行定勲監督の映画「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」を観ました。
直木賞を受賞した西加奈子さんの「円卓」を映像化した作品です。
主人公の渦原琴子(こっこ)を演じたのは芦田愛菜。
芦田愛菜の演技力全開の映画だと言えます。
芦田さんは関西出身でしょうか。完璧な関西弁だったのではないでしょうか。
舞台になっている3年2組には、色んな仲間がいます。
吃音症を抱えたぼっさん。在日ベトナム難民のゴックん。在日韓国人の朴圭史。
子どもとは、色んな違いに出会うもの。
それをイマジンするもの。
このようなメッセージがこの映画から伝わってきます。
こっこは、公団住宅で、祖父母、両親、三つ子の姉の8人で暮らしています。
家族は、中華料理店にある円卓を囲んで食事をとります。
こっこの回りで様々な出来事が起きますが、圧倒的な家族愛で、こっこは乗り越えていきます。
中でも活字好きのお祖父さんの存在がいいですね。
私の長女は、小学校4年生で芦田愛菜さんと同級生。
今、学校から帰ってカーペットの上で寝ています。
この映画を観た後は、ことのほか長女のことが愛おしく感じられます。
私自身は子どもの頃のかけがえのない時間を思い起こします。
そして、子どもたちのかけがえない日々を親としてしっかり支えていこうと思いました。
行定監督、いい作品をありがとうございました。
行定監督作品を観るのは三作品目です。
2005年の「北の零年」。2007年の「クローズド・ノート」。そして本作。
日本映画を最前線で牽引している監督と一人が行定監督だと思います。
これからも心に沁みる作品を期待しています。
映画は心を豊かにしてくれますね。
西加奈子さんの原作「円卓」をこれからじっくり読みたいと思います。
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