中村義洋監督の映画「奇跡のリンゴ」を観ました。
無農薬・無肥料でのリンゴ栽培を成功させた木村秋則さん役の阿部サダヲがぴったりでした。
あの笑顔が出せる俳優はそうそういないだろうと思います。
木村の妻役の菅野美穂も良かったですね。
「この奥さんのためだったら頑張れる」そう思わせる演技でした。
木村さんの子どもたち(3人姉妹)も可愛かったですね。
父が、無農薬栽培を諦めようとした時、長女が、「私たちは、何のために貧乏に耐えてきたのか」と励ます場面があります。
思わず、私の頬を涙が伝いました。
映画を見る前後で、木村秋則さん関連本を数冊読みました。
木村さんの本を読めば読むほど、木村さんに惚れてきます。
人生の先輩として学ぶことが多いです。
一言でいうなら、「失敗を恐れず、のんびり進め」と木村さんから励まされる思いです。
私は、何百年も続く農家の倅です。母と一緒に細々農業を続けてきました。
この映画に出会い、木村さんを知り、「故郷の山河を愛せ」と背中を押されているような気持ちになりました。
少しづつ、木村式自然栽培法を勉強して、故郷の我が家の田畑で実践してみたくなりました。
私は、48歳。人生後半の師に出会えた気持ちで一杯です。
木村さんの本を少しづつ読み進めていこうと思います。
近い将来、木村さんのお話を直接聴く機会を得たいという思いで一杯です。
中村監督。いい物語をありがとうございました。
中村作品は心を優しくしてくれます。これからも応援したいと思います。
本日、日本共産党山口県委員会の事務所で、参議院山口県選挙区予定候補「ふじい直子事務所びらき」が行われました。
「ふじい直子事務所びらき」であいさつする藤井さん
私は、事務所びらきで以下の主旨の発言を行いました。
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藤井直子事務所びらきにあたって一言ご挨拶申し上げます。私は、旧楠町の出身で、代々の農家の倅です。父が亡くなり母と一緒に、3反の田んぼを守っています。今、山口県中の米作農家が田植えの真っ最中です。しかし、県内では後継者不足が深刻だということがアンケート調査で明らかになりました。
農村・漁村の女性に昨年の今頃、山口県がアンケートを行いました。農家では、後継者がいないが、20%、いるが意志不明が48%。68%の人が後継者がいないと答えました。漁家では、後継者がいないが、65%、いるが意思不明が17%。82%の人が後継者がいないと答えました。先日、県の方にお話をお聞きすると、山口県の漁業者の正組合員の約40%が65歳以上だそうです。宇部市の旧丸尾漁協。県漁協東岐波支店は、88.9%が65歳以上だということです。
私は、今、山口県で、農業・漁業を続けている人を、最終ランナーにしてはならないと自ら農家のはしくれとして強く思います。
私は、昨日、映画「奇跡のリンゴ」を観ました。無農薬・無肥料のリンゴ栽培を成功させた青森県のリンゴ農家「木村秋則」さんの物語です。
木村さんの近著「ソウルメイト」で、木村さんは、TPPについて「TPPに参加すれば、安い農産物がどんどん国内に入ってきます。ただでさえ元気のない日本の農業が大打撃を受けるのは、火をみるよりも明らかです。」と述べています。
TPPに参加すれば、山口県の農業生産額が半分になると県は試算しています。TPP交渉にこのまま参加するのか参加を撤回するのかが、今度の参議院選挙の大争点の一つです。
私は、山口県の農業に携わる一人として、TPP参加反対を貫く藤井直子さんを心から応援したいと思います。そして、比例代表5議席実現のために、県参議院選対副本部長として県議団長として力を尽くすことをお誓いしたいと思います。ともに頑張りましょう。
・・・
引き続き、国政や県政の要望を藤本にお寄せ下さい。
無農薬・無肥料のリンゴ生産を実現した木村秋則さんの関連本を読んでいます。
石川拓治著「奇跡のリンゴ~『絶対不可能』を覆した農家 木村秋則の記録」を読みました。
木村さんの生きざまに勇気をいただき、その他の本も読みたくなり、木村さん本人による近著「ソウルメイト~奇跡を支えた魂の絆」を読んでいます。
先述した「奇跡のリンゴ」と重なる部分はありますが、木村さんの「ものの見方・考え方」がよく分かります。
地球環境を守る立場から無農薬農業の可能性を述べる木村さんの文章に納得しました。
また、TPP交渉についても、木村さんは、次のように述べています。
「近年取り沙汰されているTPP問題は、今後の日本農業の動向を大きく左右することになるでしょう。TPPに参加すれば、安い農産物がどんどん国内に入ってきます。ただでさえ元気のない日本の農業が大打撃を受けるのは、火を見るよりも明らかです。安価な食品が買えるようになることは、消費者にとっては一見喜ばしいことのように思えるかもしれません。しかし、輸入される農産物の安全性については、何の保証もないのです。遺伝子組み換え食品や残留農薬に汚染された食品によって、食の安全が脅かされる可能性も大いに考えられます。
何よりも、農業がダメージを受けることによって、日本の食料自給率がまたもや大きく下がってしまいます。相手国の政情不安によって農産物の輸入がストップしたらどうするのか。現段階で、明確に指針を示せる人は誰ひとりいないのではないでしょうか。」
最もな主張です。この当たり前の言葉も木村さんが述べると説得力があります。
この本の巻末に、木村さんの農法を実践する全国各地の取組みが紹介されています。
山口県の近くでも愛媛県松山市や岡山県倉敷市での取り組みが紹介されています。
山口県内でも木村さんの農法に関心を持っておられる方も多いと思います。
私も農家のはしくれとして大変興味があります。
この本を読んで少しづつ、実家の田畑で実践できたらと、夢のような事を考えています。
木村さんの農法に関心のある方、ご教示下さい。
何はともあれ、今日から映画「奇跡のリンゴ」は封切られます。
先日、前売券を買いました。早く映画を観たいと思います。
映画の感想もお聞かせ下さい。
山口県農林水産政策課が「『支えあいのしくみづくり』に向けた農山漁村女性の意識調査」を昨年5月6月に実施しました。
農村女性は、農家生活改善士及び農家女性、393人の回答であり、漁村女性は、漁村生活改善士及び漁村女性69人の回答です。
まず、後継者の有無を尋ねました。
農村女性では、後継者がいないと答えたのは、20%で、後継者はいるが、農業の後継者になるかどうかは分からないと答えたのは48%。
農村では、後継者がいないと意思不明の合計は、68%にも及んでいます。
漁村女性では、後継者がいないと答えたのは、65%で、いるが、意思不明と答えたのは17%。
漁村では、後継者がいないと意思不明の合計は、82%にも及んでいます。
農村女性では、プラスしてほしい収入の内、5万円以上が、38%でした。
漁村女性では、プラスしてい収入の内、5万円以上が、46%でした。
農村でも漁村でも収入アップを望む声が聞かれます。
県農林水産政策課としては、この調査結果を受けて、今年度、「農山漁村女性起業育成事業」に取り組んでいます。
これまでの「やまみちゃんブランド」の確立に加え、農山漁村女性企業の育成に力を入れます。
具体的には、①農山漁村女性企業支援センターの設置②経営環境整備(セミハード)支援③経営発展実践支援に取り組むこととしています。
私も農業に携わる一人として、「現在の農家・漁家を山口県農林水産業の最終ランナーにしてはならない」ことを痛感します。
そのためには、農林水産業に携わる方々の所得補償に重点を置いた施策が重要だと痛感します。
改めて、このアンケート結果から、日本と山口県の農業を壊す、TPP交渉に日本は参加すべきではないことを痛感します。
山口県の農林水産業の振興に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
宇部市・山陽小野田市選出の県議を対象にした「平成25年度・宇部・山陽小野田地域公共事業説明会」に参加しました。
公共事業を説明する坂元宇部土木建築事務所長(起立)
宇部土木建築事務所関連では、今年度、県道琴芝際波線調査費として300万円が計上されていることが明らかになりました。
担当者は、「今年度中には、県道琴芝際波線の改良の方策について県の考え方を明らかにしたい」と答えました。
宇部港湾管理事務所関連では、今年度、玉川排水機場補修費として、2千万円が計上されていることが明らかになりました。
玉川排水機場補修は、この地域の浸水解消のために急がれています。担当者は、「平成27年度までに補修を完了したい」と答えました。
厚東川工業用水道事務所関連では、今年度、厚東川第二期工業用水道のバイパス管布設工事費として約1億円が計上されていることが明らかになりました。担当者は、「バイパス管布設工事の総事業費は、約15億円。今年度から平成30年度まで取り組む。今年度国に事業費の3分の1の補助を要望している。」と説明しました。
美祢農林事務所関連では、担当者が、「今年度、農業用水を活用した小水力発電の取組みを宇部市万倉地区と、山陽小野田市厚狭地区で進めていくことにしている。」と説明しました。
防府水産事務所関連では、担当者が、「今年度も、厚東川河口において実施されているカイガラアマノリの養殖実験と製品販売等を支援していく。」と説明しました。
宇部地域の公共事業に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
石川拓治著「奇跡のリンゴ」を数日前から読んでいます。今、丁度半分程度読みました。
この本の副題は「『絶対不可能』を覆した農家 木村秋則の記録」です。
木村さんは、青森県のリンゴ農家。不可能と言われた無農薬によるリンゴ栽培に成功した人です。
私が読んだ前半は、木村さんの農園のリンゴが虫達によって全滅した光景です。
子どもたちの教育費にも困る極貧の木村家の暮らしぶりです。
ここから、どうやって、無農薬によるリンゴ栽培に成功したのか興味津々です。
文庫版の解説で、脳科学者の茂木健一郎さんは、「薬漬けの無菌状態で、栄養剤を補給されている。それは、私たちの文明人自身の姿ではないのか。木村さんが発見した「リンゴ本来の力」を引き出すノウハウは、私たちの生き方にもまっすぐにつながる。果たして、私たちは自らの内なる生命力をよみがえらすことができるのか?情報化の中で、ともすればやせ衰えていく私たちの生きる力。木村さんのリンゴが私たちに突きつける課題は大きい。」と述べています。
実に名文。茂木さんの文章は、木村さんの挑戦の意義を明確に説明しています。
表紙の木村さんの笑顔がたまりません。木村さんは、「死ぬぐらいなら、バカになればいい」と言いながら、無農薬リンゴへの挑戦を続けたそうです。
この笑顔の木村さんだから辿りつけた道だったのだと思わせます。
木村さんの物語が映画になります。
監督は、中村義洋さん。私が大好きな監督の一人です。
作家の伊坂幸太郎さん著作の映像化を数々手がけた監督です。
私の一押しは「ゴールデンスランバー」です。
木村さんを演じるのは、阿部サダヲさん。いい配役だと思います。
6月8日から封切り。私は、映画「奇跡のリンゴ」にも大いに期待しています。
私の究極の願いは、木村さんのお話を直接お聞きすることと、木村さんのリンゴを食べることです。
いい物語に出会えた喜びにひたる日々です。