議員日誌

小野田陽光園を視察しました

 本日、下瀬山陽小野田市議と一緒に、児童養護施設小野田陽光園を視察しました。

 平成3年からこの園舎で子どもたちが暮らしています

 小野田陽光園には、29名の子どもたちが生活しています。

 施設長さんは、「今年度から資格取得に関する費用が一人5万出るようになったが、自動車免許取得のための補助が必要」と話されました。

 また、「緊急一時保護の委託を児童相談所から受けるケースが増えてきた。入所している子どもたちの生活を支援しながら、一時保護の委託を受けることは体制的に厳しい。児童相談所での一時保護の体制を拡充する必要があるのではないか。また、児童福祉施設への委託費についても拡充を望む」と話されました。

 この部屋で、緊急一時保護が行われています

 小野田陽光園では、フリールームといういわゆるフリースクールを平成12年から運営しており、現在6名の子どもたちが利用しています。

 フリールームと呼ばれているフリースクールスペース

 平成19年までは、県からの補助もあったのですが、現在は、山陽小野田市のみの補助で運営されています。

 県の補助廃止が決まり、山陽小野田市でも廃止を含めた検討が行われたようですが、今日まで制度が維持されています。

 施設長さんは、「行政が行う適応指導教室の役割も重要だが、民間のスクールだからこその役割も重要だと思う」と話されました。

 県は、陽光園が行うフリースクールへの補助を平成20年度から廃止したことについて、「児童家庭支援センターへの援助を行っている」ことを理由として挙げました。

 このことを施設長さんに伝えると施設長さんは「児童家庭支援センターの役割も重要だが、それとは違う役割が民間のフリースクールにはある」と話されました。

 児童虐待やいじめや不登校が増加していると言われる中、私が少し調べた範囲では、福岡県などがフリースクールに対して補助を行っています。

 山口県が、せっかくおこなっていた民間フリースクールの補助を打ち切ったことに私は納得いきません。

 施設長さんは、最後に、「子どもに対する福祉・教育にもっと財政負担をしてほしい」と訴えておられたのが印象的でした。

 今日は、大変、貴重な視察を行いました。子どもの福祉や教育に関する諸問題について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。