤスさんを支え、アキラを一緒に育てます。
涙なしには読めない良い作品でした。
文庫版のためのあとがきに重松さんは、「僕は確かに、ヤスさんにとてもよく似たひとを知っている。そのひとに肩車され、そのひととキャッチボールをして、そのひとにビンタを張られ、そのひとに反抗し、そのひとに悪態をつき、そのひとに愛され、愛され、愛され、一歩ずつおとなになっていったのだと思う。」と書いています。
ヤスさんのモデルは、重松さんのお父さんだったのかも知れません。
不器用だけれど、息子を愛してくれる父親。私の父もそうでした。
よく酒を飲んで帰ってきました。父は、子どもたちの出迎えを期待します。
小学生低学年の頃までは、それなりに出迎えていたように思いますが、小学校の高学年頃から、父が帰ってくる足音がすると、姉たちと奥に引っ込むようになりました。
高校生以降は、父によく反発もしていました。
市会議員に立候補する時、父は、ある小学校の校長でした。
父は、大反対しましたが、私は、自分の意志を押し通しました。
この頃は、特に衝突を繰り返していましたが、今になれば、父の置かれた状況も理解できるようになりました。
父が亡くなる数年前に、楠町が宇部市と合併して、県議選挙で、私の実家も選挙区となりました。
父は、友人・知人に数多く声をかけてくれました。
父が亡くなった後になって遠縁の方から「善昭(父)から『息子を頼む』と電話があったんよ。」と聞かされたことがあります。
父は、地元で様々な役職に就いていたので、今でも、地元を回る時には、「父の七光」に感謝することが度々あります。
この本を読んで、「父とじっくり話したかった」「父にお礼がいいたい」と素直に思いました。
実は、この小説は、来年早々ドラマとして放映されます。
ヤスさんに堤真一さん。「オールウエイズ」の父親役で有名ですが、昭和の人を演じさせたら日本一です。期待しています。
幼なじみのたえ子ねえさんに、小泉今日子さん。すっかり大女優としての風格が出た小泉さん。この役もぴったりではないでしょうか。
小説で涙し、ドラマで涙したいと思います。
重松さんは、私にとってナンバーワンの同時代作家です。これからも重松さんの作品に注目していきたいと思います。
重松ファンの皆さん。「とんび」やその他の作品の感想をお聞かせ下さい。
今日も激動の一日でした。
午後からは、子どもたちが習っているピアノの先生の教え子たちのピアノ発表会が宇部市シルバーふれあいセンターで行われました。
小学1年の長女は「インディアンのおどり」を演奏しました。
長女は少し間違えましたが最後まで演奏しました
小学4年の三男は「ラッパ吹きのセレナーデ」を演奏しました。
三男は練習不足でしたが上手に弾きました
中学2年の長男は「パッヘルベルのカノン」を演奏しました。
長男は、難しい曲を最後まで弾きました
我が子たちは、少し間違えながらも普段よりは上手に演奏出来ました。
中学生や高校生の演奏は、どれもプロ級で、聴き惚れてしまいました。
連弾の部で、我が家の子どもたち3人が「さんぽ」を演奏しました。
兄弟三人の連弾です。練習より息が合ってました
最後に、先生方がピアノとマリンバを演奏しました。
心に沁み入る演奏に大満足でした。
その後、妻の新車を取りに行きました。
我が家にやってきた車です
今の車は、次男が生まれてすぐに買いましたので、10年以上が経過しました。
今度の車も同じ車種ですが、色々な所が使い易くなっており、とても快適です。
夜は、久しぶりに空手教室に長女と一緒に行きました。
師範から1級の帯を渡されました。
練習不足で実力不十分ですが1級になりました
実力はまだまだな私ですが、帯の色に力が追いつけるよう精進したいと思います。
今日は、激動の一日でしたが、楽しい一日でした。
私が委員長を務める企業会計決算特別委員会は二日目。
今日は、電気事業会計、工業用水道会計を審議しました。
佐々木委員は、電気事業会計に関係して、「電気事業地域振興助成金」について質問しました。
この助成金は、山口国体に対して寄付するものです。
平成20年度に500万円、21年度に1500万円、22年度に1500万円。合計3500万円が電気事業会計から「山口国体募金推進委員会に寄付されていたことが明らかになりました。
私は、電気事業会計では、平瀬発電所の建設問題を取り上げました。
企業局では、平瀬ダムで電気事業を行う計画を持っています。
現在平瀬ダムは、川づくり検討委員会、公共事業再評価委員会で検討が行われ、近く県の方針が出されようとしています。
宇野電気工水課長は、「平成19年に行った詳細設計の段階で建設費を約9億7千万と積算した」「現在、平瀬ダムについては、検討中なので、詳細の計算が出来ない」「今後、仮に平瀬ダムが、本体工事に入る段階ならば、建設費の詳細や中国電力の売電価格などを明らかにしたい」「最終的に、事業着手するかどうかは、採算性を十分踏まえて、総合的に検討する」と答えました。
私は、慎重な対応を重ねて要望しました。
工業用水道会計では、リストラ計画が出されている日本製紙岩国工場の影響について質問しました。
和田総務課長は、「日本製紙へは、生見川工業用水から日量32500トンを提供している」「11月からリストラ計画の影響で、日量1300トン供給量を減少させ、日量31200トン提供している」と答えました。
私は、昨日明らかになった出光興産徳山製油所の精油部門の閉鎖問題を取り上げました。
出光興産徳山製油所へは、富田・夜市川工業用水道、向道・川上工業用水道、周南工業用水道から合計日量21600トンを供給しています。
今後の影響をどう考えるかとの質問に、和田総務課長は「精油部門の閉鎖の一方、化学事業などは強化されるとの報道もある」「今後十分情報収集に努めたい」と答えました。
私は、最後に、小瀬川第二工業用水道事業の未事業化問題を取り上げました。
小瀬川第二工業用水道の計画給水量は、日量37600トンです。契約水は、日量3600トンと1割弱しか生かされていません。
32000トンは、未事業化のまま放置されています。
私は、現在約150億円となっている一般会計からの長期借入金の将来推移を質しました。
和田総務課長は、「平成30年度末は、約162億と試算している」「その後も年間約3000万円のダム負担金は一般会計からの長期借入金に頼らざるを得ない」と答えました。
私は、「平成40年に165億円、平成50年に168億円と一般会計からの長期借入金は増え続ける」と指摘しました。
更に、「岩国地区には、生見川工業用水の未稼働分が日量86300トンあり、弥栄ダムにある未事業化分日量32000トンは将来に渡って工業用水として必要ない」と指摘しました。
その上で、私は、「全国には先行水源を廃止した例がある」「この例に学ぶべきではないか」と指摘しました。
和田総務課長は、「宮城県の七が宿ダムの工業用水道の使用権は環境用水として国に無償譲渡されている」「詳細を調査して生かせる点があるか精査したい」と答えました。
最後に、藤部公営企業管理者は、小瀬川第二工業用水道で未事業化が残されている問題について「先行水源は、県民の財産という面はある」としながら「一般会計借入金が150億円を上回っていることは重大」「今後は緊張感を持って、改善に努めていきたい」と答えました。
小瀬川第二工業用水道の未事業化分の一般会計借入金が近い将来160億円を越え、増え続けることが予想されるという問題は、山口県の財政にとって極めて重大なものです。
県を挙げて解決に向けて手立てを尽くすことが求められます。
国の抜本的な財政支援も急がれています。
私としても必要な要請を関係機関に行うことを決意した企業会計決算特別委員会となりました。
この問題に関して皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
奥で審議を運営しているのが私です。(今日)
私が委員長を務める平成22年度企業会計決算特別委員会の審議が行われました。
今日は、病院事業決算の審査が行われました。
総合医療センターの未収金対策については、西嶋委員・国井委員が取り上げました。
総合医療センターにおける平成22年度の医業未収金、患者自己負担分は、1億1519万円となり、前年度に比べて現年度分が329万円(2.9%)増加し、過年度分は、1億2529万円で、1億100万円(8.1%)減少しました。
未収金対策を聞かれ、総合医療センター事務部長は、「平成21年度から未収金管理の専任職員を1名から2名に増員した。簡易裁判所へ支払督促申立を行うなど、未納者に対する法的措置の実施を平成21年度から実施している。」と答えました。
こころの医療センターの専門外来については、佐々木委員が取り上げました。
こころの医療センターの専門外来延べ新規患者数は、平成21年159人でしたが、平成22年度271人と大幅に増えています。
理由について、こころの医療センター院長は、「従来の依存症外来に加え、この間、思春期、物忘れ及び高次脳機能の専門外来を開設した結果、新規外来患者が大幅に増えた。」と説明しました。
二つの県立病院は、今年度から独立行政法人化され、県議会での決算審査は最後になります。
佐々木委員からは、「独立行政法人化で、県民サービスと職員の労働条件が低下しないよう」などの要望が出されました。
午後2時半位まで各委員から活発な質疑が行われました。
明日は、企業局関係の審査を行います。明日は、私も質問をする予定にしています。
病院関係を審議する企業会計決算特別委員会
(右端が私)
宇部市西宇部北の県厚東川工業用水道事務所東側の法面の工事が近く始まります。
同事務所では、2年前、大雨により、北側法面が崩壊し、復旧工事が行われました。
住民の方から、「東側法面も崩落している」との指摘があり、私は、事務所にそのことを伝え、当該部分のボーリング調査などが行われていました。
地質調査の結果、法面を保護する工事が必要という結果が出され、来月から本格的に工事が始まる事になりました。
工事の完了は、来年度になる見込みです。
工事が行われることになり、周辺住民の方は大変喜んでおられます。
皆さんの身の周りでお困りのことがありましたら、引き続き、私にご一報下さい。
法面を保護する工事が始まることになった場所