今日も、豪雨災害の被災地を視察して、県行政に住民の要望を届けました。
午前中は、宇部市吉部の県道の排水が溢れて民家に流れだした現場を県宇部土木建築事務所の方と一緒に視察しました。
21日の豪雨で、県道からの雨水が水路を越えて民家に流れ出しました。県道の改修計画があることから、改修に併せて、道路の排水経路の見直しを求めました。
視察の中で、既設の道路の側溝に穴を開けて側溝下の水路に流している箇所があることが判明しました。
県土木事務所の方は、「要望を受けて、この箇所を含めて、可能な見直しを検討したい」と答えました。
道路側溝に穴を開けて下の水路に水を抜く箇所が
午後からは、31戸の床上浸水被害を起こした山陽小野田市厚狭地区の浸水解消のために、日本共産党北南地区委員会五島博委員長と私、日本共産党山陽小野田市議団中島好人団長、日本共産党山陽小野田市委員会厚狭地区災害対策本部下瀬俊夫本部長の連名で「豪雨災害に対する緊急要望」書を二井知事に提出しました。
要望項目は、下記の通りです。
1、床上浸水被害世帯などを支援する制度を創設すること。
2、東下津地区の排水ポンプの改善と処理能力を高めるとともに、大正川ポンプ場の排水ポンプをただちに3基まで増設すること、また緊急時に対応できるようポンプ場の維持・管理の抜本的な見直しを行うこと。
3、JRとの協議も含めて、桜川の河川改修工事を今回の水害を教訓に抜本的に急ぐこと。
対応した原田宇部土木建築事務所長らは、1については、担当部局に伝えると答えました。
2について、まず、東下津地区の排水ポンプが豪雨時に故障して長時間稼働しなかったことに関しては、「再発防止のために、当日の状況を検証したい」と答えました。
次に、2の大正川のポンプを3基にする問題と3については、「平成18年7月に策定した『厚狭川水系河川整備計画』を再検証したい」と答えました。
厚狭地区の浸水解消を訴える下瀬本部長(左)
今日は、以上の二つの行動に参加しながら、合間に県庁に出向いて、7日の臨時議会の委員会質疑の準備を行いました。
まさに、豪雨対策のための1日となりました。引き続き、皆さんのご意見をお聞かせください。
日本共産党北南地区委員会(五島博委員長)と日本共産党山口県議会議員団(藤本一規副団長)と日本共産党宇部市議会議員団(荒川憲幸団長)は、本日、久保田宇部市長と二井山口県知事に対して、「豪雨災害に対する緊急要望」を提出しました。
宇部市では、県下で3番目に多い床上浸水被害が発生しました。、日本共産党市議団と私が市民の方からお聞きした要望をそれぞれ11項目にまとめ市長と知事に届けました。
久保田市長には、次の11点を要望しました。
1、災害弔慰金は一部損壊世帯にも支給すること。
2、床上浸水被害世帯を支援する制度を創設すること。
3、県に対して床上浸水被害世帯を支援する制度の創設を求めること。
4、急傾斜地崩壊防止事業は保全対象人家1戸から適応すること。
5、県に急傾斜地崩壊防止事業は保全対象人家1戸から適応するよう求めること。
6、栄ケ迫ため池の1段目の改修を早急に行うこと。
7、栄ケ迫ため池の2段目西岸の護岸改修は、復旧に留まらず、補強工事を行うこと。
8、沖の旦から末信の浸水解消のため、厚東川の堤防設置を県に求めること。
9、持世寺の浸水解消のため、持世寺川から厚東川への排水力を強める対策を講じること。
10、厚東駅前の浸水解消のため大坪川から厚東川への排水力を強める対策を講じること。
11、両川地域の災害復旧を急ぐこと。
要望には、岩本副市長らが対応しました。岩本副市長は、「栄ヶ迫ため池の決壊防止など、この間、災害防止のために力を尽くしてきた」と説明し、要望項目の被災者救援制度の拡充については、「困難な状況」としながら、「盆までには文書で回答したい」と答えました。
県議・市議全員で市長への要望を行いました
知事への要望は、倉重宇部県民局長に手渡しました。要望項目は以下の通りです。
1、災害見舞金は一部損壊世帯にも支給すること。
2、床上浸水被害世帯を支援する制度を創設すること。
3、急傾斜地崩壊防止事業は保全対象人家1戸から適応すること。
4、栄ケ迫ため池の1段目の改修を早急に行うこと。
5、栄ケ迫ため池の2段目西岸の護岸改修は、復旧に留まらず、補強工事を行うこと。
6、沖の旦から末信の浸水解消のため、厚東川の堤防設置を行うこと。
7、持世寺の浸水解消のため、持世寺川から厚東川への排水力を強める対策を講じること。
8、厚東駅前の浸水解消のため、大坪川から厚東川への排水力を強める対策を講じること。
9、厚東川ダム下流での浸水解消のため、大量の排水を回避する方法を検討すること。
10、荒滝川の災害復旧工事を行うこと。
11、両川地域の災害復旧を急ぐこと。
倉重宇部県民局長は、「要望は、各担当課に伝えたい」と答えました。
要望書を倉重宇部県民局長へ手渡しました
県議会は、今日、議会運営委員会が行われ、8月7日に「中国・九州北部豪雨」災害対策関連補正予算」の審議を行うことを決めました。
同時に、118億円の予算の概要が明らかにされました。
日本共産党県議団は、臨時議会を通じて、災害復旧と被災者救済を最大限訴えていこうと思っています。
皆さんのご要望を引き続きお聞かせください。
被災地を見てほしいという要望が続いています。今日は、私の郷里である宇部市旧楠地域2ヶ所の被災現場を視察しました。
まず、訪ねたのは、荒滝川です。父が現職の教員をしていた頃から荒滝の滝の景勝保存会を作って、滝への道の保存を行っていました。
合併後も旧楠の景勝地の一つとして荒滝の滝は位置づけられていると思います。
今日、現場を訪ねてみると、荒滝川は、荒れ放題になっていました。護岸は相次いで崩落し、橋もズタズタでした。
地元自治会長から「県でも市でもいいが、荒滝の滝への道を行政の力で確保してほしい」との要望をお聞きしました。
滝へ行く道はあちこちが大きくえぐられています
次の訪ねたのは、船木の大船台の入口です。
個人のお宅の擁壁ではありますが、大きく崩壊しています。崖の下には河川が流れており。更に崖が崩壊したら川が埋まってしまう危険もあります。
業者に見積もってもらったら400万円以上かかるそうです。住んでおられる方は、引っ越しも検討されているそうです。
「宇部市に問い合わせたら復旧は自己責任と言われた」ということですが、新潟県では助成が出るかもしれないケースですが、行政格差は歴然です。
安全安心の山口県を標榜するなら、やはり小規模急傾斜地災害防止事業の基準を1戸以上に引き下げるべきだと痛感しました。
大きな崖崩れ。復旧は自己責任で仕方がないのか。
今日、視察した問題についても明日、私たちが行う県と市への要望書の中に含めたいと思います。
引き続いて、皆さんの要望をお聞かせください。
映画「アマルフィ」の原作で真保裕一さんと出会って以来、彼の作品を読み続けています。
最新作の「アマルフィ」に続いて、「奇跡の人」「繋がれた明日」を読み、今、「ホワイトアウト」を読んでいます。
「奇跡の人」は、自治体学校に行く新幹線の中で一気に読みました。新幹線の中では眠たくもなるのですが、眠気を超える小説の面白さで一気に読み進みました。
最後の1ページまで、読み応えのある作品でした。今年読んだ作品の中では「奇跡の人」が一番よかったと言えます。
「繋がれた明日」も罪を犯した人に対する社会の冷たさを見事に描き出した作品で読み応えがありました。
今読んでいる「ホワイトアウト」は映画にもなった作品ですので、今日あたりDVDを借りてこようかなと考えています。
ビールの宣伝で、「長い付き合いになりそうです」というフレーズがありましたが、真保裕一は、私にとって長い付き合いになるような作家です。
どの作品も実に興味深いテーマばかりです。やっぱり読書は面白いですね。
真保裕一作品について皆さんの感想をお聞かせください。
先日、本屋に行きますと「やきとりじいさん体操」なる本が目に飛び込んできました。
この体操は、岡田麻紀さんが考案されたものす。YouTubeのアクセス数が昨年だけで50万件を突破し、全国で話題になっているそうです。
先日、太極拳の先生から「藤本さん少し疲れていますね」と言われ、「その通りなんです」と思っていた矢先に、この体操に出会いました。
考案者の岡田さんは、ダイエットとリバウンドに苦しみ、最後は、食べたものを吐くまでになったそうです。
その後、岡田さんは青年海外協力隊でアフリカを訪ねた経験などから、「食べ物がいたるところで売られていることに感謝の気持ちを持とう」と決意されたそうです。
この頃から食べ過ぎることが少なくなったそうです。
「やきとりじいさん」という人生応援歌に合わせて体操するのですが、とにかく楽しい体操です。何より、体操を指導する岡田さんの笑顔に癒されます。
座って行うバージョンやシェイプアップバージョンなどがあり、それぞれのレベルで楽しめます。
私は、シェイプアップバージョンを行っています。夜は子どもたちとやっていますが、朝は、寝起きで誰も一緒にやってくれないのが残念ですが、継続してみようと思います。
思いっきりやれば、この時期は汗が出ます。
この夏を、「やきとりじいさん体操」で乗り切りたいと思います。
本日、日本共産党宇部市議団の皆さんと、床上浸水被害の多かった厚東川ダム下流を視察しました。
28日現在、宇部市の床上浸水件数は、46件で、山口市、防府市に次いで多い数となっています。
宇部市の床上浸水46件を小学校区別で見ると、1位が厚東の15件。2位が二俣瀬の12件です。
この二つの校区で床上浸水が発生した原因に、厚東川の水位増加が関わっています。
私たちは、まず、床上浸水被害が出た一番南の沖の旦から末信周辺を視察しました。
当該地域は、厚東川の堤防が未整備の地域です。直接、厚東川の水が流入し、床上浸水の被害が発生しました。
県道琴芝際波線沖の旦橋以北の東岸は堤防が未整備のまま
次に訪ねたのは、寺世寺です。「上の湯」温泉は、床上1.5メートル浸水したそうです。
寺世寺川の水が、厚東川にはけなかったことが原因と考えられます。
「上の湯」温泉の券売機はほぼ水没したそうです
次に厚東駅前を訪ねました。浸水被害者の方々は、舟で厚東中学校に避難されたそうです。
88歳の女性の方は、「生まれてからずっとこの地域に住んでいるがこのようなことは初めて」と語っておられました。
大坪川の水が、厚東川にはけなかったことが原因と考えられます。
88歳の女性のお宅です。床上30センチ浸水しました。
私は、厚東川ダム下流の視察を終えて、県厚東川ダム管理事務所を訪ねました。
担当者は、「21日のピークでは、毎秒1280トンの水が厚東川ダムに流入し、毎秒1100トンの水を排出した」と話しておられました。
この数は、流入・排出とも測定史上最高だとも話されいました。
厚東川ダム下流で、今回、床上浸水被害が多かったのは、近年まれにみる水量をダムから排出したことが原因の一つだと思われます。
私は、台風が猛威をふるった錦川流域での床上浸水被害の時に、菅野ダムの排水が問題になったことを思いだしました。
その時の教訓から、菅野ダムでは、大雨の場合は、「事前放流」を行うシステムを確立したと聞いています。
厚東川ダムでも、21日に、事前放流が行われていれば、これほどの被害にならなかったのではないかと悔やまれます。
今回、厚東川ダム下流で床上浸水が多発したことを教訓として、今後の豪雨時は、「事前放流」を行うべきではないでしょうか。
このことが私が、今日、厚東川ダム下流の床上浸水被害地域を視察しての感想です。
厚東川で被災された皆さん、その他、関係者や専門家の皆さん、この問題をどうお考えでしょうか。
ご意見をお聞かせください。