昨日の山口新聞は、活断層に詳しい金折裕司元山口大学教授が「山口県内にある活断層のうち大原湖断層系や岩国断層帯などが熊本地震を引き起こしたとされる活断層と同じ方向にある」ことを指摘したと報じました。
金折元教授は「今回の地震で大原湖断層系が動いてもおかしくはなかった。人ごとと思わず、多くの人が自分なりに受けとめ対応を訓練してほしい」と呼びかけたとあります。
山口新聞の記事の続きを紹介します。
「熊本地震を引き起こしたとされる布田川断層帯、日奈久断層帯と、山口県内の大原湖断層系と岩国断層帯は同じ方向にあり、東西方向に押される力で動きやすいという。さらに、海底にある周防灘断層群も同じ故方向にあることから『津波のリスクもあり、安閑とするわけにはいかない』と警鐘を鳴らす。」
金折先生が指摘されるように、熊本県で起きた活断層を北東に延長すれば、周防灘断層群に至り、その先は、大原湖断層群と岩国断層帯になることが昨日山口新聞に掲載されていた図を観てよく分かりました。
更に言うならば、岩国断層帯と同じ方向で南側にF-3断層群があります。
この断層は、上関原発計画地付近に存在します。これも、熊本地震を引き起こした活断層と同じ方向にある断層で今後、活発に動く可能性のある断層と言えるのではないでしょうか。
金折先生には、大原湖断層群のことをお聞きするために数度お会いしたことがあります。初対面で門外漢の私に丁寧に活断層について説明していただきました。その時に、先生の著作を手にし、先日、本ブログにも紹介させていただきました。
この金折先生の指摘も受けて、山口県内で活断層に対する備えを強化する必要があると思います。
一つは、上関原発計画は中止すべきであると私は感じました。
山口県の活断層について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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