議員日誌

野田氏が首相になる

 昨日から、テレビや新聞は、野田氏が民主党代表になり首相に就任した話題ばかりです。

 野田氏が代表選で勝利した要因の一つに、「私は、金魚にはなれない、どじょうだ」と発言したことがあるとの報道もあります。

 外国のプレスの中には、「おめでとうどじょう首相。任期が長く続くことを祈る」という主旨のコメントが掲載されたこともあるとか。

 今日、NHKラジオで「民主党にこども手当と高速道路無料で期待し投票した人も多い。我が家でも震災の影響で収入が減った。増税なんてとんでもない。どじょう首相には、土の中で暮らす庶民の気持ちを理解してほしい」という主旨の40代女性の声が紹介されていましたが、その通りだと思いました。

 野田氏のこれまでの発言で問題だと思う第一は、原発に関するものです。

 9月号の文藝春秋で「安全性を徹底的に検証した原発について、当面は再稼働に向けて努力することが最善の策」「短兵急に原発輸出を止めるべきでない」と発言していることです。

 また、消費税増税論者である点も問題です。今回の代表選でも「やむをえない、負担しよう、と世論を誘導するのが政権与党の役割だ」と語りました。

 更に、05年10月には、「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」とする質問主意書を提出し、代表選直前にも「考え方は基本的に変わらない」と発言していることも重大です。

 この姿勢には早くも韓国などから懸念する声が聞こえてきています。

 さて、我が家の水槽の中には、金魚とどじょうが共存しています。

 野田氏が自らを金魚と名乗るかどじょうと名乗るかどちらでもいいですが、平和と暮らしの安定を願う国民の側に立つ首相かという点では甚だ疑問です。

 とりわけ野田氏が、3.11後の原発と震災の不安から国民を救う、確かな政策が打てる人物であるかどうかも疑問です。

 いずれにしても野田政権がスタートしました。日本共産党はこの政権に国民の立場から、はっきり物を言うことに更に徹する必要があることは明らかなようです。

 我が家の今晩の食事は、長男の作った天ぷらそばでした。家族みんなでおいしくいただきました。

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中学2年の長男が天ぷらを揚げ、だしを作りました。

 野田氏は、代表選での演説で、好きな歴史小説を例に出し「藤沢周平から下級武士のたたずまいと矜持。山本周五郎から人情の機微を学んだ」と語りました。

 野田氏が行う今後の政治に、藤沢氏や山本氏の教えが生きるか甚だ心配です。

 野田政権発足に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

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