本日は、宇部市内で、中学校の卒業式が行われました。
私は、市内のある中学校の卒業式に参加しました。
その中学校では、数名の生徒が卒業式に参加できなかったようです。
先生方に事情をお聞きすると不登校が理由とのことでした。
あるPTA役員さんとお話すると、市内で、200名弱の児童生徒が不登校の状況にあるとのことでした。
私は、以前、議会で、現在1名のスクールソーシャルワーカーを増員すべきだと提案したことがあります。
不登校問題を学校まかせにするだけでは問題は解決しないのではないでしょうか。
社会問題として捉え、個々の子どもとその家族を支えるきめ細かな体制整備が求められていると思います。
そして、落ちこぼれをなくす競争教育の見直しや、就職支援などを行い、子どもたちが希望を持てるような未来を提示しなければならないと思います。
以前、ブログで取り上げた無縁社会の問題では、①家族のセーフティーネット②企業のセーフティーネット③公的なセーフティーネットが弱くなっていることが指摘されていました。
不登校問題では、①子どもたちと家族のセーフティーネット②学校と地域のセーフティーネット③教育や社会保障などの公的なセーフティーネットの弱さが原因なのかもしれません。
今日、卒業式に参加したかったけれど参加できなかった子どもたちの気持ちを考えながら、PTA役員を務める自分の立場から、議員を務める自分の立場から様々な事を考えさせられました。
この子らの声なき声に私たち大人はしっかり向き合いたいものだと感じました。まず、私も一人の親として、子どもたちにしっかり向き合いと思いました。
いろいろ考えさせられた卒業式でした。皆さんは不登校問題をどうお考えですか。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。