議員日誌

宇部市内で藤本囲む集い

 本日、市内萩原の吉田さん宅で、私を囲む会を開いていただきました。

 荒川市議も参加し、約15名の皆さんの前でお話いたしました。

萩原集い

 市内萩原の吉田さん宅で行った本日の集い

 私が話した要旨は以下の通りです。

・・・

 本日は、藤本を囲む会を開いていただきましてまことにありがとうございます。ご紹介を受けました前県議会議員の藤本かずのりです。宇部市で日本共産党の県議が誕生した=浅野謙二さんの初当選は1975年です。以来40年以上議席を確保していただいてきましたが、この3年間空白となりました。皆さんのご支援で必ず議席を確保する決意です。

 6日未明に北海道で震度7の地震が発生しました。亡くなられた方へお悔やみを申し上げると同時に、被災された方々にお見舞いを申し上げます。日本共産党は災害対策本部を設置して被災者支援に力を尽くす決意です。
 まず、国政の問題についてお話したいと思います。
 資料1を見て下さい。自民党総裁選が20日投票で行われますが、安倍首相の改憲発言が止まりません。8月12日の長州「正論」懇話会では、「自民党としての憲法改正案を次の国会に提出できるよう、取りまとめを加速すべきである」と発言しました。9月3日の自衛隊高級幹部会合での訓示で安倍首相は、「長きにわたる諸君の自衛隊員としての歩みを振り返るとき、時には心無い批判にさらされ、悔しい思いをしたこともあったかもしれない。自衛隊の最高指揮官、同じ時代を生きた政治家として忸怩(じくじ)たる思いだ」と語り、憲法9条に自衛隊を明記し、次の国会に自民党として憲法改正案を提出する決意を総裁選に向けて語っています。
 安倍首相は、15年に安保法制=戦争法を強行し、憲法違反の「集団的自衛権行使」を認める法律を作りました。今度は、憲法そのものを「集団的自衛権行使」を認め、海外で無制限に戦争できる軍隊を持てるとする憲法に作り替えようとするものです。
 資料2を見て下さい。「檻=憲法」「ライオン=国家権力」に例え、憲法を分かりやすく解説している楾弁護士の「檻の中のライオン」に「憲法改正」についてこう書かれてあります。
 「檻の意義や仕組みもよくわからないまま、いや、それが檻であることすら知らないまま、檻を改修するのは危険です。私たちの手で檻を作りかえても、檻として役に立たないような檻を作ってしまったら、取り返しがつきません。主権者である私たち一人ひとりが、それぞれ自分の頭で、自分や自分の子孫の問題として、真剣に考えかければなりません。」
 資料3を見て下さい。私は、安倍9条改憲No!全国市民アクションうべの事務局長です。11月23日に、楾先生を講師に学習会を開きます。安倍9条改憲No!の3000万人署名を必ず成功させましょう。
 次に、沖縄県知事選挙の問題についてお訴えします。
 8月8日に翁長知事が急逝し、沖縄県知事選挙が今月30日投票で行われます。日本共産党は、翁長知事の遺志を継ぐ玉城デニー候補の勝利のために力を尽くす決意です。
 資料4を見て下さい。沖縄県は、8月31日、名護市辺野古の米軍新基地建設に関する仲井真前知事による埋め立て承認を撤回しました。
 撤回の理由は次の通りです。
① 埋め立て承認に付した留意事項に基づく事前協議を行わずに工事を開始したという違反行為があった
② 軟弱地盤、活断層、高さ制限及び返還条件などの問題が承認後に判明したこと
③ サンゴやジュゴンなどの環境保全対策に問題があり環境保全上支障が生じること
沖縄のたたかいは、沖縄の今後を大きく左右するのみならず、日本の政治の在り方を左右する一大政治戦です。玉城デニー知事を実現して、辺野古新基地建設をストップさせましょう。
次に、岩国基地問題についてお話したいと思います、岩国基地は空母艦載機部隊の移駐により、東アジア最大の軍事基地となりました。騒音は激増し、お盆も岩国市では、戦闘機が飛行しました。
資料5を見て下さい。岩国日米協議会の合意では、「盆の13日から16日は飛ばないようにする」とあります。しかし、米軍は、この合意を無視して盆の期間に、確認されただけでも70デジベル以上の騒音を100回まき散らしました。
傍若無人な米軍機の飛行をゆるすわけにはいきません。
次に、萩市に配備が検討されている「イージス・アショア」について報告したいと思います。
かえる通信の41号を見てください。防衛省は、8月末に、陸上イージスについての第三回目の説明会を行い私も参加しました。
防衛省は、自衛隊むつみ演習場を配備候補地として、地質・測量調査を行う入札を行っています。開札を8月2日に行う予定でしたが、9月12日に延期しました。第三回目の説明会で、開札の再延期はあるのかとの質問が出され、五味戦略企画課長は、「住民に丁寧な説明をするためにも、調査はしっかり行いたい。」と述べ、開札の再延期はせずに、9月12日には開札を行うことを表明しました。
 同時に、阿武町長も萩市長も適地調査に入ることを容認する発言を行っています。
 資料6は、山口県と萩市が防衛省に行った質問書に対する回答の一部です。防衛省は、むつみ演習場を調査するが、不適となれば、配備候補地を山口県内やその周辺の国有地に移すとも言っているのです。
 防衛省は、イージス・アショアの配備地は決まっていない、あくまでも適地調査を行う、住民には丁寧に説明すると言いながら、来年度の概算要求に陸上イージス本体2基を導入するために2352億円を計上していることは、許せません。
 資料7は、防衛省が第三回目の説明会で配布した資料の一つです。防衛省は、7月30日、アメリカのロッキード・マーチン社にLMSSRという機種にすると決定しているのです。
 この陸上イージスは、アメリカから「有償軍事援助」(FMS)という方式で購入します。この契約は、米国の見積もり額に基づく前払いが特徴です。また、この陸上イージスは、「歳出化経費」と呼ばれる「後年度負担」で支払いものです。つまり、防衛省は、地元には、陸上イージスの配備先は検討中としながら、来年度、前払いツケ払いでアメリカのロッキード・マーチン社にお金を支払おうとしているのです。
 防衛省の萩市議会での説明会で、日本共産党の宮内議員が、「計画に反対する住民の声も適地としての判断要素になるのか」と質し、五味戦略企画課長は「最終的な配備は地元の理解が得られているかが重要な要素になりうると考える」と答えました。
 住民の反対の声で、萩市への陸上イージスの配備を撤回させましょう。
 今まで、安倍首相の9条改憲、沖縄、岩国、陸上イージスの問題を取り上げてきました。共通しているのは、「北朝鮮の脅威」を理由にしている点です。しかし、朝鮮半島に平和と非核化の流れが生まれています、南北首脳会談も18日から平壌で行われる見通しです。
 資料8を見てください。辺野古新基地建設根拠は「朝鮮有事」です。朝鮮半島で和平のプロセスが進展すれば、辺野古も岩国基地拡大も陸上イージスも9条改憲も必要なくなります。日本政府は、軍備増強するより先に、朝鮮半島の和平のプロセスを前に進めるために力を尽くす時です。
 最後に、
二つの問題を訴えます。一つは、災害に対する問題です。その一つは危険なブロックを改修する問題です。
 資料9を見て下さい。6月に発生した大阪の地震で小学生が学校のブロック塀の倒壊で亡くなりました。7月に日本共産党は久保田市長にブロック塀の安全対策を求めました。かえる通信にあるように、7月24日の日本共産党山口県委員会の政府交渉で、厚生労働省に保育園のブロック塀の改修を求めました。担当者は、保育園等整備交付金の防犯対策強化の名目で危険なブロック塀対策に補助金を交付することを明らかにしました。
 資料10は、厚東川の堤防未設置地域への堤防の設置に関する資料です。2009年の豪雨災害で、沖ノ旦・末信が床上浸水したことを受けて、私が県議会で指摘をし、厚東川河川整備計画に4キロの堤防設置が盛り込まれました。早期完成に向けて引き続き要望を強めていきます。
 資料11は、2016年に県が作成した「山口県地域医療構想」で2025年の必要な病床数を示した数です。2015年に県内で、2万2273床ある病床を2025年に1万5889床に6384床減らす計画です。宇部・小野田は、4637床を3208床に、1429床減です。
 全国で15万6千床減らす計画です。5月の経済財政諮問会議で安倍首相は、「地域医療構想の着実な実現には、この平成30年度が非常に重要な年になる」発言し、病床削減にハッパをかけています。
 国は社会保障削減ありきで、川上の医療から川下の介護や地域、家族に患者を押し流そうとしています、その受け皿は整っておらず、医療・介護難民を生み出しています。憲法25条が生きる山口県をつくる時です。

・・・

 皆さんの周りで藤本囲む集いを開いてください。

 ご希望の方は、トップページの問い合わせの所からお申込み下さい。

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