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かえる通信No40(2018年8月1日)

陸上イージスの萩市配備やめよ

 

陸上イージスの現地調査開札は延期

 

 日本共産党山口県委員会は7月25日政府交渉を行い、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(以下、陸上イージス)の萩市への配備計画を中止するよう防衛省に求めました。大平前衆議院議員、木佐木・河合両県議、松田県議候補と藤本かずのり前県議が要請しました。
 陸上イージスの導入費用について、2基で6000億円と報道されていることについて、防衛省の担当者は「現時点では、導入費用を示すことは困難」との認識を示しました。
 陸上イージスの配備に向けた現地での地質・測量調査を行う業者を決める一般競争入札の開札を8月2日に行うことに対して、地元首長が延期するよう求めています。このことに、防衛省の担当者は、「地元住民には丁寧に説明する。」と答えましたが、開札を延期することについては言及しませんでした。
 一方、防衛省は7月25日、陸上イージスの現地調査を行う入札を延期すると発表しました。防衛省は、開札予定日を9月12日としました。
 阿武町の花田町長は7月25日、防衛省で大野防衛事務次官と面会し、『住民の生活圏への設置が本当に良いことか疑問に思う』として配備候補地を再検討するよう申し入れました。
 安倍政権は、陸上イージスの配備そのものを根本から再検討すべきです。

政府交渉

防衛省に要請を行う藤本前県議(右から二人目)

 

藤本かずのり事務所開き

 

 7月28日、宇部市大小路3丁目の藤本かずのり事務所で事務所開きが行われ30名が参加しました。
 日本共産党北南地区委員会の時田洋輔委員長と野村英昭県常任委員のあいさつの後、二人の方から激励の言葉が寄せられました。
 藤本前県議は、「残り9か月、事務所を拠点に、県議の議席奪還のために全力で頑張ります。」と決意を語りました。
 事務所の住所は、宇部市大小路3丁目1―46です。電話番号は、39―6918、ファックスは、39―6928です。

事務所開き挨拶

新事務所で決意表明を行う藤本かずのり前県議

 

日本共産党 前山口県議会議員 

 

藤本かずのりさんを囲む会

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藤本かずのり前山口県議会議員

① 日時 8月25日(土)
     午前10時~
  場所 宇部市岬ふれあいセンター2階会議室
② 日時 8月26日(日)
     午前10時~
  場所 吉部・小松小野・4区ふれあい会館

主催 日本共産党北南地区委員会

   宇部市南浜町2-4-2 ℡0836-33-5577

   藤本かずのり携帯 090-3747-2855

 

一気

 

西日本豪雨災害でお亡くなりになられた皆様にお悔やみを申し上げ、被災者の皆さん方にお見舞い申し上げます▼この度の豪雨で、宇部市でも避難勧告が出ました。その一つが、沖ノ旦・末信地域です。厚東川に堤防が設置されていないので、大雨が降るとすぐに避難勧告が出されます。2009年にこの地域で床上浸水の被害が出ました。私は、2009年9月県議会で「厚東川堤防未設置は早急に事業着手すべき」との質問しました。土木建築部長は「『厚東川水系河川整備計画』の策定を、来年度末をメドに進めており、この中でお示しの堤防整備について、現在検討を行っているところ」と答えました▼作成された厚東川水系河川整備計画に「4キロ区間の拡幅掘削、築堤」が明記されました。現在、沖ノ旦地域で暫定堤防の築堤工事が行われています▼1942年この地域で風水害が発生し甚大な被害が出ました。厚東川の堤防未設置地域に堤防が設置されるよう要請を続けます。

 

ゼロトレ1か月

 TBSのバラエティー番組「金スマ」で石村友見さんの「ゼロトレ」を知って始めたのが、8月6日でした。

 以来、1か月を超えて「セロトレ」を毎日継続しています。

 「三日坊主」の私にしては異例の事です。

 石村友見さんの本の裏表紙には、「4週間後、あなたの背中に羽が生える」とあります。

 羽は生えませんでしたが、肩こりや腰痛など深刻な不快感のない1か月を過ごしています。

 この1か月は、盆の数日以外、「集い」の連続で、かなりハードでしたが、何とか乗り越えることが出来たもの「ゼロトレ」のおかげだと思っています。

 これまで様々なトレーニングに挑んできましたが、「ゼロトレ」がなぜ続いたのでしょうか。

 一つは、寝ながら5つの動作を行うもので、簡単でやり易い点でしょう。

 二つは、運動の後の爽快感が気持ちよいことでしょう。

 三つ目は、体のゆがみを正し、体本来の首や手足に戻すという理論の正確さでしょう。

 いよいよ、来年の選挙に向けて、ハードさが加速する時期です。

 日々の「ゼロトレ」で忙しい中でも、しなやかな日々を過ごしたいと思います。

 「ゼロトレ」を実践されている皆さん、感想をお聞かせ下さい。

もものかんづめ

 北海道で大きな地震が発生しました。

 亡くなられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆さんにお見舞いを申し上げます。

 さて、さくらももこさんが亡くなられました。

 子どもが小さい時は、家族でアニメ「ちびまる子ちゃん」を観ていました。

 さくらももこさんは、1965年生まれで、私より一つ下の年齢です。

 50代前半での死は悔やまれます。

 先日、NHKラジオで漫才師で作家の又吉直樹さんが、さくらももこさんのエッセーが面白いと言っておられました。

 確か私の本棚にあった、さくらももこさんのエッセイ集「もものかんづめ」を再読しています。

 この本を読むと、改めて、ちびまる子ちゃんは、さくらももこさん本人で、ご自身の家族がモデルだったことがよく分かります。

 さくらももこさんは、ちびまる子ちゃんそのものであり、ものの見方考え方が、ユニークです。

 どのエッセーも起承転結が明確で、どこかに読者をにやりとさせるツボが隠されています。

 私が、にやりどころか声を出して笑ってしまったのは「明け方のつぶやき」というエッセーです。

 このエッセーには、さくらさんが、これまでに買って無駄遣いだったと思う品々が書かれてあります。

 主題は「睡眠学習枕」です。

 さくらさんと同年代の私は、さくらさんのエッセーの内容そものもが懐かしく感じるものばかりです。

 ここで取り上げられている「睡眠学習枕」ありましたね。

 私の友人で、この枕を使ったことがある人は一人もいなかったけれど、中学時代から高校時代にかけて、テレビだったのか、漫画雑誌だったのか、「睡眠学習枕」の広告を見たり、聞いたりしたことがありました。

 私にとってのムダ使いは、何だろうと考えました。

 楽器でしょうか。これまでに、ハーモニカ、オカリナ、胡弓、缶から三線、ウクレレなどを購入し、挑戦してきましたが、どれも途中で投げ出してばかり、楽器はどれもダメでした。

 ウクレレは、長男、次男があっという間に習得し、彼らが高校時代に弾いていました。

 ウクレレに限っては買った意味がありました。

 芸術系大学に通う次男は、昨年沖縄に家族で姪の結婚式に参加した際、三線を買ってきて、数日で弾けるようになりました。

 子どもが弾く楽器の音を聞いて、音楽っていいなと思っています。

 私には、声があります。5年前から、西宇部小学校PTAコーラスグループに入れていただき、今、秋から冬にかけては、毎年、コーラスを楽しんでいます。

 楽器は苦手だけど、コーラスは最高ですね。

 さて、さくらももこさんの新しい作品に出合うことは出来ないけれど、さくらさんのエッセーで癒されたいと思います。

 さくらさんのエッセーは緩いようで、筋が取っている骨太の堂々とした文章だと思います。

 改めて、さくらももこさんのご冥福をお祈りいたします。

 さくらももこさん沢山の作品をありがとうございました。

 未読のさくらさんのエッセイ集を少しづつ読んでいきたいと思います。

 さくらももこファンの皆さん、お勧めのエッセイをお教え下さい。

「檻の中のライオン」楾大樹弁護士の宇部市講演会決定

 憲法の基礎知識を「檻=憲法」「ライオン=国家権力」に例えた「檻の中のライオン」の講演を全国29都府県、200か所以上で行っておられる楾大樹弁護士を迎えての学習会を11月23日(金・休日)に午後3時から宇部市総合福祉会館4階ホールで行うことが決まりました。

 主催は、安倍9条改憲No!全国市民アクションうべです。会費は700円(檻とライオンの中身が書かれたクリアファイル付き)です。

 楾先生の講演の中身が、8月14日のしんぶん赤旗「日刊紙」に書かれてありました。

 「みなさ、基本的人権はお持ちですか。持っていない人はいますか。もちろん持っていますよね。それでは、どこで手に入れましたか。誰にもらいましたか。①国から。②憲法あら。それとも③それ以外から?みなさんの共通点はなんですか。人間ですね。みんな人間ということは、「人間らしく幸せに生きていきたいな」と思って生まれてきたということ。生まれながらにして天から授かった『天賦人権」です。答えは③.日本国憲法11条は『基本的人権は、侵すことができない永久の権利として、現在及び将来の国民に与えられる』となっています。97条の基本的人権は『侵すことのできない永久の権利として信託された』という表現にも、天から与えられたという考えが表れていると言われています。これを『こんな考え方はおかしいからやめよう』といっている人たちがいます。それは自民党です。2012年にまとめた憲法改正草案で自民党は11条について『そういう考え方は西洋の思想家の考え方だから、わが国の伝統にはそぐわない。こんな考え方は改めよう』という考えのもとに、草案では『与えられる。』を削除して『・・・永久の権利である。。』としています。97条は条文ごとに消されています。憲法から天賦人権の規定を二つもなくしてしまおうという人たちが国を動かしていることになります。普通に憲法を勉強した人間からすると、とってもびっくりすることです。13条は『すべての国民は個人として尊重される。・・・』となっています。みんな個性が違い、自分の価値観だけで好きにやっていたら、ぶつかりあい、けんかになります。ルールとそれを作る人が必要です。一人ひとりが幸せになりたい、そのたえに権力、国家、政府をつくる必要があります。個人主義は、わがままをいう利己主義とはまったく違います。13条の個人主義がひっくりかえって、『お国のためにおまえらがいるぞ』という考えを『全体主義』と呼びます。お国のためならば、個人が犠牲になってもしょうがないという考え方。戦前は、そんな考え方ではなかったでしょうか。二階幹事長の『子どもを産まない方が幸せじゃないか』と考えることを『勝手なこと』という発言を突き詰めるとどうなりますか、お国のために役に立っていない意図はいなくていいとなってしまいます。自民党は『個人主義をやめよう』と言っています。13条の『個人』から『個』を削って『人として尊重される』にしています。どんな意味があるのか、解説や『Q&A」にも書いていないからわかりません。『個』を外したいということは全体主義ということなのでしょうか。自民党には『お国のため』という発言をする人がたくさんいます。権力は、みんなを幸せにするために使えばとても役立つ。しかし権力を握った人は自分のために使ってしまうことがありがちです。そうならないために、口約束では心配です。約束を紙に書いておくことが大切。『この通りにやるよ』とできた契約書が憲法=檻という事になります。ライオン=権力が檻に入った状態が立憲主義です。ライオンが壊せないように檻は固くできています。憲法96条で『この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し・・・」となっています。『与党だけの好き勝手にさせないぞ』という意味が3分の2に込められています。これを安倍政権は5年前の参議院選の前に過半数に書き換えようと提唱しました。それに私は危機感を持ちました。ライオンが『柔らかい檻に作りかえてくれ』と言い出したのできすから『壊す気かよ』と。その参院選直後に、内閣法制局長官を交代させ、その年の12月に秘密保護法、翌年には集団的自衛権の容認を閣議決定、その翌年に安保法制ができた。『檻を柔らかくしたい』と言い出す人たちだから檻を檻と思っていない。自民党の改憲草案は、木に例えると枝ぶりが曲がっているから直そうというような次元の改憲ではなくて、根っこごと引っこ抜いてやれという改憲論です。一連の発言や改憲草案と冒頭の人権は誰にもらったのか、という話につながりませんか?」

 安倍首相が3日、自衛隊幹部を前に、持論の「自衛隊明記」の9条改憲への意欲を示す訓示を行いました。

 4日付のしんぶん赤旗日刊紙で日隈広志記者は「防衛省の政策方針を自衛隊の高級幹部に周知徹底させる場で、最高指揮官が自身の改憲の野望を訴えるのは、あたかも自衛隊を『私兵』とみなしているかのようです。」と指摘しています。

 この発言こそ、安倍首相が憲法を檻だと思っていない証左です。

 楾弁護士は、「檻の中のライオン」の中で、「憲法改正」について「檻の意義や仕組みもよくわからないまま、いや、それが檻であることすら知らないまま、檻を改修するのは危険です。私たちの手で檻を作りかえても、檻として約に立たないような檻を作ってしまったら、取り返しがつきません。主権者である私たち一人ひとりが、それぞれ自分の頭で、自分や自分の子孫の問題として、真剣に考えなけれなりません。」と書いています。

 11月23日、宇部市で行う楾大樹弁護士を講師とした学習会に多くの皆さんのご参加をお願いいたします。

 ご一緒に憲法の意義や仕組みを学んでいきましょう。

 憲法について、憲法を改正することについての皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

ダムの事前放流について

 日本共産党山口県委員会などが昨日、山口県に行った「西日本豪雨災害の復旧に係る要望書」に基づく対県交渉について、引き続き報告していきます。

 ダムの事前放流について、県河川課の担当者と議論した内容を報告します。

 山口県では、過去の災害を教訓として県営菅野ダムに於いて台風時に事前放流を行う基準を設けています。

 この基準により、これまでに、5回程度、菅野ダムで事前放流が行われました。

 県内では島田川流域で甚大な被害が発生しました。

 島田川には中山川ダムがありますが、堰堤まで17センチの水量でした。

 私は、「中山川ダムを始め、県内の菅野ダム以外のダムで、事前放流を行う場合の基準について、専門家も交えて検討すべきだ」と指摘しました。

 河川課の担当者は、「ダムの事前放流は水利権者との協議が必要となる。中山川ダムを始めととする県内ダムでの事前放流について、指摘があった点については、課に持ち帰って協議したい」と答えました。

 今回の豪雨で、愛媛県内のダムの下流で死者が出る事案が発生しました。

 豪雨時に大量の排水を行う必要が生じる恐れを回避するために、事前放流の必要性が叫ばれています。

 山口県でも、県民の命と財産を守るために、菅野ダム以外のダムでの事前放流の在り方について、専門家を交えて検討を行う必要があると私は強く感じました。

 引き続き、豪雨災害に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

周南市・光市などにも災害救助法の適用を

 日本共産党山口県委員会と同県議団は、本日、村岡知事に対して、西日本豪雨災害の復旧に係る要望書を提出しました。
 要望書提出には、大平よしのぶ前衆議院議員や、県議団、災害のあった地元自治体の議員らが参加し、私も参加しました。

豪雨災害申し入れ

豪雨災害に係る要望書を県に提出(左端が私)

 要望した項目の一つは、県内で災害救助法の適用が岩国市だけだった問題です。
 岩国市は、災害救助法施行令第1条第1項第1号が適用されました。
 災害救助法施行令第1条第1項第4号には、「災害により、多数の者が生命又は身体に危害を受け、又は受けるおそれが生じており、継続的に救助を必要としている」場合に、法律を適用するとの規定があります。
 これは4号適用と言われており、4号適用した自治体数は、山口県(0)、高知県(7)、鳥取県(10)、京都府(9)、兵庫県(15)、岐阜県(21)です。
 これらの県で、全壊、半壊の住家被害数は山口県が最大であるにも関わらず、山口県は、4号適用応していません。
 健康福祉部厚生課の担当者は、「山口県に特別警報が出ていなかったので、4号適用の申請はしなかった」と答えました。
 4号適用の申請の基準として特別警報が出ている場合との規定はありません。
 県が独自に判断をして4号申請をしていなかった実態が明らかになりました。
 私は、「これからでも、被害の大きかった周南市、光市などを災害救助法の適用とするよう国に申請すべきだ」と質しました。
 厚生課の担当者は、「指摘された事項は、課の中で協議したい」と答えました。

 日本共産党山口県委員会の政府交渉で、内閣府の担当者は、「災害救助法を適用するかどうかの判断は都道府県が行い、国に申請するものだ」という趣旨の答弁を行いました。

 災害が甚大だった、周南市や光市などに今からでも山口県は、災害救助法が適用できるよう国に申請を行うべきです。

 豪雨災害に対する皆さんのご意見を引き続きお教え下さい。