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新着情報

新生児用ドクターカーの運用について

 昨年末、宇部市民の方から新生児ドクターカーの運用についての問い合わせをいただきました。

 県健康福祉部医療政策課医療対策班の担当者の方から以下のヒアリングを受けましたので報告します。

  ①今年度予算で、国・県・山口大学医学部附属病院の三者で、新生児用ドクターカーを購入する準備を進めている。

 ②車両の購入時期は、今年2月。山口大学医学部附属病院が主体で運用し、運転手は民間に委託する予定。

 ③運用開始は、今年3月末。新年度からは運用できる見通し。

 ④運用形態の第一は、母子のいる病院や地域周産期母子医療センターから山口大学医学部附属病院へ。第二は、総合周産期母子医療センターから地域周産期母子医療センターへの移送を考えている。

 ⑤現在の通常のドクターカーは、宇部・山陽小野田消防署が主体であり、消防署管内の運用となっているが、新生児用ドクターカーは、県内全域における運用が可能となるようにしたい。

  結論的には、新生児用ドクターカーの運用は、県内全域になる見通しです。

 新生児用ドクターカーが山口大学医学部附属病院が主体となって新年度から本格スタートする見込みです。

 新生児用ドクターカーを始め子どもを取り巻く問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

いつも機嫌がいい人の小さな習慣

 有川真由美著「いつも機嫌がいい人の小さな習慣」を読んでいます。

 いわゆる「ハウツー本」なのかも知れませんが、読みやすく様々ことを気付かせてくれます。

 この本の中から、気を付けていたが、更に気を付けたいと思った点は、「挨拶するときは、相手に体ごと向ける」です。

 有川さんは「挨拶とは単なる儀礼ではなく、『あなたを認めています』と尊敬や愛情などの、『気持ち』を伝えるメッセージなのです。」とあります。

 仕事柄、挨拶には気を付けていますが、バタバタしている時は、首だけで挨拶する場合もあります。

 人と話している時に、知人が通り過ぎていく場面など、どちらを立てればいいのかと悩む場面もありますが、「挨拶するときは、相手に体ごと向ける」を意識することは大切なことだと思いました。

 この本を読んで、実践を決意した点は、「『使わない』と思ったモノは、3秒以内に捨てる」です。

 今、パソコンを打っている自室で、8割以上の作業を行っています。

 日々のブログや議会だよりや各種挨拶の原稿や議会の質問準備などパソコン仕事の多くは、このスペースで行っています。

 なので、雑多な資料や書籍や議会資料などが、机の周りを覆っています。年末から少しづつ片付けてきたのですが中々綺麗になりません。

 片山さんのこの一言で決意しました。

 「『もったいない』と罪悪悪をもつ必要はありません。使わずに放置していることこそ、愛のない行為。無視するのと同じです。自分のために役目を果たしてくれたモノに『ありがとう』と感謝して、一つひとつ手放していこうではありませんか。」

 特に、引き出しの奥にあったペンなど、この本を読んだ後、思い切って処分しました。

 「いつも機嫌がいい人」はつまり余裕のある人だと思います。

 有川さんこの本の効果について次の点を挙げています。

 ・毎日機嫌よく過ごせるようになる。

 ・一瞬、一瞬の喜びや幸せに目が向けられるようになる。

 ・無駄なことでイライラしたり、クヨクヨしたりしなくなる。

 ・自分に自信がもてるようになる。

 ・まわりの人に、余裕の気持ちで接することができるようになる。

 ・魅力的で、明るい印象になって、人とチャンスが集まってくる。

 私の誕生日は12月18日です。

 昨年末で、55歳になりました。

 ついに「アラ還」の仲間入りです。

 人生後半は、「機嫌よく」日々を過ごしたいと思います。

 有川さんは、世界46カ国を旅をして数多くのエッセイを書かれています。

 今年は、有川真由美さんから魅力的な人生について学んでいきたいと思います。

 有川真由美ファンの皆さん、お勧めの本をお教え下さい。

映画「麦の穂をゆらす風」

 ケン・ローチ監督の映画「麦の穂をゆらす風」を観ました。

 この作品は、アイルランド独立戦争とその後のアイルランド内戦を背景に、英愛条約をめぐって対立する兄弟を描いています。

 アイルランド独立戦争までは、IRA(アイルランド共和軍)の幹部だった兄のテッドは、英愛条約後、アイルランド自由国の将校となります。

 弟のダミアンは、英愛条約を評価せず、IRA幹部として独立闘争を継続します。

 兄率いるアイルランド自由軍と弟率いるIRAが次第に対立を強めます。

 ケン・ローチ監督のこの映画の意図を私は、「武力の連鎖を止めることは出来るのか」だと感じました。

 このケン・ローチ監督の問いは、切迫して、今、世界に突き付けられています。

 3日、トランプ大統領の指示により、米軍がイラクのバグダッド空港で、イラン革命防衛隊幹部を空爆で殺害するという事態がお子なりました。

 ロイター通信は、米軍がイラク国内で空爆を行ったと報じました。

 安倍政権は、昨年、自衛隊の中東派兵を閣議決定しました。この事態の渦中に自衛隊を送り込むべきではありません。

 日本共産党の志位委員長は、3日、「トランプ米政権による国連憲章を無視した軍事的挑発行為を厳しく非難する」との見解を明らかにしました。安倍政権へは、「自衛隊派兵の閣議決定の撤回」を強く求めています。

 武力の連鎖を断ち切る努力が今、国連をはじめ、各国政府に求められています。

 安倍政権は、自衛隊の中東派兵を撤回に、トランプ大統領にイラン核合意復帰を求める外交努力を行う時です。

 今日は、午前中は、宇部市の互礼会、夕方は、居住地域の互礼会が行われ、今年もスタートをきります。

 正月休みは、ケン・ローチ監督のいくつかの作品から個人の尊厳や平和の構築について学びました。

 これからもケン・ローチ監督の作品からしっかり学んでいきたいと思います。

 皆さん、どのようなお正月でしたか。お教え下さい。

 

映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」

 ケン・ローチ監督の映画「家族を想うとき」がとても良くて、宇部市内で一番大きいレンタルビデオ店に行って、ケン・ローチ監督作品の中で、在庫がある作品を3作品借りてきました。

 昨日視聴したのが映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」。この作品も最高でした。

 一言でいうならば、「個人の尊厳」を問う映画でした。

 映画の公式ホームページから、「ストーリー」を引用します。

 「イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子どもの家族を助けたことから、交流が生まれる。貧しいながらも、寄り添い合い絆を深めていくダニエルとケイティたち。しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていく。」

 この映画は、イギリスが舞台ですが、日本も全く同じだと感じました。

 生活保護の水際作戦。経度な介護度の方を除外する介護保険制度。給付付き奨学金が狭き門の現状。シングルマザーの収入が相対的に低い現状などなど。

 イギリスと日本の社会保障制度の違いはありますが、ダニエルやケイティが日本に居てもあまり変わらない状況ではないかと思いました。

 ダニエルの手紙をケイティが読むシーンがあります。

 「私は、社会保障番号ではない。私は、ダニエル・ブレイクだ」

 私は、この映画を通して、二つの事を考えました。

 一つは、朝日訴訟についてです。

 朝日茂さんが行った憲法第25条の生存権を問う裁判が朝日訴訟です。

 第一審の判決はこう述べています。

 憲法25条の規定は「国民が単に辛うじて生物としての生存を維持できるという程度のものであるはずはなく、必ずや国民に『人間に値する生存』あるいは『人間としての生活』といいうるものを可能ならしめるような程度のものでなければならないことはいうまでもないであろう。」

 社会保障制度が、「人間に値いする生存」を保障するものになっているのかについて、映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」は考えさせる内容です。

 二つ目は、市民連合と野党が合意した方向です。

 昨年の参議院選挙で市民連合と野党が合意した13項目のスローガンは「だれもが自分らしく暮らせる明日へ」です。

 そして、日本共産党が野党との会談で示している3項目は、立憲主義の回復、格差是正、多様性の尊重です。

 多様性の尊重を具体的に紹介すると「多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治を築く」です。

 「個人の尊厳を尊重する政治」を実現したいと映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」を観て痛感しました。

 国民一人ひとりが「わたしは、〇〇〇〇」と言える社会をつくろうよと励まされる映画でした。

 今日は、ケン・ローチ監督の映画「麦の穂をゆらす風」を観ようと思います。

 ケン・ローチ監督ファンの皆さん。お勧めの作品をお教え下さい。

映画「家族を想うとき」

 福岡市のKBCシネマでケン・ローチ監督の映画「家族を想うとき」を観ました。

 映画のチラシより映画のストーリーを引用します。

 「父のリッキーは、マイホーム購入の夢をかなえるためにフランチャイズの宅配ドライバーとして独立。母のアビーは、パートタイムの介護福祉士として、時間外まで1日中働いている。家族を幸せにするはずの仕事が、家族との時間を奪っていき、高校生の長男セブと小学生の娘のライザ・ジェーンは寂しい想いを募らせてゆく。そんななか、リッキーがある事件に巻き込まれてしまう。」

 私の大学生の二人の息子は、妻の実家からそれぞれ大学に通っています。

 私は今、高校生の息子と中学生の娘と一緒に暮らしています。

 それぞれ3年生ですので、それぞれの進路に向かって勉強中です。

 私は、映画の中のリッキー家族世代よりも少し上ですが、我が家の葛藤もこの映画に含まれており、とても共感しました。

 何より、映画を観ながら、PTA活動や相談活動で出会う40代前後の家族の皆さんの姿が脳裏に次々浮かんできました。

 お父さんが、お母さんが、ダブルワークして教育費を賄っている家庭も多く目にします。

 ケン・ローチ監督が映画のパンフレットでこの映画の問題意識についてこう語っています。

 「このステムは持続可能か、ということです。1日14時間、くたくたになるまで働いているバンのドライバーを介して買った物を手に入れるということが、持続可能と言えるのでしょうか?自分で店に行って、店主に話しかけることよりもよいシステムなのでしょうか?友人や家族にまで波及するようなプレッシャーのもとで人々が働き、人生を狭めるような世界を、私たちは望んでいるのでしょうか?これは市場経済の崩壊ではなく、むしろ反対で、経費を節減し、利益を最大化する過酷な競争によってもたらされる市場の論理的な発展です。市場は私たちの生活の質には感心がありません。市場の関心は金を儲けることで、この二つ相性が悪いのです。ワーキング・プア、つまりリッキーやアビーのような人々とその家族が代償を払うのです。」

 年末のしんぶん赤旗日曜版に前参議院議員でエマーソン大学映画学科卒の辰巳孝太郎さんがこの映画について次のように書いています。

 「長時間労働と貧困や家族の崩壊というテーマは、日本でも共通のもの。ここで描かれているフランチャイズという働き方は、日本ではコンビニオーナーの『奴隷労働』として注目され社会問題となっています。実質労働者でありながら、無権利の『個人事業主』として働かせ、利益の多くを搾取する契約は、資本側にとって最も都合の良い働かせ方であり、国境を超えて広がっているのです。ケン・ローチは、貧困から抜け出せず追い込まれていく労働者が、資本主義と新自由主義のシステムにのみ込まれながらも葛藤する姿を、ありのまま描いています。そこにはヒーローもおらず、ハッピーエンドもありません。個人と家族が、現代のシステムによって破壊され続ける現実を淡々と描写しています。そしてそんな社会に生きる私たちに監督は『あなたはどうするのか』と問いかけてくるのです。」

 私自身、この映画を観て、改めて家族に向き合う時間をもう少し増やそうと思いました。

 私の周りで、今日も頑張って働いておられるお父さん、お母さんたちに、ぜひこの映画を観ていただきたいと思いました。

 アビーが介護する高齢者の若い頃の写真を見せてもらうシーンがあります。

 高齢者の方は、若い頃の労働組合活動の様子を生き生きと語ります。

 高齢者は、アビーの「働き方」を観て「労働時間は8時間ではないのか」と言います。

 労働者の生活の質を中心に考える社会に変えていかなければなりません。

 この映画を観て「8時間働けば普通に暮らせる社会」の実現を誓う新年です。

 今年は、ケン・ローチ監督作品をチェックしていきたいと思います。

 名匠ケン・ローチ監督ファンの皆さん、お勧めの作品をお教え下さい。

ヒバクシャ国際署名に署名した知事は20府県

 日本共産党「地方議員FAXニュースNo。418」に、ヒバクシャ国際署名に署名した首長の状況が記載されていました。

 知事で署名したのは以下の20府県です。

 「秋田県、岩手県、宮城県、山形県、茨城県、栃木県、埼玉県、神奈川県、長野県、滋賀県、兵庫県、京都府、奈良県、鳥取県、島根県、広島県、徳島県、香川県、長崎県、沖縄県」

 中国地方では、岡山県、山口県の知事以外の知事は、ヒバクシャ国際署名にサインしたようです。

 市区町村が署名した自治体数は1197となっています。

 核兵器禁止条約の批准・参加を日本政府に求める意見書を可決した議会は、県議会では、岩手、長野、三重、沖縄、鳥取が陳情を趣旨採択しました。

 市町村議会では、192市、184町、43村(うち8市町村が請願や陳情を趣旨採択)です。

 岩手県では、県内の97%の自治体が、秋田県では88%の自治体が意見書を可決しています。

 山口県議会及び県内市町議会でも核兵器禁止条約の批准・参加を日本政府に求める意見書が可決される新年にしたいと思います。

 今年は、ニューヨークで核不拡散条約の再検討会議が開かれます。

 会議の意義について、国連事務次長・軍縮担当上級代表の中満泉さんが、1日のしんぶん赤旗で次のように語っています。

 「NPTの3本柱(核不拡散、核軍縮、原子力の平和的利用)すべて、核軍縮も含めてバランスの取れた形で会議を進めてもらわなければなりません。NPTが過去50年にわたり世界の安全保障の要の一つであったこと、この条約を実行し続けると政治的に再確認することは非常に重要です。」

 核兵器禁止条約について中満さんは次のように語っています。

 「事務局で他の条約と締結の進捗状況を比較検討したら、遜色はない。順調に増えていているといえると思います。交渉に参加しなかった国がありましたので、非常に慎重に扱うべき条約ではありますが、私たちがいつも申し上げているのは、『核兵器は存在するべきではないし、早く廃絶しなければいけないという大きな世界の世論の現れだという意味で、これをすべての国が理解しなければならないし、きちっと認めるべきだ』ということです。核兵器に対する規範を徐々に高めていくことは、核廃絶を進めていく上でも追い風になります。よく対立関係が厳しくなると言われていますけれども、それを後ろ向きな潮流にするのではなく、前向きな力として変換していく手助けをするのが国連事務局の役割の一つだと思っています。」

 今年は日本にとっては被爆75周年、NPT発効50周年の節目の年です。

 日本と世界が核兵器廃絶に大きく足を踏み出す年にしたいと思います。

 核兵器廃絶に対する皆さんの想いをお教え下さい。