26日、日本テレビ系の「誰も知らない泣ける歌最終回SP」の最後から2番目に、METISの「母賛歌」が紹介されました。
私とMETISとの出会いは、4月22日のブログに書いたとおりです。NHKラジオに登場したスケーターの鈴木明子さんが、テレビを見ていて感動した歌だと紹介されていたのを聞いたからです。
鈴木明子さんが、見たテレビとは、昨年11月25日の「誰も知らない泣ける歌」であり、そこで登場したMETISの事だったと思います。
26日の番組では、METISさんのお母さんが昨年の12月12日に、享年52才で亡くなられたことが紹介されていました。
昨年11月25日は、METISさんが初めてテレビに出演した日だそうです。お母さんは病院で、テレビを見ながら、看護師さんなどに「これが私の娘よ」と自慢されていたそうです。
その数日後にお母さんの意識がなくなり、翌月にお亡くなりになったようです。
番組では、葬儀で、「母賛歌」を歌うMETISさんの姿が映されていました。
5月の連休中に、移動中の車中で、「母賛歌」の入ったCDを繰り返し聞いていました。
テレビの中から流れる「母賛歌」の「母よ 母よ 感謝してます」というサビの部分を4才の娘が一緒に歌っている姿に驚きました。
「母賛歌」は何度聞いてもいい歌です。このエピソードを聞いて、この歌が、そしてMETISさんが大好きになりました。家族みんなで応援していきたいと思います。
METISさんこれからもいい曲を沢山作ってください。そして、そろそろ新しいアルバムを期待しています。
さて、この番組の最後に河島英五が最期に作られた「旧友再会」が紹介されました。
子どもさんたち3人が「旧友再会」を熱唱しました。
妻は、河島英五さんの大ファンです。急いで妻を呼びました。とても喜んでいました。
私も「酒と泪と男と女」や「野風増」などはカラオケでよく歌います。
妻は、何度か河島さんのコンサートに行ったことがあるそうです。いいなー。
私も近い将来、METISさんのコンサートに行きたいなー。と思う今日この頃です。
この番組が終わるのは残念ですが、いい歌にこれからも出会う人生にしたいと思いました。
昨日、知事は記者会見を行い、待ちに待った福祉医療費助成制度一部負担金導入に対するのセーフティーネット対策の中身を明らかにしました。
待ちに待った割には、極めて不十分なものと言わざるを得ません。
内容は、重度障害者の方が多数の医療機関を受診した場合、外来の1ヶ月当たりの負担を2千円を上限とし、それ以上は無料にするというものです。
私は、障害者の方々の願いの強さや厚生委員会での質疑内容からすれば、もっと大胆な対策が出てくるものと期待をしていました。私は、制度のフレーム自体の拡充が必要だと第一に考えます。
その上で、この制度は、独自に無料化を継続する市町に対しては措置を講じない方針だという点は、大問題です。
今度の福祉医療費助成制度の問題で、国によるペナルティーが大問題になりました。
国は、福祉医療費助成制度を医療機関の窓口で医療費の自己負担分を支払わずに受診できる、現物給付方式を採用している市町村に対して、国民健康保険の国庫負担金を減額する措置を講じています。国に対して、この措置の廃止を求める意見書が、2月県議会厚生委員会で全会一致で可決しました。
知事は、2月県議会厚生委員会の中で、「6億円のペナルティが国からつけられているということになる訳ですから、私はこの減額措置は廃止すべきであると考えておりますので、(中略)これからも、市町とも連携を深めて、引き続き、廃止をしてもらうように強く要望していきたいと思います」と述べました。
私は、知事が、今度のセーフティーネットは、一部負担金を導入するところにしか出さないというのは、国のペナルティーと同質のものだと思います。
国は、ペナルティーの理由を医療費の増嵩をもたらすからとしています。県が一部負担金を導入しない自治体に助成を行わない理由は何でしょうか。
まさか、無料化により医療費が増嵩するからが理由ではないでしょう。
県の政策に従わないから補助しないからというのなら、ますます、県のやり方は、国と同質です。
国のペナルティーには廃止を求めている県が、市町への補助には、出す出さないで差を付けることに私は納得できません。
県は、全20市町が一部負担金を導入した場合、こんどの制度の対象者は、400人台で、県の負担額は約300万円と説明しています。
しかし、現状で、一部負担金を導入しようとしているのは、宇部市だけなので、県が実際に助成をする額はわずかになると考えられます。
私は、県の助成制度のフレームを例えそのままにしたとしても、無料化を継続する多くの市町にも助成は行うべきだと考えます。全ての市町で同じ補助をすべきと考えます。
その上で、私は、福祉医療費助成制度無料化継続が15市町に広がっている状況を受けて、県はこれからでも全ての市町で無料化が継続できるように助成枠を拡大すべきと考えます。
この点での財源は、国からの補正予算に伴う基金などが活用できないか、まず、検討すべきだと考えます。
そして、無料化を継続すべき大きな理由は、新型インフルエンザ感染の広がりです。 収束に向かう都道府県がある一方で、新たな感染者が生まれた都道府県も広がっています。
子どもたちや障害者の方々、所得の低い方々が安心して医療を受けることのできる体制を維持していくことは、新型インフルエンザの感染を拡大しないためにも重要です。
知事は、7月からの一部負担金導入についてはこれらの点から再検討すべきだと私は考えます。
本日、実家の田で2回目の代かきをしました。
今日は、晴天で、むし暑いくらいでした。
今日は、カラスも燕もやって来ません。水中でかえるが泳いでいるだけでした。
2回目の代かきは、目印がなく、まっすぐに鋤くのは大変でしたが、なんとか一人でやりあげました。
午後になって、最後の家の前の田を鋤いて畦をトラクターで越える時が大変でした。
田に水を張っているので、畦が水を含んでやわらかくなっています。トラクターのタイヤはまっすぐに乗り越えようとせず、横にずれます。
ここで焦っては、昨年の失敗を繰り返すことになります。母が鐙を持ってきてくれて難なく畦を乗り越えることが出来ました。
些細なことで事故は起きます。今後も無理をせず、ゆっくり作業を行っていきたいと思います。
これで、田植え前のトラクター作業は終わりました。泥を落として作業小屋に納めました。
さて、先日、二俣瀬の後援会員さんのお宅を久し振りにお伺いしてびっくりしました。
あまりにも耕作放棄地が多いからです。その会員さんも80代の方です。
「高齢化と割に合わないことで、次々に近所の方が耕作をやめて行かれる」と残念そうに話をされていました。
別の70代の二俣瀬の会員の奥さんは、「1町以上耕作してきたが、無理は出来ないので、今年から5反ほど耕作面積を削った」と言っておられました。
本来は、嬉しい田植えのシーズンですが、今年も宇部市の中山間地域で耕作放棄地が確実に増えています。
我が家では、3反の田植えを31日に計画していますが、母が元気だからこそです。
綱渡りを強いられている農家をしっかり支える政策が急がれることを最近痛感します。
二回目の代かきを終え田植えを待つばかりです。
本が本格的に好きになったのは、大学時代からでしょうか。
大学生時代は、灰谷健次郎、斎藤茂男をよく読みました。
卒業して20代のころは、椎名誠、三浦綾子をよく読みました。
30代に入り、浅田次郎、重松清、山本周五郎、松本清張、五木寛之をよく読みました。
40代に入り、藤沢周平、角田光代、小川洋子、横山秀夫、佐々木譲をよく読みました。
そして、今月になってはまっているのが、そう、森絵都です。
「風に舞いあがるビニールシート」で森絵都と出会い、「カラフル」を読み、「いつかパラソルの下で」を読み、今、「つきのふね」を読んでいます。
読んでいる途中で、めんどくさくなると、別の本を読みたくなり、その内、別の作家のものを読んでいるというパターンが多かったのですが、
森絵都の本は、一冊一冊飽きずに最後まで読んでしまっています。こんな作家に出会ったのは私の読書経験の中でも初めてです。
森絵都の本はどれもテーマは重いのですが、タッチがとても軽いのが特徴で、一気に読めてしまいます。そして、読後に爽快感が心を満たすことも共通しています。
どの作品にも主人公の成長が描かれていて、読者も一緒に成長できる気持ちにさせてくれるものも彼女の作品のすばらしいところです。
この調子でいくと、今年中に、森絵都の全作品が読破できるのではないかと楽しみにしています。「つきのふね」の次は、彼女の作品群の中で一番の長編である「ダイブ」に入ろうと思います。
「いつかパラソルの下で」で私がどっきとした一文を紹介します。
「愛しても、愛しても、私自身はこの世界から愛されていないような、そんな気が心のどこかでいつもしていた。受けいれても受けいれても、私自身受けいれられない気がしていた。(略)
自分自身のせいですらなく、すべて生きるというのは元来、そういうことなのかもしれない」
ありのままの自分を受けいれることを森絵都流に書けばこうなるのでしょう。
昨日お聞きした芹沢俊介さんの講演の中にあった「受け入れる」子育てのことを思いだしました。
他人を受けいれることのできる人間になるためには、まず、自分を受けいれることのできる人間でなければなりません。
声高ではないが、森絵都の言葉に励まされている自分がいます。ここが、森絵都を読み続ける原動力でしょうか。
さあ、今から「つきのふね」の続きを読みます。主人公さくらの成長が楽しみですが、勝田君の存在がとても気になります。
いましばらく、森絵都の言葉に抱かれ日々を過ごしたいと思います。
本日、藤山個育ちの会主催で、芹沢俊介さんの講演会が、宇部フロンティア大学で行われました。
芹沢さんのお話をお聞きするのは初めてでしたが、大変感銘しました。訥々とした語り口で、心に沁み入るような講演でした。
演題は、「親子であること 親子になること」でした。
芹沢さんは、里親の方の経験談を最初に話されました。
里親の元に行った子どもたちは、まず、1週間はいい子を演じる(見せかけの時期)があるそうです。
その次に、里親が自分に本気なのか試す期間があるそうです。
そして、真実告知(血のつながりがないことを親が子どもに伝える)ことなどを経て、「親子になる」過程を経ると話されました。
里親の方々の経験と同じで、たとえ血がつながった親子関係の中でも「親子になる」過程があると芹沢さん。
それが、「原始的母子的没頭(原始的受け止め)」というと話されました。
これは、胎児期から出産後の数か月母親が赤ん坊のことだけに没頭することです。
この過程を経て母親になる。その母親をしっかり支える過程を経て父親になることが出来ると芹沢さんは語ります。
現在は、その過程を踏むことが難しい時代になったと芹沢さんは指摘します。
この国が本気で少子化を抜け出すためには、「母性的没頭」を社会が支える体制が必要だと話されました。
最後に芹沢さんは、「させる子育て」から「受け止める子育て」への転換の必要性を話されました。
芹沢さんは、子どもは根源的に受動性があり、最初の欲求は受け止められ欲求だからだ話されました。
私には、4人の子どもがいますが、ついつい「させる子育て」を行っていることに気づきます。
子どもをしっかり受け止めていくことの大切さを痛感しました。
大変、示唆に富んだ講演会でした。
帰りに芹沢さんの「若者はなぜ殺すのか―アキハバラ事件が語るもの―」という本を買いました。
この本を読みながら、先生の教育論に更に触れていきたいと思います。
宇部フロンティア大学で講演する芹沢俊介さん
本日、宇部市議補選勝利に向けての決起集会が、福祉会館で行われました。
私は、選挙情勢を報告しました。
日本共産党は、この間、宇部市民アンケートに取り組んできました。現在までに約200通のアンケートが返送されてきましたが、「暮らしは以前と比べて苦しくなった」と答えた人が76%もありました。「良くなった」と答えた人は、わずかに5人でした。具体的な声を紹介します。
「パートで働いていたが全員解雇に。職安はいつもいっぱい。このままでは子どもの教育費が出せない」(40代女性)
「年金は減るばかりなのに、国保料や介護保険料は上がる。いまは元気だが病気になったらどうして暮せばいいのか。考えるだけで具合が悪くなる」(70代女性)
これら市民の悲痛な叫びに答えていくのが、今度の選挙の最大の意義だと私は訴えました。
私は、今日の宇部市政は、市民の悲痛に背を向けていると訴えました。その象徴が、福祉医療費助成制度に対する宇部市の態度です。
昨日、県厚政課が、県内の20市町のうち15市町が独自に制度を設け一部負担金を導入せず、無料化を継続する方針を固めたことを明らかにしたという報道がありました。
同時に、一部負担金を導入するのは、宇部市だけだと報道されています。
私は、こんな冷たい市政は変えていくしかないと訴えました。
私は、宇部市は、お金がないとは言わせない例はたくさんあるとして、宇部湾岸道路問題を訴えました。宇部湾岸道路は、わずか4キロの道路に860億円かけています。宇部市の負担が、平成20年度までに、46億2千万円、これから5億4千万円。合計51億6千万円です。
この道路は、住民から喜ばれているのかと言えばそうではないということが、昨日の宇部日報に掲載されました。
宇部湾岸線は、西に向いていくと、宇部興産道路の所で途切れています。2階建てですので、二階に上がる梯子がいる。そこで、出てきたのが、興産道路の買収です。興産道路の半分を県道として買う工事がこれから行われようとしています。この計画では、宇部興産道路の西側に1車線増やすことで、道路が住宅に近づきます。
宇部日報は、「沿線住民、騒音など懸念」とし「拡幅に反対する主な理由は、道路が住宅に近づくことで、騒音、振動、風向きが変わるというもの」と書いています。
また、興産道路なら午後9時以降の車の使用はされませんでしたが、県道になると24時間の車の使用が可能です。
このことを宇部日報が「『安眠が妨げられ、粉じんや排ガス、雨水の飛散も増える』と不安が根強い」と報道しました。
福祉医療費助成制度の一部負担金を無くすために、宇部市が1年間に必要な財源は、1億2千万円です。湾岸道路の市の負担51億円あれば、これら、40年以上福祉医療費助成制度の無料化継続することが出来ます。
私は、「住民が望まない湾岸道路などの無駄を削って暮らしにお金を回せ」と訴えました。
決起集会では、各団体から五島候補への応援演説が行われた後、五島候補が訴えを行いました。
五島候補は、「市民アンケートには、市民の悲痛な叫びが多数寄せられた。私は、安心して暮らせる社会保障の実現が必要だと痛感している」「受益者負担論や自己責任論を乗り越えて、安心して暮らせる宇部市を実現するために全力を尽くしたい」と決意を表明しました。
決起集会で決意表明を行う五島候補