月別アーカイブ:2011年3月

沢波川排水機場通水式に参加

 昨日、沢波川排水機場通水式に来賓として参加しました。

 平成11年9月24日の台風18号によって発生した高潮により、沢波川の河口付近が氾濫し、床上浸水168戸、床下浸水46戸、半壊153戸の被害が発生しました。

 高潮対策のため、防潮水門を河口付近に設け、高潮時に閉鎖することにより高潮の遡上を防ぐ工事が、平成12年から30億円の事業費で取り組まれてきました。

 この程、毎秒16・の能力を持った排水ポンプ2台と防潮水門1門と170mの防潮堤が完成しました。

 東日本大震災も受け、災害に強い街づくりのために、このような事業はとても大切だと思います。

 災害に強い街づくりのために、皆さんのご要望をお聞かせ下さい。

上関原発の津波対策は万全か

 06年3月の衆議院予算委員会で、我が党の吉井議員は、原発の津波対策について質問しました。吉井議員は、五mの津波の引き潮によって、日本の原発の約八割に当たる43基で冷却水が海から取水できなくなることを明らかにしました。冷却水喪失になれば、原子炉の崩壊熱による炉心溶融を懸念させる事態に発展します。

 今、この吉井議員の指摘が、福島第一原発で現実の事故となりました。吉井議員のこの質問が、24日付「東京新聞」や4月3日付のサンデー毎日などでも取り上げられ大きな反響を呼んでいます。

 私は、吉井議員の質問を受けて、昨年の3月議会で、上関原発の津波対策は万全かと一般質問で指摘しました。

 一昨年末、中国電力が提出した上関原発の原子炉設置許可申請書では、津波による水位変動の最高をTPプラス4.6mとし、最低を-2.4mとして、津波により水位が低下した場合でも、原子炉補機冷却系に必要な取水が確保できる設計としています。

 私は、「中電が示した津波の水位変動が妥当なのか、冷却水の取水に影響はないのか、大いなる疑問を持つ。この問題も、県が設置した原子力安全顧問の意見を聞き、必要な対策をとるべきだ。」と質しました。

 佐本商工労働部長(当時)は、「必要な取水が確保できる設計について、事業者に確認したところ、取水口の下端レベルは海抜-7mで設計しているとしており、最低水位の-2.4m程度に比べ、十分な余裕を有していると聞いている」「津波による安全性に係る問題も含め、国の安全審査が始まったばかりであるので、県としては、今後、原子力安全顧問の専門的・技術的なご助言もいただきながら、国の対応状況をしっかりと検証してまいりたい」と答えました。

 この答弁を福島原発事故を受け、今日的に検証してみても、様々な疑問が残ります。まず、中電が想定した津波の水位変動です。

 私は、昨年9月議会で、「原発立地直下にあるF3活断層とF4活断層が繋がっている可能性がある。もし繋がっていれば少なくともマグニチュード7以上の地震を発生させるものだ」と指摘をしたことは過去のブログでも取り上げました。これらのことも受け、中電が想定している津波の水位変動+4.6m、-2.4mが本当に妥当なのか益々疑問が残ります。

 更に、取水口を-7mにしていると事業者は言っているようですが、福島原発で、-7m以上の引き波が来たことが予想されます。このことが、炉心溶融を誘発させた可能性があります。

 私は、今後、津波問題で、県は、原子力安全顧問にどのような意見を聞いているのか問い質すと同時に、抜本的な津波対策を中電に求めることを要請したいと思います。

 上関原発で十分な津波対策が行えないのなら、やはりこの計画は中止するしかありません。

 皆さん、上関原発での津波の影響についてどのようにお考えですか。様々なご示唆をお願いいたします。

吉部での県政報告会に70名

 本日、私のふるさと宇部市吉部で県政報告会を行い、70名の参加者がありました。

 私のおしめを替えていただいた方々もおられ、少々緊張しましたが、私の話しにじっくり耳を傾けていただきました。

 今日を入れて4連戦、夕方の演説会が続きます。一か所一か所大切に話しをしていきたいと思います。

 本日お話をした内、山口県で防災対策として取り組むべき問題を訴えた部分の要旨を紹介します。

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 山口県を防災に強いまちづくりにするという点では、第一に、小中学校の耐震化を進めなければなりません。小中学校の耐震化は、全国最低となっています。宇部市でも耐震化が必要な校舎が半分残されたままです。山口県は、無利子の融資制度を設けていますが、実績はゼロです。1都6県では独自の補助制度を設けています。私は、山口県で小中学校の耐震化を促進するための補助制度を作らせてまいります。
 次に個人住宅の耐震化の促進です。山口県の住宅耐震化は70%ですが、17万2700戸で住宅耐震化が行われないまま残されています。山口県は、耐震診断と耐震改修を補助する制度を設けています。年間750戸の予算に対して、この制度を利用した世帯は、09年で72戸。1割程度しか利用されていません。静岡県では、無料で耐震診断を行うなど制度を充実させています。私は、新しい議会で、県の個人住宅耐震化制度の抜本的拡充を求めてまいります。

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多くの方に私の県政報告を聴いていただきました。

五代目 柳家小さん

 落語昭和の名人完結編を聴いています。

 第4巻は、「5代目柳屋小さん」。5代目古今亭志ん生師匠は、私たちの年代はライブでは聞いたことはありませんが、小さん師匠は懐かしい気持ちで聞きました。

 確か笑点にも出演されていたのではないでしょうか。

 小さん師匠の顔は懐かしいですが、実際の落語はじっくり聞いたことがなく、今回が初めてでした。

 枝雀とも志ん生とも違う小さんの味を感じました。

 CDに付いているパンフレットに、小さん師匠について「嘘のつけない正直者」とありましたが、その言葉の通りの落語です。

 淡々と話しを進める。それでいて、しっかり笑わせる。いいですね。

 パンフレットの中で演芸評論家の川戸貞吉さんは、「誰しも名前が大きくなると人情噺を演るものですけれど、あくまでも熊さん、八っつぁんの長屋風景、江戸っ子の市井の暮らしを描いて大看板になった。」と小さん師匠を評しています。

 話しをする仕事がら、様々なタイプの噺家さんの落語を聴くのは大変勉強になります。

 小さん師匠の語り口に憧れる今日ころ頃です。

 小さんファンの皆さん、どの演目が好きですか。

私のブログ、30万アクセス達成

 昨日、私のブログのアクセス数が30万を突破しました。

 私のブログにアクセスしていただいた皆さんに感謝いたします。

 06年12月28日、このブログは産声をあげました。本ブログは4年を経て、5年目に突入し3ヶ月が経過しました。

 幸い体調にも恵まれ、出張した時以外はほぼ毎日、更新を続けてこれました。

 家族の協力にも感謝したいと思います。

 議会中や会議等で夜遅くなった時には、「今日はやめようか」と思う時もありましたが、「継続は力なり」の気持ちで続けてきました。

 出張などの時は、出張に出る朝に更新して、帰ってきた夜に更新します。

 出る朝はいいんですが、11時過ぎに家に着いて、その日の内にぎりぎりに更新した日もありました。

 今では、県内の議員・候補者のブログアクセスランキングで2位の位置を維持できるまでになりましたが、それに奢ることなく、誤字・脱字や正確な「てにをは」に気を付けて、引き続き、県政の問題が良く分かり、楽しくためになるブログを目指して、次の40万アクセスに向って日々精進していく所存です。

 本ブログを引き続き、ご愛顧していただきますことをお願いして、30万達成のお礼のあいさつといたします。

 本ブログに対するご意見・ご要望も気がるにお寄せください。

宇部市船木の国道2号線茶屋交差点の改良工事を急げ

 本日、船木のお宅を訪問していると、複数の方から、「国道2号線茶屋交差点の改良工事を急いでほしい」という要望を受けました。

 交差点には、歩行者用陸橋がありますが、「高齢者の方は利用されておらず、横断歩道のある場所までは遠い。事故の原因になるのではないか」「高齢者の方のためにも、交差点改良工事に合せて横断歩道を設置すべきだ」との指摘を受けました。

 現在までに分かったことを報告します。まず、国道2号線茶屋交差点の改良工事の見通しについてです。

 県土木建築部の担当者に確認したところ、「H22年度23年度に調査設計が行われる。早ければ、H23年度から用地買収に入る。工事着工の時期はその後になる」との説明を受けました。

 次に、改良工事の計画の中に、横断歩道の設置が含まれているかどうかについては、明日以降、調査したいと思います。

 この交差点は、私が、高校に通う時から馴染んできたところです。橋も改良も含めて大規模な工事になることが予測されますが、地元住民の意向が十分尊重された計画となり、工事が早期に完了するよう、引き続き要望を続けていきたいと思います。

 皆さんの身近な要望を引き続き藤本へお寄せ下さい。