私は、宇部市PTA連合会広報委員長を拝命しています。
広報委員会は、年1回、宇部市PTA連合会の広報を発行することと、年1回行われるコーラス交歓会を主催することが主な任務となっています。
宇部市PTA連合会コーラス交歓会は、12月10日に行われます。
交歓会には、通常の参加とオープン参加があります。
各学校でPTAコーラス部がある学校は通常の参加。
学校にコーラス部は、無いけれども、グループでコーラスをやってみたいと思う方々はオープン参加として2曲発表します。
そのオープン参加の皆さんの練習が昨日、行われました。
私は、交歓会の打ち合わせとあいさつのために、練習に参加していました。
しかし、男性は、二人。指導者の方が、「それでは練習に入ります。男性の方二人はこちらへ。」の一言で、私は、コーラスに参加することになりました。
想い起こせば、30年以上、コーラスとは無縁でした。
楽譜は読めず、音を拾うことが出来ないまま、同じパートの方の音を聴きながらの参加でした。
子どものおかげで、PTAは様々な体験が出来ますね。
この年にして、コーラスをすることになるとは。
歌は、「負けないで」「また君に恋してる」です。
足を引っ張らないように、子どもたちがピアノを習っていますので、音を拾ってもらって練習しようと思います。
短い練習時間でしたが、少しはコーラスの楽しさが分かってきました。
ハラハラドキドキする体験がいつまでも必要ですよね。
コーラスをされている先輩の方々、ご指導をお願いします。
やはり、練習につきますよね。
自然エネルギー推進ネット・光主催の原発学習会が本日、光市で行われました。
演題は、「今、飯館村で起きていること~現地酪農家が訴える原発被害~」でした。
福島県飯館村の酪農家である長谷川健一さんが村の現状を報告しました。
飯館村は、平成の合併に組せず、「までい」の村を目指してきた村です。
「までい」とは、手間暇惜しまず、丁寧に、心をこめて、つつましくという意味の方言です。
長谷川さんが区長を務める前田地区は、荒れた牧場を蕨狩りの施設にしたり、休耕田にひまわりを植えたりした結果、日本一美しい村づくりに認定されるまでになりました。
福島原発事故後、村の状況は一変します。
長谷川さん長男も酪農家となり、牛舎も広げ、これからという時でした。
放射線量の多い飯館村は牛乳を出荷することが出来ません。6月まで、毎日、長谷川さんは、牛乳を捨て続けました。
牛の処理に苦労します。殺すことは出来ないと訴えつづけ、放射能の被害の少ない地域に牛を移動させることが出来ました。
今では、飯館村の全ての酪農家が休止に追い込まれています。
「原発さえなければ」と壁に書き残し自ら命を絶った酪農家は、長谷川さんの知人でした。
「相談に乗ってやれなかったことが悔やまれる」と長谷川さんは語ります。
村の人々も集団避難や自主避難で散り散りです。長谷川さんも地区の仲間と一緒に仮設住宅で暮らしています。
長谷川さんは、「自分は、村に帰りたいが、子どもや孫は村に帰らせたくない。」と語ります。
山を含めた除染をしなければ村に住むことは出来ないと長谷川さん。長谷川さんは、村を別の場所に移すことも考えなければならないと力説しました。
知人から聴いた村の女子高生の言葉が忘れられないと長谷川さん。
「私たちは結婚できない。たとえ出来たとしても子どもは産めない」と女子高生が真顔で話していたと言います。
長谷川さんは、「福島が差別されることがないようにしてほしい。また、この現実を風化させないでほしい。」と話を締めくくりました。
参加者から「原子力政策を今後どうしていくべきと思うか」と聞かれ、長谷川さんは、話を聴いた皆さんが判断すべきことと前置きした上で「人間は、ウランを安易に扱っていた。そして、収拾がつけられなくなったことは事実だ。」と語りました。
私は、講演会会場で、飯館村の行政を紹介した「までいの力」という本を買って帰りました。
この本は、原発事故直前に出版予定でしたが、急遽中止されましたが、事故後に出版されました。
この本を開くとこう書いてあります。「ここには2011年3月11日午後2時45分以前の美しい飯舘村の姿があります。」と書かれてありました。
村から美しさを奪い、酪農家から牛を奪った原発事故に怒りが込み上げてくる長谷川さんの話でした。
この現実を風化させてはなりません。未来が展望できる社会を村の子どもたちに一日も早く届けていくことが私たち大人一人一人の責任であることを痛感しました。
長谷川さん、今日はいいお話をありがとうございました。私は、山口県政に携わっている者の一人として、今日の話を生かしていきたいと思いました。
福島県飯舘村の現状を語る長谷川健一さん
山崎豊子さんの「運命の人」を読んでいます。
発刊当時に購入していたのですが、改めて最初から読みなおしています。
同じく「西山事件」をテーマとした映画「密約」を先日観ましたが、映画とは違う、山崎さん特有の大きなスケールで小説は展開されています。
1970年代の情勢が香り立つようなリアルな筆致に感服しながら読んでいます。
なぜ、今、「運命の人」を読みなおしているのか、そうです、来年1月からドラマ「運命の人」がスタートするからです。
ドラマでは、主人公の弓成亮太を本木雅弘が、妻の由里子を松たか子が、外務省の三木昭子を真木よう子が演じます。
三木役の真木よう子さんはぴったりの役ではないかと期待しています。映画「おくりびと」で不動の地位を築いた本木さんの敏腕新聞記者役も注目です。
小説は、今、2巻まで読みました。残り2巻を年内に読破し、来年からのドラマスタートに間に合わせたいと思います。
アメリカとの「密約」は、この小説のテーマである「沖縄返還をめぐる」問題だけではなく無数にあったことが今日までに明らかになっています。
沖縄では、アメリカと政府が、辺野古へ新基地建設を強行しようとしています。
沖縄県民は、こぞって、これを拒否しています。
半世紀以上も沖縄に基地を押し付けてきた問題の本質をこの小説とドラマから学びたいと思います。
山崎さんの小説は、真実を突いて説得力がありますね。
山崎さんの作品のほとんどが映像化されています。ドラマ「大地の子」は熱心に観ました。最近では映画「沈まぬ太陽」に感動しました。
来年1月からは、ドラマ「運命の人」で決まりです。今からとても楽しみです。
今日、下松市で、BEGINのコンサートが行われます。
妻と一緒に行ってきます。BEGINは昔から好きで、最初は私がファンになりました。
最近では、妻がよく聴いていまして、山口県でコンサートがあったら一緒に行こうと話していて、今日実現します。
二人でコンサートに行くのは本当に久しぶりです。
子どもたちには、迷惑をかけますが、行くことにしました。
BEGINは、島歌を中心にしたアルバムを3つ出しています。オモトタケオシリーズです。
最近、そのベスト盤が発売されました。今年のコンサートツアーは、ベスト盤発売記念ということなので、今日は、島歌が中心なのだと思います。
私は、特に「オモトタケオ2」が大好きで、一時期毎日のように聴いていました。
「島人ぬ宝」「オジー自慢のオリオンビール」など、名曲揃いです。
その他、「涙そうそう」なども楽しみです。
今日、妻孝行の日にしたいと思います。
妻は、最近、新しいジョギングシューズを買い、「私も走る」と言っています。
一緒にレースに出る日も近いのかも知れません。
4人の子育てや日々の仕事で、目まぐるしい毎日ですが、今日は、BEGINの歌声に癒されてこようと思います。
私が委員長を務める県議会企業会計決算特別委員会の県内視察が本日行われました。
午前中は、東部発電事務所を視察しました。
東部発電事務所会議室で概要説明を受けました
東部発電事務所は、本郷川発電所・生見川発電所・小瀬川発電所・佐波川発電所・菅野発電所・水越発電所・徳山発電所・末武川発電所の県東部8発電所を遠隔常時監視する施設です。
年間目標電力量は、102,230MWhに及び、企業局全体電力量の約6割が東部発電事務所で管理されています。
東部発電事務所で発電される電力は、約28400戸となり、周南市の約4割強の世帯に相当します。
また、石油火力発電と比較してのCO2削減量は、約7万4千t/年となります。
しかし、菅野ダムは、昨年、秋以降渇水が続き、菅野発電所での発電量が減少し、2011年2月に売電が出来ないこともあったことが報告されました。
東部発電所が管理する8発電所の目標発電量に対する達成率は、H22年度79.5%となっています。
次に、東部発電事務所に隣接している徳山発電所を視察しました。
徳山発電所は6500KWを発電する力があります。
水の力で水車を回し発電機を動かす施設を見学しました。
下が水車で、軸を通じて発電機を動かせます
午後は、県立総合医療センターを視察しました。
県立総合医療センターの特徴について、①高度専門・特殊医療の提供②365日24時間の救急医療、災害医療体制③へき地医療の支援④教育機能の発揮の4つがあると説明を受けました。
その後、ドクターヘリのヘリポートと災害派遣医療チーム(DMAT)の車両を見学しました。
ドクターヘリのヘリポートの利用はこれまで9回あったそうです。
ドクターヘリのヘリポート。これまで9回の利用実績
災害派遣医療チームは、東日本大震災にも出動したとの説明を受けました。
災害派遣医療チーム専用の車両です
県議会企業会計決算特別委員会の審議は、11月1日に県立病院を、2日に企業局を行います。
県民にとって充実した審議が出来るように、委員長として役割を発揮していきたいと思います。
国の防災指針検討ワーキングチームは、原子力安全委員会事務局たたき台として「原子力発電所に係る防災対策を重点的に充実すべき地域に関する考え方(案)を10月20日に明らかにしました。
国は、これまで、「事故発生時の初期段階で実施する原子力発電所に係る防災対策を重点的に充実すべき地域(EPZ)を原発から8~10キロ圏としていました。
今回示された案では、これに代え、準備する対策の違いにより、3段階の区域を設けるとしています。
第一は、予防的防護措置を準備する区域(PAZ)。
PAZの区域では、特定の事故事象が発生したら直ちに退避を実施するとしています。
PAZの区域の範囲のめやすは概ね5キロ(要検討)としています。
第二は、緊急時防護措置を準備する区域(UPZ)。
UPZの区域では、予測的な手法による意志決定ではなく、測定可能な判断基準である運用上の介入レベルに基づく退避、屋内退避等を準備するとしています。
UPZの区域の範囲のめやすを概ね30キロ(要検討)としています。
第三は、プルーム通過時の放射性ヨウ素による甲状腺被ばくを避けるための屋内退避、安定ヨウ素剤服用等の対策を準備する区域(PPZ)。
PPZの区域の範囲の参考値を、概ね50キロ(要検討)としています。
示された案では、留意事項として、「地域防災計画を作成する範囲については、(中略)具体的な地域を定める必要がある」「防災対策を重点的に拡充すべき地域が複数の都道府県に跨る場合には、関係行政機関等による調整等を図ることが必要」としています。
尚、退避も想定している30キロ圏を愛媛県の伊方原発に当てはめると山口県上関町が入ります。
新聞報道では、今後、来年3月末を目途に、中間報告としてまとめられるとのことです。
私は、この国の案に対して、県がどう対応するのかについて、本日、県防災危機管理課の担当職員と懇談しました。
まず、県地域防災計画に今回の案をどのように反映させるかについて、県担当者は、「国が示しているのは、ワーキングチームのたたき台の案の段階だ。当面は、国の検討状況を見守る。今後、対応が必要となった段階で、検討を始める」と答えました。
また、伊方原発の30キロ圏に山口県上関町が入っていることに対する対応について、県担当者は、「愛媛県との協議や四国電力との安全協定の締結などの課題が想定されるが、今は、国の動向を注視する段階である」と答えました。
国は、EPZに代わる原発に係る防災対策を重点化する地域を早急に明らかにすべきです。
その上で、山口県地域防災計画の改定を急ぐべきです。更に、山口県は、伊方原発に係る協議を愛媛県・四国電力と開始すべきです。
この問題での皆さんのご意見をお聞かせ下さい。