6.7日の衆参両院本会議で行われた代表質問に対する安倍首相の答弁は偽り・居直りの繰り返しです。
特に戦争法に対する答弁は目に余ります。
安倍首相は、日本共産党の穀田衆議院議員や井上参議院議員の質問に対する答弁で、戦争法について「世界の平和と繁栄に貢献する法律だ」「200時間を超える充実した審議の結果成立した」「廃止はまったく考えていない」などと答弁しました。
また、「法案成立後も、さまざまな機会をとらえて国民への説明に務めている」とほとんど虚偽の答弁まで行いました。
ならば、なぜ臨時国会を開かなかったか甚だ疑問です。
とにかく安倍首相の答弁は、戦争法についての国民の怒りや声を聞こうとしない内容に終始しています。
皆さんは、安倍首相の戦争法に対する答弁をどのよにお考えですか。お教え下さい。
北朝鮮は6日正午、朝鮮中央テレビを通じて、「午前10時、初の水素爆弾実験に成功した」と発表しました。
日本共産党の志位和夫委員長は6日、北朝鮮の核実験強行について、「北朝鮮の核実験を糾弾する」との談話を発表しました。
志位委員長の談話は以下の通りです。
・・・
一、北朝鮮は、本日、「水爆実験を実施した」と発表した。北朝鮮による核実験の強行は、地域と世界の平和と安定に対するきわめて重大な逆行であり、北朝鮮の核開発の放棄を求めた累次の国連安保理決議、6カ国協議の共同声明、日朝平壌宣言に違反する暴挙であり、日本共産党は、きびしく糾弾する。
一、国際社会が一致して、政治的外交的努力を強め、北朝鮮に核兵器を放棄させるための実効ある措置をとることを、強く求める。
・・・
私は、今日、北朝鮮の核実験強行に抗議する街頭宣伝を行いました。
皆さんは、この問題をどのようにお考えですかお教え下さい。
移動中の車のラジオから中村八大さん作詞作曲で、坂本九さんが歌っている「太陽と土と水を」が聞こえてきました。
「人様は力があれば幸福が つかまえられると考えた」
「力は知恵に負けた」
「人様はお金があれば幸福が つかまえられると考えた」
「お金は知恵に負けた」
「人様は知恵があれば幸福を つかまえられると考える」
「知恵はただひとつ 太陽と土と水を この手でさがそう」
「太陽と土と水を この手でもとう」
4日から第190通常国会が開会しました。
安倍首相は、衆参両院の本会議で外交報告を行いましたが、この中で、TPPについて「早期発効に向け、各国の国内手続きを速やかに完了させることで一致」したと強調しました。
TPPの「大筋合意」は、国会決議をほごにし、米、麦、牛・豚肉、乳製品、砂糖の農産物重要5項目で3割の品目の関税を撤廃するなど、農業・農村の危機的現状に追い打ちをかけることは必至です。
私の故郷である吉部だけを見ても、最近、圃場整備が完了した農地での耕作放棄地が目立ってくるようになりました。
ここ数年で離農する方々が急激に増えていることを肌身で感じています。
その上、農産物の関税が撤廃されたら中山間地域の農業は壊滅的打撃を受けることは必至です。
安倍政権は、「太陽と土と水を」つかむ知恵を忘れ、力とお金に固執して大企業とアメリカばかりを応援しているのではないでしょうか。
中村八大さんの「太陽と土と水を」の歌詞を聴きながら、このような想いが胸いっぱいに広がりました。
今年も「太陽と土と水を」にしっかり立脚して地に足をつけた活動を続けていこうと思っています。
「太陽と土と水を」に関する感想をお聞かせ下さい。
正月中に放映されたドラマ「坊ちゃん」を観ました。
嵐の二宮和也さんが坊ちゃん役を好演していました。
改めて坊ちゃんをじっくり見ると人生勉強になる場面が多々ありました。
一つは、「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている」坊ちゃんを下女の清が「無暗に珍重」するところです。
清は坊ちゃんを「あなたは真っ直ぐでよい御気性だ」と「賞める事」が多々ありました。
坊ちゃんの癇癪はなかなか直らないけれど、坊ちゃんの精神的支柱として清は存在しているのだと言うことをドラマは強く描いていました。
宮本信子さんが清役を好演していました。
私もばあちゃん子で育ちました。両親とは違い、無条件で自分を認めてくれる祖母の存在が、私の精神を安定させていたことをこのドラマを観て改めて思い起こしました。
もう一つは、「真っ直ぐ」な坊ちゃんそのもの存在の大きさです。
夏目漱石は、坊ちゃんで、真っ直ぐに生きる素晴らしさを読者に訴えたかったのだということをドラマを通じて思い知らされました。
赤シャツは、為政者の象徴の様に描かれています。
赤シャツの陰謀に立ち向かう山嵐の姿は、漱石が戦争へ向かい自由を奪う時の政府へのアンチテーゼだったのではなかと思います。
山嵐や坊ちゃんの姿に、当時の読者も今の時代を生きる私たち読者もスカッとするのです。
新潮文庫の文豪ナビ「夏目漱石」の中で、作家の三浦しおんさんが、「ほとんど100年前に書かれた作品なのに、いま読んでもちっとも苦にならない理由は、漱石のこのユーモアにある。」と書いています。
赤シャツ、野だいこ、山嵐、うらなりなど、坊ちゃんの登場人物の名前自体ユーモア一杯です。
坊ちゃんのドラマを見て、改めて夏目漱石の偉大さを見つめ直しています。
新年は、夏目そう
しんぶん赤旗日刊紙の元旦号で、上智大学の中野晃一教授と志位和夫委員長の対談が掲載されていました。
この中で、志位委員長がアメリカとイギリスの変化を紹介している箇所は初めて知ることでした。
志位さんは、アメリカ大統領選挙の民主党予備選挙でのバーニー・サンダース氏の善戦についてこう述べています。
「アメリカ大統領選挙の民主党予備選挙で「最左派」といわれるバーニー・サンダース氏が善戦しています。
サンダース氏は、バーモンド州選出の上院議員です。私は、2010年に国連本部で開かれたNPT(核不拡散条約)再検討会議に参加するため訪米したさい、バーモンド州議会を訪問したんです。『核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議』が州の上下両院であがっており、これは日本の運動が求めていたことと同じ内容でしたから。州議会をあげての温かい歓迎を受けました。バーモンドはアメリカの州の中でもっとも進歩的な州の一つだと思いますが、イラク戦争反対決議を議会であげていますし、ブッシュ大統領立ち入り禁止決議というのをあげているんですよ。」
「サンダース氏は民主的社会主義者を自称している方です。それがああいう大善戦をしている。どこに根っこがあるかといったら、2011年に『オキュパイ(占領)』運動-ウォール街の『占領』運動ということがあって、それが根になって、また伏線として続き、それからちょっと時間さはあるんですけれど、そういう形で表れたといわれています。」
志位さんは、イギリス労働党の党首選挙でのジェレミー・コービン氏の圧勝についてこう述べています。
「コービンしは『最左派』といわれる方で、『反緊縮』-新自由主義に反対する政策を掲げている。これもどkに根っこがあるかといったら、イラク戦争に反対するたたかいがある。ロンドンで200万人の大デモンストレーションが起った。そうした市民運動のうねりが時間さはありますが、コービン圧勝につながったと言われています。」
その上で、志位さんはこう続けます。
「私は、いま日本で起こっているのは市民革命的な動きの始まりだといったんですが、この動きというのは、とても深い根をもった流れになっています。(中略)昨年開始された国民の新しい歩みは、かならず新しい政治を生み出す力として表れていると考えています。」
宇部市で新しい政治を生み出す力が発揮できるよう、微力を尽くしたい。この対談を読んで、決意を新たにしました。
アメリカかイギリスの変化を皆さんはどうお考えですか。お教え下さい。
昨日は、実家に私たちの兄妹と子どもたちが集まり、賑やかな昼食を食べました。
母が、父が亡くなる前に装丁をやり直した藤本家法名累記帖を出してくれました。
我が家に伝わる法名累記帖。最初は延宝4年です。
一番最初に掲載されているのが、延宝4年の俗名四郎右門、法名 釋教忍とあります。
延宝4年とは、1674年。江戸時代に入ったばかりの時で将軍は家綱の時代です。
延宝5年に、十勝沖と房総沖で大地震がそれれぞ発生し、多くの死者が出ています。
我が家の祖先は、340年以上前から吉部荒滝の地で農業を行っていたことが分かります。
戸籍などがない時代ですので、お寺が法名を管理する形で、記録を残していたことが分かります。
私が今、総代をしている常光寺の開山は約400年前とのことでした。
常光寺が起ってあまり経たない時代からの門徒であったことも伺えます。
少なくとも340年この地で営々と続けてきた農業を、私の代と途絶えさせてはならないとの気持ちを新たにしました。
また、お寺を守ってきた歴史も途絶えさせてはならないとも気持ちです。
いずれにしても、中山間地域を取り巻く環境が、私が生まれてからの半世紀で激変しています。
中山間地域で生活を営むことができる社会を急いで再構築していかなければならない、この事を我が家の法名累記帖を見ながら痛感しました。
そのためにも、今年も、吉部の地で農業とお寺をお世話をしっかり行っていこうとの決意を新たにする新年でした。
四郎右門から父まで続いた祖先の皆さん、今年も私たち家族を見守って下さい。
1年の計は元旦にあり、いい新年でした。