17日付読売新聞は「厚生労働省は16日、アスベスト(石綿)を吸引して肺がんや中皮腫などの病気にかかり、2014年度に労災認定などを受けた従業員の勤務先939事業所の名称を発表した。」と報道しました。
県内の事業所は以下の通りです。
製造業など
・神戸製鋼所長府工場 ~昭60
・宇部興産宇部ケミカル工場 昭和8頃~平成18
・ユーモールド 昭和62~平成16
・東ソー物流
・新笠戸ドック ~平成18
・興亜石油麻里布製油所
・モルテン防府工場
・日本通運防府支店
建設業
・高峰建設
・紺箭銃砲火薬
・中電プラント宇部火力営業所
・朝山工業所
・矢上電工
・浅野スレート広島支店徳山営業所
・創進内装
・片原工業
・明星工業岩国営業所
・安村工業
・芦田組
・カネイ
・田中板金工業所
事業所名は一部省略などがあります。
事業所の所在地など詳しい情報は厚生労働省のホームページを参照して下さい。
山口県内には「働くもののいのちと健康を守る山口県安全センター」(略称山口県労安センター)などこれらの問題などに関わる相談窓口があります。
ご相談は、083-924-3525の山口県労安センターにお願いいたします。
私にも相談いただいたら関係機関へ引き継ぎを行います。
一人で悩まないで関係機関へご相談下さい。
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私の父方の祖母の妹にあたる歌人の石川みち枝が先日、96歳で亡くなりました。
知的で気品のある石川の事が私は大好きでした。
石川が私に「かずのりさん」と言う柔らかなイントネーションが耳に残っています。
私の手元に、2002年8月17日付のウベニチがあります。
「焦げついた夏 記憶の引き出し」というシリーズに石川が登場しています。
「あらつち同人で、歌人、石川みち枝さん(83)=宇部市小野区上小野=は毎年、夏になると旧満州で体験した過酷な思い出にさいなまれる。極寒の凍土をわずかだけ掘り起こし、埋めてきた長女は誕生後100日しか生きられなかった。『夏になると、生きていたら何歳になるのだろうか、と歳を数えている』とつぶやく。戦争の傷跡は痛む。」
石川の夫の正春は旧満州電電公社奉天管理局に勤めていました。戦争が終わって、石川家族が日本へ帰国できたのは翌年の夏です。
その間に、満州は極寒の冬を迎えます。
「石川さんは、11月(終戦の年)に女の子を出産。しかしわずか100日あまりの生命だった。『母乳がでなかったので、粉乳を買って飲ませた。ところがしだいに病み細ってゆき、医者に診てもらうこともできなかった。人形のようにやせ、息を引き取った。極寒の地、凍土は硬く十分に掘り返すこともできなかった』と目頭を押さえる」
「『不況とはいえ、衣食はあふれている。ところが心はかえって貧しくなっている。もったいない生活だ。朝日を迎え、夕日を送る。当たり前の生活が平和と思うようになった』としんみり語る。石川さんの、つらい夏がすぎていく。」
石川みち枝は、次の歌を詠みました。
おくり火に亡き夫偲び 大陸に埋め来し吾子の 齢を数ふ
戦争が終わって70年。戦争の現実を知る語り部の一人を失いました。
私は、親族の一人として、石川の歌とともに、満州の悲劇を後世に語り継いでいきたいと思います。
石川みち枝さん、天国で、夫の正春さんや姉で私の祖母のマツ子たちと楽しく語りあっていることでしょう。
石川みち枝さん、お世話になりました。ありがとうございました。合掌。
18日で51歳になりました。
この1年間は大激動でした。
最大の激動は、16年間務めていた県議の仕事から降りることになったことでしょう。
一方で、宇部市PTA連合会会長、常光寺責任役員など新しい役割を数々いただいた1年ともなりました。
いずれにしても、今置かれている場所で一生懸命その役割を発揮することに尽きると思います。
今までもそうしてきてし、これからもそうしていきたいと思います。
以前のブログでも紹介しましたが、西本願寺前門主大谷光真さんの「人生は価値ある一瞬」のこの言葉が今年一番胸に沁みました。
「目の前に起こる一つひとつの出来事は、一喜一憂せざるをえないとしても、自分の人生そのものを賭けてしまわないことです。そして、いのちのつながりというもっとも広い別の世界があるということに目を向けることです。」
実に奥深い一言だと思い、時々思い出しては噛みしめています。
11月には、帰敬式に参加し、釋諦観という法名をいただきました。
広辞苑に諦観とは「明らかに真理を観察すること」とあります。
51歳の1年は、諦観の眼を持ちながら物事に当たっていきたいと思っています。
そして、引き続き、本ブログで、その時々の思いを綴っていきたいと思います。
この1年、皆さまには大変お世話なりました。
これから1年もよろしくお願いいたします。
本日、宇部市役所前で、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動うべ実行委員会(略称 総がかり行動うべ)」が主催する「安保法制執行阻止9・19強行成立を忘れない行動」が行われました。
集会には、65名の市民が参加しました。
総がかり行動うべでは、先日役員会議を開き、①申し合わせ事項②行動計画③役員体制を決めました。
役員体制として、共同代表は、うべ憲法共同センター代表の坂田勇司さんと戦争をさせない1000人委員会の佐々木あけみさん、事務局長は私となりした。
今日の集会では、共同代表の坂田さんと佐々木さんが冒頭挨拶を行い、私が、申し合わせ事項、行動計画、役員体制を報告しました。
その後、個人や各団体からリレートークが行われました。
日本共産党から時田宇部市議が発言しました。
最後に、参加者一同で「アベ政治を許さない」を掲げました。
参加者一同で「アベ政治を許さない」を掲げる
来月の忘れない行動は、1月19日(火)の18時から宇部市役所前で行う予定です。
多くの市民の皆さんのご参加をお待ちしています。
今朝の朝日新聞(西部)は、「四国電力が再稼働をめざす伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について、大分県の杵築、竹田、由布の3市議会は、17日、再稼働中止を政府に求める意見書を可決した。(中略)3市は伊方原発から約65~100キロ離れている。」と報じました。
この記事を読んだ市民の方から「伊方から宇部まで直線距離で100キロ、間に海しかありませんから、老朽化した伊方原発に何かあると、直撃です。怖いです。」とのメールが私に届きました。
山口県内の地方議会でも伊方原発再稼働の中止を求める意見書が可決されることを願います。
大分県の3市議会で伊方原発再稼働中止を求める意見書が可決しました。
皆さんはこの事実をどう受け止めておられますか、ご意見をお聞かせ下さい。
夫婦別姓を認めないことや、女性のみ離婚後6ケ月の再婚を禁止している民法の規定が憲法に違反するかどうかが争われた二つの訴訟の上告審で、最高裁大法廷は昨日、初の憲法判断を示しました。
6ケ月の再婚禁止については、100日を超える部分について違憲と判断。夫婦同姓を定めた規定については裁判官15人のうち5人は違憲としたものの多数意見による合憲とした不当判決です。
判決を受けて、日本共産党の広井暢子副委員長は再婚禁止機関の撤廃を求めるとともに、同姓合憲とした不当判決に厳しく抗議する談話を発表しました。
談話は、以下の通りです。
・・・
一、最高裁大法廷は、民法(家族法)の夫婦同姓の強制について合憲とする判決をおこなった。また、女性だけの離婚後6カ月の再婚禁止機関については、離婚後100日を超える禁止期間100日超を違憲としたことは一歩前進だが、再婚禁止機関は、女性への差別条項であり禁止すべきである。夫婦同姓の強制を合憲としたことは極めて不当な判決であり、厳しく抗議する。
一、夫婦同姓の強制を15人の裁判官中5人は違憲であるとしたものの、多数意見による合憲とされた。判決は、いずれの姓を称するかは結婚する男女の協議にゆだねられており制度自体に「不平等が存在するわけではない」、「家族の呼称を一つに定めることには合理性」があるなどとし、憲法13条(個人の尊重)、14条(法の下の平等)、24条(両性の平等)に違反しないとした。「別姓」制度を、「家族の一体感を損なう」とする特定の家族観を容認したものである。
世界で夫婦同姓を義務づけている国は日本だけであり、国連女性差別撤廃委員会からは法律に残る女性への差別条項としてその撤廃を強く求められてきた。日本の司法の見識が問われる判決といわなければならない。
一、1996年、法制審議会は選択的夫婦別姓などの法整備をもとめるよう「答申」している。その後、歴代政府は、「答申」も国連女性差別撤廃委員会の是正勧告も無視しつづけてきたのである。女性の社会進出は大きく前進し、結婚や家族の実態も国民の意識も変化してきた。判決は、夫婦同姓の強制を合憲としつつも、国会での議論を促している。
政府は、民法改正を求める国民・女性たちの願いと運動を真摯にうけとめ、憲法と国際法にたった改正に着手し、その責任を果たすことを求めるものである。
日本共産党は、個人の尊重、法の下の平等、個人の尊厳・両性の平等など、憲法の精神にたった民法改正に力を尽くす決意である。
・・・
妻は、結婚後も今までの姓を使用し続けています。その事もあって、夫婦別姓問題には関心を持ってきました。
私は、再婚禁止規定が撤廃され、夫婦別姓が認められる社会が一日も早くやってくることを願っています。
皆さんは、昨日の判決をどのようにお考えですか。ご意見をお聞かせ下さい。