藤本かずのりサポーターズ はじめました

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11/22/63

 スティーヴン・キングのベストセラー小説「11/22/63」がドラマ化され、DVDで視聴しています。

 「11/22/63」とは、1963年11月22日のことです。

 第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディが暗殺された日です。

 主人公のジェイクは、1960年代のアメリカに「タイムトラベル」し、ケネディ暗殺を食い止めるため、暗殺犯のオズワルドの身辺を調査します。

 果たしてオズワルドは本当の犯人なのか。彼の背後に黒幕は存在したのか。

 そもそもなぜ、ケネディは暗殺されなければならなかったのか。

 どんどんと「11/22/63」の世界に引き込まれていきます。

 ドラマでは、1960年代最初のアメリカが見事に再現されています。

 当時の車が新車同然で次々に登場します。この辺りも見どころです。

 更に、主人公とセイディとのラブストーリーもこの物語のもう一つの柱です。

 SFミステリーでありラブストーリーでもある「11/22/63」の虜になっています。

 今、DVDでは3巻、第五話まで観ました。さあ、クライマックスがどうなるのか興味津々です。

 同時に、原作本の文庫を合わせて読んでいます。ドラマで世界観は理解できているので、細部の描写を楽しみながら読んでいます。

 スティーヴン・キングの描く世界は奇想天外です。S・キングファンの皆さんお薦めの作品をお教え下さい。

「反戦主義者なる事 通告申し上げます」

 しんぶん赤旗日曜版の書評欄に森永玲著「『反戦主義者なる事 通告申し上げます』反軍を唱えて消えた結核医・末永敏事」が紹介されていました。

 本書は、長崎新聞に2016年6月15日から10月6日にかけて連載された記事を元に書かれたものです。

 長崎新聞には、大学時代の同級生が居ます。

 丁度、来春のランタン祭りの際に久しぶりに会う約束をしたので、この本が目に留まり、今、読んでいます。

 長崎県の島原半島の今福に生まれた末永敏事は、長崎医学専門学校を卒業し、米国に渡り、結核研究に携わります。

 末永は、この領域では、世界の先端の研究を行っていました。

 その後、故郷に帰って、開業し、流転し、茨城県のある病院の勤務医となります。

 末永に、国家総動員法に基づく兵役に従事するよう求める勅令が届きます。

 しかし、末永は、茨城県知事に、公然と反戦を唱え、兵役を拒否する次の手紙を返送しました。

 「平素所信の自身の立場を明白に致すべきを感じ茲に拙者が反戦主義者なる事及び軍務を拒絶する旨通告申し上げます。」

 末永は、学校を卒業して上京した直後から内村鑑三に師事していました。

 内村鑑三は、1903年に、「余は日露非開戦論者である許りではない、戦争絶対的廃止論者である」「戦争の利益は其害毒を贖ふに足りない」との文章を発表しています。

 今、再び戦争する国づくりが進められよとしている中で、戦前、反戦主義者を公然と名乗った末永敏事を学ぶ意義は大きいと思います。

 内村鑑三についても更に学びたいと思います。

 貴重な歴史を掘り起こし、長崎新聞の関係者及び作者の森永玲さんに感謝いたします。

 引き続き、「反戦主義者なる事 通告申し上げます」を読んでいきたいと思います。

 

 

原発新増設を問う

 中国新聞に「原発新増設を問う」というシリーズが掲載されています。

 シリーズの冒頭にこう書かれてあります。

 「国のエネルギー政策の指針となるエネルギー基本計画の見直し議論が進んでいる。安倍政権の下、原発の再稼働が相次ぎ、今後は原発の新増設や建て替えをどうするかが論点に浮上しつつある。議論の行方は、中国電力上関原発(山口県上関町)の新設計画を左右する。」

 九州大学の吉岡斉教授は、上関原発について。「(ほぼ完成している)島根原発3号機(松江市)もあり、電力の供給力には困っていない。電力需要も減っており、なぜ造るのか理由が見えない。計画中の原発の中では最も新設の実現可能性があると政府は考えており、中電はそれに協力しているのではないか。」と述べ、原発の新増設について「日本では経済産業省を中心に電力業界を抱え込み、自治体やメーカーを取り込んで結束の強い共同体ができてきた。今は崩壊を防ぐために必死だ。政府はあらゆる保護、介護をし、共同体をまもるという立場に立っているように思える。原発で、皆が損をしている。東京電力も東芝も一面では『原発リスクの被害者』と言える。原発のデメリットに気付いたからには、やるしかない。」と述べています。

 龍谷大学の大島堅一教授は、上関原発について「どんな原発を造ろうとしているのか。原子力規制委員会が新規立地に、世界レベルの高い安全性をどこまで求めるかにかかっている。他の国が規制強化を強める中『日本はこれでいいんですよ』と低い性能のままでは国民に説明できない。新増設は、特別な国の補助などがない限り、民間企業にはコストが高すぎて無理ではないか。中電は他の電力会社と比べて原子力への依存度が低い。原発をやめやすい体質のはずだ。」と述べ、原発政策について「原発への支援をやめるべきだ。福島は原発事故の危険性を改めて示した。元気のために、地域を失うリスクを国民が負うべきではない。」と述べています。

 環境経済研究所の上岡直見代表は、上関原発について「上関原発は人口の多い周南、岩国市に近い。広島市にも80キロ圏。大きな事故が起きれば、交通渋滞が起きて人々は動けなくなる。放射性物質が広がってきたら大変なことになる。住民が避難すれば製造やサービス、農林水産など一帯の産業が成り立たなくなる。周南市の工業地帯は避難区域になり、コンビナートでプラントを運転する人がいなくなる。日本経済に大きなマイナスになる。避難した人を受け入れる計画作りも重要で、広域連携が必要になる。」と述べ、原発政策について「避難計画の策定は国が主導し、電力会社も責任を持って関わるべきだ。原発の新増設を議論する前に、国は避難計画や事故時の補償に関する法制度をきちんと整備することが必要だ。」と述べています。

 私は、これら識者の意見に耳を傾け、政府は、国のエネルギー基本計画の中に原発の新増設を書き込むべきではないと感じています。

 上関原発について、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

福ことば・毒ことば・置きことば

 昨日、宇部市人権教育課が主催する「人権を考えるつどい」に参加しました。

 講師は、ことの葉クローバー代表・松本久美子さん。演題は「福ことば・毒ことば・置きことば~言葉は心の食材~」でした。

 福ことばとは、人にエネルギーを与えることば。毒ことばとは、人を傷つけることば。

 置き言葉とは、心許に置くことば。

 相手は、今は受け止めてくれないかも知れないが、相手に伝えたい言葉を残しておく言葉だと受け止めました。

 思春期の子どもを抱えている親として「置き言葉」の意味がよく分かりました。

 上手く会話が繋がらないけれども、相手への想いを伝えておくことは大切だと思いました。

 伝わらないから感情的になり、結論を押し付けるのではなく、そっと、自分の想いを込めた言葉を置いておくことは必要だと思いました。

 次男は、大学に合格し、今は、ある検定試験1級合格に向けて頑張っています。

 早速、昨夜「よく頑張っているね。」と言葉を置いておきました。

 三男が所属するサッカー部が、全国高校サッカー選手権大会山口県予選のベスト4に残っています。

 これから準決勝戦に望みます。

 早速、昨夜「よく頑張っているね。」と言葉を置いておきました。

 中学校の長女は、バスケットに夢中。私が帰るとウトウトしていました。

 「早く寝なさい。風邪をひくよ」と言葉を置いておきました。

 松本さんは、「心は言葉で出来ている」と話します。

 私は、おしゃべりが過ぎて反省することもありますが、これからも「ことば」を意識して、心を磨いていきたいと思います。

 松本さん、素晴らしい話をありがとうございました。

漫画「君たちはどう生きるか」

 吉野源三郎原作の「君たちはどう生きるか」は、大学生の時に出会い、読みました。

 この度、羽賀翔一さん作画で漫画「君たちはどう生きるか」が出版され、20万部の大ヒットとなっています。

 書店で購入し読んでいます。

 中学生の「コペル」君と叔父さんとの往復書簡の部分は、本文がそのまま掲載されています。

 叔父さんから「コペル」君と名付られる部分や豆腐屋の浦川君とコペル君の交流部分など漫画だからこそ強く伝わり、この作品のすばらしさを再認識させられました。

 「コペル」君への叔父さんの手紙は、50代の私が読んでも「どう生きるか」を問い直してくれました。

 「世間には、他人の目に立派に見えるように、見えるようにと振る舞っている人が、ずいぶんある。そういう人は、自分がひとの目にどう映るかということを一番気にするようになって、本当の自分、ありのままの自分がどんなものかということを、つい、お留守にしてしまうものだ。僕は、君にそんな人になってもらいたくないと思う。だから、コペル君、くりかえしていうけれど、君自身が心から感じたことや、しみじみと心を動かされたことを、くれぐれも大切にしなくてはいけない。それを忘れないようにして、その意味をよく考えてゆくようにしたまえ。」

 「貧しい境遇に育ち、小学校を終えただけで、あとはただからだをからだを働かせて生きてきたという人たちには、大人になっても、君だけの知識をもっていない人が多い。」「こういう点からだけ見てゆけば、君は、自分の方があの人々より上等な人間だと考えるのも無理はない。しかし、見方を変えて見ると、あの人々こそ、この世の中を、がっしりとその肩にかついでいる人たちなんだ。君なんかとは比べものにならない立派な人たちなんだ。」「考えてみたまえ。世の中の人が生きてゆくために必要なものは、どれ一つとして、人間の労働の産物でないものはないじゃあないか。」

 漫画「君たちはどう生きるか」を読んで、本作の「君たちはどう生きるか」をじっくりこの秋読みたいと思いました。

 宮崎駿監督が映画「君たちはどう生きるか」の制作に入ることを発表したことも嬉しいニュースです。

 しばらく「君たちはどう生きるか」から目が離せません。

 この作品が発表されて80年経過しますが、「格差と貧困」は未解決のままです。

 今だからこそ、「君たちはどう生きるか」なんだと思います。

 次男は、来春から大学生。関西に旅立ちます。造形を勉強する次男に、漫画「君たちはどう生きるか」を送りたいと思っています。

 「君たちはどう生きるか」の感想をお教え下さい。

 

 

阿武町議選始まる

 昨日から、12日投票で、阿武町議選が始まりました。

 日本共産党は、よねつ高明さんを立てて、阿武町で初めての議席獲得をめざします。

 昨日の「よねつ高明出発式」には、大平よしのぶ前衆議院議員と地元奈古出身の中原ひとみ広島市議らが激励のあいさつを行いました。

 よねつ候補は、「介護保険料・利用料の負担を軽くし、国民健康保険料を一人1万円引き下げます。買物や通院・通学に便利な公共交通の実現にがんばります。すべての議会で一般質問をおこない、議会や町政の様子を「町づくり新聞・あぶ」でお知らせします。」などの公約を力強く訴えました。

阿武町議選

阿武町議候補 よねつ高明さんが出発式で訴える

 私も、町内各所で街頭宣伝を行いました。

 阿武町議選で日本共産党のよねつ高明候補へのご支援を心からお願いいたします。