議員日誌

西宇部小学校PTA主催「親子あおぞら読書会」

 今日、西宇部小学校でPTA主催の「親子あおぞら読書会」が行われました。

 最初に恒例のよみきかせの会の方々による寸劇が行われました。

 題目は、「うんちっち」です。

 校長先生がおおかみ役で熱演されました。

 校長先生演じるおおかみにみんなびっくり

 劇を演じるのは、今年で当面終わりということでしたが、子どもたちには大うけでした。

 その後、低・中・高学年に分かれて先生方や保護者による絵本の読み聞かせが行われました。

 中学年の子どもたちへの絵本の読み聞かせ

 私たち保護者は、銭谷PTA司書による講話をお聞きしました。

 銭谷さんは最後に、「岡田淳」さんという作家を紹介されました。

 小5の三男がこの夏買った本も岡田淳さんの本だったので興味深い話しでした。

 私も少し読んでみようと思いました。

 最後に、皆で集まってじゃんけん大会。商品を貰った子どもたちは大喜びでした。

    最後にじゃんけん大会で盛り上がりました

 小学校独自の夏休みの読書会は、宇部市内では西宇部小学校だけではないかとのことです。

 歴史をしっかり引き継ぎ、本好きの子どもに育てていきたいと決意を新たにしました。

 関係者の皆さんに感謝いたします。

長門市通海の家に行ってきました。

 昨日の午後から、私たち家族と、T君兄弟で、5月に続いて、長門市通で私の友人が借りている新宅さんの借家(通称通海の家)に行ってきました。

 昨日、午後5時前に海の家に到着。直ちに、バーベキューの準備をして食べ始めました。

   さざえも肉も空気もとても美味しかったです

 今回も新宅さんからサザエの差し入れがあり、子どもたちと一緒に美味しくいただきました。

 昨日は、丁度、長門市仙崎で、「みすず七夕笹まつり」が行われていました。

 歌手デビューした姪の新宅由貴子が歌うということで、皆でまつりに繰り出しました。

 まつりは、仙崎のみすず通りが会場でした。大変賑わっており、地元の方の手作りのまつりという温かさが伝わってきました。

 仙崎のみすず通りで行われたみすず七夕笹まつり

 途中で、長門市議会議員さんのかき氷のコーナーもありました。

 日本共産党の林議員も受付けで一生懸命働いていました。

 長門市議会のかき氷コーナー(受付右端が林市議)

 いよいよ、新宅由貴子の歌です。人だかりが出来る中、由貴子の熱唱が参加者を魅了しました。

      七夕まつりで熱唱する新宅由貴子

 海の家に帰って、子どもたちは、花火をして、すいかを食べて、トランプをして夜遅くまで、夏休みを満喫していました。

    子どもたちは、花火が大好きですね

 今日は、朝9時頃から恒例の魚釣り。

 今回は、アジは、良く釣れましたが小ぶりなものばかり。投げ釣りをした三男の竿に、結構大きい鯛が釣れました。

    三男が投げ釣りでゲットした鯛です

 とにかく暑くなったので、昼前に退散しました。

 今回も様々な思い出が出来た海の家の二日間でした。

 さあ、今から、今日釣った魚を食べます。楽しみです。

 

ルネサス リストラ「合理化」対策実行委員会が従業員へアンケート配布

 昨日、宇部市万倉にあるルネサス宇部工場で、「ルネサス リストラ『合理化』対策実行委員会」が、従業員へアンケート用紙を配布しました。

 アンケート配布には、私を始め、実行委員会のメンバー約30名が参加しました。

 ルネサス山口工場の従業員にビラを渡す私(右端)

 5時過ぎから退社する従業員にアンケート用紙を配布すると、多くの従業員が受け取り、「ご苦労様です」などの言葉が帰ってくることもありました。

 アンケート用紙の配布は、柳井工場でも行われました。

 実行委員会では、このアンケートを元に、従業員の具体的状況に応じた対応を関係機関に要請する計画です。

 また、実行委員会では、10日に、山口県、宇部市、柳井市に「ルネサス山口・柳井工場の事業継続・雇用確保の申し入れ」を行うことにしています。

 引き続き、ルネサスリストラ問題に関する皆さんのご意見をお寄せ下さい。

 後工程工場の廃止が発表されたルネサス山口工場

 

ルネサスが山口工場(後工程)・柳井工場など閉鎖と発表

 昨日、ルネサスエレクトロニクスは、2013年3月期第一四半期決算概要を発表しました。

 「生産構造対策および人的合理化施策」として「3年を目途に生産拠点の再編全体を推進」する工場を明らかにしています。

 具体的には、山口工場の後工程は、「13年度下期集約予定」。柳井工場は、「3年を目途に集約を検討」とされています。

 尚、山口工場の前工程は、「1年を目途に譲渡検討」とされています。

 以上の内容は、ルネサスエレクトロニクスのホームページに示された資料で検証することができます。

 今朝の新聞報道などを勘案すると、「集約」とは「閉鎖」を意味するものと思われます。

 ルネサスのリストラ計画は、山口県内の工場に最も深刻な雇用不安を引き起こすものとなりそうです。

 また、山口新聞は、昨日行われた記者会見で、赤尾社長が「9月に予定している早期退職の募集で想定の5千数百人に達しなかった場合の整理解雇について『可能性は否定しない』と述べた」と報道しています。この点も今後、重大な問題となってくることが予想されます。

 ルネサスは、純損益の増大をリストラを行う理由としています。

 しかし、ルネサスエレクトロニクスの2011年決算では、2,887億円の内部留保が存在します。

 1979年東京高裁で示された整理解雇の4要件の第一は、「整理解雇を行うには、削減をしなければ経営を維持できないという程度の必要性が認められなければならない」とあります。

 ルネサスは、整理解雇しなければならないような経営状況なのでしょうか。

 そうでないなら、ルネサスの身勝手なリストラ合理化と言わざるを得ません。

 ルネサスのリストラ計画の具体的提案に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

小野田陽光園を視察しました

 本日、下瀬山陽小野田市議と一緒に、児童養護施設小野田陽光園を視察しました。

 平成3年からこの園舎で子どもたちが暮らしています

 小野田陽光園には、29名の子どもたちが生活しています。

 施設長さんは、「今年度から資格取得に関する費用が一人5万出るようになったが、自動車免許取得のための補助が必要」と話されました。

 また、「緊急一時保護の委託を児童相談所から受けるケースが増えてきた。入所している子どもたちの生活を支援しながら、一時保護の委託を受けることは体制的に厳しい。児童相談所での一時保護の体制を拡充する必要があるのではないか。また、児童福祉施設への委託費についても拡充を望む」と話されました。

 この部屋で、緊急一時保護が行われています

 小野田陽光園では、フリールームといういわゆるフリースクールを平成12年から運営しており、現在6名の子どもたちが利用しています。

 フリールームと呼ばれているフリースクールスペース

 平成19年までは、県からの補助もあったのですが、現在は、山陽小野田市のみの補助で運営されています。

 県の補助廃止が決まり、山陽小野田市でも廃止を含めた検討が行われたようですが、今日まで制度が維持されています。

 施設長さんは、「行政が行う適応指導教室の役割も重要だが、民間のスクールだからこその役割も重要だと思う」と話されました。

 県は、陽光園が行うフリースクールへの補助を平成20年度から廃止したことについて、「児童家庭支援センターへの援助を行っている」ことを理由として挙げました。

 このことを施設長さんに伝えると施設長さんは「児童家庭支援センターの役割も重要だが、それとは違う役割が民間のフリースクールにはある」と話されました。

 児童虐待やいじめや不登校が増加していると言われる中、私が少し調べた範囲では、福岡県などがフリースクールに対して補助を行っています。

 山口県が、せっかくおこなっていた民間フリースクールの補助を打ち切ったことに私は納得いきません。

 施設長さんは、最後に、「子どもに対する福祉・教育にもっと財政負担をしてほしい」と訴えておられたのが印象的でした。

 今日は、大変、貴重な視察を行いました。子どもの福祉や教育に関する諸問題について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

晴れときどき涙雨―高田郁のできるまで―

 高田郁さんのエッセー「晴れときどき涙雨」を読み終えました。

 高田郁さんは、私が今、最も応援している時代小説作家です。

 代表作の「みをつくし料理帖シリーズ」は、私だけでなく、長男の愛読書ともなっています。

 高田さんの時代小説を読みつくし、待ちに待ったエッセー集です。

 彼女のこれまで生きてきた道のりが丁寧に描かれています。

 子どもの頃のいじめられた体験。

 法曹界を目指した20代の頃。

 塾の講師をしていた会社が倒産したこともありました。

 そして、ようやく、漫画の原作者としての地位を獲得します。

 その間にも、阪神淡路大震災で被災したり、目の病気や交通事故にも遭遇します。

 お父さんが好きだった山本周五郎の短編の世界に改めて触れ「あの世界に行きたい」と時代小説作家に転身します。

 漫画原作者時代を中心に書かれたエッセーの一つ一つが私の心に沁み渡りました。

 彼女自身様々な壁を乗り越えた人だからこそ、周りの人に温かくなれるのだろうと思わされる文章の数々でした。

 そんな彼女が紡ぎ出す文章だからこそ、彼女が描く江戸の時代を越えて今の私たちの心を打つのだと思いました。

 彼女のエッセーの中で、私の心から消えないのは、「幸せになろう」です。彼女自身のいじめ体験が綴られたものです。

 中学時代、彼女は、同級生の暴力で肋骨骨折・内蔵損傷で入院します。いじめのきっかけは、ある体育教師から「このクラスで一番気にくわんのはお前や」と名指しされたことでした。

 彼女は、小児病棟で入院中、子どもに先立たれて悲しむ親たちの姿を見ました。その親の姿が「死」の誘惑を振り払ったと書かれています。

 「いじめられる側にも責任がある」。彼女は、この言葉の間違いを厳しく戒めています。

 大津市でのいじめ死亡事件が社会問題となっていますが、いじめ問題を考える時の私たちへの示唆が十分に含まれたエッセーでした。

 また、子どもたちに接する親としての心構えにも今一度気付かされたエッセーでした。

 私は、これからも時代小説作家高田郁さんを応援していこうと決意を新たにしたエッセー集でした。

 彼女の漫画の原作者・富士川立夏としての時代の作品にも触れていきたいと思いました。

 また、彼女にこの世界に行きたいと言わせしめた山本周五郎作品にも触れていきたいと思います。

 なによりも高田さんの次回作を早く読みたい私です。

 川富士・高田ファンの皆さん、感想をお聞かせ下さい。