本日、みんなの県政をつくる会(福江俊喜代表世話人)は、二井関成知事に対して「知事選挙における地位利用の疑義に係る申し入れ」を行いました。
私を始め、日本共産党県議団の3名の議員が参加しました。
昨年末、一部情報公開された岩国市の協議報告書(平成20年4月7日、愛宕山地域開発等に係る市長協議)には、県・国から意向確認がされていたとして、7項目が協議されています。
この中に、「知事選までは愛宕山問題は封印することの再確認」という項目があり、県と市の協議結果は「了解」とされています。
公職選挙法136条の2は、公務員等の地位利用による選挙運動の禁止を掲げています。「逐条解説・公職選挙法」(㈱ぎょうせい発行)によれば、「選挙の公正を害するような地位利用による運動であれば、事前たると選挙運動期間中とを問わず、許すことができないのは当然である」としています。
申し入れ書は、「同年8月に行われた知事選挙を有利にたたかうために、国・県・市が愛宕山開発事業を遅らせていたとするなら、絶対に許されないことであり、重大である」「公職選挙法に触れる恐れがあることも指摘しなければならない」としています。
その上で、次の3点を申し入れました。
1、08年4月4日、岩国市と山口県の間で協議は行われていたのか。その内容はどのようなものであったのか。
2、「知事選までは愛宕山問題は封印する」ということを県が市に確認したことはあるのか。また知事選まで事業を意図的に遅らせたことはあったのか。
3、県・市が、知事選を有利にたたかうために事業を遅らせたのであれば、公職選挙法に抵触すると考えるが、いかがか。
1について、藤部総務部理事は、「年度替わりで、県から市に出向き、あいさつ回り行ったが、協議は行っていない」と答えました。
2について、藤部理事は、「そのような確認を市に行った事実はない。よって意図的に愛宕山事業を遅らせたこともない」と答えました。
3について、藤部理事は、「2についての事実がないので、法に抵触しているとは考えていない」と答えました。
「知事選挙まで愛宕山問題は封印するとのやりとりが仮に市と行われたとするなら、重大な問題だ」とする質問に対して、藤部理事は、一般論としては、「行政としては、あってはならないこと」と述べました。
私は、情報公開された「協議報告書」の中に、市の課長が「県・国の状況を言うと」「米軍住宅適地調査の予算は国のほうでつけているので、知事選挙後(知事選8/21)に測量に入って、詳細を詰めていきたいという状況にある」との記述があることを紹介し「県からの働きかけがないのに、市が知事選挙のことを慮ることは考えられない」と指摘しました。
これに小松次長は「知事選挙まで愛宕山問題は封印するとのやりとりを市と行った事実はない」との答弁を繰り返すのみでした。
また、私は、一般論としながらも「知事選挙まで愛宕山問題は封印する」と言うことを県が市に言ったとしたならば藤部理事が「公務員としてはあってはならないこと」と述べたことを取り上げ、「県がこのようなことを発言したことがないと思うのなら、訂正を求めるなり、市に抗議すべきだ」と質しました。これに、小松次長は、「ここで出された内容は、あくまでも市の想定問答を前提にした会議での議論の一部のようなので、抗議する意思はない」と答えました。
県はこれまで、一部情報が流出した内容は、「真偽不明」と退けていましたが、今度の文書は、情報公開請求を元に公開された公文書です。
ここに書かれてある事実が無根とする今日の県の言い分に私は納得することはできませんでした。
引き続き、様々な情報を照合しながら、解明していきたいと思います。
地位利用問題の申し入れ(前列右から二人目が私)
今年は、トラ年ですね。山口県の美祢市では、トラの化石が発掘されているそうです。
約40万年から1万年前には日本列島にトラがいたそうです。
しかし、そのトラたちは今、絶滅に瀕しています。ロシアと中国の国境に生息する野生のアムールトラは、500頭しかいないそうです。
今年は、トラ年ですから、トラたちにもやさしい暮らしをしたいものだと思います。森を守り地球を守る暮らしを心がける年にしたいと思います。
トラにまつわることわざも多数あります。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」ということわざがあります。思い切った決断を促す意味です。
経済や暮らしが大変な時期ですが、今年は、皆さんの暮らしを守るために、政治家として決断の時だと思っています。今年も、皆さんのお役に立てるように少しでも力を尽くしていきたいと思います。
今年私は、マラソンに挑戦したいと思っていますが、皆さんもトラ年だけにいろいろなことにトライしていただいて、幸多き1年になりますように祈念しています。
今日から仕事はじめだった方も多いと思います。
私も今日からフル稼働でした。午前中は、宇部市主催の新年ご礼会に参加しました。
直後に、党中央の旗びらきのCS放送を聴視しました。
その後、新春の街頭宣伝を2ヶ所で行った後、今年はじめての県党の会議に参加しました。
そして、今日は、夕方、西宇部校区の新年会に参加するために、長女を保育園に早めに迎えに行きました。
そうすると、こぐま保育園の新しいバスが到着していました。
この新しいバスは子どもたちに新しい思い出を沢山生み出すことでしょう。
新年早々、心和む光景でした。子どもに癒しをもらった日となりました。
下の写真のバスを観たら乗っている子どもたちに手を振ってみて下さい。
きっと子どもたちが手を振り返してくれると思います。
その中に、私の娘がいることもあります。よろしくお願いいたします。
N先生の色鉛筆のデザインが再現されました
昨年、映画「風が強く吹いている」を見て以来、「箱根駅伝」のファンになりました。
今日、第86回東京箱根間往復大学駅伝競走のテレビ中継を観ました。
注目の2区の日大ダニエルは、前回の20人抜きには及びませんでしたが、11人抜きの快挙を達成しました。
5区の東洋大学の柏原は、6人抜きで区間新を出しました。そして、東洋大学は、往路優勝を果たした。
東洋大学には忘れられない記憶があります。私が日本福祉大学の4年生の時。ゼミを選び、障がい者福祉を学ぶ原田和彦先生のゼミに入りました。
先生は、東洋大学から日本福祉大学に移籍されたばかりでした。ゼミが始まって数カ月たった頃、原田先生は交通事故で亡くなられました。
大学時代は、スキーバス事故に続いて、ゼミの原田さんの死亡と多くの死に直面した4年間でした。
「東洋大学」と聞くと、そんな25年前の頃のことを思い出します。
東洋大学には復路もがんばってほしいと思います。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今日は、10時から琴崎八幡宮前で宇部市議団の皆さんと一緒に新春宣伝を行いました。
その一部を紹介します。「山口県全体の問題としては、第一に、米軍岩国基地の問題があります。新年度予算に、愛宕山住宅造成事業跡地に厚木基地から岩国基地に空母艦載機部隊移駐計画に絡む関連施設用地取得費として199億円が計上されました。財務省は「軍人や家族が増え、住宅などが必要なことを踏まえ計上した」と述べています。愛宕山を米軍住宅にすることに反対してがんばります。米軍再編が普天間基地移設問題で大きく揺れていますが、政府は、アメリカに普天間基地の無条件撤去を求めるべきです。そして、厚木基地も岩国基地も在日米軍基地の縮小を政府は米国に求めるべきです。
県全体の二つ目の問題は、上関原発問題です。中電はついに原子炉設置許可申請を国に提出しました。私は、12月議会で取り上げた問題ですが、原子力安全委員会の指針に「原子炉の周囲からある距離の範囲は非居住区域であること」とあります。上関でも原子炉から約250メートルしか離れていない場所に住居が建てられました。この住居も取り扱いも含めて、このまますんなり原子炉が設置されてはなりません。
原発への県民の不安は払拭されていません。今年も、上関原発の建設を許さない問題に引き続き取り組んでまいります。」
新春の宣伝行動の様子(左から二人が私)
宣伝の後、荒川市議と一緒に琴崎八幡宮に参拝しました。
その後に、家族で吉部八幡宮に参拝しました。
吉部八幡宮の参道から撮りました
おみくじを引きましたら吉でした。
おみくじには、 「幾らよい運勢であっても、他人に対し驕り高ぶり有頂天になって謙譲の心を失い信仰心を忘れると楠の大木でさえその香が無くなるように幸福が忽ち逃げ去ります。心身ともに健全にしましょう」とありました。
今年の戒めとして謙譲の心を大切に1年過ごしたいと思います。
今年1年皆さんにとっても幸せな1年でありますように。