月別アーカイブ:2014年11月

厚東川通信No385(2014年11月15日)

宇部市ときわ公園で第40回山口県赤旗まつり

 

雨をついて2000人集う

 

笠井亮衆議院議員が縦横に語る

 

   九日、宇部市ときわ公園で、第四〇回山口県赤旗まつりが行われました。
 最初に、一斉地方選挙と下関市議選挙の候補者が発表され、藤本県議が代表して「安倍政権と対決する日本共産党の姿を鮮明にして、攻めの選挙に徹して、全員当選目指して力を尽くす」とあいさつを行いました。
 記念講演は、笠井亮衆議院議員。原発ゼロの官邸前行動や沖縄知事選の情勢や韓国での野党外交の状況などを縦横に語りました。最後に笠井議員は、一斉地方選挙での日本共産党の躍進を訴えました。
 午後は、文化行事が行われ、新極真会山口中央支部の皆さんによる演武が行われ、藤本県議がバット折りを披露しました。次に、神田香織さんの講談。甚平&新八による周防猿まわしが行われました。
 文化行事の最後は、演歌の入山アキ子ショーが行われました。子どもの広場では、ウォーターアートが披露されました。
 小雨の中でしたが、市内外から約二千名が赤旗まつりに参集しました。

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宇部市労働者後援会の皆さんと、中央が笠井議員

 

やまぐち中山間地域づくり

 

サポートセンターを視察する

 

 七日、藤本県議は、山口県立大学内にある「やまぐち中山間地域づくりサポートセンター(以下サポートセンター)」を視察しました。
 サポートセンターがスタートしたのは、平成二十三年度当初です。県からの受託事業として、県内大学生等による中山間地域の支援活動を行っています。今年度は、十五地域で活動を行っています。
 その他、県外大学による地域づくりの支援を行っています。今年度は、明治大学と法政大学が柱島などの地域づくりを支援しています。
 また、民間企業による地域づくりの支援を行っています。今年度は五地域で活動を行っています。
 更に、地域づくりに対して、アドバイザー等の派遣事業を行っています。
現在四十六人が登録し、七地域でアドバイザー等の派遣事業が行われています。
 山口県立大学の担当者は、「大学生などの支援を地域づくりに生かすには、地道な活動を定着させることが重要だ」と語りました。この点で集落支援員などの拡充が必要です。

 

西宇部小学校通学路に歩道新設

 

 西宇部小学校の通学路になっている市道松橋線で行われていた歩道新設工事がこのほど完了しました。完了した区間の南側部分は次年度以降工事が行われる予定です。藤本県議は、「引き続き、歩道の整備を進めたい」と話しています。

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     歩道が新設された市道松橋線

 

一気

 

日本福祉大学ヤジエセツルメント八四年度入学の同期会が二日から香川県で行われ参加しました▼一日目、丸亀駅で皆が合流。金毘羅神社付近へ移動し、うどん作りを体験しました。二日目は金毘羅神社に参拝。奥ノ院まで行きました。その後、神社近くにある歌舞伎小屋「金丸座」へ。昼食は、もちろん讃岐うどんを食べ、丸亀市に移動し、丸亀城を見学しました▼次回は、私が幹事の一人となり、大学一年の冬に長野県で発生し、二十二名の学友を失った犀川バス事故の慰霊碑を訪ねるコースとなりました。▼保育園の園長になった仲間など、五〇才前後の私たちは、それぞれが責任ある仕事をしています。職種は違っても、大学時代に同じ釜の飯を食べた仲間。一瞬で大学時代にタイムスリップしました▼二日間、楽しい旅行が出来た最高の仲間たちに感謝の気持ちで一杯です。

ウベボード解散問題で宇部興産に要請行う

 昨日、日本共産党山口県議団(藤本団長)と日本共産党宇部市議団(荒川憲幸団長と日本共産党北南地区委員会藤井岳志若者しごと相談室長は、宇部興産(竹下道夫代表取締役社長)に対して「『子会社(ウベボード株式会社)の解散』についての要請を行いました。

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   要請書を提出後、宇部興産本社前で撮影

 宇部興産は、9月30日、連結子会社のウベボード株式会社等3社の業績悪化を理由とした、解散及びそれに伴う特別損失計上を発表しました。
 要請書は、ウベボードの解散について「長年ウベボード社等3社の業績向上を目指して、一生懸命貢献してきた従業員やウベボード社等3社に関わる業者等、その裾野や地域経済にも重大な影響を及ぼすもの」「宇部興産は、山口県や宇部市からも財政的支援、便宜供与等も受けており、宇部市の中心的企業としての社会的責任も有しており、ウベボード社等3社の一方的な解散発表及び同業種の他県での新会社設立はあまりにもこうした影響、配慮を考慮しないもので、企業倫理にも反するもの」と批判しています。
 その上で、要請書は、「事業再編に関わって、雇用や生活の直撃を余儀なくされている従業員に対する対策、影響を受ける地域経済に対する対策について、関係する労働組合や山口県、宇部市との誠意ある協議がなされるべきではなかったか」と指摘し、以下の5点を要請しました。
①ウベボード社等の解散を白紙撤回し、現状での事業再編を検討してください。
②事業解散・再編については、解散される事業の債権・債務は従業員の雇用、労働条件も含めて再編される事業へ引き継いでください。
③仮に、ウベボード社等の解散を回避できない場合、新会社に採用されない従業員のうち希望する全員を宇部興産グループ内で雇用してください。
④従業員の雇用や地域経済を守ることについて、改めて労働組合や従業員代表、関係行政諸機関と協議してください。
⑤上記4点に関わる情報等は、関係者、関係諸機関に逐次公表してください。
 宇部興産は、金次宇部渉外部長らが対応しました。
 ウベボードの社員は172名。トキワ興産に53名。来春退職する2名を除き、223名の雇用を確保する必要があります。
 223名の内、宇部地域で働いている方が約140名おられます。この方々の希望を最大限尊重しなければなりません。
 金次宇部渉外部長は、ウベボード従業員の再就職の確保について「①静岡県富士市に設立する新会社(70名)。②宇部興産グループ内での再雇用。③再就職支援会社での再就職の斡旋を考えており、先週、該当する従業員に求人状況を伝えた。今週、それぞれの従業員の再就職の希望を集約する予定である。マッチングした従業員から採用試験を受けてもらうことになる」などと答えました。その内、宇部興産グループ内で再就職枠については、「承知していない」と答えました。
 私たちは、「宇部地域で働いている140名の従業員が引き続き宇部市で働けるよう、宇部興産グループでの再就職を確保すべき」と重ねて求めました。
 これに金次宇部渉外部長は「そのように努力したい」と答えました。
 私たちは、近く、交渉結果を従業員に周知する活動に取り組もうと話し合っています。
 ウベボードの関係者の皆さん、様々なご意見は引き続き、私の方にお寄せ下さい。要望は、宇部興産や山口県などに伝えていきたいと思っています。
 皆さんのご意見をお待ちしています。

沖縄知事選の結果と岩国基地をめぐる状況について

 米軍普天間基地に代わる新基地建設の是非が最大の争点となった沖縄県知事選で、保守・革新の垣根を越えた「オール沖縄」の代表として新基地断固反対を掲げた翁長雄志前那覇市長が、大激戦を勝ち抜き、当選を果たしました。

 前回県知事選での普天間基地「県外移設」の公約を裏切り、新基地建設を承認した仲井真弘多知事を大差で破っての歴史的な勝利です。

 安倍政権は、今回の選挙結果にかかわらず新基地建設を強行する構えです。民意に逆らう姿勢に道理はありません。新基地建設阻止のたたかいは、いよいよ正念場です。「あらゆる手法を駆使して新基地は造らせない」と公約した翁長新知事らとともに、沖縄と本土が連帯を強め、「新基地ノー」のたたかいをいっそう発展させましょう。

 私は、9月県議会で、「県は、空中給油機の移駐について『普天間基地の全面返還にかかる諸条件が整う前の先行移駐は認められない』との公約を投げ捨て先行移駐を認めた。沖縄県知事選挙で、辺野古新基地建設に反対する候補が勝利すれば、国に空中給油機の岩国移駐は撤回するように求めるのが筋だと考えるが、お尋ねする」「県は『普天間基地移設の見通しが立たないうちに、空母艦載機部隊の移駐のみを切り離して進めることは認められない』との見解を示している。沖縄県知事選挙で、辺野古新基地建設に反対する候補が勝利すれば、空母艦載機部隊移駐は困難になる。国に、空母艦載機部隊岩国移駐撤回を求めるべきだがお尋ねする」との質問を行いました。

 大谷総務部理事は「沖縄県知事選挙は、沖縄県民の自由な意思に基づき、県民の付託を受けた代表者が公正に選出されるべきものであり、仮定の問題でもあるので、答弁は差し控える」と答弁しました。

 辺野古新基地建設断固反対の翁長氏が勝利するという沖縄県知事選挙の結果が出ました。

 山口県は、国に①空中給油機部隊の岩国移駐の撤回②空母艦載機部隊移駐の撤回を申し入れるべき時です。

 そうしないと、米軍再編の名を借りた岩国の沖縄化が只々進む事態になります。

 山口県は、今こそ、国に物申す時です。村岡知事の政治家としての真価が問われる時です。

 沖縄県知事選挙の結果と岩国基地をめぐる状況について皆さんはどう考えですか、ご意見をお聞かせ下さい。

映画「きいろいゾウ」

 西加奈子さん原作で、廣木隆一さんが監督した映画「きいろいゾウ」をレンタルDVDで観ました。

 最近は、アクションが多いか、舞台展開が多い映画が多いのですが、「きいろいゾウ」はゆったりした流れの中で物語が展開していきました。

 主人公のムコを向井理さんが、ツマを宮崎あおいさんが好演していました。

 地方に住むムコさんとツマさんでしたが、ムコさんが突然、東京に。

 それでも地方で豊な暮らしを送る人々を暖かく描く視線に好意を抱く作品でした。

 スピード社会の中で、心の機微を丁寧に描く映画に好感を持ちました。

 西加奈子さん原作の映画では「円卓」があります。

 劇場では見逃しましたが、DVDレンタルでチェックしたいと思います。

 

衆議院比例中国ブロック候補・大平よしのぶさんが街頭宣伝

 解散総選挙が間近との報道が強まってきました。

 このような中、今日、山口市の井筒屋前で、日本共産党衆議院比例中国ブロック候補・大平よしのぶさんが街頭宣伝を行いました。

 私も応援演説を行いました。

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  マイクを持つ私。その奥が大平中国比例候補

 大平よしのぶさんの街頭宣伝には、県議候補4名が勢ぞろいしました。

 大平よしのぶさんは、党広島県常任委員の36歳。

 広島市生まれ広島市育ちで、小学校5年生の男の子のお父さんでもあります。

 広島大学教育学部を卒業したのち、民青同盟中央委員会に勤務し中央常任委員を務めました。

 新進気鋭の大平さんを11年ぶりに中国ブロックから国会に送るために私も力を尽くしたいと思います。

 国会解散目前の状況です。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

「サラバ!」

 都道府県議長会の学習会に出席のために上京した際に、西加奈子さんの最新著「サラバ!」を購入しました。帰りの新幹線で、上巻の半分くらいまでを読み、今、上巻をほぼ読み終わるところです。
 西加奈子さんは、気になる作家さんの一人でしたが、これまで読む機会がありませんでした。
 今回、初めて西さんのナチュラルでいて、しっかりしたメッセージのある文章に触れて、一気に虜になりました。
 「サラバ!」は主人公の歩が1977年、イランで生まれるところから始まります。上巻の最後で高校生にまで成長します。
 家族を取り巻く激動の環境変化の中で、歩がどう成長していくのかがじっく描かれています。
 大学時代によく読んでいた灰谷健次郎さんの作風に通じるような人間の見方が西さんにあることを感じました。
 下巻を通じて歩はどのような大人になるのか、何より歩の姉はどのような変化をとげるのか大いに楽しみです。
 この本は、自分の人生を振り返ることができると同時に、自分の家族への思いも深まる作品です。
 この本は、JR有楽町駅周辺の三省堂書店で購入しましたが、西さんのサインが入っているものです。山口県ではこのような機会はあまりありません。この辺りも西さんとの運命的な出会いを感じます。
 西さんの作品では、「きいろいゾウ」や「円卓」が映画化されています。これら作品にも触れていこうと思います。
 この本は、西さんの作家生活10周年記念作品と位置づけられています。
 これから年末年始にかけて、これまでに刊行されている西さんの作品に一つでも多く触れていきたいと思います。
 西さんのファンの方も多いと思います。新参者の私に、おすすめの本をお教え下さい。
 読書は人生を豊かにしてくれますね。西さんいい作品をありがとうございます。