「2015宇部市新春のつどい」実行委員会主催の「2015宇部市新春のつどいが宇部市総合福祉会館で行われ、200名の市民が参加しました。
仁比そうへい参議院議員が総選挙躍進のお礼を述べるとともにアベノミクスの反国民性などを力強く訴えました。
記念講演でアベノミクスの問題点を語る仁比議員
その上で、仁比参議院議員は「山口県に原発はいらない願いで藤本県議の再選を果たさせてほしい。山口県で4人の県議を実現させてほしい」と訴えました。
私は、宇部市議選をたたかう5名を含めて4月の宇部市の選挙を戦う候補者を代表して決意表明を行いました。
候補者を代表して決意表明する私
私が行った決意表明の主旨は以下の通りです。
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2015年の新春のつどいにお集まりの皆さん、こんにちは。
保守の立場で県議選挙に立候補した方から「日本共産党に入れた」とお聞きしました。先日、自然農法研究者の方から「初めて日本共産党に入れた」とお聞きしました。このような広がりが日本共産党の第三の躍進へと結びつきました。今年は、日本共産党に入れてよかったと思っていただける奮闘を宇部市で行いたいと思います。
総選挙で寄せられた市民の期待に応える一番の道は、4月の県議選・市議選で勝利することです。候補者一同全力で戦いぬきますので大きなお力をお寄せいただきますようお願いいたします。
志位委員長は、第三回中央委員会総会で「地方経済をめぐっては、『国際競争力』を看板にした巨大開発、外からの大企業呼び込みの「特区」など、破たんした大企業応援・依存の政治を転換し、地域に根をはって頑張っている力-中小企業、農林水産業を応援し、地方自治体としても非正規から正社員への転換を応援する施策をすすめてこそ、本当の地域再生の道は開かれることを訴えてたたかいます。」と述べました。
山口県の経済政策の基本は、「やまぐち産業戦略推進計画」です。この計画の第一は、「国際競争に打ち勝つ『瀬戸内産業再生戦略』」です。その第一は、「物流拠点港湾の機能強化」です。「国際バルク戦略港湾」(国際競争力強化を目的に国の成長戦略の一環として選択的集中的に整備)に飛びつき、宇部港に634億円、徳山下松港に699億円。港湾開発だけで2521億円つぎ込む計画です。
「アベノミクス」は「トリクルダウン」という経済理論です。大企業にお金を貯めれば庶民の暮らしに滴り落ちてくる。「アベノミクス」は実質賃金を17ケ月連続下げ、GDPをリーマンショック以来5年ぶりに0.5下げ景気悪化と格差を拡大しました。
安倍さんは、「この道しかない」といいますが、「この道には先がない」ことは明らかです。
さて、山口県がやろうとしていることはまさにアベノミクスの山口版。瀬戸内に税金をつぎ込めば県民の暮らしが良くなるというものです。
県が進める「この道にも先がない」ことは明らかです。
野村地区委員長が訴えたように、宇部市でアベノミクス山口版をこの道しかないと進める自公を5議席中4議席にしてはなりません。
暮らしと命を守るのは日本共産党の藤本だけです。藤本への支持を大きく広げていただきますようよろしくお願いいたします。
野村地区委員長が訴えたように、今回の県議選挙は、前回より得票を4000伸ばさなければ勝利できない選挙です。
候補者自らが勝利の展望を切り開く決意で私は今4つの挑戦を行っています。
一つの挑戦は、4年間早朝宣伝を続けたことです。毎週火曜日に船木の交差点に立ち続けています。半年前から藤井候補と、最近は、労働者後援会の白濱さんと3人で音の出る宣伝も行っています。
二つ目は、1000人を目標としたマイ名簿づくりです。現在700名を越えました。この名簿で、「議会報告」を送り、総選挙最終版電話かけを行い15部の日曜版を拡大することが出来ました。
三つ目は、自分の声で録音したテープでの宣伝です。今年に入り、テープを作り、専属の運転手さんに連日運行していただいています。先日、市の部長さんから、「家の近くで聞えました」と声をかけていただきました。
四つ目は、地元対策です。米価下落など自民党農政への批判が強く、ふるさと楠での反応は抜群です。地元の初集会などにも参加し、「オール楠」で藤本を応援して下さるように努力を続けていきます。
宇部駅前に元市議会議長さんが使っておられた事務所を借りることが出来ました。2月14日に事務所開きを行います。「オール西宇部校区」で諸団体の代表の方からご挨拶をいただく予定です。
私は50歳になりました。50歳から歴史時代小説を書き始め直木賞を受賞した葉室麟さんの「柚子は9年で」という随筆集に「時間は長くなりはしないが豊穣にはなっていくのだ」という言葉がありました。
人生50年、議員生活24年。培ってきた「豊穣さ」で大激戦の県議選挙、必ず勝利する決意です。続く市議選でも5名全員当選の先頭に立って奮闘する決意です。
重ねて大きなご支援を心からお願いして私の決意表明といたします。
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県議選挙の告示まであと2ケ月余りとなりました。
県政への願いを藤本にお寄せ下さい。
新聞の書籍広告に「青山文平は、この一巻で平成の藤沢周平となった」の言葉に飛びつき、青山文平著「鬼はもとより」を読んでいます。
ここ二日、風邪で休んでいたことも幸いして、一気に半分読みました。
藤沢周平さんとは一味違った「青山文平」の世界に魅了されています。
経済記事のライターだった経験を元に、江戸時代の藩札のしくみが刻銘に記された作品です。
後半部分は、これからですが、最貧小藩の経済立て直しがテーマのようです。
経済書としても面白い作品となっています。
その中で、武家社会の非情さや友情が描き出されています。
時代小説は、導入が分かりにくければ世界に入り込めないこともよくありますが、この小説は、私にはスッと入ってきました。
後半が大いに楽しみです。
青山さんは、本作で、第152回直木賞候補(直木賞は、西加奈子さんの『サラバ!』)、第17回大藪春彦賞を受賞しました。
「白樫の樹の下で」で第18回松本清張賞を受賞されています。
青山さんは、私の敬愛する葉室さんより3つ上の1948年生まれ、66歳です。
60歳頃から本格的に時代小説を発表された方のようです。
まさに豊穣の力で、読者の胸を打つ文章が織りなされています。
これから選挙まっただ中ですが、青山さんの文章で心を安らげながら活動に取り組んでいきたいと思います。
青山ファンの皆さん。感想をお聞かせ下さい。
野村県農林水産部長から「高病原性鳥インフルエンザ対策に係る国への緊急要望について」報告が届きました。
内容は、本日、村岡知事と柳居議長らが、農林水産省と総務省に出向いて鳥インフルエンザに対する緊急要望を行ったとするものです。
要望内容は、次の5点です。
1、養鶏農家の経営安定対策
種鶏場での発生により損害を受けたブロイラー農家への早期支援のための手当金や経営対策に係る補助金の早期交付
2、風評被害への対応
高病原性鳥インフルエンザに関する科学的知見や食品の安全性に関する迅速かつ的確な情報提供などの風評被害防止対策
3、高病原性鳥インフルエンザの感染ルートの早期解明
高病原性鳥インフルエンザの発生原因と感染ルート解明による抜本的な対策の早期実施
4、広域的な防疫体制の構築
県単独の備蓄資材だけでは対応が困難な大規模農場等での発生に備えた国による衛生資材の広域的な備蓄制度の構築及び調達
5、特別交付税による地方財政措置
県及び市町が独自に行う高病原性鳥インフルエンザ対策に要する経費の特別交付税による地方財政措置
農水省のあべ農水副大臣らは「今回の発生で損害を受けた農家への早期支援など、県の要望は事務方にしっかりと検討させたい。」と答えました。
総務省の大石事務次官らは「地方の財政運営に支障ができることがないよう努めてまいりたい。」と答えました。
また、今日午前0時をもって移動制限区域(3キロ)を解除し、併せて「第三回高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部会議」を開催し、高病原性鳥インフルエンザの終息宣言が行われる見通しとなっています。
引き続き鳥インフルエンザに対する皆さんの要望をお聞かせ下さい。
イスラム過激組織「イスラム国」を名乗るグループは、20日、インターネット上に動画を投稿し、日本人2人を人質に取ったことを明らかにするとともに、72時間以内に身代金2億ドルを支払わなければ殺害すると警告しました。
日本共産党の山下芳生書記局長は、「テロ集団による卑劣な行為は絶対に許されない。政府として、情報の収集、事件解決のためのあらゆる努力を行うことを求める」と記者団に述べました。
この問題が解決されることを願います。
皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
行定勲監督の映画「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」を観ました。
直木賞を受賞した西加奈子さんの「円卓」を映像化した作品です。
主人公の渦原琴子(こっこ)を演じたのは芦田愛菜。
芦田愛菜の演技力全開の映画だと言えます。
芦田さんは関西出身でしょうか。完璧な関西弁だったのではないでしょうか。
舞台になっている3年2組には、色んな仲間がいます。
吃音症を抱えたぼっさん。在日ベトナム難民のゴックん。在日韓国人の朴圭史。
子どもとは、色んな違いに出会うもの。
それをイマジンするもの。
このようなメッセージがこの映画から伝わってきます。
こっこは、公団住宅で、祖父母、両親、三つ子の姉の8人で暮らしています。
家族は、中華料理店にある円卓を囲んで食事をとります。
こっこの回りで様々な出来事が起きますが、圧倒的な家族愛で、こっこは乗り越えていきます。
中でも活字好きのお祖父さんの存在がいいですね。
私の長女は、小学校4年生で芦田愛菜さんと同級生。
今、学校から帰ってカーペットの上で寝ています。
この映画を観た後は、ことのほか長女のことが愛おしく感じられます。
私自身は子どもの頃のかけがえのない時間を思い起こします。
そして、子どもたちのかけがえない日々を親としてしっかり支えていこうと思いました。
行定監督、いい作品をありがとうございました。
行定監督作品を観るのは三作品目です。
2005年の「北の零年」。2007年の「クローズド・ノート」。そして本作。
日本映画を最前線で牽引している監督と一人が行定監督だと思います。
これからも心に沁みる作品を期待しています。
映画は心を豊かにしてくれますね。
西加奈子さんの原作「円卓」をこれからじっくり読みたいと思います。