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かえる通信(藤本かずのり県議会報告)2025年3月1日 No.119

長生炭鉱で骨のようなものが見つかりました

 昨日、NHK山口放送局は、長生炭鉱で、骨のようなものが発見されたと次のように報じました。
 戦時中に起きた事故で水没し、183人が犠牲になった宇部市の海底炭鉱『長生炭鉱』で23日、骨のようなものが見つかりました。犠牲者の遺骨は今も見つかっておらず、今後、警察が人の骨かどうかなどの確認を進めることにしています。宇部市の『長生炭鉱』では、1942年の水没事故で183人が亡くなり、今も遺骨が見つかっていません。遺骨を探そうと、去年(2024年)から市民団体が潜水調査を行っています。23日は、来月(4月)の潜水調査を前に、海の上に突き出た排気筒にたまった障害物を取り除く作業を行っていて、その途中で、ダイバーが骨のようなものを見つけたということです。見つかったのは、長さ17センチほどの棒状のもので、両端に膨らみがあります。ダイバーによりますと、水深20メートルほどにある横穴に手を伸ばしたところ見つけたということです。市民団体は警察に連絡し、見つかったものを引き渡しました。警察によりますと、人の骨なのかどうかなどの確認を進めるということです。調査を行っている『長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会』の井上洋子共同代表は、『ご遺骨だと確認されてほしいです。皆さんが一生懸命取り組んでいるので、なんとしても見つけたいです』と話しています。」

 本ブログに度々書いている通り、私は、長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会の運営委員の一人です。

 4月の潜水に向けて、排気筒(ピーヤ)から障害物を除去する作業に、今月20日、参加しました。

 3月20日に行われた、ピーヤから障害物を除去する作業の様子

 その時は、木材が数多く出てきました。

 ついに、骨のようなものが発見されたということです。

 昨日の発見を契機に、ご遺骨が遺族に返還できる日が近づくことを願っています。

 日本の政府が遺骨収集、遺族への返還に直接乗り出すことを改めて求めたいと思います。

上関原発を建てさせない県民大集会に800名の市民が集う

 今日のしんぶん赤旗日刊紙は、昨日行われた、上関原発を建てさせない山口県民連絡会の県民大集会を次のように報じました。
 「中国電力が山口県上関町に計画する原発と使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設に反対する集会が22日、山口市で開かれました。県内外から800人が参加し、『(奇跡の海)を子どもたちに残そう』とアピールしました。上関原発を建てさせない山口県民連絡会主催。上関町の近隣の田布施町議会は今年2月の町議選で建設反対派が増え、21日、中間貯蔵施設建設に反対する決議が県内で初めて賛成多数で可決されました。共同代表の内山新吾弁護士は『国が原発の最大限活用へと方針を変えた。原発を許さないたたかいが広がっていることを国に示そう』と呼びかけました。ジャーナリストの青木美希氏が講演し、『福島の被害の実態が伝えられず、原発賛成へと世論が傾きつつある。マスコミが伝えない真実を草の根で広げていこう』と語りました。福島県の甲状腺がん支援グループ・あじさいの会の千葉親子共同代表は『福島で被ばくした6人の若者が東京電力を相手に裁判を起こし、闘病しながら原発回帰の荒波を賢明に押し返している。福島の現状を伝え、原発のない未来を実現しよう』と訴えました。建設計画地の対岸の上関町祝島で活動する『上関原発を建てさせない祝島島民の会』の清水康博事務局長が『子や孫のためにきれいな海、自然を残していく機運が島内で高まっている。原発を建てさせないたたかいを続けていく』と力説し、声援と拍手が湧きました。」

 私は、上関原発を建てさせない宇部小野田美祢実行委員会の直行バスに乗車し、宇部地域の皆さんと一緒に集会に参加しました。

 参加者一同で、「奇跡の海」と書いた紙を示しました。

 好天に恵まれて、会場は昨年を上回る参加者でした。

 田布施町で、中間貯蔵施設の建設に反対する決議が採択されたことを反対派の町議さんが報告する姿は、私も勇気が湧いてきました。

 ジャーナリストの青木美希さんの講演も力になりました。

 上関原発も中間貯蔵施設も建てさせない願いを県議会に届ける決意を新たにしました。

田布施町議会で中間貯蔵施設建設反対の決議を可決される

 今朝のしんぶん赤旗日刊紙は、田布施町議会の様子を次のように報じました。
 「山口県田布施町議会で21日、近隣の上関町への使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設に反対する決議が議員提案され、賛成多数で可決されました。建設に反対する決議の可決は県内で初めてです。今年2月の田布施町議選では中国電力の原発・中間貯蔵施設建設が争点となり、建設反対を表明した日本共産党の新人の高見英夫氏が20年ぶりの党議席を獲得。高見氏を含む建設反対派が議会(定数12)の半数を占める6人に増えました。同施設の建設を巡っては昨年、二つの住民団体が建設に反対する決議を求める陳情を提出しましたが、議会は継続審議を繰り返し、陳情への賛否を図ることなく、任期満了で廃案となりました。今回、可決された決議は、この陳情の趣旨を引き継ぐ内容です。高見議員は賛成討論で、中国電力の株主でもある村岡嗣政知事が『周辺自治体の声にも配慮する』と発言したことを指摘し、周辺自治体が建設反対の意思を表明する意義を強調。町議選で建設反対が増えたことに触れ、『議会から反対を表明してほしい。これこそが民意である』と訴えました。採択では6人が賛成しました。この決議とは別に、中国電と国からの説明を求める趣旨の決議が議員提案され、賛成多数で可決されました。」
 今日は、上関原発を建てさせない山口大集会2025が山口市で開催されます。
 私は、宇部市からバスで参加します。
 田布施町議会の判断は、県内の原発・中間貯蔵施設建設に反対する県民を大いに励ますものです。
 村岡知事は、田布施町議会の判断を受け止め、中間貯蔵施設への可否の判断に生かすべきです。
 田布施町議会の判断に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

窃盗などで逮捕された米海兵隊伍長が、暴行などで書類送検

 19日、NHK山口放送局は、米海兵隊伍長を書類送検したと次のように報じました。
 「2月、岩国市内で軽乗用車を盗み近くの集合住宅に侵入した疑いで逮捕されていたアメリカ軍岩国基地に所属する21歳の伍長が、集合住宅で住民に消火器を吹きかけたなどとして暴行などの疑いで書類送検されました。書類送検されたのは、アメリカ軍岩国基地に所属するアメリカ海兵隊の伍長、リヴァイ・ロバート・アシュトン容疑者(21)です。警察によりますと、伍長は2月11日、岩国市内で酒に酔った状態で車を運転し交通事故を起こしたあと、近くの集合住宅で消火器1本を盗み、部屋に入って消火器を噴射して汚したり住民に吹きかける暴行を加えた疑いが持たれています。警察は19日、伍長を酒酔い運転や暴行、建造物損壊などの疑いで山口地方検察庁岩国支部に書類送検しました。警察の調べに対し、伍長は『酒に酔っていて覚えていない。ただ、状況的に私がやったことに間違いない』と内容を認めているということです。伍長はこれまでに、市内のコンビニエンスストアで軽乗用車を盗んで運転し、電柱に衝突したあと近くの集合住宅に侵入したとして窃盗と住居侵入の疑いで逮捕されました。」
 私は、この事案を3月4日、一般質問で取り上げました。県警本部長は「お尋ねの岩国基地所属の米軍人については、住居侵入罪で現行犯逮捕し、岩国署で勾留の上、所要の捜査を進めているところですが、岩国市内で自動車を窃取した事実で、本日午前中、通常逮捕しております。」と答えました。
 県警が、米軍人を逮捕し、勾留し、書類送検を行ったことは、重大です。
 日米地位協定17条は、事件が起こっても日本の警察は米軍犯罪を取り締まれない規定があります。
 私は、3月4日の一般質問で、県と渉外知事会での取り組みを尋ねました。
 田中総務部理事は「日米地位協定17条については、これまでも、渉外知事会において、米側の最終決定権が保留されている事件・事故に係る被疑者の起訴前の拘禁移転などについて、日米両政府に対して改訂を要望しており、引き続き、関係都道府県と連携して、国や米側に粘り強く働きかけてまいります。」と答えました。
 日本で犯罪を犯した者が、日本人であっても、米軍関係者であっても、日本の法律で処罰できるよう、引き続き、関係機関に要望を続けていきたいと思います。
 この問題に対するご意見をお聞かせください。

JR山陽線跨線橋の歩道部分の舗装の張り直し工事が完了しました。

 皆さんの要望を関係機関に届け前向きな対応があったことを報告します。
 一つは、県道宇部船木線のJR山陽線跨線橋南側の歩道についてです。

  県道宇部船木線のJR山陽線跨線橋歩道部分の路面がガタガタでした。舗装の張り直し工事が完了しました。

 県道の歩道の舗装が剥がれていると、地域住民の方から要望をお聞きし、県宇部土木建築事務所に要望を伝えたところ、先日、舗装の張り直し工事が完了しました。この場所は、中高生が自転車で行きかう場所で、スリップが心配されましたが、舗装の張り直し工事が完了して安心しました。
 二つは、宇部市東吉部の太陽光発電所の法面についてです。

 市河川・埴生川の法面と太陽光発電施設の境界部分の法面の崩落防止工事が必要です。

 宇部市東吉部に太陽光発電施設が建設されています。この場所は、市河川の埴生川に隣接しています。ご近所の方から、「河川の法面の工事が未着手だ。大雨が降ったら崖崩れが起きる。」との指摘を受けました。
 宇部市は、10kw以上の事業用発電施設を対象に、設置場所及びその周辺の地域における災害の防止と、良好な自然環境及び生活環境の保全を図ることを目的にした「宇部市太陽光発電施設の設置等に関する指導要綱」が制定しています。
 私は、宇部市に当該施設が指導要綱の対象施設かどうか問い合わせを行ったところ対象施設だとのことでした。
 私は、宇部市の担当者に、当該施設の市河川法面の崩落防止工事の実施を要綱に基づき指導するよう求めました。
 市の担当者は、「今後、現地を調査し、要綱に基づき、どのような指導ができるか検討したい」と答えました。
 引き続き、皆さんの身近な地域の要望を藤本にお寄せください。