議員日誌

蒼穹の昴

 浅田次郎原作「蒼穹の昴」が来年からNHKのドラマになります。

 「蒼穹の昴」も以前買ったまま読んでいなかったのですが、数日前から読み始めると止まりません。

 「万人の魂をうつ」との宣伝文がうなずける内容です。

 小説は、清朝末期を描いています。私がこの秋に瀋陽を訪れたことが、この小説に共感できた所以かも知れません。

 瀋陽故宮は、清朝を開いたヌルハチが建設したものです。小説を読みながら、故宮を弁髪の人々が闊歩する姿が目に浮かびます。

 小説には、科拳や宦官の内情が赤裸々に描き出されています。浅田次郎作品は、目の前で映像が生々しく浮かび上がってきます。

 営々と続いた封建制度が崩壊に向かう時代に、天下の財宝を手中に収めると占い師に予言された春児がどんな道を辿るか、ページをめくる手がワクワクします。

 今年も様々な本に触れてきましたが、ワクワク度は、屈指の作品と言えます。蒼穹の昴にワクワクしながら、11月議会を乗り切ります。

 来年から始まるNHKドラマも注目です。西太后を田中裕子が演じるようです。何かぴったりのような感じがします。録画もしながら来年はこのドラマをしっかりチェックしていきたいです。

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