月別アーカイブ:2010年6月

股関節1分ダイエット

 股関節が堅いことが、コンプレックスの私は、「股関節」という言葉の付いた本に弱いのです。

 約1週間前に書店で、南雅子著「股関節1分ダイエット」を見つけ購入しました。

 まず、目を閉じて50歩その場で歩き股関節の歪みをチェックします。

 前に出ていたら、その人は猫背。左右の歪みも分かります。

 私は、左右の歪みはあまりありませんでしたが、相当前に出ました。

 子どもの頃から私の猫背は有名でした。今でも、街頭宣伝中の写真などを見るとかなり猫背なのが分かります。

 空手を始めてから少しは直ってきたのですが、やはり猫背です。

 この本は、股関節を和らげ、体の歪みを正すことが主眼となっています。

 「コロンコロン体操」「お尻歩き」「「ひざ裏たたき」「お尻たたき」「寝てひざ倒し」「恥骨まわし」「肘まわし」などの体操があります。

 それぞれ1分程度やればよいというものです。この1週間、寝る前に色々試しています。

 どれも簡単で覚えやすいものばかりです。たとえば、寝たままで足の踵でお尻をたたく体操があるのですが、踵がお尻に上手く当たらないなど、自分の体の硬さを実感します。

 しかし、体操を1週間続けてみて、寝付きがいいのと、少しだけお腹が凹んできたような気がします。

 今度こそ続けてみようと思う今日この頃です。

 「股関節1分ダイエット」は、10万部以上の売り上げがあるそうです。

 実践されている皆さん、いかがですか感想をお聞かせください。私を励ましていただけないでしょうか。今度こそ。

 

 

えんこう岩

 山口県小学校教育研究会国語部会が編集した「山口のむかし話」という本があります。

 本の最後に、父の字で、「昭和48年11月28日購入す」と書かれてありました。

 昭和48年と言えば、私が9歳。小学校3年生の時です。小学校の教師をしていた父は、万倉小学校に勤務していた頃だったと思います。

 「山口のむかし話」の中に「えんこう岩」という話しがあります。この話しは、我が家に代々残っていた話しだと父がこの本を手にしながら当時、私に話してくれました。

 えんこうとは河童の事です。いたずら好きの河童にいたずらをやめさせるために、石に手形を掘らせたという話しです。その岩を「えんこう岩」と呼んで、村の人が石の碑を建てたと、話しは結ばれます。

 私が子どもの頃には、我が家の前の小川の袂に、実際に「えんこう岩」と言われる石が残っていました。

 その後の河川改修や相次ぐ水害で、えんこう岩はどこかに流れ行ってしまいました。

 先日、田植えで実家に帰った際、前から気になっていたえんこう岩を探してみようと思い立ちました。

 小川は10m程度で厚東川に流れこんでいます。その合流点付近まで、似たような石を探しましたが、見当たりませんでした。

 父が元気で、えんこう岩の存在が明らかな内に、水害の被害のない、実家の近くに移設しておけばよかったと今更ながら後悔しています。

 しかたがないので、小川で拾った石を仮のえんこう岩として、実家の庭の一画に据えました。

 この本を編集するにあたっての協力者の中に、宮本常一さんの名前がありました。

 文章は、小学校の当時の国語の先生方が書かれたものでしょう。「えんこう岩」を書かれた鶴田綾子先生は、父の知人であったと思われます。

 父が鶴田先生にあらすじを伝え、この文章が出来たのかどうか詳細は今となってはよく分かりません。

 このような地域の民話は、どんどん風化していくことでしょう。こうして文章化され本として残れば、私たちの家族だけではなく、県の一つの財産として残ります。

 地域の民話を残すことは大切なことですね。この本を編集された方々に感謝いたします。

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 仮のえんこう岩として私が実家の庭に据えた石

 見ようによってはえんこうの手形があるようにも見えます

厚東川通信No280(2010年7月1日)

藤本県議が6月17日に一般質問で登壇

 

地デジ対策に県が支援

 

9月県議会に上程出来るようにと部長

 

 六月一七日、藤本県議は、一般質問で登壇しました。今号から順次報告します。
 藤本県議は、来年七月に完全移行の地上デジタル放送について、「県内一五三地区二千百三十一世帯の難視地区のうち、八十四%が対策未定。共聴施設の新設・改修への補助率アップを国に求めるとともに、全国十四府県で行っている独自の支援制度をつくるべきだ」と要求しました。
 この問題は他党議員も取り上げ、二井知事は国が基本的に対応すべきだが、テレビは県民生活に不可欠なメディアであり、市町と連携して共聴施設の新設に支援制度をつくると答弁。山部哲郎地域振興部長は、「九月県議会に上程できるようにする。デジタル化の経費は一般家庭で平均三万五千円くらいといわれており、これを一つの自己負担の基準としたい」とのべました。


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  6月県議会で一般質問を行う藤本県議 
 

安保改定50年宇部集会行う

 

  六月二十三日日、安保条約廃棄宇部地区実行委員会主催で「安保改定50年・沖縄戦終結65年 宇部6・23集会」が宇部市役所前で行われ約30名の市民が集いました。
 浅野会長のあいさつに続いて各団体の代表がマイクを握り、リレートークを行いました。
 藤本県議は、新滑走路の運用が始まった岩国基地の実状を報告しました。


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安保改定50周年6・23宇部集会の参加者

 

藤本県議が総務政策委員会で質疑

 

肝機能障がい者の自動車税減免検討

 

 県議会総務政策委員会で藤本県議は、様々な問題で質疑を行いました。
 まず、自動車税の障害者減免の問題です。他県で実施が進んでいる肝機能障がい者への自動車税減免について、担当課長は「、山口県でも減免できるように検討していく」との姿勢を示しました。
 第二は、行政委員会委員の報酬問題です。四月、大阪高裁で、滋賀県の行政委員会委員の月額報酬支給の差し止めを求めた裁判で、「選挙管理委員会の委員長の月額報酬の支給は認めたものの、その他の委員への月額報酬の支給は違法として支出差し止め」との判決が下りました。藤本県議は、私は、この判決を受けて山口県でも行政委員会委員の報酬を日額報酬にする方向で見直しを検討すべきだと質しました。 守田人事課長は「日額化を含め県の行政委員会委員の報酬について見直しを検討したい」と答えました。

 
一気

 

W杯サッカーで日本チームが決勝リーグに進出しました▼私は高校時代サッカー部に所属していましたので、日本チームの技術力の向上に驚いています。まず、パスを受け取るボールをトラップする力が格段に飛躍しています。選手は、ボールを足に吸いつけ、次の流れを作っています。簡単に見えますが、並々ならぬ努力の結晶だろうと思います。また、パスの力と正確さも飛躍しています。また、相手選手を突破する力も飛躍しているようです▼予選リーグの日本―オランダ戦が行われたのは、「モーゼス・マビダ」スタジアムです。 モーゼスさんは、南アフリカの民主化や反アパルトヘイト運動に生涯をささげた方です。モーゼスさんは、南アフリカ共産党の元委員長を務めていた方でもあります▼国民の苦難軽減のために、日本共産党が力を尽くす時だと決意を新にしました。

鉄の骨

 池井戸潤著「鉄の骨」を読んでいます。この小説は、ドラマ化され、NHKで7月3日(土)からスタートします。

 ドラマ化を知って、数日前からこの本を読んでいます。この小説は、直木賞候補にもなりましたし、吉川英治文学新人賞を受賞しました。

 池井戸潤さんの名前は書店で最近よく見かけるようになりましたが、実際に読んだのは「鉄の骨」が最初です。

 池井戸さんは、私より一つお兄さん。同世代の作家としてこれからも注目していきたいと思います。

 この本のテーマは、建設業界の「談合」問題です。

 私は、取り分け県議になってから、様々な入札問題を議会で取り上げてきました。

 社会保障問題にも力を入れてきましたが、もう一つ力を入れてきたのが、入札問題です。

 小説の中に、区役所の駐車場整理が同一業者が落札していることに対して、このような下りがありました。

 「それはな、裏に談合がある証拠なんだよ。もし、公正な競争入札が行われたとすれば、駐車場管理の会社は年度毎に代わり、顔ぶれも代わるはずだ。ところが実際には、毎年同じ業者が落札し、結果として同じ人間たちが同じ仕事に従事している。理由は簡単、談合では既存業者が優先されるからだ」

 私は、長年、行政の入札を見てきて、同一業者の連続受注という実態を見てきただけに、この下りは、小説であってもリアリティーを感じました。

 私が県議になった早々に、県発注の清掃に関する入札に関わって、公正取引委員会が勧告を行うという事態がありましたが、このようなケースは稀と言っていいと思います。

 小説はまだ読み始めたばかりですが、ドラマの進行に合せて読み進めていこうと思っています。

 ドラマは、主人公の平太役を小池徹平さんが演じます。笹野高史さんなどのベテラン俳優が多数出演します。キャストもよし。今から楽しみです。

 池井戸ファンの皆さん、ご指導よろしくお願いします。

 また「談合」についての皆さんのご意見をお寄せください。

 

T君のこと

 今日は、小学生の球技大会の予備選である「際波杯」(大字際波地域の子ども会チームによる試合)が行われる日です。

 私は、PTA会長として来賓で呼ばれていましたが、先程、中止の連絡がありました。

 雨が降ったら降ったで、昨年のことがありますので、豪雨災害が心配となる気候となりました。

 もしも、土砂災害等ございましたら私にご一報よろしくお願いいたします。

 さて、昨日から、三男と仲良しのT君が我が家に泊まりに来ています。

 三男は3年生で、T君は2年生なのですが、同じ自治会でもあり、二人はとても仲良しです。

 我が家に来ると、保育園の長女もT君とよく遊びます。次男とも仲良しです。

 親の私たちも「T君だったら何日いてもいいよね」と話しています。

 昨夜は私も仕事があり、遅くに帰りましたし、何処に連れていくわけでもありませんでしたが、子どもたちは楽しそうでした。

 昨夜は2段ベットで寝ている長男・次男は別にして、私たちの寝室で、T君も一緒に寝ました。

 我が子だけではなく、我が子の友だちとの交流も親の楽しみ・生きがいの一つでしょう。

 我が子との交流をこれからも大切にしたいと思う今日この頃です。

 

一止、本庄病院に残る。

 議会中、ちょこちょこと読んでいた「神様のカルテ」を読了しました。

 「生きる」とは何かを考えさせる良著でした。

 末期がんで亡くなった患者の安曇さんから一止への手紙には涙が流れました。

 直接的には、「地域医療」とは何かを考える良著でした。

 主人公の一止は、内科医として、長野県のある民間の総合病院(本庄病院)に勤務しています。

 365日、24時間医療を標榜している本庄病院には、様々な患者が運ばれてきます。

 一止は、大学病院に戻るよう説得を受けます。しかし、一止の出した結論は、本庄病院に残るというものでした。

 大学から本庄病院に派遣されている友人の次郎との会話です。

 次郎「大学病院の件はどうなった?」

 一止「大学病院には安曇さんのような患者はおらんのだな」

 次郎「治療のできない患者を看取るのは大学の仕事じゃないからな」

 一止「高度医療とやらを学んでいる間にも、そんなものを必要としない患者たちがひとりぼっちで死んでいるのは事実だ」

 私は、この下りを読みながら、ある医療関係の学習会で、宇部市内の民間病院の同世代の外科医が、「手術に臨む前には、サムライのような気持ちになる。今日、倒れるかも知れないと考えながら日々を送っている」「私がこの病院からいなくなれば、この病院の救急は出来なくなるだろう」という趣旨の話をされていたのを思い出しました。

 今日も、宇部市で、県内で、全国で、患者さんと向き合い、格闘しているドクターがいることを想います。

 大学病院の高度医療にも、地域医療にも、日本はもっとお金をかける時です。

 私は終わったばかりの6月県議会で国保問題を取り上げました。その中で、宇部協立病院へ受診された患者さんのケースを出しました。

 資格証明書発行世帯の方で、体重が激減し、親戚が病院に連れていった時には、胃がんだと診断されたケースです。

 このように、患者の症状が重篤化する背景にも、医療制度の貧困さがあります。

 国民が元気で長生きできる社会。医療従事者が生きがいをもって働きつづけることのできる社会。

 こんな社会を実現していくために、私が県議会で発言を続けようと決意を新たにしました。

 今、おこなわれている選挙でもこの事が大きな争点の一つなのかも知れません。