新着情報

汚れた桜

 毎日新聞「桜を見る会」取材班編著「汚れた桜 『桜を見る会』疑惑に迫った49日」を読んでいます。

 この本の「おわりに」にこう書かれています。

 「『まるで(脱法内閣)じゃないか』-私たち取材班が『桜を見る会』疑惑について取材を進める中で、浮かび上がってきた言葉だ。(中略)桜を見る会を巡って次々に噴出してきた問題を見るにつけ、この政権は違法すれすれの『脱法行為』を繰り返し、国会そのものを私物化しつつあるのではないかと危惧している。それは、今回が初めてではない。森友学園問題では安倍首相の支援者だった籠池泰典氏が建てようとしていた小学校の用地として、国有地が大幅に値下げされた。首相が『腹心の友』と呼んではばからない加計孝太郎氏が理事長を務める加計学園は、愛媛県に岡山理科大獣医学部を開設する時に有利に扱われた疑いがある。しかしこの政権は、真相が記録されているはずの公文書を『もう廃棄した』などと言ってなかったことにする。記録が出てくれば『記憶がない』と言い逃れ、財務省は記録を改ざんしてまで疑惑を隠蔽しようとした。長い歴史の中で積み重ねられてきたルールが、安倍首相とその周辺の都合のためだけに次々に骨抜きにされてきたのが、この政権で起きていることではないだろうか。」

 財務省近畿財務局職員だった赤木俊夫さん=当時(54)=が森友学園問題をめぐって決済文書の改ざんを幹部らに強制され、うつ病を発症し2018年3月に自宅で自殺したとして、赤木さんの妻が18日、国と佐川宣寿・元財務省理財局長を相手取り、総額約1億1千万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴しました。

 日本共産党と立憲民主党、国民民主党、社民党などの共同会派は18日、財務省による森友公文書改ざんに関与し自殺した近畿財務局職員の遺書全文が報じられ、妻が国を提訴したことを受け、「森友問題再検証チーム」を立ち上げ、国会内で記者会見をしました。

 財調の川内博史衆議院議員は、遺書には、佐川宣寿・財務省理財局長(当時)が改ざんを指示したと明記してある一方で、財務省の調査報告書は「佐川氏の指示」を明確にしていないと指摘。「財務省の確認した事実は事実ではない。全ては安倍晋三首相の『自分や妻がかかわっていたら総理も議員も辞める』との答弁に端を発しており、全責任は安倍首相にある。現地調査やヒアリングを通じて真相を明らかにしたい」と述べました。(今朝のしんぶん赤旗『日刊紙』の報道を引用)

 桜を見る会、そして、森友学園国有地売却問題、東京高検検事長定年延長問題など、「長い歴史の中で積み重ねられたルールが、安倍首相とその周辺の都合のためだけに次々に骨抜きにされて」います。

 2018年に自殺された赤木俊夫さんは、私と同年代です。赤木さんの妻の無念に胸がつまります。

 そして、国と佐川宣寿・元財務省理財局長を相手取り、訴訟を起こされた勇気に胸がつまります。

 野党追及チームの副事務局長である日本共産党清水忠史衆議院議員は、記者会見で「まじめに働いてきた職員が苦悩の末に命を絶ち、改ざんを命じた側は誰ひとり責任を取らずに出世した。このような理不尽を絶対に許すわけにはいかない。」と述べました。(今朝のしんぶん赤旗『日刊紙」の報道を引用)

 「まるで『脱法内閣』じゃないか」-この安倍政権の問題一つ一つの更なる解明を行う時です。

 それが赤木さんの遺志を引き継ぐことだと思います。

 昨日、財務省近畿財務局職員だった赤木さんの遺族の方が国などに損害賠償を求めて提訴されました。

 一連の安倍政権への疑惑に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

 

 

病院再編の検証延長

 厚生労働省による公立・公的病院の再編問題について、17日付しんぶん赤旗日刊紙は、次のように報じました。

 「厚生労働省は16日までに、全国約440の公立・公的病院に要請していた再編統合の検証期限を事実上延長する通知を、都道府県知事あてに出しました。統廃合を行わない場合は3月末までに結論を出すよう求めていましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のために対応したと説明しています。厚労省は昨年9月、再編統合の議論を求める公立・公的病院の実名を公表。今年1月には公表時のデータを精査して約440病院を対象にした修正版リストを都道府県に示し、議論を進めるよう正式に要請していました。各県に複数ある調整会議は、決定済みの対応方針を見直すため改めて会議を開くことになります。そのため、通知では、感染拡大防止へイベントなどの中止・延期を要請している政府方針に『歩調を合わせ』ると明記。原則3月末までとしていた検証期限は『改めて整理のうえ通知する』として、事実上延長することを示しました。ただ、再編統合を伴う際は9月末までとした検証期限については触れていません。さらに、関係者との意見調整や、病床削減を進める地域医療構想の実現に向けた『重点区域』への申請の検討などは『可能な限り進める』よう求めています。厚労省の検証要請をめぐっては、機械的な一律基準で名指しした手法に批判が殺到。多くの医療関係者が同省の意見交換会で、『将来性はないとされ、看護師の引き抜きが始まった』『医師不足で困っているのに、足かせだ』と実害が出ている窮状を語りました。病院名リストの撤回・医療体制の拡充を求める声が相次いでいます。」

 私は、2月県議会で、地域医療構想について次のような質問をしました。

 「再検証の対象とされた病院が策定し、地域医療構想調整会議で合意された各医療機関の2025プランは尊重されるべきと考えるが見解を伺う。」

 この質問に中野健康福祉部長は、「調整会議では、これまでも2025プランを中心に協議してきましたが、地域医療構想の実現に向け、今後は、将来を見据えた、構想区域全体の医療供給体制についての議論の活性化が必要と考えています。県としては、地域医療構想の推進は、これまで同様、医療機関相互の協議と自主的な取組を基本として進めてまいります。」 

 これまでの地域医療構想調整会議で合意された各医療機関の2025プランこそが、医療機関相互の協議と自主的な取組を基本として出された結論です。

 県は、「自主的な取組を基本」と述べる一方で、「将来を見据えた、構想区域全体の医療供給体制の議論の活性化が必要」と更なる検証を進めようとしています。

 議論の活性化の一つが病院の再編統合ならば、それは、自主的な取組と言えるでしょうか。今後とも必要な発言を行っていきたいと思います。

 私は、二つ目に次のような質問を行いました。

 「再検証の対象とされた病院に対し、今年9月までに機能転換、ベット数縮減などの計画の具体的方針を示せという厚生労働省の乱暴極まる方針の撤回を、県は求めるべき」

 中野部長は、こう答えました。

 「これまで全国知事会を通じて、国に対し、地域医療構想の実現にあたっては、関係者間で丁寧な議論を行った上で取組を進めていくことなどを要請しているところです。」

 県が厚生労働省に求めているのは、「丁寧な議論」であり、方針の撤回ではありません。

 私は、引き続き、必要な発言を県に行っていきたいと思います。

 公的・公立病院のいくつかは、「帰国者・接触者外来」を担っていると思われます。

 新型コロナウイルスで国民の健康に不安が広がっている今、公的・公立病院の役割を再評価すべきです。

 厚労省は、3月末までとする方針の延長だけでなく、9月末までとする方針を撤回すべきです。

 そして、病院名のリストを撤回し、公的・公立病院の医療体制の拡充こそ行う時です。

 厚労省が、病院再編の検証を一部延長したとの報道があります。

 病院再編に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

JR宇部駅のエレベーター工事が完了

 14日の宇部日報は、JR宇部駅のバリアフリー化について次のように報じました。

 「JR西日本が進めてきた宇部駅のバリアフリー化の主要工事が完了し、31日から新設されたエレベーター付き渡線橋などの使用が始まる。エレベーターが設けられた駅は市内では初めて。国と市の支援を受けて2018年7月から実施してきた。各乗り場にエレベーターを備えた新渡線橋がホーム西側に新設されたほか、3、4番ホームと5、6番ホームでは、段差解消のためのかさ上げと点字ブロックの再整備を実施し、利便性と安全性の向上を図った。東側の旧渡線橋は完成から70年を過ぎ老朽化が進んでおり、31日で利用を停止し撤去する。工事は06年に制定された高齢者、障碍者の移動等の円滑化の促進に関する法律。いわゆるバリアフリー法に基づくもの。国土交通省は基本方針として、1日の平均利用者数が3000人以上の駅は20年度までに段差の解消、視覚障碍者の転落防止施設の整備などをするように求めている。山陽線と宇部線が乗り入れる同駅は1910年に開業。18年度の一日の平均乗降者数は3700人。」

 今朝、宇部駅のエレベーター設置の状況を視察してきました。

宇部駅エレベーター

 改札口西側の新しい渡線橋とエレベーター

 宇部駅のバリアフリー化に対しては、本ブログで繰り返し紹介していますが、2015年2月に、私と日本共産党市議団が、JR西日本宇部支社に宇部駅のバリアフリー化を要望したことから、私もこの問題にかかわってきました。

 宇部駅周辺に住む者として、設置を要望してきた議員として、エレベーターの供用開始を喜んでいます。

 引き続き、住みよい地域づくりに向けて、皆さんの様々な要望を関係機関に届けていきたいと思っています。

 皆さんのご要望を藤本にお寄せください。

映画「ハクソー・リッジ」

 1月に、静岡県で行われた日本共産党第28回党大会会場の書籍コーナーで村瀬広著「アメリカが面白くなる映画50本」を購入し、この本に紹介してある映画を鑑賞しています。

 既に映画館などで観たことがある作品は、「リンカーン」「グリーン・ブック」「ムーンライト」「シッコ」「シチズンフォー スノーデンの暴露」「記者たち」「JFK」{JBJ ケネディの意思を継いだ男」です。

 この本で紹介されている作品で新たに観たものは、「ダンス・ウィズ・ウルブス」「ジェロニモ」。

 そして、昨日、観たのは、「ビリーブ 未来への大逆転」「ハクソー・リッジ」。

 「ビリーブ」は観に行きたいと思いながら叶わなかった作品です。

 この映画は、クリントン大統領に連邦最高判事に指名された女性法律家「ルース・ベイダー・キングバーグ」さんを描いた作品です。

 彼女は、女性が介護すると認められる税控除が、未婚の男性が母親を介護しても認められない問題を法廷で弁護士として争います。

 周囲から「絶対に勝てない」と言われながら、旧体制を守ろうとする政府を前に、見事、勝訴を勝ち取ります。

 女性への差別が残るアメリカとたたかうキングバーグの姿が見事に描かれていました。

 映画の最後に登場したのは、キングバーグご本人だったのでしょうか。

 日本のジェンダー平等を考える上でもとても参考になる作品でした。

 そして、殆ど映画に関する情報なく観たのが「ハクソー・リッジ」。心を抉られ、心に深く残る映画となりました。

 主人公のエズモンド・ドスは、実在した人物です。

 ドスは、敬虔なクリスチャンで、良心的兵役拒否者を貫いた人物でした。

 ドスは、兵役には応じるが、武器を持って人を殺すことを拒否し、武器を持たない衛生兵として戦場に赴きます。

 ハクソー・リッジとは、『のこぎりの崖」という意味で、沖縄の高田高地のことを意味します。

 高田高地は、首里地区防衛の重要拠点で、146メートルの断崖絶壁が聳えています。

 この戦闘は、1945年4月19日から5月9日まで続きました。

 民間人を含む莫大な日本兵がこの戦闘で命を落としたことは言うまでもありませんが、沖縄戦で、米軍は、1万4000人の戦死者と7万2000人の負傷者を出したことをこの映画で知りました。

 ドスは、たった一人で75人の命を救います。

 映画の最後で、実際のドスが語る姿と助けられた元軍人が語る姿が映し出されます。

 映画の後半は、ハクソー・リッジでの凄惨な戦闘シーンが続き、目を覆いたくなる場面もありますが、良心的兵役拒否者として、負傷した兵士を介護するドスの姿は胸を打ちます。

 この映画の解説の中で、村瀬さんは、「アメリカでもドスは特殊な存在だったが、日本ではとうてい許されることはなかっただろう」と書いています。

 確かに、苛烈な軍国主義が貫徹していた戦前の日本でしたが、日本にも、軍役拒否者がいたことをこのブログで紹介してきました。

 小林多喜二など、戦前の日本共産党員の先輩方も兵役拒否者に入るものと思いますが、今日は、宗教者という観点で紹介します。

 一人は、結核医・永末敏事。

 ブログで、森永玲さんの本を以前紹介しました。永末は、無教会主義キリスト教の創始者である「内村鑑三」に師事していました。

 永末は、国家総動員法に従わないことを次のように当局に通知しました。

 「拙者が反戦主義者なる事及び軍務を拒絶する旨通告申し上げます。」

 もう一人は、コメディアンの植木等の父親であった植木徹誠。

 ブログで、大東仁さんの書籍を紹介しました。植木は、真宗大谷派の僧侶でした。

 植木が、「元来宗教家は戦争に反対すべきものである」と述べていた記録が当時の特高の資料に残されています。

 大東さんは、本の中で植木は特高の前で「いのちは『不殺』であるべきであり、いのちは『平等』であるという浄土真宗の教えを語った」と書いています。

 私も浄土真宗を学ぶ一人として、「不殺」と「平等」についてこれからも考え続けていきたいと思います。

 映画「ハクソー・リッジ」は多くのことを教えてくれる映画でした。

 昨日、宇部市内のレンタルビデオ店の店員さんに、この本で紹介されている作品で、この店にあるものを全てチェックしていただきました。

 この春、このレンタル店にあり、私が観たことのないアメリカ映画を少しづつ観ていきたいと思います。

 最近、お勧めの映画作品をお教え下さい。

東日本大震災から9年

 3月11日に、東日本大震災から9年が経過しました。

 毎年、9年前の事をブログに書いているようでもありますが、9年前の3月11日は忘れることができません。

 私は、県議として3期目を終える2月議会の最終日が3月11日でした。

 議会が閉会して、当時の二井知事も参加されて、県議と執行部の方々との茶話会が開かれている最中に、東日本大震災が発生しました。

 県議として4期目に入ったばかりの連休明けの6月県議会前に、県議団の木佐木県議と私と吉田事務局長の3人で、山口県を出発して車で、岩手県宮古市に向かったことを昨日のように思い起こします。

 宮古市は、東日本大震災の中でも最大級の高さの津波が襲った場所です。田老地区には、当時で最大級の高さの堤防があったのですが、やすやすと津波は堤防を越えて、堤防の内側の街をなぎ倒しました。堤防の上から見た田老地区の光景を忘れることは出来ません。

 宮古市に数日間滞在した後、宮古市から釜石市まで、海岸線の被災地を移動した風景も忘れることが出来ません。

 町長さんをはじめ多くの職員が庁舎内で亡くなった大槌町の役場の前に立ったことも忘れることが出来ません。

 あたらめて、犠牲となられた方々に哀悼の意を表するものです。

 3月12日の毎日新聞には、ロッテに入団した佐々木投手の記事が掲載されていました。

 「佐々木投手は当時小学校3年生。岩手県陸前高田市に祖父母、両親と3兄弟で生活していた。2011年3月11日午後2時46分、同市高田小で授業を受けていると、突然激しい揺れに襲われた。しばらくすると海から1キロ以上離れた学校にも津波が迫るのが見え、慌てて高台に駆け上がって難を逃れたという。しかし自宅は流され、大好きな野球を手ほどきしてくれた父功太さん(当時37歳)と祖父母を失った。一家の大黒柱を亡くし、母陽子さんと3兄弟はしばらく市内の老人ホームで避難生活を余儀なくされた。温かい食事や風呂、キャッチボールする広場も道具もない。全国から届いた物資、ボランティアの支援を受け『今まであったものはあって当たり前ではなかった』と痛感した。小学校4年生になると、陽子さんの親族がいる同県大船渡へと転居した。中学時代には、硬式野球部のエースとして140キロを超える速球を投げ、県内外の強豪高校にもその名を知られるほどになった。しかし、佐々木投手は苦しい時期をともに過ごした仲間と甲子園を目指し、県立大船渡高へ進んだ。震災で保護者を亡くした生徒や学生を支援する『毎日希望奨学金』を得て、白球を追い続けた。(中略)今年1月大船渡を離れ、改めて地元の素晴らしさ、ありがたみを感じたという。今も地域に、人々の心に震災の傷は残る。『風化させたくない。プロ野球選手として初めてこの日を迎えて、これからは発信していかなければならないと感じた』。決意を帯びたまなざして語った。」

 佐々木投手を応援していこうと思いました。

 昨夜は、NHKで震災から9年目の特集番組「“奇跡”の子と呼ばれて~釜石 震災9年~」を放映していました。

 NHKのホームページから紹介記事を引用します。

 「去年、ラグビーW杯の会場となった岩手県釜石市。会場のスタジアムが建てられた場所は、「奇跡」と呼ばれた出来事の現場だった。9年前までそこに立っていたのは小中学校。東日本大震災の津波が迫る中、児童生徒が自主避難で命を守り「釜石の奇跡」と讃えられた。しかし、町では多くの人が犠牲となり、家族や友人を亡くす悲劇もあった。奇跡と悲劇の狭間で複雑な思いを抱えて生きてきた彼らの震災9年、そして今を見つめる。」

 今年20歳を向けた青年。私の次男と同じ年です。

 20歳の青年が生死を分けた9年前を振り返ります。

 ある青年が、亡くなった同級生のおじいさんと再会するシーンに涙しました。

 9年前の悲劇と向き合い、前を向いて歩こうとしている佐々木投手をはじめとする青年の姿に多くのことを学びました。

 被災地への支援を継続させる、原発をなくす、災害に強い地域をつくる・・・

 県議として、学んだことをこれからの活動に生かしたいと思います。

秋田イージス再調査を延長

 12日の朝日新聞は、秋田市に配備予定の陸上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備について次のように報じました。

 「陸上配備型迎撃ミサイルシステム『イージス・アショア』配備計画で、候補地の陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)を除く青森、秋田、山形3県19カ所で実施中の候補地選定の再調査について、防衛省が11日、約1カ月の延長を発表した。防衛省は再調査結果を取りまとめた後に地元自治体に説明する予定だが、調査延長後の説明時期については明らかにしていない。もう一つの候補地、陸自むつみ演習場(萩市)がある山口県では、地元首長らが受け入れの可否の判断は再調査結果の公表後になるとの見通しを示しており、山口県側の判断時期にも影響を与える。防衛省によると、航空機による測量が天候不良で遅れたのが理由。今月20日までに最調査を終える予定だったが、4月30日に変更になった。」

 私は、一般質問で、「知事は、秋田県知事と同様に、総合的な評価に当たっては、『住宅地等からの距離』を重要な基準に位置付けるよう、国に要望すべき」と質しました。

 これに平屋総務部長は、「国が住宅地からの距離を考慮するとしているのは、現在進められている秋田県での再調査に関し、新屋演習場を含む複数の国有地を、配備候補地として比較検討するのに当たってのことであり、本件での再調査には当てはまらないことから、同様の考慮を国に求める考えはありません。」と答えました。

 私は、花田阿武町長が、3日の施政方針演説で、「住宅地にあまりに近いという事実は変えられない」と発言したことなどに触れ、「町長の姿勢をどう評価し、どう支えようとしているのか」質しました。

 これに平屋部長は「イージス・アショアの配備に関しては、現在はまだ国による説明の途中段階であり、阿武町長のご発言はそうした中で現時点の思いを述べられたものと考えております。」と答えました。

 私は、「イージス・アショア配備を考える山口の科学者」がレーダー設置場所から500㍍付近に西台の野菜畑などがあることに関し「西台の上の野菜畑と東台の牧場への影響を全く記述していない。この畑の労働者を防衛省は黙殺している」と指摘している部分を引用しました。

 私の質問への県の回答を振り返ってみると、イージス・アショア付近の住民や花田阿武町長などの意見は、県は、防衛省と一緒に「黙殺」しているのではないかと疑いたくなるような回答です。

 花田町長が指摘する陸自むつみ演習場と住宅地等が近いという問題を県はなぜ、防衛省に指摘できないのか極めて疑問です。

 住宅地等に近い問題は、秋田市の問題となぜ矮小化してしまうのか県の説明を理解することが出来ません。

 それが、政権への忖度ならば大問題です。

 今からでも県は、阿武町長らとともに、陸上自衛隊むつみ演習場周辺にも住宅地等があり、防衛省はどう配慮しようとしているのかについて質すべきです。引き続き、この問題は、県議として県の姿勢を質していきたいと思います。

 私は、秋田市議会でイージスア・ショア反対の決議が行われたことを指摘し、「山口県だけの配備はないものと思う」と県の姿勢を質しました。

 平屋総務部長は「国からは山口と秋田に配備することで我が国全域を最も効果的に防護できるとの説明を受けている」と答えました。

 この答弁に関して、国の説明を示しただけで、県が、県民の命と安全をどう守ろうとしているのかについて述べていないのは残念です。

 県は、国政に関する問題をつきつけられた時に、いつも、自らの思いを語らないことが多いように思います。

 そして、最終的に国策に従うケースが多かったように思います。

 今度もそうさせてはならない。

 私が最後に引用した県の答弁をイージス・アショアを山口に配備させないための重要な答弁にもしていきたいと思います。

 イージス・アショアの山口だけの配備はあり得ません。

 秋田県の運動と連帯して「イージス・アショア配備は認めない」の運動を山口でも更に盛り上げていきましょう。

 イージス・アショア配備に関する皆さんのご意見を引き続き、藤本にお寄せください。