都道府県議長会の学習会に出席のために上京した際に、西加奈子さんの最新著「サラバ!」を購入しました。帰りの新幹線で、上巻の半分くらいまでを読み、今、上巻をほぼ読み終わるところです。
西加奈子さんは、気になる作家さんの一人でしたが、これまで読む機会がありませんでした。
今回、初めて西さんのナチュラルでいて、しっかりしたメッセージのある文章に触れて、一気に虜になりました。
「サラバ!」は主人公の歩が1977年、イランで生まれるところから始まります。上巻の最後で高校生にまで成長します。
家族を取り巻く激動の環境変化の中で、歩がどう成長していくのかがじっく描かれています。
大学時代によく読んでいた灰谷健次郎さんの作風に通じるような人間の見方が西さんにあることを感じました。
下巻を通じて歩はどのような大人になるのか、何より歩の姉はどのような変化をとげるのか大いに楽しみです。
この本は、自分の人生を振り返ることができると同時に、自分の家族への思いも深まる作品です。
この本は、JR有楽町駅周辺の三省堂書店で購入しましたが、西さんのサインが入っているものです。山口県ではこのような機会はあまりありません。この辺りも西さんとの運命的な出会いを感じます。
西さんの作品では、「きいろいゾウ」や「円卓」が映画化されています。これら作品にも触れていこうと思います。
この本は、西さんの作家生活10周年記念作品と位置づけられています。
これから年末年始にかけて、これまでに刊行されている西さんの作品に一つでも多く触れていきたいと思います。
西さんのファンの方も多いと思います。新参者の私に、おすすめの本をお教え下さい。
読書は人生を豊かにしてくれますね。西さんいい作品をありがとうございます。
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