本日、山口県共同募金会の理事会に参加しました。
その中で、東北関東大震災の被災者支援について報告がありました。
その中で、県共同募金会として東北関東大震災で被災された方へ見舞金を交付することが提案されました。
内容は、東北関東大震災の被災者で山口県内に転住された世帯へ見舞金を交付するものです。
全壊が2万円、半壊が1万円です。確認方法は罹災証明の添付とのことでした。
理事のメンバーは全員趣旨に大賛成なのですが、質疑が相次ぎました。
「役場が流され罹災証明が発行できない自治体はどうするのか」
「自宅が全壊か半壊かの判断は誰が行うのか」
「自宅は損壊していないが、自宅に帰れない、福島原発からの避難者には見舞金は出さないのか」
事務局長さんは被災者の立場に立った対応が必要だとの見解を示されました。
私は、この議論を聞いていて、今回の大震災がいかに大規模なものだったのかを痛感しました。
被災者を支援する様々な制度が創設されていますが、今回の災害の甚大さに鑑み、これまでの延長線上の考えを脱却して、被災者救援の原点に立った、施策対応が求められることを痛感しました。
諸施策が功を奏し、被災者の生活再建が早急に図られることを強く望みます。
ともかく、共同募金会でこのような制度を設けていることを知って下さい。被災者の方は、十分な証明がなくてもまず、共同募金会にご連絡下さい。
被災者支援に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
本日、地元西ヶ丘で、私の県政報告会を行い、60名の市民の方々に参加していただきました。
西ヶ丘に住んで23年。今私は、46才ですので、人生の半分を西ヶ丘で暮らしていることになります。
住み始めた当初は独身でしたが、結婚して21年になります。14年前に子どもが生まれ、今では地元の小学校のPTA会長となりました。
本日、参加していただいた方々とはそれぞれ出会いがありました。それを思い出すと目頭が熱くなりました。
これらも、西ヶ丘に住み続け、地域に根差して活動を続けていければと思います。
県政報告会に参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
多くの方々に集まっていただいた県政報告会
昨日、沢波川排水機場通水式に来賓として参加しました。
平成11年9月24日の台風18号によって発生した高潮により、沢波川の河口付近が氾濫し、床上浸水168戸、床下浸水46戸、半壊153戸の被害が発生しました。
高潮対策のため、防潮水門を河口付近に設け、高潮時に閉鎖することにより高潮の遡上を防ぐ工事が、平成12年から30億円の事業費で取り組まれてきました。
この程、毎秒16・の能力を持った排水ポンプ2台と防潮水門1門と170mの防潮堤が完成しました。
東日本大震災も受け、災害に強い街づくりのために、このような事業はとても大切だと思います。
災害に強い街づくりのために、皆さんのご要望をお聞かせ下さい。
06年3月の衆議院予算委員会で、我が党の吉井議員は、原発の津波対策について質問しました。吉井議員は、五mの津波の引き潮によって、日本の原発の約八割に当たる43基で冷却水が海から取水できなくなることを明らかにしました。冷却水喪失になれば、原子炉の崩壊熱による炉心溶融を懸念させる事態に発展します。
今、この吉井議員の指摘が、福島第一原発で現実の事故となりました。吉井議員のこの質問が、24日付「東京新聞」や4月3日付のサンデー毎日などでも取り上げられ大きな反響を呼んでいます。
私は、吉井議員の質問を受けて、昨年の3月議会で、上関原発の津波対策は万全かと一般質問で指摘しました。
一昨年末、中国電力が提出した上関原発の原子炉設置許可申請書では、津波による水位変動の最高をTPプラス4.6mとし、最低を-2.4mとして、津波により水位が低下した場合でも、原子炉補機冷却系に必要な取水が確保できる設計としています。
私は、「中電が示した津波の水位変動が妥当なのか、冷却水の取水に影響はないのか、大いなる疑問を持つ。この問題も、県が設置した原子力安全顧問の意見を聞き、必要な対策をとるべきだ。」と質しました。
佐本商工労働部長(当時)は、「必要な取水が確保できる設計について、事業者に確認したところ、取水口の下端レベルは海抜-7mで設計しているとしており、最低水位の-2.4m程度に比べ、十分な余裕を有していると聞いている」「津波による安全性に係る問題も含め、国の安全審査が始まったばかりであるので、県としては、今後、原子力安全顧問の専門的・技術的なご助言もいただきながら、国の対応状況をしっかりと検証してまいりたい」と答えました。
この答弁を福島原発事故を受け、今日的に検証してみても、様々な疑問が残ります。まず、中電が想定した津波の水位変動です。
私は、昨年9月議会で、「原発立地直下にあるF3活断層とF4活断層が繋がっている可能性がある。もし繋がっていれば少なくともマグニチュード7以上の地震を発生させるものだ」と指摘をしたことは過去のブログでも取り上げました。これらのことも受け、中電が想定している津波の水位変動+4.6m、-2.4mが本当に妥当なのか益々疑問が残ります。
更に、取水口を-7mにしていると事業者は言っているようですが、福島原発で、-7m以上の引き波が来たことが予想されます。このことが、炉心溶融を誘発させた可能性があります。
私は、今後、津波問題で、県は、原子力安全顧問にどのような意見を聞いているのか問い質すと同時に、抜本的な津波対策を中電に求めることを要請したいと思います。
上関原発で十分な津波対策が行えないのなら、やはりこの計画は中止するしかありません。
皆さん、上関原発での津波の影響についてどのようにお考えですか。様々なご示唆をお願いいたします。
本日、私のふるさと宇部市吉部で県政報告会を行い、70名の参加者がありました。
私のおしめを替えていただいた方々もおられ、少々緊張しましたが、私の話しにじっくり耳を傾けていただきました。
今日を入れて4連戦、夕方の演説会が続きます。一か所一か所大切に話しをしていきたいと思います。
本日お話をした内、山口県で防災対策として取り組むべき問題を訴えた部分の要旨を紹介します。
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山口県を防災に強いまちづくりにするという点では、第一に、小中学校の耐震化を進めなければなりません。小中学校の耐震化は、全国最低となっています。宇部市でも耐震化が必要な校舎が半分残されたままです。山口県は、無利子の融資制度を設けていますが、実績はゼロです。1都6県では独自の補助制度を設けています。私は、山口県で小中学校の耐震化を促進するための補助制度を作らせてまいります。
次に個人住宅の耐震化の促進です。山口県の住宅耐震化は70%ですが、17万2700戸で住宅耐震化が行われないまま残されています。山口県は、耐震診断と耐震改修を補助する制度を設けています。年間750戸の予算に対して、この制度を利用した世帯は、09年で72戸。1割程度しか利用されていません。静岡県では、無料で耐震診断を行うなど制度を充実させています。私は、新しい議会で、県の個人住宅耐震化制度の抜本的拡充を求めてまいります。
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多くの方に私の県政報告を聴いていただきました。
落語昭和の名人完結編を聴いています。
第4巻は、「5代目柳屋小さん」。5代目古今亭志ん生師匠は、私たちの年代はライブでは聞いたことはありませんが、小さん師匠は懐かしい気持ちで聞きました。
確か笑点にも出演されていたのではないでしょうか。
小さん師匠の顔は懐かしいですが、実際の落語はじっくり聞いたことがなく、今回が初めてでした。
枝雀とも志ん生とも違う小さんの味を感じました。
CDに付いているパンフレットに、小さん師匠について「嘘のつけない正直者」とありましたが、その言葉の通りの落語です。
淡々と話しを進める。それでいて、しっかり笑わせる。いいですね。
パンフレットの中で演芸評論家の川戸貞吉さんは、「誰しも名前が大きくなると人情噺を演るものですけれど、あくまでも熊さん、八っつぁんの長屋風景、江戸っ子の市井の暮らしを描いて大看板になった。」と小さん師匠を評しています。
話しをする仕事がら、様々なタイプの噺家さんの落語を聴くのは大変勉強になります。
小さん師匠の語り口に憧れる今日ころ頃です。
小さんファンの皆さん、どの演目が好きですか。