2月3日、荒川宇部市議と一緒に県警に要望していた国道190号線関係の信号機設置について回答がありました。
要望のうち、きわらクリニック横交差点と、ハヤシ電気前交差点への信号機設置については、条件に合致しており、宇部署として県警本部に要望したいとのことでした。
要望後、改めて現地を視察しました。
まず、きわらクリニック横の交差点です。
信号機設置要望があるきわらクリニック横の交差点
周辺に団地が造成されて信号機設置が求められています。
次に、ハヤシ電気前交差点です。
信号機設置要望のあるハヤシ電気前交差点
近くに県営住宅があり、前々から信号機設置の要望が出ているところです。
私たちは、一日も早く当該地域に信号機が設置されるよう引き続き働きかけを続けていきたいと思います。
引き続き、皆さんの身近な要望をお聞かせ下さい。
本日、山口市内で、山口県社会保障推進協議会主催の国保問題の学習会が行われました。
講師は、大阪社会保障推進協議会の寺内順子事務局長でした。
「国保の都道府県単位化をめぐる情勢と滞納処分問題」と題して講演が行われました。
国保の都道府県単位化と滞納問題を語る寺内さん
まず、国民健康保険の都道府県単位化についてです。
今開かれている国会に、「医療保険制度改革法案」が提出される見込みで、その中に、国民健康保険を「平成30年度から都道府県が財政運営の責任主体」とすることが含まれて提案される見込みだと話されました。
国保は都道府県単位化になると、保険料は、過去の医療費実績や所得を勘案して「この1年間にこれだけ集めなさい」という保険料総額を決め、それを100%納付する「分賦金方式」になる見通しです。
分賦金100%納付のために市町は、①一般会計法定外繰り入れで埋める②残しておいた基金で穴埋めをする。③新しくできる財政安定化基金から借りる④分賦金より多目の賦課総額にして保険料を計算することになると寺内さんは説明。
寺内さんは、「分賦金より多目の賦課総額にする可能性は高く、国保が都道府県単位化されると国保料は高くなる」と指摘しました。
次に滞納処分問題です。
大阪社会保障推進協議会の運動を通じての成果が話されました。
第一は、生活保護利用者には滞納処分停止が措置されているという点です。
大阪府は、このことに対し、国に照会しました。
大阪府の生活保護受給者が国保の滞納金がある場合、滞納処分停止の適用となるか国に照会し、国は、「滞納処分停止の要件」に該当すると回答しました。
このことを大阪府は、市町村に文書で通知しました。
更に、大阪市は学資保険の差押えを行わない対応を取っており、その事が大阪府に広がっています。
それらの結果、大阪府全体の国保滞納世帯に対する差押えの割合は、1.2%と低い水準になっています。
山口県は、5.2%と高い水準にあり、県内では、防府市が23.1%、萩市が14.4%、山口市が12.7%と高い水準になっています。
質疑応答の中で、山口市から、国保滞納のある飲食店主に対して、営業中に差押えを行う実態が複数あることが報告されました。
寺内さんは、京橋行動法律事務所の楠晋一弁護士の見解として、「原則として、夜間及び休日等の差押え」については、特に必要がある場合のほかは行わないとすると法律で定められていると述べました。
その上で、徴収法は、「飲食店などでは、滞納処分の執行のためにやむを得ない必要があると認めるに足りる相当の理由があるときは、日没後も捜索できる」と定めています。
徴収法が「定めるやむをえない必要あると認めるに足りる相当な理由があるとき」とは、「捜索の相手方が夜間だけ在宅又は営業し、あるいは、財産が夜間だけ蔵置されている等の事情が明らかである場合」などとしています。
以上の上で、楠弁護士はこれらケースについて「昼間に十分対応可能だったという意見も成り立つ」と述べています。
あるケースには、県の職員も差押えに参加しています。これら山口市のケースを更に調査し、必要な発言を行っていきたいと思います。
国民健康保険に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
平成27年度当初予算(案)の概要が明らかになりました。
新年度予算概要の中で、日本共産党が議会で指摘してきた様々な要望が実現しています。
一つは、男性不妊治療への助成制度の創設です。
昨年の8月20日に行われた人口減少・地域活力維持対策特別委員会において、私は、「子育て連盟に参加している三重県は、治療者の男性に最大で30万円助成している。更なる制度の拡充をすべき」という質問を行いました。
國光健康増進課長は、男性不妊治療への助成について「県として三重県などの例も参考にしながら、必要性も踏まえて研究をしていきたい」などと答えました。
新年度予算の概要では、県は、男性不妊治療へ上限10万円の助成制度を創設するとしています。
二つ目は、多子世帯への保育料等軽減の拡充についてです。新年度予算の概要では、全ての第三子以降の子の保育料負担を減免するよう制度が拡充されます。
三つ目は、私立高校生の授業料等減免の拡充についてです。
昨年の六月議会で、私は、全国24都道府県で、低所得者層の授業料全額無料などを実施していることを紹介し、県として「私立学校の授業料減免制度を拡充」するよう求めていました。
世帯所得年収250万円未満の生徒の学費を半額にする制度に拡充しています。
第四は、イクメンパパ子育て応援奨励金の創設です。
男性育児休業取得に取り組む企業を支援する奨励金が新年度予算案の概要に含まれています。
第五は、理系大学院生、薬学部生への奨学金返還補助制度の創設です。
卒業後、県内の製造業に一定期間従事した場合、奨学金の返還額の全部又は一部を補助する制度が新年度予算案の概要に含まれています。
宇部市関係では、宇部児童相談所の設置が盛り込まれました。
中央児相宇部市駐在が宇部児童相談所に格上げされるための予算が計上される見通しです。
直近では、平成26年3月議会で、私は、宇部駐在の児童相談所への格上げを求めました。
行革の中、新たな県立施設が創設されたことをとても喜んでいます。
長生炭鉱水没事故73周年犠牲者追悼式行われる
一日も早く遺骨を祖国へ
戦後70年明るい日韓関係を
一月三十一日、長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会主催の長生炭鉱水没事故七十三周年犠牲者追悼式が行われました。
長生炭鉱犠牲者遺族会金会長は「いまだに死体の一体も発見されずに、冷たく深い海底に眠っておられる父や祖母の事を思うと、かなしい気持ちで一杯になります。日本政府が、海の底に放置されている死体を、一日でも早く引き上げ、韓国の地に安置できるようにしてくださるようお願い申し上げます」と挨拶。
駐広島大韓民国丗徐総領事は「今年は韓日国交正常化五〇周年を迎え両国関係を改善しなければならないという声が至る所から聞こえてきています。日本政府は戦後七〇周年の談話を新たに作成しているという便りも伝えてきています。まさに私たちは過去と未来とが交差する地点に立っており、過去に対する正しい認識に基づいて明るい未来を構築する責務を負わされています」と挨拶。
遺族会の人たちは、韓国式の祈り(チェサ)を犠牲者に捧げました。参加者は献花をしました。
長生炭鉱犠牲者遺族会の皆さんが祈りを捧げる
「真締川の白濁」原因判明
真締川において、河川が数時間白濁する現象が見られております。
この現象について、宇部市環境政策課が調査を行いました。
☆調査結果
・白濁水から有害物質(環境基準健康項目の基準超過はありませんでした。
・白濁現象は硫黄コロイドによるものであることがわかりました。硫黄コロイドは乳白色に濁る硫黄温泉や青潮の白濁と同様のものです。
・硫黄コロイドは真締川上流の排水口(宇部テクノパーク及び瀬戸原団地事業場排水の放流先)からの放流水が原因で生じることがわかりました。
・白濁時は、硫酸イオン、硫化物イオン及び硫化水素が関与することがわかりました。
☆対策
・硫酸イオンの排水対策
硫黄コロイドの供給源となる硫酸イオンは無害であり規制対象物質でもありませんが、関係する事業場に硫酸イオンの排出対策への協力を依頼しております。
問い合わせは、 宇部市環境政策課環境保全対策係 三四‐八二四三までお願いいたします。
JR宇部駅の合併浄化槽の撤去を
JR宇部駅は、公共下水道敷設により合併浄化槽が不必要となっており、用地を駐輪場として提供してほしいという要望が出されています。この問題を近くJR西日本に直接要望する予定です。
公共下水道敷設完了、合併浄化槽は撤去を
一気
問答無用で軍事拡大を押し付ける安倍政権の姿勢が顕著です▼第一は、沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設の強行です。沖縄県知事選や総選挙で示された民意を無視した工事に対する怒りは頂点に達しています。▼第二は、佐賀空港へのオスプレイ配備計画です。県と関係漁協との「佐賀空港建設に関する公害防止協定」には、「自衛隊との共用はしない」ことが明記されています。佐賀県知事選挙では、安倍政権の全面支援を受けた候補が敗北し、新知事がオスプレイ配備計画を「全くの白紙」にすることを表明しています▼第三は、空母艦載機部隊の岩国基地への移転問題です。県は「普天間基地の移設の見通しが立たないうちに空母艦載機の移駐のみを切り離して進めることは認められない」との姿勢を国に示していますが、艦載機部隊のための工事が進められています。
五木寛之さんの「林住期」を読んでいます。
この本の冒頭に「古代インドでは、人生を四つの時期に分けて考えたという。『学生期』『家住期』、そして、『林住期』と『遊行期』。『林住期』とは、社会人としての務めを終えたあと、すべての人が迎える、もっとも輝かしい『第三の人生』のことである。」とあります。
五木さんは、人生を100年と考え、先ほどの4つの期間を25年で分けて論じています。
「学生期」は、青少年時代。「家住期」は社会人の時期です。
私は、昨年50歳となったので、まさに「林住期」に入りました。
五木さんは、「林住期」とは「臨終期」ではなく、人生の黄金期だと述べています。
横文字で言うならば、「林住期」は「リセット」ではなく「ジャンプ」だとも述べています。
アスリートにたとえれば、「『学生期』に基礎体力をつくり、『家住期』に技術を磨き経験をつむ。そして試合にのぞむ。その本番こそが『林住期』だ。」とも述べています。
いずれにしても、人生を25年ごとの節目としてとらえる考え方は参考になります。
私の人生を振り返っても、25年ごとに節目を迎えています。
25歳の時に、市議会議員への立候補の話があり、議員生活の準備を始めた年でした。
50歳になって、最近、青天の霹靂とも言える話を頂きました。400年以上続く、宇部市吉部の浄土真宗のお寺=常光寺。私の実家が門徒になっていますが、何と「常光寺の責任総代(総代の代表)」を引き受けてくれないかとのお誘いを受けたのです。
妻や母などと相談して引き受けることにしました。
五木さんのこの本を読んで、お寺の総代を引き受けることは、私の「林住期」にとって喜ばしいことだと思えるようになりました。
今まで積み上げたものをより輝かせるためにも仏教について少しづつ勉強していこうと思います。
五木さんも、ある時期、執筆を離れ、大学で仏教の勉強をされたことを何かの本で読みました。
まずは、五木さんの最近の著作を勉強したいと思います。
様々なことを学び、輝きのある「林住期」にしたいと思います。
「健康で文化的な最低限度の生活」。これは、柏木ハルコさんの漫画コミックの題名です。
週刊ビックコミック・スピリッツに連載されています。
生活保護課のケースワーカーとして配属された社会人一年生・義経えみるを通して、生活保護の現場が描かれた作品です。
原作者の柏木ハルコさんが、「民医連新聞」の1月5日号のインタビューでこう述べています。
「タイトルを憲法25条からとったのは、最初は何となくだったのですが、今はこれでよかったとも思っています。生存権や人権を考える漫画になると思うので。」
「『人権』は、普通にしていると価値が実感できないけれど、奪われた時、『生きていけない!』となる、空気みたいなものでしょう。奪われた側に行かないとなかなか分からない。原始時代から今まで、人類が『人権』を得るまでにどれほど苦労があったか-と思うんです。『すべての他者を認め、尊重する』ってすごいことじゃないですか。」
「全ての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」
「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」
この憲法25条の条文を今、かみしめたいと思います。
憲法25条が崩される状況に立ち向かい、憲法25条が生きる社会を実現したいと思います。
その事を、このコミックで、主人公のえみると一緒に考えたいと思います。
「健康で文化的な最低限度の生活」に対する感想をお聞かせ下さい。
また、憲法25条が崩される状況をどうお考えかご意見をお聞かせ下さい。