本日、西宇部北の法面と側溝の改修を宇部市に要望しました。
当該地域は、戦後は、市営住宅でした。払い下げを行い、法面や側溝が市の保有物として残っています。
その法面や側溝が歪み、周辺地域住民から改善の声が出されています。
今日は、私と真鍋市議が立ちあい、宇部市西丸住宅課長らが現地調査を行いました。
まず、法面の崩壊です。
下の場所は、この十数年で、数十センチ法面がせり出してきているとのことです。
次に、側溝の崩壊です。
所どころ法面下の側溝が壊れ、改善の要望が出されています
また、住宅中央には大きな側溝があります。管理が大変なので、暗渠にしてほしいという要望が出されました。
要望が多岐に渡っていますが、今後、市住宅課で整理し、可能なところから改善する方向が示されました。
当該地域は、自治会が同じ地域です。多くの住民の方が調査に立ちあい関心の高さを感じました。
引き続き、皆さんの身近な要望をお寄せ下さい。
本日、宇部市内で、長生炭鉱水没事故70周年犠牲者追悼集会が行われました。
最初に主催者を代表して「長生炭鉱の『水非常』を歴史に刻む会」の山口代表が「70周年の時が、真の歴史を紡ぎ出し、真の平和をつくり出す時となることを願って止みません」と挨拶を行いました。
長生炭鉱の『水非常』を歴史に刻む会山口代表
次に、長生炭鉱水没事故大韓民国遺族会の金会長は「今からでも日本政府は反省し、遺骨の発掘にも追悼碑建立にも積極的に先頭に立って一日も早い解決策をだすべきだ」と訴えました。
遺族を代表してあいさつをした金会長(右端)
次に、遺族の次男である全さんが、当時の状況を証言しました。全さんは、事故があった当時西岐波小学校5年生だったそうです。運動場からピーヤの方を見るとピーヤから水が溢れだしていたそうです。
坑口付近には、家族の「アイゴー(お父さん)」という叫びがこだましていました。全さん家族は、日本で終戦を迎えますが、社宅は追い出され、母親に安定した職はなく、苦労の連続でした。
「にんにく臭い」などという差別も受けたそうです。
終戦後、韓国に帰りますが、全さんは、学校にも行けず、山の小枝を集める仕事などで生きて来たといいます。
全さんは、「私は、県庁や市役所で様々な要望を行ってきたが、私たちの望む答えを聞いたことがない」と語ります。
私は行政に関わる一人として責任を痛感しました。山口県は遺族の声を国などの関係機関にこれまでどう伝えてきたのか調査することから始めたいと思いました。
全さんは、訥々と事故後の人生を語りました
次に、遺族の長女である尹さんが証言しました。
尹さんは、事故があった当時、6ヶ月の赤ちゃんでした。尹さんが、20才の時に母も亡くなり、日本を恨みながら暮らしてきたといいます。
現在は、尼として生活する尹さん。ある人との出会いで、昨年、70年ぶりに父の位牌と面会します。
尹さんは、父の位牌の前で1時間のお祈りをしたそうです。
尹さんは、「(長生炭鉱の歴史を刻む会の方々など)すばらしい日本人がいることを知った。過ちを認めることが出来る日本人であってほしい」と語りました。
私も戦後を生きる日本人の一人として、朝鮮半島の方々と友好関係を築く上で、知らなければならない歴史があることを痛感しました。
すばらしい日本人がいることを知ったと語る尹さん
長生炭鉱の歴史を描いた合唱「海の墓標」が歌われました。
『悪魔の飽食』をうたう東京合唱団と『海の墓標』をうたう山口合唱団が力強く歌いました。
歴史的事実を芸術作品として残すことの大切さを痛感しました。
長生炭鉱を題材にした「海の墓標」の合唱
来賓として辛駐広島大韓民国総領事があいさつを行いました。
大韓民国として長生炭鉱での被害を調査し2007年の報告書をまとめ、県や市、そして日本政府に誠実な対応を要請していることが報告されました。
1942年2月3日の事故から70年。183名の犠牲者の内、137名が朝鮮人の方でした。
犠牲者の多くは、日本の植民地政策のため強制連行された方々だったと思います。
この70年間、遺族の方々の要望に対して、日本政府がほとんど何も対応していないことの異常を痛感した追悼集会でした。
私も自らの役割を発揮して、遺族の想いを行政機関に届ける懸け橋になろうと決意を新たにしました。
昨年、10月4日の本ブログに、宇部市吉部大棚地区の県道小野田美東線で、自動車が田に転落する事故が相次いでいることを報告しました。
その後、県宇部土木建築事務所で検討が行われ、当該地へガードレールが設置される見通しが立ちました。
県土木担当者は、「年度内に工事が完了する見通し」と話しています。
道路沿線で耕作を行っている地元の方に報告すると「これで安心して今年の田植えが出来る」と喜んでおられました。
引き続き、宇部市北部地域出身議員として、中山間地域の振興に努めてまいります。
ガードレールの設置が決まった県道小野田美東線
宇部興産道路付近の住民の方から、「宇部興産道路の半分が県道になれば、夜間の騒音が増え心配」という声が出されていました。
私は、地元住民の声を議会等を通じて、県に改善を求めてきました。
宇部小野田湾岸道路建設事務所と地元自治会等との協議が行われ、当該地域に遮音壁を設置することが決まりました。
今年度から宇部湾岸線・ロングランプ(宇部興産道路活用部分)で遮音壁設置工事が行われています。
道路西側は、宇部興産道路、東側が宇部湾岸線ロングランプになります。
今年度は、道路西側(宇部興産道路側)に高さ6.4m延長460mの遮音壁設置が行われます。
高さ6.4mの遮音壁は、県内の県道に設置されている遮音壁としては、最大規模です。
私が昨日現地を視察した時点で、西側の工事はほぼ終了していました。
道路西側に設置された高さ6.4mの遮音壁
道路東側(宇部湾岸線側)は、来年度に遮音壁設置工事が行われます。
道路東側から見た西側に設置された遮音壁
また、興産道路と湾岸線の間に高さ2mの遮音壁が設置されます。
ロングランプの供用開始は、来年度末(H25年3月)の予定です。
私は、引き続き、沿線住民の声をお聞きし、行政に届けていきたいと思います。
宇部湾岸線に関する、皆さんのご意見をお寄せ下さい。
今日、若者の就労や、働くための心の悩み・不安について、様々な相談に応じる「うべ若者サポートステーション」を視察しました。
県内には、防府市と周南市にもサポートステーションがあり、宇部を合せた三か所で平成22年度で8012名が来所され、357名の進路が決まりました。
うべ若者サポートステーションでは、就職支援セミナー、コミュニケーション・トレーニング、農業体験、ボランティア活動などを行うわくわく活動などが行われいました。
運営費用として、就労支援事業は、国から。心理的対応等が必要な方への支援については、県が支出されているということでした。
お話をお聞きする中で、私が感じたいくつかの点について報告します。
第一は、中学生へのケアの必要性です。県内にも中学を卒業後、就職も進学もしていない生徒が一定数いるようです。
中学では、スクールカウンセラーが対応するなどの努力をされていることは承知していますが、更なる体制の強化が必要だと感じました。
第二は、高校生へのケアの必要性です。一部の学校では、保護者や生徒に就職に向けた様々なガイダンスが行われているようです。
全ての学校で、必要なガイダンス等が保護者や生徒に向けて行われる必要性を感じました。
第三は、若者就職支援センターとうべ若者サポートステーションとの更なる連携の必要性です。
私は、二つの施設が併設され、まさに、若者を支えるワンストップサービスセンターとしての役割が発揮できたらどんなにいいだろうと思いました。
第四は、若者サポートステーションのネットワークを更に広げていく必要性です。
うべのステーションは、下関市もカバーしています。他の施設も、立地していない市へのケアにつては大変な努力をされていると思います。
各ステーションの努力を支えるための行政の支援が更に必要だと感じました。
うべのステーションを運営しているNPO法人は、パソコン教室を行ったり、インターネットラジオを行ったり、様々な若者を支える取組みを行っておられました。
ステーションの職員の方には、視察させていただきありがとうございました。
学んだことは、県議会地域商工委員会の場などに反映していきたいと思います。
最後に、うべ若者サポートセンターへの連絡方法をお知らせします。
電話 0836-36-6666
ホームページ http://ube-saposute.com/
相談は無料です。お気軽にご相談下さい。
うべステーション内のインターネット放送のスタジオ
昨日の衆議院予算委員会で、日本共産党の赤嶺政賢議員が、沖縄県宜野湾市長選挙に関し、防衛省沖縄防衛局が選挙介入していた疑惑を内部告発をもとに明らかにしました。
赤嶺氏が暴露したのは、沖縄防衛局の総務部総務課人事係が局内各部の庶務担当者あてに送った2通の電子メールです。
メールには、同局が選挙権のある職員や親族らのリストを作成し、対象者を集めて真部朗局長が「講話」を行っていたことが明記されています。
赤嶺氏は、「沖縄防衛局が職権を使って有権者リストをつくらせ、局長の『講話』をきくように指示・命令していた」「国家機関の選挙に対する中立・公正の義務、選挙における地位利用の禁止に反することは明らかだ」と追求しました。
野田首相は「とにかく事実確認をさせてください」を繰り返すだけ。田中防衛相は「至急確認をする。そうゆう事実があってはいけない」と答弁。
宜野湾市長選挙は、普天間基地の無条件撤去と新基地建設反対を掲げるイハ元市長と自公支援候補の一騎打ち。
新基地推進勢力は、イハ氏を当選させないことが、新基地反対の県民総意を切り崩せる契機になるとみています。
九電のやらせメール事件につづいて、沖縄選挙介入メール問題は、日本共産党の大スクープです。
新基地を押し付ける国家権力による選挙への不当な介入問題を皆さんはどうお考えですか。