藤本かずのりサポーターズ はじめました

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陳謝するも配備に固執

 今朝のしんぶん赤旗日刊紙は、岩屋防衛大臣の来県について次のように伝えました。

 「岩屋毅防衛相は3日、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画をめぐり、山口県庁で村岡嗣政知事らと会談し、陸上自衛隊むつみ演習場を『適地』とした説明資料に不備があったことについて陳謝しました。一方で『ミサイル防衛は我が国防衛力の大きな柱だ』として、配備計画に変更がないことを強調。同演習場に隣接する阿武町の花田町長は、『町をあげて反対をしている状況は全く変わらない』と述べ、配備の断念を求めました。防衛省の説明では、阿武町の高台『西台』の標高が資料によって異なっています。岩屋氏は、『西台』の標高について国土地理院と衛星地図ソフト『グーグルアース』のデータが混在していたため混乱や誤解を招いたとし、現地での測量を実施すると説明。村岡氏は、『説明データはイージス・アショアの影響の有無を確認する基礎となる。信頼が揺らぐようなことが決してないように』と語りました。萩市の藤道健二市長は『市の検証作業が済むまでは配備の最終判断など次の段階に進まないでいただきたい』とくぎを刺しました。同日、県庁前では市民らが『配備ありきの謝罪はいらない。計画の撤回を』と抗議。萩市や阿武町からも住民が駆け付け、日本共産党の藤本一規県議も参加しました。」

 県庁前の抗議集会には、私を含め約50名が参加し、「大臣は謝罪ではなく配備の撤回を」などのシュプレヒコールを行いました。

 陸上イージス抗議集会

 岩屋大臣の来県に抗議する集会に参加する私

 イージス・アショア配備に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

韓国政府が長生炭鉱水非常の現場を視察

 2日、毎日新聞は、山口版で長生炭鉱水非常について次のように報じました。

 「戦時中の水没事故で朝鮮半島出身者と日本人の計183人が犠牲となった海底炭鉱『長生炭鉱』(宇部市)の遺骨収集に向け、韓国政府の担当課の3人が1日、現地を視察した。同課担当者の訪問は初めて。働き掛けた市民団体は『歴史的な第一歩だ』と話している。訪れたのは、韓国行政安全省強制動員犠牲者遺骸奉還課の黄棟俊課長ら。3人は、追悼碑前で犠牲者に黙とうした後、位牌がある近くの西光寺や、今も残る行動の排気・排水口『ピーヤ』を視察。追悼碑前で黄課長が涙する場面もあった。事故の資料収集や追悼碑建立に努めてきた市民団体『長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会』の井上洋子共同代表は『韓国政府が来たことは歴史的な一ページ。この機会を大切にして、遺骨収集を一歩でも前に進めていきたい』、黄課長は「遺族感情を考慮して、両国政府の正式な調査を経て返還することが必要』と話した。長生炭鉱では1942年に坑口から約1キロの地点で浸水。犠牲者のうち136人が朝鮮半島出身だったとされる。遺骨は収集されないまま海底に沈んでいる。今回、『刻む会』と韓国遺族会が6月3日に同課を初めて訪れ、遺骨収集に向けた日韓両国政府の協力を求めていた。」

 私は、「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」の運営委員の一人として、韓国政府の現場視察に同行しました。

 私と、宮本、中島、戸倉の4県議が視察に同行しました。

韓国政府訪問

 黄課長を中心に韓国政府視察に同行した方々

 記事にあるように、追悼広場で、黄課長が声を詰まらせる場面に私も心を打たれました。

 黄課長は、詩人でもあります。

 現場視察の後で行われた懇談の中で黄課長の次の二つの発言が印象的でした。

 「今、韓日関係は、とても厳しい状況です。しかし、厚い氷の下には、水が流れている。韓日関係に、春は必ずやってきます。」

 「残念なことは、遺骨問題について、これまで行われた韓日の事務レベルでの懇談が今年は行われていないことです。」

 記事の中で、黄課長が答えているように、遺骨収集奉還のためには、「両政府の正式な調査」が不可欠だと思います。

 市民団体の力だけでは、遺骨奉還は困難です。

 私は、刻む会の役員であると同時に、県議会議員として、一日も早い遺骨奉還が実現できるように、日本政府に働きかけを強めていきたいと思っています。

 韓国政府の長生炭鉱水非常現場の公式視察という歴史的な場面に立ち会えたことに感動しています。

 外国に残された遺骨の返還を求める遺族の気持ちは日韓共通だと思います。

 日本政府は韓国遺族の気持ちに寄り添い、前向きの対応をすべきだと思います。

 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

Pretty Good

  Mongol 800の2016年にリリースされた現時点で最新のアルバム「Pretty Good」を聴いています。 

 「Rainbow」が気に入りました。

 「泣き止まない夜に あなたは歌ってくれた 先が見えない夜に あなたは歌ってくれた 心が折れそうな時 何度も歌ってくれた 心が折れそうな時 何度も救ってくれた 泣いた後は笑うんだ 止まない雨はないと あなたは教えてくれた」

 玉城デニー知事は、沖縄全戦没者追悼式の挨拶の最後に、英語、沖縄の方言、日本語で次の事を語りました。

 「沖縄は、かつてアジアの国々との友好的な交流や交易をうたう「万国津梁」の精神に基づき、洗練された文化を築いた琉球王国時代の歴史を有しています。平和を愛する「守禮の邦」として、独特の文化とアイデンティティーを連綿と育んできました。

 私たちは、先人たちから脈々と受け継いだ、人を大切にする琉球文化を礎に、平和を希求する沖縄のチムグクルを世界に発信するとともに、平和の大切さを正しく次世代に伝えていくことで、一層、国際社会とともに恒久平和の実現に貢献する役割を果たしてまいります。」

 米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が3回目の米朝首脳会談を行うことで合意しました。 

 一方で、明日、イージス・アショア配備問題で、岩屋防衛大臣が山口県庁を訪ねます。

 今こそ、「恒久平和の実現に貢献する外交」が日本政府に求められていると思います。 

 私は、「止まない雨はない」と沖縄の人々が教えてくれていると今、感じます。

 私は、沖縄の方から勇気をいただいています。

 Mongol800を聴きながら、明日は、岩屋大臣訪問に抗議する集会に参加したいと思います。

 

ノーサイド・ゲーム

 議会が終わり、参議院選挙目前ですが、数日前から池井戸潤さんの「ノーサイド・ゲーム」を読んでいます

 7月7日からこの小説が原作となり、TBS系日曜劇場として放映されます。 

 池井戸潤原作で日曜劇場と言えば、「半沢直樹」「下町ロケット」どちらもシリーズ化され、高視聴率でした。

 そして、スポーツ&池井戸潤&日曜劇場では、「ルーズベルト・ゲーム」「陸王」。こちらも大好評でした。

 今度は、ラグビーを扱った企業小説「ノーサイド・ゲーム」です。

 ドラマ「ノーサイド・ゲーム」の主演は、大泉洋さんです。

 トキワ自動車の君嶋隼人は、本部経営戦略室から、横浜工場総務部長に左遷されます。

 トキワ自動車横浜工場は、トキワ自動車ラグビー部・アストロズの本拠地です。

 横浜工場総務部長は、代々アストロズのゼネラルマネージャーを兼任することになっています

 君嶋が、アストロズのゼネラルマネージャーになって分かったことは、財政が大変な赤字であることと、監督が不在中だということ。

 この困難に君嶋マネージャーがどう立ち向かうのか。

 私が、これまでに読んだのはここまでです。

 ドラマのベースを理解したところで、さあ、ドラマと原作の世界にどっぷり浸かりたいと思います。

 私は、高校時代サッカー部でしたが、ラグビーは全くの門外漢です。

 ワールドカップも控えているので、ラグビー入門ドラマとしても楽しみにしています。

 小説の最初に、ラグビーは「One for all all for one」だとありました。

 「一人はみんなのために みんなは一人のために」私の大好きな言葉です。

 そして、「ノーサイド」。チームの枠を超えて共感する。この言葉もいい言葉ですね。

 これらの言葉に触れられただけでも、この小説に出会えてよかったです。

 この夏は、参議院選挙をたたかいながら、「ノーサイド・ゲーム」を楽しみたいと思います。

 

記者たち 衝撃と畏怖の真実

 昨日、ロブ・ライナー監督の映画「記者たち 衝撃と畏怖の真実」を観ました。

 この連休に、ジョージ・W・ブッシュ政権の副大統領だったチェイニーの人生を描いた「バイス」を観ました。

 「バイス」同様、この映画は、同時多発テロ後、アメリカ政府が、イラク戦争を決断した経緯が見事に描かれた映画です。

 ベトナム戦争当時の機密に迫るワシントンポストの奮闘劇を描いた「ペンタゴン・ペーパーズ」を観ましたが、この映画も、ジャーナリズムとは何かを問う作品でした。

 映画の中で、イラク戦争の開戦を認めるかどうかの国会での審議の様子が映し出されます。

 民主党のベテラン議員が、反対を表明します。

 彼は、ベトナム戦争開戦の契機となった「トンキン湾事件」の真実を語り、イラク戦争の開戦に反対を表明します。

 北ベトナムのトンキン湾で米駆逐艦が北ベトナムの魚雷艇から攻撃を受けたとされる事件が「トンキン湾事件」ですが、この事件はねつ造だったことを暴露したのが「ペンタゴン・ペーパーズ」であり、この機密文書の公表を巡る攻防を描いたのが「ペンタゴン・ペーパーズ」でした。 

 イラク戦争は、イラクに大量破壊兵器があることが開戦の口実でした。

 この事実はなかったことを開戦当時から報じていたのが「ナイト・リッダー」でした。

 映画のパンフレットに、この映画のモデルとなった人びとが当時を語っています。

 ギャロウェイは、ベトナム戦争の従軍記者であり、この当時、ナイト・リッダーに招聘されています。

 「我々はアメリカ国民に向けて、必死に伝えようとした。この国はまったく必要のない、物凄く費用のかかる戦争を始めようとしていると。しかし、信じようとする人はいなかった。政府が嘘をついている証拠をつかんでいて、それを記事として発表しているのに、聞く耳を持ってもらえないことは本当にもどかしかった。」

 ストロベルは、ナイト・リッダーの当時の記者です。

 「この作品は本当にジャーナリズムについて、新聞が本来の機能を果たさなくなったときに社会が何を失うのかということについて、観た人に強く語りかけている。事実を伝えることは、とても大切だ。というのも今、メディアの報道に対する信頼はこれまでにないくらい低いからね。僕のようにこの業界で30~35年やってきた人間にとっては、とても残念な状況だ」

 ウォルコットは、ナイト・リッダーの当時のワシントン支局長です。 

 「政府が何か言ったら、記者として必ずこう問え。『それは本当か』と。それは今でもまだ十分ではないと思っている。この作品は多くの人に観てもらいたい。観た後に、こういうジャーナリズムこそ今のアメリカに必要だと感じてもらえると嬉しいね」

 監督のロブ・ライナーさんはこう語っています。

 「民主主義は皆に平等に与えられるものだ。宗教や人種、性別、性的指向を理由に、あらゆる人々を締め出そうとするが、それは民主主義ではない。すべての国民が権利を与えられて初めて成立するものなんだ」

 ねつ造された事実を基に戦争が始まる。その事が繰り返されていることに怒りが湧いてきました。

 この歴史を繰り返さないためには、今の民主主義を徹底させる努力を惜しまずに続けていくことだと感じました。

 参議院選挙目前です。

 自民党は、「改憲」が大きな争点だとしています。

 改憲の焦点が憲法9条ならば、これを変えることを国民が望んでいないことをはっきり示す時だと思います。

 安倍政権にノーをつきつけると同時に、憲法9条こそ、イエスなのだというメッセージを参議院選挙で示す時だと思います。

 来週、時間をみつけて「新聞記者」を観たいと思っています。

 「記者たち」すばらしい映画でした。ライナー監督、すばらしい映画をありがとうございました。

病院拠点型の性暴力被害者支援センターへ

 今朝のしんぶん赤旗日刊紙に性暴力被害者ワンストップ支援センターのことが大きく取り上げられていました。

 私は、昨日閉会した6月県議会環境福祉委員会でこの問題を取り上げましたので、山口県の状況も含めて報告します。

 しんぶん赤旗はこう書いています。

 「ワンストップ支援センターの設置形態は、拠点となる病院がある「病院拠点型」と、拠点となる病院がない『連携型』と大きく分かれます。その他の形態もあります。日本弁護士連合会のアンケート調査(18年、54か所のセンター)では、設置形態を『病院拠点型』と答えたのは、12カ所でした。『病院拠点型』を選択した理由について、産婦人科医療や証拠採取、感染症検査のほか、被害者や支援者にとって「夜間を含め、安全安心な環境である』と回答しています。現在、病院拠点型ではないセンターのうち、設立当初、病院拠点型の創設を検討していたと回答したのは19カ所。しかし、将来的に病院拠点型への移行を検討しているのは2か所にとどまりました。アンケートについて報告した日弁連犯罪被害者支援委員会事務局委員の吉澤尚美さん(弁護士)は、病院拠点型への移行について、「一つの自治体がやるには限界があります。国からの財政的支援、国がセンターのある病院を高く評価する施策が必要』と述べました。『病院拠点型が増えていくと、性犯罪・性暴力被害に対する重大性への社会の認知が深まります。国が主体的にとりくむことが非常に重要だと思います』性暴力被害者にとって『病院拠点型』が望ましいいことは、内閣府も認めています。今年度『性犯罪・性暴力被害者支援交付金』の要綱によると、拠点となる病院の整備に使える交付金は、多くても1か所30万円にすぎません。産婦人科医療を担う医師、看護師の人件費も盛り込まれていません。全国研修会で報告した加藤さんは、大阪SACHICOでの診療や実態にふれ、被害者支援のための根拠法が必要だとして『性暴力被害者支援法制定』を訴えました。」

 2010年国連の「女性に対する暴力に関する立法ハンドブック」などの提言を参考に、2013年日弁連は「性犯罪・性暴力のためのワンストップ支援センター設置に関する意見書」を出しました。

 日弁連の提言は①総合病院内に拠点を有するワンストップ支援センターを都道府県に最低1か所②女性20万人につき1か所の「相談センター」の設置です。

 しんぶん赤旗にも紹介されていた日弁連の2018年の調査結果によると、センターが複数あるのが、7自治体です。島根や沖縄も複数です。

 沖縄県では、15年2月に開設した「沖縄県性暴力被害者ワンストップ支援センター」を病院拠点型に移行するための施設整備を行う事業が6月県議会に提出されたとしんぶん赤旗は報じています。

 山口県には、「連携型」の性暴力被害者支援センターが設置されています。

 私は、6月県議会環境福祉委員会で「山口県で二カ所目のセンターを病院を拠点に整備すべき」との質問を行いました。

 平川男女共同参画課長は「現在、8か所の病院と連携してセンターを運営している。今後とも病院との連携を深めセンターを運営していきたい」と述べました。

 私は、引き続き、山口県に病院拠点型のセンターが設置されるよう発言を行ってまいります。

 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。