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新着情報

秘密保護法案に係る参議院での仁比質問を毎日新聞が報道

 27日、秘密保護法案の審議が始まりました。

 日本共産党は、仁比参議院議員が、参院本会議場で質問しました。

 この様子が、昨日の毎日新聞に大きく取り上げられていました。

 「騒然とする議員席が静まったのは、共産党の仁比聡平氏が質問した時だった。『同僚議員の皆さんに警鐘を鳴らしたい。この法案は国会議員をも処罰対象にしている。巨大な行政権力・官僚機構に断固迫ってこそ、国会議員ではないのか』。議場への呼びかけに、野党席を中心に大きな拍手が起きた。」

 先の参議院選挙で仁比さんを国会に送って本当によかったと思います。

 昨日、ノーベル賞受賞者の益川敏英、白川秀樹氏を含む著名な31人の学者が、秘密保護法案の強行採択を批判し廃案を求める声明を発表しました。

 県内では、昨日、山口県弁護士会が、「国民の知る権利を侵害するものと言わざるをえない」とする会長声明を発表し、法案成立への反対姿勢を示しました。

 今、秘密保護法案に反対する世論が急速に広がっています。

 この法案は廃案にしなければなりません。

 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

空中給油機岩国移駐に関する国からの回答

 10月30日に、岸外務副大臣らが、県庁を訪れ、10月3日に開催された日米安全保障協議会(2+2)の共同発表の追加説明を行いました。

 その中に、15機の空中給油機を来年6月~9月の間に岩国飛行場へ移駐する見込みだとの説明がありました。

 県は、11月18日、中国四国防衛局長に「空中給油機の岩国基地への移駐等について」という質問書を出しました。

 11月27日にその回答が県に寄せられました。

 県の空中給油機移駐機数が12機から15機に増加する結果、航空機騒音の状況はどうなるのかの質問に、国は「航空機騒音の状況はほとんど変化がないものと推定される」と答えました。

 更に、県の海上自衛隊の残留に伴う騒音についてどうなるのかの質問に、国は「航空機騒音の状況に大きな変化は生じない」と答えました。

 米軍再編に係る岩国基地に移駐・駐留する航空機の増加は、それ以外にもあります。

 厚木から移駐する空母艦載機部隊は59機と言われてきましたが、61機に増えると言われています。

 更に、F-35Bの岩国基地配備も取りざたされています。

 米軍再編が見直される中、当初より岩国基地に移駐・駐留する航空機数が増加・機種変更されようとしていることは明らかです。

 トータルとして騒音がどうなるのかを県として総合的に検討し、今後の判断材料とすべきだと思います。

 読売新聞は、沖縄県以外の自衛隊基地にオスプレイの格納庫が建設される見込みだと報じました。

 残留が決まった海上自衛隊岩国基地への格納庫建設の可能性はないのでしょうか。

 いすれにしても岩国基地の機能が際限なく拡大されようとしていることは事実ではないでしょう。

 給中給油機も空母艦載機も先行移駐は認められないという「オール山口」の意思を堅持しながら、県民である岩国市民と周辺住民のために、賢明な判断をすべきだと思います。

 岩国基地に係る皆さんのご意見を引き続きお待ちしています。

山本知事欠席のまま11月県議会開会

 山本知事が欠席する中、本日、11月県議会が開会しました。
 私が、6月県議会で、知事の健康問題を質問した時、山本知事は、「定例記者会見を通じてきちんと説明させていただいている」と答えました。
 山本知事は、記者会見のなかで、体調に問題はないとの認識を繰り返し、具体的な質問には「これ以上説明することはない」と答えてきました。
 今回の11月県議会欠席に当って、「知事の意向」として病状や入院期間が明らかにされませんでした。
 山本知事は、県民に対して、なぜ、議会に出席できないのか、病状がどうなのか説明する責任があります。
 更に、山本知事は、今度で2回目の入院となります。今日は、職務代理者となった藤部副知事が議案説明を行いましたが、職務代理者を長期化させてはならないと思います。
 以上の点から、山本知事は、自らの進退を判断する時期に来ていると思います。
 知事不在の議会となりました。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

厚東川通信No.362(2013年12月1日)

日本共産党県議団が美祢市を訪問しジオパークの取り組みを聞く

 

美祢ジオパークへ県の支援を

 

林副市長らから直接要望受ける

 

 十一月十一日、日本共産党県議団は、美祢市を訪問し、林副市長、篠田市長統合戦略局長、古屋世界ジオパーク推進室長から美祢ジオパークの取組みについて説明を受けました。
 美祢市は、二〇一二年三月に、「美祢市ジオパーク推進協議会」を設立し、今年四月に、日本ジオパークネットワーク加盟申請書を提出しました。今年九月に第十八回日本ジオパーク委員会が開催され、美祢ジオパークは、残念ながら認定されませんでした。
 美祢市は、引き続き、日本ジオパークへの認定に向け、取り組みを行っていくことにしています。今後の取組みとして、まず、山口大学とともにプロジェクトチームを発足させる準備を進めています。拠点施設として、秋吉台科学博物館の充実に向けて検討委員会を発足させる準備も進めています。
 美祢市の「平成二六年度山口県予算等に対する要望書」の内、重点要望項目の第一が、「ジオパーク活動に対する支援について」です。県の美祢市への支援が急がれます。

   懇談の様子左奥が私、右奥が林副市長

 

木質ペレット製造・活用状況視察

 

 藤本県議は、十一月二十二日、木質ペレットの製造・活用状況を視察しました。
 午前中は、岩国市にあるペレット燃料製造施設を視察しました。この施設は、山口県森林組合連合会が設置したもので、平成一八年一月から木質ペレットの製造を開始しました。現在、年間七〇〇トンを超えるペレットを製造しています。
 ペレットは、専用ボイラーが導入されている施設に納入されています。県立施設では、県立こころの医療センター・きらら博記念公園水泳プールなどです。
 午後は、防府市にある県立農業大学校を視察しました。視察したのは、木質ペレットを燃料とする農業用ハウス栽培用暖房機の実証実験を行う現場です。県と農業用乾燥器メーカー木原製作所(山口市)が共同開発を進めたペレット暖房機が、農業大学校内のトマトハウスに据え付けられました。
 今月十日から、ペレット暖房機の横に、同規模の灯油暖房機を設置し、同等の効果が出るか実証実験を行います。

東割郵便局横の停止線直る

 

 宇部東割郵便局横交差点の停止線が消えかかっているとの指摘を受け、数ヶ月前に、宇部警察署交通課に改善を求めていました。この程、市道側(東西線)の停止線の引き直し作業が完了しました。

     左側の建物が宇部東割郵便局

 

一気

 

NHKニュースは、「政府が、来年に向けて進めているアメリカ軍の空中給油機部隊の岩国基地への移転について、これまで容認でできない考えを示してきた岩国市の福田良彦市長が移転を受け入れる考えに転じ」たと報じました▼先日、国は、県と岩国市に、普天間基地から移駐される空中給油機について「十五機が来年六月から九月の間に岩国飛行場に移駐する見通しである。」と説明しました▼これまで、国は、空中給油機の移駐は、「普天間基地の全面返還に係る諸条件の整った後に」と説明してきました。今回、国は、「沖縄の基地負担の軽減を目に見える形で精力的に進める観点から」先行移駐を強行しようとしています▼普天間基地の全面返還に係る諸条件が整わない内の、空中給油機の岩国基地移駐は、際限なく岩国基地を拡大させ、岩国の沖縄化を加速させるものです。

「小さいおうち」と秘密保護法案②

  特定秘密保護法案が衆議院の特別委員会で自民・公明両党とみんなの党の賛成多数で可決されました。

 21日に東京で行われた反対集会には、1万人を超える市民が参加しました。

 また、国会で議論すればするほど法案の危険性が明らかになっています。

 世論調査では、同法案に賛成の人でも「慎重審議」を求める声が7~8割に達しています。

 その上、福島で地方公聴会が開かれましたが、更に各地や中央公聴会の開催が必要です。

 このような状況の中で、採択が強行されたことは許し難いことです。

 中島京子著「小さいおうち」を先程読み終えました。

 女中のタキが、戦後、奉公していた東京の家を訪ねます。

 家は跡かたもなく無くなっていたんですが、奉公していた家の息子の友だちの父親に出会います。

 「セイちゃん」の父親は、スパイ容疑で、昭和16年から20年まで獄中にいました。

 セイちゃんの父親の状況が以下のように描写されています。

 「勤め先の印刷工場である日突然、非合法活動容疑で逮捕された。何度か口を聞いたことのある、気のいい同僚からあずかった荷物の中に、証拠が入っていたという理由だったが、彼は同僚から何かをあずかった覚えすらなかった。同僚が地下活動をしていることも知らなかった。けれども、事実などまったく用をなさない瞬間が、歴史のあちこちに存在する。拷問でへし折られた左指の骨と引き換えに、彼は右手で告白書に署名した。」

 こんな歴史を繰り返してはなりません。

 日本を暗黒社会にする秘密保護法案は廃案しかありません。

 秘密保護法案に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

「小さいおうち」と秘密保護法案①

 今朝から喉の奥が痛み始め、病院に行き、自宅で休息していました。

 今、中島京子著「小さいおうち」を読んでいます。

 先日、先行上映を観た映画「小さいおうち」に感動し、原作を読み進めています。

 戦争中に、東京の郊外にある家庭を女中(タキ)の眼で見つめた物語です。

 明るかった世の中は、終戦に近づく程に、暗くなっていきます。

 タキは、東京に出てきて最初に女中奉公をしたのは、小中という小説家の家でした。

 昭和17年の後半に、偶然タキは、小中に街で出会い、喫茶店で話をします。

 小説家の小中の言葉は、当時を上手に写しているのではないかと思います。

 「国を思う気持ちも人後に落ちないつもりだ。しかし、その我々すら、非難する者があらわれる。文壇とは恐ろしいところだ。なんだか神がかり的なものが、知性の世界にまで入ってくる。だんだん、みんなが人を見てものを言うようになる。そしていちばん分かりやすくて強い口調のものが、人を圧迫するようになる。抵抗はできまい。急進的なものは、はびこるだろう。このままいけば、誰かに非難されるより先に、強い口調でものを言ったほうが勝ちだとなってくる。そうはしたくない。しかし、しなければこっちの身が危ない。」

 大政翼賛会も設置され、戦争一色に染まっていく時代を活写している文章だと思います。

 国民のあいだに急速に反対世論が広がる秘密保護法案を政府・与党が今週にも衆議院を通過させようとしています。

 法案は、「国民には何が秘密かも秘密」です。逮捕されたら裁判でも特定秘密は開示されず、弁護士はどう弁護していいかわかりません。何によって裁かれているかもわからないまま重罪にされる。

 こんな恐ろしい暗黒社会を許してはなりません。

 今なら間に合います。戦争の前夜を繰り返してはなりません。

 秘密保護法案に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。