議員日誌

ちびまる子ちゃん⑦巻

 さくらももこさんの「もものかんづめ」を再読して以来、無性にさくらももこさんの関連本が読みたくなって古本屋さんへ。

 エッセー集の類はほとんどなく、さくらさんの代表作のコミック「ちびまる子ちゃん」の7巻をようやく見つけて、今読んでいます。

 7巻の第一話は、「まるちゃん文通をはじめる」の巻です。

 何度もいいますが、さくらさんとは同年代で、「ちびまる子ちゃん」を読むと、私も、小学生時代の自分に戻ったようです。

 今は、インターネットで世界中の人たちと瞬時に繋がることができますが、私たちの時代は、文通が流行っていました。

 花輪くんが「ペンパル」という言葉で表現していましたが、文通相手の事を「ペンパル」とも言っていましたね。

 まるちゃんは、神奈川と沖縄の友だちと文通をしますが、私は、当時の楠町内の同学年の人と文通をしていました。

 名前まで覚えています。彼は今は何をしているのでしょうか。責任を持たされる年代ですので、頑張っていることと思います。

 そうだ、今日は、日曜日です。テレビ欄を見るとサザエさんしかありません。

 今日は、27時間テレビという特別番組で、「ちびまる子ちゃん」はお休みで、次回は日曜日です。

 来週のまるちゃんに期待しましょう。

 そして、さくらももこさんのエッセイ集とさくらももこさんの漫画を少しづつ集めていこうと思っています。

 大手古本屋の店員さんが、「さくらももこさんが亡くなられて作品を買う方増えています。」とおしゃっていました。

 まずは、コミック「ちびまる子ちゃん」の1巻から6巻を集めたいと思っています。

 清水市にある「ちびまる子ちゃんランド」にも行きたいなと思う今日この頃です。

 さくらももこさん「ちびまる子ちゃん」という作品を遺していただいてありがとうございます。

 遅ればせながら、あなたの作品に触れていきたいと思っています。

 さくらももこファンの皆さん、ちびまる子ちゃんファンの皆さん、お勧めの作品をお教え下さい。

宇部市内で藤本囲む集い

 本日、市内萩原の吉田さん宅で、私を囲む会を開いていただきました。

 荒川市議も参加し、約15名の皆さんの前でお話いたしました。

萩原集い

 市内萩原の吉田さん宅で行った本日の集い

 私が話した要旨は以下の通りです。

・・・

 本日は、藤本を囲む会を開いていただきましてまことにありがとうございます。ご紹介を受けました前県議会議員の藤本かずのりです。宇部市で日本共産党の県議が誕生した=浅野謙二さんの初当選は1975年です。以来40年以上議席を確保していただいてきましたが、この3年間空白となりました。皆さんのご支援で必ず議席を確保する決意です。

 6日未明に北海道で震度7の地震が発生しました。亡くなられた方へお悔やみを申し上げると同時に、被災された方々にお見舞いを申し上げます。日本共産党は災害対策本部を設置して被災者支援に力を尽くす決意です。
 まず、国政の問題についてお話したいと思います。
 資料1を見て下さい。自民党総裁選が20日投票で行われますが、安倍首相の改憲発言が止まりません。8月12日の長州「正論」懇話会では、「自民党としての憲法改正案を次の国会に提出できるよう、取りまとめを加速すべきである」と発言しました。9月3日の自衛隊高級幹部会合での訓示で安倍首相は、「長きにわたる諸君の自衛隊員としての歩みを振り返るとき、時には心無い批判にさらされ、悔しい思いをしたこともあったかもしれない。自衛隊の最高指揮官、同じ時代を生きた政治家として忸怩(じくじ)たる思いだ」と語り、憲法9条に自衛隊を明記し、次の国会に自民党として憲法改正案を提出する決意を総裁選に向けて語っています。
 安倍首相は、15年に安保法制=戦争法を強行し、憲法違反の「集団的自衛権行使」を認める法律を作りました。今度は、憲法そのものを「集団的自衛権行使」を認め、海外で無制限に戦争できる軍隊を持てるとする憲法に作り替えようとするものです。
 資料2を見て下さい。「檻=憲法」「ライオン=国家権力」に例え、憲法を分かりやすく解説している楾弁護士の「檻の中のライオン」に「憲法改正」についてこう書かれてあります。
 「檻の意義や仕組みもよくわからないまま、いや、それが檻であることすら知らないまま、檻を改修するのは危険です。私たちの手で檻を作りかえても、檻として役に立たないような檻を作ってしまったら、取り返しがつきません。主権者である私たち一人ひとりが、それぞれ自分の頭で、自分や自分の子孫の問題として、真剣に考えかければなりません。」
 資料3を見て下さい。私は、安倍9条改憲No!全国市民アクションうべの事務局長です。11月23日に、楾先生を講師に学習会を開きます。安倍9条改憲No!の3000万人署名を必ず成功させましょう。
 次に、沖縄県知事選挙の問題についてお訴えします。
 8月8日に翁長知事が急逝し、沖縄県知事選挙が今月30日投票で行われます。日本共産党は、翁長知事の遺志を継ぐ玉城デニー候補の勝利のために力を尽くす決意です。
 資料4を見て下さい。沖縄県は、8月31日、名護市辺野古の米軍新基地建設に関する仲井真前知事による埋め立て承認を撤回しました。
 撤回の理由は次の通りです。
① 埋め立て承認に付した留意事項に基づく事前協議を行わずに工事を開始したという違反行為があった
② 軟弱地盤、活断層、高さ制限及び返還条件などの問題が承認後に判明したこと
③ サンゴやジュゴンなどの環境保全対策に問題があり環境保全上支障が生じること
沖縄のたたかいは、沖縄の今後を大きく左右するのみならず、日本の政治の在り方を左右する一大政治戦です。玉城デニー知事を実現して、辺野古新基地建設をストップさせましょう。
次に、岩国基地問題についてお話したいと思います、岩国基地は空母艦載機部隊の移駐により、東アジア最大の軍事基地となりました。騒音は激増し、お盆も岩国市では、戦闘機が飛行しました。
資料5を見て下さい。岩国日米協議会の合意では、「盆の13日から16日は飛ばないようにする」とあります。しかし、米軍は、この合意を無視して盆の期間に、確認されただけでも70デジベル以上の騒音を100回まき散らしました。
傍若無人な米軍機の飛行をゆるすわけにはいきません。
次に、萩市に配備が検討されている「イージス・アショア」について報告したいと思います。
かえる通信の41号を見てください。防衛省は、8月末に、陸上イージスについての第三回目の説明会を行い私も参加しました。
防衛省は、自衛隊むつみ演習場を配備候補地として、地質・測量調査を行う入札を行っています。開札を8月2日に行う予定でしたが、9月12日に延期しました。第三回目の説明会で、開札の再延期はあるのかとの質問が出され、五味戦略企画課長は、「住民に丁寧な説明をするためにも、調査はしっかり行いたい。」と述べ、開札の再延期はせずに、9月12日には開札を行うことを表明しました。
 同時に、阿武町長も萩市長も適地調査に入ることを容認する発言を行っています。
 資料6は、山口県と萩市が防衛省に行った質問書に対する回答の一部です。防衛省は、むつみ演習場を調査するが、不適となれば、配備候補地を山口県内やその周辺の国有地に移すとも言っているのです。
 防衛省は、イージス・アショアの配備地は決まっていない、あくまでも適地調査を行う、住民には丁寧に説明すると言いながら、来年度の概算要求に陸上イージス本体2基を導入するために2352億円を計上していることは、許せません。
 資料7は、防衛省が第三回目の説明会で配布した資料の一つです。防衛省は、7月30日、アメリカのロッキード・マーチン社にLMSSRという機種にすると決定しているのです。
 この陸上イージスは、アメリカから「有償軍事援助」(FMS)という方式で購入します。この契約は、米国の見積もり額に基づく前払いが特徴です。また、この陸上イージスは、「歳出化経費」と呼ばれる「後年度負担」で支払いものです。つまり、防衛省は、地元には、陸上イージスの配備先は検討中としながら、来年度、前払いツケ払いでアメリカのロッキード・マーチン社にお金を支払おうとしているのです。
 防衛省の萩市議会での説明会で、日本共産党の宮内議員が、「計画に反対する住民の声も適地としての判断要素になるのか」と質し、五味戦略企画課長は「最終的な配備は地元の理解が得られているかが重要な要素になりうると考える」と答えました。
 住民の反対の声で、萩市への陸上イージスの配備を撤回させましょう。
 今まで、安倍首相の9条改憲、沖縄、岩国、陸上イージスの問題を取り上げてきました。共通しているのは、「北朝鮮の脅威」を理由にしている点です。しかし、朝鮮半島に平和と非核化の流れが生まれています、南北首脳会談も18日から平壌で行われる見通しです。
 資料8を見てください。辺野古新基地建設根拠は「朝鮮有事」です。朝鮮半島で和平のプロセスが進展すれば、辺野古も岩国基地拡大も陸上イージスも9条改憲も必要なくなります。日本政府は、軍備増強するより先に、朝鮮半島の和平のプロセスを前に進めるために力を尽くす時です。
 最後に、
二つの問題を訴えます。一つは、災害に対する問題です。その一つは危険なブロックを改修する問題です。
 資料9を見て下さい。6月に発生した大阪の地震で小学生が学校のブロック塀の倒壊で亡くなりました。7月に日本共産党は久保田市長にブロック塀の安全対策を求めました。かえる通信にあるように、7月24日の日本共産党山口県委員会の政府交渉で、厚生労働省に保育園のブロック塀の改修を求めました。担当者は、保育園等整備交付金の防犯対策強化の名目で危険なブロック塀対策に補助金を交付することを明らかにしました。
 資料10は、厚東川の堤防未設置地域への堤防の設置に関する資料です。2009年の豪雨災害で、沖ノ旦・末信が床上浸水したことを受けて、私が県議会で指摘をし、厚東川河川整備計画に4キロの堤防設置が盛り込まれました。早期完成に向けて引き続き要望を強めていきます。
 資料11は、2016年に県が作成した「山口県地域医療構想」で2025年の必要な病床数を示した数です。2015年に県内で、2万2273床ある病床を2025年に1万5889床に6384床減らす計画です。宇部・小野田は、4637床を3208床に、1429床減です。
 全国で15万6千床減らす計画です。5月の経済財政諮問会議で安倍首相は、「地域医療構想の着実な実現には、この平成30年度が非常に重要な年になる」発言し、病床削減にハッパをかけています。
 国は社会保障削減ありきで、川上の医療から川下の介護や地域、家族に患者を押し流そうとしています、その受け皿は整っておらず、医療・介護難民を生み出しています。憲法25条が生きる山口県をつくる時です。

・・・

 皆さんの周りで藤本囲む集いを開いてください。

 ご希望の方は、トップページの問い合わせの所からお申込み下さい。

ゼロトレ1か月

 TBSのバラエティー番組「金スマ」で石村友見さんの「ゼロトレ」を知って始めたのが、8月6日でした。

 以来、1か月を超えて「セロトレ」を毎日継続しています。

 「三日坊主」の私にしては異例の事です。

 石村友見さんの本の裏表紙には、「4週間後、あなたの背中に羽が生える」とあります。

 羽は生えませんでしたが、肩こりや腰痛など深刻な不快感のない1か月を過ごしています。

 この1か月は、盆の数日以外、「集い」の連続で、かなりハードでしたが、何とか乗り越えることが出来たもの「ゼロトレ」のおかげだと思っています。

 これまで様々なトレーニングに挑んできましたが、「ゼロトレ」がなぜ続いたのでしょうか。

 一つは、寝ながら5つの動作を行うもので、簡単でやり易い点でしょう。

 二つは、運動の後の爽快感が気持ちよいことでしょう。

 三つ目は、体のゆがみを正し、体本来の首や手足に戻すという理論の正確さでしょう。

 いよいよ、来年の選挙に向けて、ハードさが加速する時期です。

 日々の「ゼロトレ」で忙しい中でも、しなやかな日々を過ごしたいと思います。

 「ゼロトレ」を実践されている皆さん、感想をお聞かせ下さい。

もものかんづめ

 北海道で大きな地震が発生しました。

 亡くなられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆さんにお見舞いを申し上げます。

 さて、さくらももこさんが亡くなられました。

 子どもが小さい時は、家族でアニメ「ちびまる子ちゃん」を観ていました。

 さくらももこさんは、1965年生まれで、私より一つ下の年齢です。

 50代前半での死は悔やまれます。

 先日、NHKラジオで漫才師で作家の又吉直樹さんが、さくらももこさんのエッセーが面白いと言っておられました。

 確か私の本棚にあった、さくらももこさんのエッセイ集「もものかんづめ」を再読しています。

 この本を読むと、改めて、ちびまる子ちゃんは、さくらももこさん本人で、ご自身の家族がモデルだったことがよく分かります。

 さくらももこさんは、ちびまる子ちゃんそのものであり、ものの見方考え方が、ユニークです。

 どのエッセーも起承転結が明確で、どこかに読者をにやりとさせるツボが隠されています。

 私が、にやりどころか声を出して笑ってしまったのは「明け方のつぶやき」というエッセーです。

 このエッセーには、さくらさんが、これまでに買って無駄遣いだったと思う品々が書かれてあります。

 主題は「睡眠学習枕」です。

 さくらさんと同年代の私は、さくらさんのエッセーの内容そものもが懐かしく感じるものばかりです。

 ここで取り上げられている「睡眠学習枕」ありましたね。

 私の友人で、この枕を使ったことがある人は一人もいなかったけれど、中学時代から高校時代にかけて、テレビだったのか、漫画雑誌だったのか、「睡眠学習枕」の広告を見たり、聞いたりしたことがありました。

 私にとってのムダ使いは、何だろうと考えました。

 楽器でしょうか。これまでに、ハーモニカ、オカリナ、胡弓、缶から三線、ウクレレなどを購入し、挑戦してきましたが、どれも途中で投げ出してばかり、楽器はどれもダメでした。

 ウクレレは、長男、次男があっという間に習得し、彼らが高校時代に弾いていました。

 ウクレレに限っては買った意味がありました。

 芸術系大学に通う次男は、昨年沖縄に家族で姪の結婚式に参加した際、三線を買ってきて、数日で弾けるようになりました。

 子どもが弾く楽器の音を聞いて、音楽っていいなと思っています。

 私には、声があります。5年前から、西宇部小学校PTAコーラスグループに入れていただき、今、秋から冬にかけては、毎年、コーラスを楽しんでいます。

 楽器は苦手だけど、コーラスは最高ですね。

 さて、さくらももこさんの新しい作品に出合うことは出来ないけれど、さくらさんのエッセーで癒されたいと思います。

 さくらさんのエッセーは緩いようで、筋が取っている骨太の堂々とした文章だと思います。

 改めて、さくらももこさんのご冥福をお祈りいたします。

 さくらももこさん沢山の作品をありがとうございました。

 未読のさくらさんのエッセイ集を少しづつ読んでいきたいと思います。

 さくらももこファンの皆さん、お勧めのエッセイをお教え下さい。

「檻の中のライオン」楾大樹弁護士の宇部市講演会決定

 憲法の基礎知識を「檻=憲法」「ライオン=国家権力」に例えた「檻の中のライオン」の講演を全国29都府県、200か所以上で行っておられる楾大樹弁護士を迎えての学習会を11月23日(金・休日)に午後3時から宇部市総合福祉会館4階ホールで行うことが決まりました。

 主催は、安倍9条改憲No!全国市民アクションうべです。会費は700円(檻とライオンの中身が書かれたクリアファイル付き)です。

 楾先生の講演の中身が、8月14日のしんぶん赤旗「日刊紙」に書かれてありました。

 「みなさ、基本的人権はお持ちですか。持っていない人はいますか。もちろん持っていますよね。それでは、どこで手に入れましたか。誰にもらいましたか。①国から。②憲法あら。それとも③それ以外から?みなさんの共通点はなんですか。人間ですね。みんな人間ということは、「人間らしく幸せに生きていきたいな」と思って生まれてきたということ。生まれながらにして天から授かった『天賦人権」です。答えは③.日本国憲法11条は『基本的人権は、侵すことができない永久の権利として、現在及び将来の国民に与えられる』となっています。97条の基本的人権は『侵すことのできない永久の権利として信託された』という表現にも、天から与えられたという考えが表れていると言われています。これを『こんな考え方はおかしいからやめよう』といっている人たちがいます。それは自民党です。2012年にまとめた憲法改正草案で自民党は11条について『そういう考え方は西洋の思想家の考え方だから、わが国の伝統にはそぐわない。こんな考え方は改めよう』という考えのもとに、草案では『与えられる。』を削除して『・・・永久の権利である。。』としています。97条は条文ごとに消されています。憲法から天賦人権の規定を二つもなくしてしまおうという人たちが国を動かしていることになります。普通に憲法を勉強した人間からすると、とってもびっくりすることです。13条は『すべての国民は個人として尊重される。・・・』となっています。みんな個性が違い、自分の価値観だけで好きにやっていたら、ぶつかりあい、けんかになります。ルールとそれを作る人が必要です。一人ひとりが幸せになりたい、そのたえに権力、国家、政府をつくる必要があります。個人主義は、わがままをいう利己主義とはまったく違います。13条の個人主義がひっくりかえって、『お国のためにおまえらがいるぞ』という考えを『全体主義』と呼びます。お国のためならば、個人が犠牲になってもしょうがないという考え方。戦前は、そんな考え方ではなかったでしょうか。二階幹事長の『子どもを産まない方が幸せじゃないか』と考えることを『勝手なこと』という発言を突き詰めるとどうなりますか、お国のために役に立っていない意図はいなくていいとなってしまいます。自民党は『個人主義をやめよう』と言っています。13条の『個人』から『個』を削って『人として尊重される』にしています。どんな意味があるのか、解説や『Q&A」にも書いていないからわかりません。『個』を外したいということは全体主義ということなのでしょうか。自民党には『お国のため』という発言をする人がたくさんいます。権力は、みんなを幸せにするために使えばとても役立つ。しかし権力を握った人は自分のために使ってしまうことがありがちです。そうならないために、口約束では心配です。約束を紙に書いておくことが大切。『この通りにやるよ』とできた契約書が憲法=檻という事になります。ライオン=権力が檻に入った状態が立憲主義です。ライオンが壊せないように檻は固くできています。憲法96条で『この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し・・・」となっています。『与党だけの好き勝手にさせないぞ』という意味が3分の2に込められています。これを安倍政権は5年前の参議院選の前に過半数に書き換えようと提唱しました。それに私は危機感を持ちました。ライオンが『柔らかい檻に作りかえてくれ』と言い出したのできすから『壊す気かよ』と。その参院選直後に、内閣法制局長官を交代させ、その年の12月に秘密保護法、翌年には集団的自衛権の容認を閣議決定、その翌年に安保法制ができた。『檻を柔らかくしたい』と言い出す人たちだから檻を檻と思っていない。自民党の改憲草案は、木に例えると枝ぶりが曲がっているから直そうというような次元の改憲ではなくて、根っこごと引っこ抜いてやれという改憲論です。一連の発言や改憲草案と冒頭の人権は誰にもらったのか、という話につながりませんか?」

 安倍首相が3日、自衛隊幹部を前に、持論の「自衛隊明記」の9条改憲への意欲を示す訓示を行いました。

 4日付のしんぶん赤旗日刊紙で日隈広志記者は「防衛省の政策方針を自衛隊の高級幹部に周知徹底させる場で、最高指揮官が自身の改憲の野望を訴えるのは、あたかも自衛隊を『私兵』とみなしているかのようです。」と指摘しています。

 この発言こそ、安倍首相が憲法を檻だと思っていない証左です。

 楾弁護士は、「檻の中のライオン」の中で、「憲法改正」について「檻の意義や仕組みもよくわからないまま、いや、それが檻であることすら知らないまま、檻を改修するのは危険です。私たちの手で檻を作りかえても、檻として約に立たないような檻を作ってしまったら、取り返しがつきません。主権者である私たち一人ひとりが、それぞれ自分の頭で、自分や自分の子孫の問題として、真剣に考えなけれなりません。」と書いています。

 11月23日、宇部市で行う楾大樹弁護士を講師とした学習会に多くの皆さんのご参加をお願いいたします。

 ご一緒に憲法の意義や仕組みを学んでいきましょう。

 憲法について、憲法を改正することについての皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

ダムの事前放流について

 日本共産党山口県委員会などが昨日、山口県に行った「西日本豪雨災害の復旧に係る要望書」に基づく対県交渉について、引き続き報告していきます。

 ダムの事前放流について、県河川課の担当者と議論した内容を報告します。

 山口県では、過去の災害を教訓として県営菅野ダムに於いて台風時に事前放流を行う基準を設けています。

 この基準により、これまでに、5回程度、菅野ダムで事前放流が行われました。

 県内では島田川流域で甚大な被害が発生しました。

 島田川には中山川ダムがありますが、堰堤まで17センチの水量でした。

 私は、「中山川ダムを始め、県内の菅野ダム以外のダムで、事前放流を行う場合の基準について、専門家も交えて検討すべきだ」と指摘しました。

 河川課の担当者は、「ダムの事前放流は水利権者との協議が必要となる。中山川ダムを始めととする県内ダムでの事前放流について、指摘があった点については、課に持ち帰って協議したい」と答えました。

 今回の豪雨で、愛媛県内のダムの下流で死者が出る事案が発生しました。

 豪雨時に大量の排水を行う必要が生じる恐れを回避するために、事前放流の必要性が叫ばれています。

 山口県でも、県民の命と財産を守るために、菅野ダム以外のダムでの事前放流の在り方について、専門家を交えて検討を行う必要があると私は強く感じました。

 引き続き、豪雨災害に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。