月別アーカイブ:2011年3月

福島原発事故と上関原発問題

 東北関東大震災の被害の状況は想像を絶するものとなっています。

 特に、福島第一原発での相次ぐ事故は、東日本全体に被害を広げています。

 今日、訪問活動を行う中でも義援金をお願いしています。今日も複数の方から義援金を受け取りました。

 私は、「上関原発を中止させるためにがんばります」と訴えると、多くの方が「その通りだ」と言われます。

 上関原発に対する県民世論の変化を実感します。

 津波被害は、天災ですが、原発事故は、明確な人災と言えます。

 二井知事が、昨日、中国電力に対して、上関原発の工事中断を求めた、との報道がありました。

 私は、自らの知事意見で表明した立場から、二井知事は、中電への更に踏み込んだ判断を行うべきだと思います。

 二井知事は、上関原発計画を電源開発基本計画に組み入れる際、支援エネルギー長官に対する知事意見で、「今後の対応状況等によっては、当該計画の推進等について、県が有する権限、事務、協力等を留保することもあり得ることを申し添えておきます」と述べ、「事業者に入念な活断層等の事前調査を行うよう指導を徹底するとともに、今後想定される地震に対応できる科学的知見を反映した厳格な審査を行うこと」と指摘しています。

 二井知事は、福島第一原発の事故を受け、上関原発に係る知事の権限等の留保を検討すべきではないでしょうか。例えば、県が許可した公有水面埋め立てを取り消すことなど検討すべきではないでしょうか。

 日本共産党県議団は、二井知事に対し、近々にも、福島原発事故を受け上関原発問題に関する申し入れを計画しています。

 この申し入れの中で、知事の権限の留保問題は一つの焦点となるものと思います。

 福島原発事故を受け、上関原発問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

重税反対全国統一行動、2会場に参加。

 重税反対全国統一行動が山口県内10ヶ所で取り組まれました。

 私は、本日、午前中に、山陽小野田市会場、午後は、宇部市会場の行動に参加しました。

 どちらの会場でも、「国税通則法」の改悪反対が大きな話題となっていました。

 2011年度「税制改正大綱」が閣議決定されましたが、その中に、納税者の権利を大きく後退させ、税務調査での税務署の権限を強化する重大な問題が含まれています。

 政府・与党はこれらの内容を国税通則法「改正」案に盛り込み、国会で成立させようとしています。具体的には、税務調査期間を5年に延長するなどの内容です。

 私としても、この問題を今後注視していきたいと思いました。この問題での皆さんのご意見をお聞かせください。

 私が2会場で訴えた内、昨日、自民党と民主党が災害を受けて増税の議論を開始しようとしたとする報道があった問題に触れた部分の要旨を以下掲載します。

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 さて、被災者の救済と復興が急がれますが、昨日、民主党菅首相と自民党谷垣総裁が臨時増税の協議を開始したとの報道がありました。
 私は、増税が必要なら、法人税率5%引き下げをまず中止すべきだと思います。更に「軍事費削減と政党助成金の廃止」「40%まで引き下げた所得税最高税率の見直し」「10%税率の証券優遇税制の即時廃止」をはじめ応能負担原則に基づく国民本位の民主的税制への転換で、震災復興を行うべきです。震災復興のための消費税増税などもってのほかです。これでは、被災者も国民も暮らしが成り立たなくなります。

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 今日は、終日、山陽小野田市で宇部市で市民の皆さんに重税反対を訴えました。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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  山陽小野田市でのデモ行進に参加(右端)

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   宇部市での重税反対デモに参加(左端)

東北関東大震災義援募金訴える

 本日、午後、西宇部マルキ前で、買い物客の方々に日本共産党北南地区委員会は、東北関東大震災義援募金訴えました。

 この行動に私も参加しました。約1時間のお願いでしたが、3人に1人位のペースで、多くの方から義援金をいただきました。

 今日の行動だけで、2万5千円を超える義援金をいただきました。責任を持って被災地に送りたいと思います。

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  東北関東大震災義援金をお願いする私

 今回の東北関東大震災から山口県が学ぶべきことは多々ありますが、特に、福島原発炉心溶融は教訓にしなければなりません。

 今日午後、私は、新日本婦人の会宇部支部総会であいさつを行いました。上関原発に関する発言の要旨を以下掲載します。

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 県内でも上関原発の建設が進められています。知事は、上関原発に係る知事意見で国に、「入念な活断層等の事前調査を行うよう指導を徹底する」よう求めています。党県議団は議会で、上関周辺のF-3活断層とF-4活断層は繋がっている可能性があると指摘しました。繋がっていれば延長73キロ。そうなるとマグニチュード7以上の大地震を引き起こすレベルです。国でも耐震意見聴取会でも専門委員らからこの二つの断層の繋がりが議論され、中電に明確な資料の提出を求めています。福島原発の原子炉は沸騰水型軽水炉。上関原発も改良型とついていますが、同じ沸騰水型軽水炉です。党県議団は、活断層が存在する上関への原発計画は中止することを求めて来週、県知事に要請する予定です。

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 東北関東大震災に関する問題、原発事故に関する問題など、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

2010年度こぐま保育園卒園式に参加

 大地震発生を受けて、市田忠義党書記局長の来宇が困難となり、本日開催予定の日本共産党大演説会が中止になりました。

 演説会中止では、皆さんにご迷惑をおかけしました。ご理解いただきたいと思います。

 私は、参加をあきらめていた長女の卒園式に参加しました。

 最初に、長女の伊吹が卒園証書を受け取りました。

 卒園証書には、担任の先生のメッセージが添えられていました。

 「頬を真っ赤にしながら 最後まで真剣に火を見つめ 火の番の楽しみや醍醐味を たっぷり味わいました

 どうしたらうまく火が着くのか たくさん失敗しながら考え続け 回を重ねるごとに 自分のものとしていったいぶきちゃん

 『しゅんちゃんだってやりたいと思うよ』としゅんすけくんの気持ちを代弁し みんなに伝えてくれたりと 仲間の中では 相手の立場に立ち 尊重し合う気持ちも示していました

 卒園おめでとう」

 卒園証書には、「仲間の中で育んだ自分らしさ これからも輝き続けてください」とありました。

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長女が神妙な姿で卒園証書を受け取りました。

 私は、毎年、小学校・中学校・高校の卒業式に参加します。

 「少し元気ないなあ」という子どもたちには胸が痛みます。

 今日、卒園した20人の子どもたちの目は皆輝いていました。

 一人一人の子どもの目が輝き続ける社会の実現に向けて私も力を尽くしたいと思います。

 卒園式やその後、踊る娘の姿を見て、彼女の成長に圧倒されながら、こぐま保育園にあずけてよかったと痛感しました。

 長女は二部での「らせらー」と言いながらの踊りも楽しんでいました。

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 馬の飾りを付けて元気よく踊りました。

 娘が通ったこぐま保育園には、中一になる長男の生後すぐからお世話になっています。

 何と13年半、こぐま保育園にはお世話になりました。

 この間、数年、こぐま会(こぐま保育園父母会)の会長を務めたり、園舎建設などを経験しました。

 また、お母さん方と一緒に、宇部市や山口県に対して、「無認可保育園への制度拡充」を求める申し入れを行いました。

 認可を目指して、行政関係者と様々な懇談を行ったこともありました。

 一人の親として、議員として多くの事を学んだ13年半でした。

 このブログにも度々書いていますが、「広い園庭の中でひつじと一緒に遊べる」こぐま保育園の保育環境は、子どもたちにとってとてもいいものだと感じています。

 多くの先生方に、子どもの成長をじっくり見守っていただきました。

 我が家でも、今日がこぐま保育園卒園となります。

 いくら感謝の言葉を重ねても不十分なほどこぐま保育園にはお世話になりました。

 ありがとうございました。

 これらかも、こぐま保育園を一人の親として、そして仕事の上からも支えていきたいと思います。

 こぐま保育園に興味のある方は私にご連絡下さい。

 

事務所開き行う

 本日、宇部市上宇部に開設した私の選挙事務所開きが行われました。

 会場いっぱいの参加者に今日も励まされました。

 特に嬉しかったのは、事務所の近所に住んでおられる電動車いすで移動されているOさんが参加して下さったことです。

 昨年5月にOさんから、「国道490号を横断するが、歩行者信号のボタンが押しにくい。また、歩道の段差を解消してほしい。」との要望を受けました。

 道路に関しては、宇部土木建築事務所へ。歩行者信号のボタンについては、宇部警察署に要望を伝えました。

 要望を届けて、数日の間に、歩道の段差解消と押しボタンの位置を押しやすい位置に変える対応を関係者にしていただきました。

 その様子は、宇部日報にも報道されました。

 Oさんから今日、改めてお礼を言っていただきました。

 私は、Oさんの自立に少しでも貢献できて嬉しい気持ちで一杯になりました。

 宇部市民の一人一人の声を大切にして県政に届けるために、引き続きがんばろうと決意を新たにしました。

 事務所開きに参加された皆さんありがとうございました。

 さて、東北地方で大規模な地震が発生しました。地震に対する皆さんの情報やご意見も私にお届け下さい。

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 選挙事務所開きであいさつを行う私

 

 

本日、宇部市では中学校の卒業式が行われました。

 本日は、宇部市内で、中学校の卒業式が行われました。

 私は、市内のある中学校の卒業式に参加しました。

 その中学校では、数名の生徒が卒業式に参加できなかったようです。

 先生方に事情をお聞きすると不登校が理由とのことでした。

 あるPTA役員さんとお話すると、市内で、200名弱の児童生徒が不登校の状況にあるとのことでした。

 私は、以前、議会で、現在1名のスクールソーシャルワーカーを増員すべきだと提案したことがあります。

 不登校問題を学校まかせにするだけでは問題は解決しないのではないでしょうか。

 社会問題として捉え、個々の子どもとその家族を支えるきめ細かな体制整備が求められていると思います。

 そして、落ちこぼれをなくす競争教育の見直しや、就職支援などを行い、子どもたちが希望を持てるような未来を提示しなければならないと思います。

 以前、ブログで取り上げた無縁社会の問題では、①家族のセーフティーネット②企業のセーフティーネット③公的なセーフティーネットが弱くなっていることが指摘されていました。

 不登校問題では、①子どもたちと家族のセーフティーネット②学校と地域のセーフティーネット③教育や社会保障などの公的なセーフティーネットの弱さが原因なのかもしれません。

 今日、卒業式に参加したかったけれど参加できなかった子どもたちの気持ちを考えながら、PTA役員を務める自分の立場から、議員を務める自分の立場から様々な事を考えさせられました。

 この子らの声なき声に私たち大人はしっかり向き合いたいものだと感じました。まず、私も一人の親として、子どもたちにしっかり向き合いと思いました。

 いろいろ考えさせられた卒業式でした。皆さんは不登校問題をどうお考えですか。