本日、日本共産党豪雨対策本部は、防府市の被災現場を視察しました。
視察には、中林よし子元衆議院議員、山口仁比参議院議員秘書、吉田中国ブロック比例代表予定候補、そして私が参加しました。
まず、防府市役所で、浅田総務部長から防府市の災害状況について説明を受けました。
防府市では、7月21日の豪雨で、今日遺体が発見された3名を入れて10名の死者が出るなど甚大な被害が発生しました。
浅田総務部長は、「避難勧告の遅れが指摘されているが、当時の状況は困難を極めたのが現状だった」と語りました。
防府市の被害状況の説明を受けました
党対策本部は、まず、国道262号線の被災現場を視察しました。
現場では、死者1名、行方不明3名の人的被害が発生しています。
国道262号は、県内の主要幹線の一つです。私も何度も通った道ですが、私の背丈以上の石が散在し、土石流の威力を痛感しました。
同行していただいた浅田総務部長から、「国道の復旧には、県の最大限の援助をお願いする」との陳情を受けました。
国道262被災現場で浅田総務部長から説明を受けました
次に、真尾の特別養護老人ホーム「ライフケア高砂」の被災現場を視察しました。
現場は、死者3名、行方不明者4名の人的被害が発生しています。
今日も、消防団の方々や施設関係者の方々が片付けや捜索活動を続けておられました。
現場では、多くのマスコミの記者が集まっていました。土石流が通過したところは、川と化し今日も大量の水が流れていました。
入所者の方々は、現在医療機関でケアされているということでしたが、長期化した場合の安定的なケア体制の必要性を感じました。
特別養護老人ホームで説明を受けました
最後に、住民二名が行方不明となっている真尾の土石流被害の現場を車中から視察しました。
多くの家屋が崩れ大変な被害でした。また、周辺の水田の被害も相当なものでした。
ある年配の女性の方が、田に入ったごみを一生懸命取り除こうとされている姿が印象的でした。
現在、避難所に避難されている方々の今後の住宅をどう確保していくのかが大きな課題です。
仮設住宅はいるのか、全壊・半壊した住宅への公的支援を今から準備しなければなりません。
真尾の土石流で埋まってしまった現場
「百聞は一見」。現場に立って防府市の被害の深刻さを痛感しました。財政的な支援の必要性を痛感しました。
党対策本部では、問題点を整理して、今後、県や国へ支援策を求めていくことにしています。
8月7日には、今回の豪雨災害に伴う臨時議会が開催されるようです。
全県の被害状況も把握しながら、防災危機管理課や財政課を所管する総務政策委員会の委員として、しっかり発言していこうと思います。
県下各地で被災された皆さん、皆さんのご意見、ご要望をお聞かせください。
本日、みんなの県政をつくる会(福江俊喜筆頭代表世話人)は、藤井県教育長に対して「長門地域の3県立高校の統廃合計画の中止を求める要望書」を提出しました。
県教育委員会は、6月県議会・文教警察委員会において、長門地域の大津高校、日置農業高校、水産高校の3県立高校の「再編統合」を「県立高校再編整備計画(平成20~23年度計画)」に追加する方針を明らかにしました。更に、この問題に関するパブリックコメントを今月15日から実施しています。県教委は、2011年度までに3校の統合を実現したいとしています。
つくる会は、要望書で、「長門地域の3県立高校を『再編統合』する提案に対しては、県教委が開催した説明会でも『統合で進路指導や専門性が薄れる』『校舎が離れたままでは一体感は生まれない』『移動に手間がかかる』などの消極的な意見が相次いでいるとして次の3点を要請しました。
①長門地域の3県立高校も含め、今後の「再編統合」にあたっては、すべての学校の当事者(父母・教職員、地元自治体、児童生徒、地域住民、同窓会等)が一堂に会して意見や要求を出し合える議論の場を設け、当事者の合意抜きでの実施は行わないこと
②「再編」基準の機械的な運用はやめ、地域的な配慮をおこなうこと
③小規模校が果たしてきた教育的な意義を尊重するとともに、30人以下学級の完全実施による教育内容の充実をめざすこと
教育委員会は、川野次長・束田高校教育課長らが対応しました。まず、①については、関係者に十分な説明を行っているとしましたが、一堂に会した説明会の開催は行っていないことを認めました。更に、当事者の合意抜きの実施は行わないことについては、「これらも、関係者の理解が得られるよう努める」と答えました。
②については、より質の高い教育の実現を目指し、2年ごとの見直しを行っていると答えました。
③については、国の動向を見ながら慎重に対応すると答えました。
長門地域の高校再編は、大津と水産の統合がすすめられてきました。しかし、関係機関の強い反対で白紙に戻りました。
その結果、現在の再編整備計画に長門地域は「関係者の意見を聞きながら再編統合の検討をすすめる」と書かれるに至りました。
私は、今年に入って、急きょ3校の統合案がまとめった経緯を質しました。
県教委は、「関係者から、長門地域の新たな再編の具体像を示せとの意見があった。また、長門地域の再編計画を前に進めなくてはいけないとの意見もあり、県教育委員会で検討した結果、3校統合案を示すに至った」と答えました。
更に私は、教育委員会としてパブリックコメント以外に、関係者の意見をどのように聞くのか質しました。
県教委は、「今後とも関係者の理解が得られるように、可能な説明を継続したい」と答えました。
懇談は、来年度から統合する方向で計画がすすめられている田布施農林と田布施工業の統合問題にも話が及びました。
この中で、県教委は、「統合は最終決定ではない」としながら、「22年開校できるようにしたい」とも語りました。
参加者から「全国の農業高校と工業高校の統合の実態について県教委としても調査しているようだが」との質問が出され、私は、その資料を提出するよう求めました。
県教委は、「資料を提出する」と答えました。
小規模な高校が次々に廃止・統合されようとしています。農山村地域の高校が廃止・統合されようとしています。これが教育的配慮や質の高い教育を確保するためと呼べるのか私は、甚だ疑問を感じました。
引き続いて、この問題に私自身も関わっていきたいと思います。
関係する住民の皆さんのご意見をお聞かせください。
高校再編問題で県教育委員会と懇談
今朝、解散総選挙に向けての方針を審議する会議が、山口市小郡の党県委員会事務所で行われました。
折からの大雨で、国道2号線の厚東駅前、小郡のスーパービッグ前などの道路が完水して大渋滞でした。
昼に会議が終わり、国道2号線を通るルートはあきらめ、美祢市美東十文字を経由するルートを通ろうと思っていたところ、吉部方面が通行止め。
更に、美祢市伊佐から宇部市万倉に抜けるルートも通行止め。更に、美祢市から山陽小野田市厚狭に出るルートも通行止め。
更に、下関市に回り小月方面に抜けるルートも通行止め。さすがに諦めて道を引き返すと、ようやく美祢市美東十文字から宇部市小野を抜けるルートは大丈夫でした。
しかし、国道2号から厚東方面へは行けず、また宇部市田ノ小野方面への近道も通れず、国道を東に上り、山中のセブンイレブンの所を阿知須方面に曲がり、宇部テクノパーク横から宇部市田ノ小野に抜けることができました。途中で、霜降山を抜けるルートも通行止めのため、自宅に帰ることは当面諦め、咳が続いていたので、宇部協立病院で受診することにしました。
約、2時間、中国山地を車でさまよっていました。途中、あちこちで川は氾濫し、大小の土砂崩れ現場を見ることが出来ました。
私の故郷、宇部市吉部でも床上浸水の被害が出たそうです。
更に、移動中にラジオの放送で、痛ましい事故も耳にしました。
防府市の特別養護老人ホーム「ライフケア高砂」を土石流が直撃した事故です。
現在までに報道されている範囲では、入所者3人が死亡し、一人が重体、行方不明が4人ということです。
今回の事故の原因を究明し、県内の他の施設で同様の事故が発生しないように再発防止策を徹底しなければなりません。
その他、防府市の国道262号で、道路沿いの法面が崩れ、車両十数台が巻き込まれ、一人が死亡されたとのことです。
昨日来の雨で現時点で5名死亡4名の行方不明という人的被害となっています。亡くなられた方のご家族の方々にお悔やみを申し上げます。
人的被害の状況がこれから広がる恐れもあります。
また、床上浸水や、土砂崩れや田畑の冠水などによる農作物の被害も甚大です。
今回の県内での災害は、激甚災害など国の財政援助が求められないのかなど調査し、私は、明日にでも、早急な県土の復旧が図られるよう県に強く求めていきたと思います。
宇部市小野の国道横のがけ崩れ現場
映画「アマルフィ―女神の報酬」を観ました。良質のエンターテイメント映画を堪能しました。
サスペンス映画としてのスリル満点でありながら、映画を観終わった爽快感も満点でした。
それは、人間性の豊かさが描かれていたからでしょう。
藤井は、妻を殺された恨みを川越大臣に抱きます。藤井は大臣の殺害を試みますが、黒田は、それを許しません。同時に、自らの死も。
そして、誘拐されていた矢上の娘も無事でした。
サスペンス映画は、誰かの死で幕引きするのですが、誰も出演者が死なずに終わったことろに、原作者の真保裕一さんや監督の西谷弘さんの良心を観たような気がします。
同時に、舞台となったイタリアのローマやアマルフィなどの景色が美しさに魅了されました。
今年は、「天使と悪魔」に続きイタリアを舞台にした映画を観ました。歴史を大切にした国は美しいですね。
それに、織田裕二と天海祐希の演技も素敵でした。二人とも日本映画を背負う俳優さんですね。
やっぱり映画はいいですね。少し休んで、今度は、20世紀少年の最終章を子どもと一緒に観に行きます。
今日は、朝から長男は剣道の試合に妻と一緒に行きました。
私は、子守りの一日です。その中で、末っ子の娘と一緒に二つの行事に参加しました。
一つは、市内の障がい者施設に通うYさんとNさんとの食事会です。
彼らとは、障がい者の皆さんの移動権を保障しようと取り組んだ「ひまわり号」以来の知人で、ここ数年、季節に1度、食事会を行っています。
いつもの食べ放題のレストランに行って食事をしました。
午後は、娘と一緒に、NPO法人うべ☆子ども21主催のキッズ例会に参加しました。
今回は、人形劇団ひぽぽたあむによる「かえるくん かえるくん」でした。
会場には保育園の仲間も沢山参加していて和やかな雰囲気でした。
子どもたちの笑いに私も一緒に笑いました。最後に、こぐま君が帰ってきた時に、思わず私は、「帰ってきた」と口走ってしまいました。
一斉に、子どもたちが私の方を振り返りました。思わずはまってしまった私でした。
子どものころからたっぷりの文化に触れさせることはとっても大切なことですね。
先ほど妻が息子と一緒に帰ってきました。息子の剣道の成績は今一歩だったようですが、私の肩の荷は下りほっとしています。
本日、日本共産党文化後援会主催の学習会が行われ参加してきました。
講師は、日本共産党中央委員会学術・文化委員会事務局次長の辻慎一さんです。
この中で、学校における芸術鑑賞教室の開催状況が全国的に減少していることが話されました。
鑑賞教室の最大の阻害要因が、「予算がない」ことである。
この背景には、学校鑑賞教室の費用が、児童生徒負担になっており、公的助成がほとんど存在しないところにあると辻さんは話されました。
そして、日本共産党国会議員団は、芸術鑑賞教室への国による助成拡大を要望していることも話されました。
文化庁は、学校における鑑賞教室等に関する実態調査を行っています。最新の調査は、2008年版(平成19年度調査)としてまとめられています。
山口県の実施率はどうでしょうか。H19年度の鑑賞教室の実施率の平均は、68.9%。山口県は、56.8%と全国平均を下回っています。
中国地方は、どうでしょう。鳥取県62.7%、島根県58.8%、岡山県76.4%、広島県65.6%と山口県は、中国5県の中で最低の実施率です。
文化庁の調査報告書では、都道府県格差を指摘しています。全体で、92.8%~43.2%と大きな差があります。
その上で報告書は「都道府県ごとの実施率上位5府県をみてみると、宮崎県(92.8%)、大阪府(85.2%)、山形県、長野県(84.5%)、奈良県(81.9%)となっている。大阪府を除く4県は鑑賞教室に対して何らかの支援を行っている割合が100%に近く、生徒負担も全国平均を下回っている」と指摘しています。
山口県は、なぜ、鑑賞教室の実施率が低いのか。高い自治体と比べて何が問題なのか調査し、今後の議会で発言していこうと思います。
今日は、大変有意義な学習会でした。