本日、県議会総務企画委員会の一日目の審議が行われました。
私は、基地問題を中心に質疑を行いました。
まず、基地問題についてです。
10月3日に東京で行われる予定の日米外交・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で、在日米軍再編に係る岩国基地関係の内容が変更されるとの報道が相次いでいます。
一つは、厚木に移転するとされていた海上自衛隊が岩国に残留するのではないかという報道です。
平成18年4月、当時の防衛施設庁は、在日米軍再編計画を受けて「岩国飛行場に係る航空機騒音予測コンターについて」という資料をまとめました。
この騒音予測は、厚木基地から空母艦載機部隊が移駐することと同時に、厚木基地に海上自衛隊の部隊が移駐することを前提にしたものでした。
報道が事実で、10月3日の2プラス2で、海上自衛隊の岩国基地残留が決まったら、騒音予測をやり直さなければなりません。
私の指摘に対して、磯村岩国基地対策室次長は「騒音予測は、海上自衛隊が厚木に移転することを前提にしたもの。海上自衛隊の岩国残留が決まれば、新たな資料の提供を国に要請することになる。」と答えました。
次に、空中給油機部隊(KC-130部隊)の普天間から岩国への移駐の時期が、来夏と報道された問題です。
過去の議会で、県は、「普天間基地の全面返還に係る諸条件が整う前の(KC―130部隊のみの)先行移駐は認められない」と答弁しています。
私は、報道が事実ならKC-130部隊の先行移駐になるのではないかと質しました。
磯村室次長は「県の基本的スタンスの変更はない。2プラス2で、来夏にKC-130部隊の岩国移駐の事実が明らかになった段階で、必要な要請を国に行いたい。」と答えました。
次に、財政の中期見通しについてです。
佐伯財政課長は、「国の地方財政計画や社会保障に対する対応などが未確定で、今、財政の中期見通しを立てることは困難だが、見通しが立てば、中期見通しを示すことを検討したい」と答えました。
春日山庁舎などの管財課が保有している老朽化した庁舎をどうするかという問題について、青山管財課長は「老朽化の進行度合いや利用している団体の意向を踏まえ、今後の方針を検討したい」と答えました。
大規模地震が起きた際の石油コンビナートの被害予測について、中野防災危機管理課長は、「今年度中に、アセスメント調査を行う。調査の結果、地域防災計画の改定が必要ならば、対応したい。」と答えました。
明日も積極的に委員会審議を行っていくつもりです。
皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
今朝の読売新聞に、「日米両政府が、在日米軍再編計画に盛り込まれた米軍普天間飛行場の空中給油機KC130部隊の米軍岩国基地への移駐について、2014年夏に先行して実施する方向で調整に入ったことが29日、わかった。」と報道されました。
この点について、今日、岩国基地対策室の担当者に確認をしたところ、「国から正式な説明はない。現在、情報収集しているところだ。」とのことでした。
担当者は、「これらの問題は、10月3日に東京で行われる日米外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、確認され、山口県や岩国市に説明があるものと思う。」とも話していました。
山口県は、過去の議会で「普天間基地の全面返還に係る諸条件が整う前の(KC-130部隊の)先行移駐は認められないというのが基本的な考え方」と述べています。
10月3日の2プラス2で普天間基地の全面返還に係る諸条件が整う可能性はない訳ですから、来夏のKC130部隊の岩国移駐は、まさに先行移駐になることは明らかです。
防衛省は、普天間基地が固定化する中で、負担を軽減するために、KC-130部隊を岩国基地に先行して移駐させようとするつもりでしょうが、この判断は、沖縄県と山口県民を愚弄するものです。
オール沖縄の意思は、少なくとも普天間基地を県外に移設することを望んでいます。
2プラス2では、まず、この沖縄県民の意思に真正面から答えるべきです。
普天間の辺野古移設を断念し、普天間の日本国内のたらい回しも行わず、普天間は、アメリカに移転する方向を検討すべきです。
ならば、空中給油機の岩国移駐も解消します。
本議会で、基地担当の小松総務部理事は、「国に言う時にはしっかり物を言う」と表明してきました。
山口県は、10月3日の2プラス2の前に、政府と米側に、KC-130の先行移駐は認められないとの意思をはっきりと表明すべきです。
KC-130部隊の先行移駐は、オール山口の意思ではね返していきましょう。
明日から、基地問題を所管する総務企画委員会が行われます。
私は、明日の委員会の中で、この問題を取り上げたいと思っています。
KC-130部隊の先行移駐の問題を始め、基地問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
今日から、山陽小野田市議選が始まりました。
日本共産党から中島・下瀬・山田候補が立候補しています。
私は、山田のぶゆき候補の応援弁士を務めました。
私が訴えた主旨は以下の通りです。
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山田のぶゆき出陣式にお集まりの皆さん、只今ご紹介いただきました県議会議員の藤本一規です。
泣いても笑ってもあと1週間。今日お集まりの皆さんを先頭に、山田のぶゆきの輪を広げに広げようではありませんか。
今度の選挙は、白井市政の暮らし切捨てから、市民の命を守る選挙です。
まず、学校給食のセンター化です。私は、西宇部小学校のPTA会長を務めています。校地内に給食室があります。調理員さんは、子どもたちの顔を想い浮かべて給食を作っておられます。センターになるとどうでしょう。食べる子どもの顔など思い描く余裕なく、ただただ給食を作る工場です。どちらが、子どもたちのためかは、明らかです。山田のぶゆきさんの再選で、センター化をやめて、親子方式の学校給食を守りましょう。
白井市長は、火葬場を、山陽小野田市からなくし、宇部市に統合しようとしています。人生最後の施設を市内に残そうではありません。そのためにも山田のぶゆきさんを市議会に必ず押し上げて下さい。
今度の選挙は、白井市長の独裁政治を許さない民主主義を守る選挙です。
今度の選挙は定数が22になり、「ふるさとを考える会」の候補が11人立候補しています。「考える会」は、名前とは逆で、市長の提案には、何も考えない会です。市長の提案に最初から賛成が決まっているのなら、議会はいらない。市長が行う政治をチェックするのが議会であり議員です。
日本共産党は何でも反対ではありません。国保値下げや住宅リフォーム制度には賛成するが、火葬場をなくす時には、「倍返しだ」とはっきり物を言う半沢直樹のような議員が必要なのです。
何でも賛成の「考える会」の方々が何人通っても市政は変わらない。市政を変えることができるのは、日本共産党市議団の3名。この地域からは、山田のぶゆきさんを置いて他にありません。
・・・
引き続き、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
防衛省が、在日米軍再編計画の一環として、厚木基地へ移駐することで日米合意していた岩国基地の海上自衛隊の部隊を残留させる方針を固めたとの報道が、昨日から続いています。
少し、この問題を振り返ってみます。
平成18年4月28日に、当時の防衛施設庁が、岩国市などに対し、在日米軍再編に係る日米協議の状況を報告しました。内容は、厚木飛行場に所在する米海軍空母艦載機(59機)が岩国飛行場に移転することと同時に、岩国飛行場に所在する海上自衛隊(17機)を厚木飛行場に移駐することなどです。
同じく、平成18年4月、防衛施設庁は、上記した米軍再編を受けた「岩国飛行場に係る航空機騒音予測コンター」を明らかにしました。
コンターの結果などから、県は、日米再編は基地機能強化にはならないと判断しました。
しかし、この時の騒音予測調査コンターには、厚木飛行場に移駐する予定だった海上自衛隊の17機は、含まれていません。
報道通り、自衛隊を残留するとなると、防衛省は、騒音予測コンターを再度、やり直さなければなりません。
山口県の基地問題の基本姿勢に「岩国基地の今以上の基地機能強化は認められない」があります。
今回の報道の通り、日米合意が、改められることになると、現在の米軍再編による岩国基地の負担に、海上自衛隊の17機の負担が付加されることになります。
自衛隊の岩国残留は、基地機能の強化になるのではないかと、私は、昨日質問したのです。
小松総務部理事は、「国に情報を照会しているところ」だと答えました。
今朝の山口新聞には、「10月3日に、東京で開催される日米外交・防衛担当閣僚による安全保障委員会(2プラス2)での正式合意を目指す。」とあります。
昨日の地元テレビのニュースでは、来週早々にも国は、この件について、県や市に説明に来ると報道していました。
火曜日から基地問題を所管する総務企画委員会が行われます。
私は、際限なく岩国基地の負担が増え続けていることを危惧しています。
委員会の中で、この問題をしっかり議論していきたいと思います。
皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
本日、午後、一般質問で登壇しました。
今議会もいくつかの成果がありました。
豪雨災害で被災した特別養護老人ホームへの財政支援についてです。
被災施設を激甚災害にして補助の嵩上げを行うよう求めた質問に、渡辺健康福祉部長は「阿北苑の激甚災害指定を求め、国に直接要望したい」と答えました。
JR山口線とJR山陰線の復旧に向けてのJRの負担額が明らかになりました。
小口土木建築部長は、JRの負担について「山口線は、3億円余。山陰線は、5千万円余。」と答えました。
国際バルク港湾が県内では、宇部港と徳山・下松港が指定されましたが、事業費が初めて明らかになりました。
小口土木建築部長は、国・県・民間の費用を合せた県内での国際バルク港湾に対する事業費について「550億円」と答えました。
文書館の書庫を改善することを求めたことに対して、田辺教育長は、「浸水対策や除湿対策など保管環境の改善を図る」と答えました。
山口県内の二つの美術館の館長を二井前知事が兼務しています。
藤井総合企画部長は、二井知事の月額報酬について「60万円」と答えました。
また、前任の館長は、山口県立美術館は週3日勤務していたのに対して、二井前知事は、週2日の勤務。
萩美術館は、前任の館長は、週4日勤務していたの対して、二井前知事は、週2日の勤務であることが明らかになりました。
空母艦載機部隊の岩国移駐に伴って、岩国基地の自衛隊が厚木基地に移駐する計画でしたが、今日の読売新聞に、「自衛隊は、岩国に残留する」と報道されました。
私は、新たな「基地機能強化」になるのではないかと質しました。
小松総務部理事は「現在、国に事実関係を照会している」と答えました。
今議会も様々な問題を議論し、多くの成果が上がりました。
さあ、来週からの総務企画委員会の準備に入ります。
引き続き、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
いよいよ、明日、午後1時半過ぎから一般質問で登壇します。
傍聴が可能な方はお待ちしています。
今日は、明日、質問する項目の内、山口県文書館の蔵書6万弱が収蔵されている春日山庁舎を再度視察しました。
春日山庁舎の文書館書庫前に立つ私。
春日山庁舎は、県教育委員会が平成8・9年に国の補助を受けて行った「山口県近代化遺産(建造物等)総合調査報告書」の第二次調査対象103件の内の一つであることが分かりました。
報告書は、山口県文化財愛護協会から「山口県の近代遺産」として出版されています。
春日山庁舎部分は、当時、山口芸術短期大学の教授だった福田東亜先生が執筆されています。
昭和3年に、図書館として建設された本建物は、「近代式(ジャマン・セセション式)」だとあります。
福田先生は、「周辺には文化施設が立ち並び、美しい景観を見せるパークロードに面するなど立地条件は申し分ない。これからの活用が期待される。」と結んでおられます。
現在は、文書館の書庫の他、警察音楽隊の練習場や建設技術センターとして利用されています。
山口県を代表する近代化遺産である春日山庁舎を改築し、山口県文書館とする案はいかがでしょうか。
災害対策や産業戦略推進計画の問題や県立大学の定款変更問題などについても質問します。
しっかり準備をして臨みたいと思います。
様々な問題に対して、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。