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岩国基地関係の国の平成27年度当初予算案について

 本日、大谷総務部理事から、「岩国基地関係の国の平成27年度当初予算案について」とする報告が届きました。

 私が先日、本ブログで取り上げた県への交付金=「再編関連特別地域整備事業」は、新年度、歳出ベースで18億5200万円が計上されました。

 「岩国飛行場等における施設整備等」は、昨年度、歳出ベースで588億8700万円だったものが、926億2000万円と大幅に増額されています。

 内訳として、①岩国飛行場内に整備する指令部庁舎、家族住宅等の工事に要する経費、②愛宕山地区に整備する生活支援施設、陸上競技場等の工事に要する経費となっています。

 以上を見ると、空母艦載機部隊の岩国移駐が既成事実化されようとする新年度予算だと言えます。

 一言で言うと「岩国の沖縄化促進予算」だと言えます。

 普天間基地移設の見通しが立つ前の空母艦載機部隊の先行移駐は認められないとするスタンスを県は本当に貫けるのかが大きく問われる局面です。

 沖縄と連帯して、県民の運動を高めて、県に基本スタンスを守らせましょう。

 一方で、住宅防音、周辺環境整備費など基地周辺対策経費は、昨年度より減額されていることも特徴です。

 この点からもアメリカいいなり予算と言えるのではないでしょうか。

 岩国基地関連の新年度予算に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

ドラマ「風の峠~銀漢の賦」

 葉室鱗原作のNHK木曜時代劇「風の峠~銀漢の賦」が15日からスタートします。

 約3年前にこの本を読んでいます。

 家老・松浦将監を演じるのが柴田恭兵さん。

 将監は、持って1年の重い病を抱えています。

 1月11日付しんぶん赤旗日曜版の「ひと」のコーナーで柴田恭兵さんが登場しています。

 柴田さん自身が50代半ばで肺がんで手術を経験します。

 柴田さんは、それ以降、「命を使い切る」思いで、一つひとつの仕事に取り組んでいるとインタビューに答えています。

 将監の幼馴染の源吾を演じるのが中村雅俊さん。

 老境に達した二人の実力俳優の演技の競演が見ものです。

 柴田さんも中村さんも実際は60代ですが、原作では、50代です。

 私たちの年代がどのように生きるかを大いに考えさせてくれる作品です。

 今週から、木曜日の「風の峠」、日曜日の「流星ワゴン」二つのドラマを大いに期待しています。

次男が希望校に合格

 中学三年生の次男は、1月6日に、希望校を受験し、9日に合格との発表を受けました。

 新年すぐの受験だったので、年末年始に家族で様々な行事に参加している時も一人で家にこもってよく勉強していました。

 次男の努力が実って合格できたことを親として大変喜んでいます。

 次男は、正月に、私の実家に帰りませんでした。

 昨日は、私の母に、合格したことを報告しに実家に帰りました。

 そして、仏壇の前で、亡くなった父に、合格したことを報告しました。

 次男は、デザインを学べる高校に進学します。

 父は小学校の教員でしたが、中学校の美術を教える資格があり、家には父の描いた絵や彫刻がありました。

 私は、次男に、「君にはお祖父さんのDNAがあるんだよ」と話しました。

 実は、私も高校時代に交通安全のポスターコンクールで山口県一位になり、美術系の大学に行くことを考えていた時期がありました。

 次男に、私のDNAも少し入っているのだと思います。

 次男には、「私をモデルにイラストを描いて」と要請しています。

 夢への一歩を歩み始めた次男をこれからも応援していこうと思います。

 県内の受験生の皆さんにそれぞれの春が訪れますよう祈念しています。

小説「流星ワゴン」

 重松清さんの小説「流星ワゴン」を読み終えました。

 主人公は、38歳の永田一雄。38歳の父親忠雄と出会う物語です。

 一雄と忠雄は、話もしないような仲。

 一雄の家庭は崩壊した家庭です。

 一雄は、同年齢で出会った忠雄と一緒に、崩壊前の一雄の家庭に立ち向かいます。

 一雄と忠雄に友情のような感情が芽生えます。

 私の父親は、8年前に他界しました。

 大学を卒業し、日本共産党の市議会議員に立候補を決意した頃、父は、小学校の校長でした。

 父は私の立候補に大反対して幾度となく議論しました。

 父が退職し、私に子どもが出来た頃から、父は知人に私の支援を頼んでくれるようになりました。

 今では、父にとても感謝しています。

 ようやく穏やかに話せるようになった頃、父は体調を崩すようになり、思うように話せなくなりました。

 もし、50歳の私の前に、50歳の父が現れたら、どんなに嬉しいだろうとこの小説を読んで思いました。

 子どもたちが思春期に入り、コミュニケーションが取りずらいことが多くなりました。

 もし、子どもが50歳になった時、50歳の私のままで、出会うことが出来たらどんなに素晴らしいことでしょう。

 こんなことも思わせてくれる作品でした。

 不可能なことだから小説になるのでしょう。

 ギクシャクするのが家族。それでも影響し合うのが家族だと思わされました。

 子どもたちとはこれからもギクシャクするだろうけれど、しっかり、向き合っていきたいと思いました。

 重松さんは、この小説を通して、「人生は、ギクシャクの連続だけれど、投げ出してはいけない。明日はくる」ことを訴えたかったのだと思いました。

 一雄を取り巻く環境は最悪だけれど、重松さんは、最後まで一雄にエールを送り続けていました。

 その辺りが、この小説の醍醐味だと思います。

 重松作品は、いつも私を励ましてくれる応援歌であり続けてくれます。

 「流星ワゴン」もそのような作品でした。

 重松さんありがとうございました。

 この小説がどのような映像になるのか、18日スタートのTBS日曜劇場「流星ワゴン」を大いに期待しています。

 

「新基地交付金山口県に20億円」との報道

 今朝の読売新聞は、山口版で、「米軍再編に伴って基地負担が増える都道府県への新たな交付金措置を検討していた政府は、2015年度の政府予算案に、山口県への交付金約20億円を盛り込む方針を固めた。」と報じました。

 朝日新聞は、14年7月21日付で、「山口県も5年間で100億円の交付金を要望」と報道しましたが、この報道と照らし合わせば、20億円交付金が来年度から5年間継続する見通しとなるのでしょうか。

 山口県は、「普天間基地の移設の見通しが立たない前に空中給油機部隊の岩国基地受け入れはしない」との県民公約を破り、KC-130の受け入れを決めました。

 そもそもKC-130の受け入れを検討する中で、山口県は「新たな基地機能強化にはならない」と判断していました。

 山口県は基地機能強化にならないと言ってきたKC-130の受け入れで、「基地負担が増える都道府県への交付金」を受け入れようとしています。

 これは、二重の意味での県民への裏切りではないでしょうか。

 根本問題として、岩国の沖縄化を進める代償として山口県は、交付金を受け取っていいのかどうかが問われます。

 日米両政府は、2017年ごろまでには、米軍厚木基地から空母艦載機59機を岩国基地に移転させる計画です。

 2015年から5年間だと交付金は2020年まで継続されます。

 交付金が交付される期間と空母艦載機部隊の移駐時期が重なります。

 11月県議会で山口県は、「普天間基地移設の見通しが立たないうちに、空母艦載機の移駐のみを切り離して進めることは認められない」との基本スタンスを堅持すると述べました。

 山口県は、11月県議会で、新たな交付金は、「産業インフラ整備や広域観光の進行など、岩国地域のさらなる発展につながるように十二分に活用する」と答え、交付金を受け取る考えを示しました。

 山口県が、今回交付金を受け取れば、KC-130受け入れの見返り金を受け取ったことになるのではないでしょうか。

 今後とも交付金を受け取れば、空母艦載機受け入れを拒否しづらくなることは明らかです。

 山口県は、県民の平和と安全を守ることを最優先にさせ、交付金受け入れを拒否すべきです。

 「普天間基地移設の見通しが立たないうちに、空母艦載機の移駐のみを切り離して進めることは認められない」の基本スタンスを堅持するのなら、交付金を現時点で受け取るべきではありません。

 山口県が米軍再編の負担増に対する交付金を国から受け取ろうとしています。

 このことに対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

宇部市職労2015年旗びらきで挨拶

 本日、宇部市職労2015年旗びらきが行われました。

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 2015年旗びらきで開会挨拶をする阿武委員長

 私が日本共産党を代表して挨拶を行いました。

 私の挨拶の要旨は以下の通りです。

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 宇部市職労2015年旗開きに今年もお招きいただきましてまことにありがとうございます。県議会議員の藤本です。一言ご挨拶申しあげます。
 昨年末総選挙が行われました。日本共産党は、改選8議席から21議席に躍進させました。「対決・対案、共同」の姿勢で大奮闘する決意です。
 第三次安倍内閣が発足しました。安倍さんは、首相指名後の記者会見で、、「引き続きこの道を真っすぐに進んでいけと国民の皆さまから力強く背中を押していただきました」と述べました。
安倍首相がいう「まっすぐに進む道」は「アベノミクス」です。この道に未来があるのでしょうか。「アベノミクス」は、「トリクルダウン」=「大企業や富裕層がもうかれば、いずれは庶民の暮らしに回る」によります。
 昨年12月OECD(経済協力開発機構)は、「格差と成長」と題する報告書を発表し「多くのOECD諸国で、過去30年間で富裕層と貧困層の格差が最大となった。格差拡大は各国の経済成長を損なっている」と分析しました。この報告書をイギリスのガーディアン紙は、「OECDはきょう、トリクルダウンという考え方を捨てた」と報道しました。「アベノミクス」の道には先がないことは明らかではないでしょうか。
 山口県は「やまぐち産業戦略推進計画」の第一次改定を行いましたが、第一の柱は「瀬戸内産業再生戦略」という港湾開発などに巨額の税金を使う道です。私は、「瀬戸内の産業基盤にお金を投じれば、県民にお金が回る」というトリクルダウンの考え方があると考えます。
 宇部市の新年度予算編成方針をみても、重点施策の第一は、産業力の強化になっており、久保田市長も「トリクルダウン」の考えだと思います。
 その一方で、3年前のルネサスのリストラで700名を超え、ウベボードの解散で、200名を超える雇用がこの宇部市で喪失しようとしています。最近、セントラル硝子の新たな工場が進出するなどの話がありますが、宇部市の現状は、アベノミクスの影ばかりが目立ちます。
 山口県や宇部市は、産業基盤競争に加熱するのではなく、格差を是正する社会保障や教育などの予算を充実させることではないでしょうか。
4月には県議選挙・市議選挙があります。日本共産党は対決・対案・共同で6名全員当選する決意です。皆さんのご支援をお願いいたします。 

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 対決・対案・共同で今後とも頑張ります。引き続き、皆さんのご要望をお聞かせ下さい。