議会だより

厚東川通信No279(2010年6月15日)

日本共産党山口県議団が、基地・地デジ問題で省庁と懇談

 

鳥取・岡山・広島県が地デジに独自補助

 

藤本・久米県議と吉田事務局長が参加

 

 四日、日本共産党県議団の藤本・久米議員と吉田事務局長は、、基地問題や地デジ問題などで省庁担当者と懇談を行いました。
 まず、原発問題では、経済産業省と環境省と懇談を行いました。
 基地問題では、防衛省と懇談を行いました。防衛省の担当者は、愛宕山問題について、「知事が買い取りを求めている姿勢に変わりはないものと考えている。緊密に協議を行いながら事業を進めていきたい」と述べました。
 地デジ問題では、総務省の担当者と懇談を行いました。 地デジの都道府県での支援策について、総務省が把握しているのは、全国十四府県あり、中国地方では、鳥取・岡山・広島が行っていることを明らかにしました。
 広島県では、今年度、難視地域における共聴施設に対して市町村が補助する場合に半額を県が負担する内容であると総務省担当者が答えました。

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  防衛省と懇談をする県議団(中央が私)

 

秋芳梨低温被害の実状聞く

 
 一日、藤本県議は、木佐木参議院山口選挙区候補らと一緒に、梨の低温被害の実態を聞きに、秋芳梨生産販売協同組合を訪ね、永嶺組合長・岡村総務理事と懇談しました。
 秋芳梨が、低温で被害を受けています。花が咲いて一ヶ月半後に、子袋をかけますが、その数が前年度より十三%下回っています。組合長さんは、果樹被害に対して、県が独自に補助を行う必要があると話されました。

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  秋芳梨生産販売協同組合の役員との懇談

 

藤本県議が17日午後1時に登壇予定

 

 藤本県議は、6月議会の一般質問で17日午後1時からに登壇する予定です。
 傍聴を希望される方は、藤本一規生活相談所(℡37-4919)までご連絡ください。
1、県民の命を守る諸課題について
2、国民体育大会について
3、地上デジタル放送について
4、農業問題について
5、障がい者問題について
6、その他

 

一気

映画「いのちの山河・日本の青空Ⅱ」を観ました。映画の主人公は、沢内村村長の深沢晟雄さんです▼沢内村は、豪雪地帯で、「豪雪・多病多死・貧困」の三悪が村民を襲っていました。豪雪対策では、ブルドーザーを購入して、除雪し、冬季バスの開通を実現しました。 多病多死対策での深沢村長の業績は、有名です。 深沢さんは、村長になり「生命行政」に徹します。全国の自治体で初めて六〇歳以上の村民と乳児の医療費を無料にしました。その結果、全国初の乳幼児死亡率ゼロの偉業を達成します。私は、政治家として深沢村長の業績をもう一度学んでいきたいと思いました。私は、六月議会の一般質問の第一のテーマを「県民の命を守る諸課題」としました▼「いのちの山河・日本の青空Ⅱ」は、私に政治家としての初心に帰らせ、6月議会へ向う決意を固めさせるものとなりました。

厚東川通信No278(2010年6月1日)

山口市で行われた日本共産党大演説会に1100人

 

党躍進へ市田・仁比氏力説

 

命と平和守る政治の実現を訴える

 

  五月三〇日、山口市民会館で日本共産党大演説会が行われて、県下各地から一一〇〇名の市民が集いました。
 木佐木山口選挙区候補は、「民主も自民も期待できないという声が広がっている。必ず議席を獲得したい。」と決意を表明しました。
 仁比参院比例代表候補は、「私の介護保険に関する国会質問を聞いた国民から『日本共産党がいなかったら、高齢者福祉は大変なことになることが分かった』との感想が寄せられた。宝の議席を絶対に守り抜きたい。」と決意を表明しました。
 午前中、NHK討論会に参加し、山口県の演説会に臨んだ市田書記局長は、「国民の暮らしを守るという、歴史に対する責任を果たすために、日本共産党は今度の選挙で躍進しなければならない。」との言葉で演説を結び、ユーモアも交えた語り口で、約1時間、聴衆に語りかけました。
 演説会終了後、市田書記局長・仁比参議院議員・木佐木候補は、参加者一人ひとりに握手してお礼を述べました。

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 演説会参加者と握手する市田忠義書記局長

 

5・23岩国集会に4000人


 五月二十三日、岩国市で「来るな!艦載機。いらない!愛宕山米軍住宅。連帯しよう!沖縄・全国と。見直せ!米軍再編五.二三岩国大集会」が大雨の中行われ、四〇〇〇人を越える県内外の市民が参加しました。
  宇部地域からも一〇〇名を越える市民が参加しました。
 
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 大雨の中、参加者全員で「怒」の文字を示す

 

山口市阿知須・福嶋牧場訪問

 

口蹄疫の県内での影響を聞く

 

 五月二二日、木佐木参議院選挙区候補と一緒に、口蹄疫問題について山口市阿知須町の福嶋牧場の福嶋経男(六〇歳)さん宅を訪ねました。
 福嶋さんは「(口蹄疫問題に対する)政府の姿勢が悪い。対応が幼稚すぎる。」と怒りを露わにしました。そして、山口中央家畜市場閉鎖の影響について「山口県の家畜農家は、九州から飼料を仕入れているので、市場の閉鎖はやむを得ないと考えている。しかし、市場閉鎖が続くと農家の影響は大きい。牛が大きくなり過ぎると価値が下がる。」と福嶋さんは、語りました。
 次に、宮崎県の種牛の殺処分の影響について、福嶋さんは、「山口県でも宮崎県の種牛を使っている農家が多い。種牛の産地を変えることは難しい。この点でも影響は大きい。」と語りました。
 日本共産党県議団は、まもなく開かれる六月議会で県内の畜産農家の保護を求めて質問を行う予定です。


一気

 

移動中の車のラジオからクミコさんの「INORI」という歌が流れてきました。急いでCDを購入しました。この歌は、広島平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルである佐々木禎子さんを描いたものです。作曲の佐々木祐滋さんは、禎子さんの甥にあたる方です▼CDの中には、折り紙が入っていました。この歌を通じて「INORIプロジェクト」が取り組まれています。このプロジェクトは、みんなの平和へのメッセージや折り鶴を今年の八月六日に広島に届けるというものです。クミコさんは、このプロジェクトに「核軍縮が声高に叫ばれる現代。少女の残したちっちゃな『折り鶴』たちは『命』の尊さを教えてくれます。」というメッセージを寄せています▼プロジェクトが核兵器廃絶の力となるよう、子どもたちが折った折り鶴を、クミコさんの事務所に送りました。
 

厚東川通信No277(2010年5月15日)

日本共産党中国ブロックジムショ主催「農業シンポジウムIN岡山」開催

 

水準低い戸別所得補償制度

 

日本共産党から紙参院議員が発言

 

 四月二十九日、日本共産党中国ブロック事務所主催の「農業シンポジウムIN岡山」が行われ、中国地方各地から約三〇〇人の住民が参加しました。
 四人のパネラーが発言しました。まず、農業団体の立場から山本JA岡山中央会農業振興部長が発言。山本さんは、民主党が新年度から実施しようとしている戸別所得補償制度について「中山間地域を多く抱える中国地方の農業では水準が低すぎる」と語りました。 次に、生産者の立場から認定農業法人を運営している岡崎さんが発言。岡崎さんは、障がい者の就労の場を確保し、一緒に農業を行っていることを語りました。次に、消費者の立場から生協ひろしま専務理事の横山さんが発言。横山さんは、生協として農業法人を立ち上げるために準備を進めている様子を話しました。最後は、日本共産党参議院議員・党農漁民局長の紙さんが発言。紙さんは、「低すぎる所得補償では展望が開けない」という党の政策を話しました。

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 右端が紙智子党農漁民局長・参院議員

 

3月議会報告シリーズ④

 

上関原発津波対策は大丈夫か 

 

  藤本県議は、党の吉井衆議院議員が、〇六年国会で、原発の津波対策について「五メートルの津波の引き潮により、日本の原発の約八割に当たる四十三基で冷却水が取水できなくなる」と質問したことを取り上げました。
 中電が提出した上関原発の原子炉設置許可申請書では、津波による水位変動の最高をT.P.+4.6mとし、最低を-2.4mとし、「津波により水位が低下した場合でも、原子炉補機冷却系に必要な取水が確保できる設計」としています。
 藤本県議は、「中電が示した津波の水位変動が妥当なのか、冷却水の取水に影響はないのかを県が設置した原子力安全顧問の意見を聞き、必要な対応を行うべきだ」と質しました。
 佐本商工労働部長は「今後、原子力安全顧問の専門的・技術的なご助言をいただきながら、国の対応状況をしっかりと検証してまいりたい」と答えました。
 

映画「嗚呼満蒙開拓団」に190人

 

 八日、映画「嗚呼満蒙開拓団」の上映会が宇部市シルバーふれあいセンターで行われ一九〇人が視聴しました。
  「国の政治のやり方一つで多くの国民は無駄な死を迎えたのだと思いと非常に残念です。」との感想が寄せられました。政府は、棄民の事実を認め、関係者へ謝罪すべきです。

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  映画上映を待つ参加者(2時からの上映前)

 

一気

 

連休に家族で西日本最高峰の愛媛県・石鎚山に登りました▼朝八時半、土小屋を出発しました。 成就社方面からの合流地点までは割合平坦でしたが、そこから一気に急斜面です。 鎖場が三ヶ所あります。鎖場を通らないコースもありますが、五歳の娘も挑戦するといいますので、私も挑戦するしかありません。一・二番目の鎖場は難なくクリアーしましたが、三番目では少し足が滑り、ひやっとしました▼一〇時半に家族6人全員が石鎚神社のある山頂に到着しました。私と長男・次男はスケッチを、妻と三男・長女は、更なる高場の天狗岳(標高一九八二メートル)に向いました。末の娘は、笑顔で帰ってきましが、経験された方はご存知でしょうが、中々の難所です。みんな元気で下山出来たことに感謝しています▼ 石鎚山に貰ったパワーで六月議会に参議院選挙にダッシュです。

厚東川通信No276(2010年5月1日)

9条の会うべ主催で中国人の強制連行。強制労働を学ぶ

 

宇部興産で中国人93人死亡

 

宇部興産への謝罪・保障要求必要

 

 四月十八日、九条の会うべ主催で飯田健県自治研究所理事を講師に、宇部興産での中国人の強制連行と強制労働についての学習会が行われました。
 宇部興産には、一九四四年九月から四五年八月まで二九一名の中国人労働者が働いており、九三名が死亡したことが判明しています。当時働いていた斎さんは「昼夜交代で一〇時間労働で休みはなかった。一〇〇グラム程度のお粥一杯の食事しか提供されなかった」と証言されています。
  飯田さんは「〇五・〇六年に、生存者の張さんが宇部興産に謝罪を求め懇談を行っているが、会社の対応は冷たいものだったと聞いている」として今後の対応について以下の点が必要だと語りました。
①中国現地での生存者・遺族の調査
②宇部興産の記録、関係者などへの調査
③宇部興産への謝罪・保障要求


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    強制労働の実態を語る飯田健さん

 

真締川今年度の浚渫始まる

 

 藤本県議が大野・時田市議と一緒に住民の声を受け要望していた真締川の浚渫工事が新年度も行われます。工事は、石田橋から川津橋までの約五〇〇メートルで、連休明けから始まります。前年度までに半分の浚渫が行われていますので、新年度でこの区間の浚渫は完了します。

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   今年度の浚渫が始まる真締川の現場

 

3月議会報告シリーズ④

 

教育の諸問題について

 

 藤本県議は、三月県議会で教育問題を取り上げ「全国では三〇人以下学級が広がっており、県でも小学一年生と中学一年生の三〇人学級化への取り組みを開始すべき。また、小中学校での五〇〇人以上の非常勤講師は、労働条件を改善し、三十五人学級化への対応は正規職員化する必要がある」とのべました。また、全国で十一しかない全公立小中・全国学力テスト参加県に山口県が含まれている点について、「県教育委員会の働きかけがあったのか。採点など学校教員の負担にすべきではないし、再来年度以降は学テ参加をやめよ」と追及しました。
 藤井教育長は、三〇人以下学級については明確な答弁をさけ、学テ参加は各市町の自主的判断だと県の関与を否定。非常勤講師の労働条件は引き続き維持・向上につとめるとのべました。


一気

 

水木しげる著「総員、玉砕せよ!」を読みました。玉砕命令が下された支隊の軍医が、玉砕命令を出した参謀に直訴する場面が圧巻です▼軍医「参謀どのとうてい勝ち目のない大部隊にどうして小部隊を突入させ果ては玉砕させるのですか。」参謀「時をかせぐのだ 後方を固め戦力を充実させるのだ。」軍医「後方を高めるのに、なにも玉砕する必要はないでしょう。玉砕させずにそれを考えるのが作戦というものじゃないですか。玉砕で前途有為な人材を失ってなにが戦力ですか。」 参謀「貴様も軍人のはしくれなら言うべき言葉も知っているだろう」軍医「私は医者です。軍人なんかじゃない。あなたがたは意味もないのにやたらに人を殺したがる。一種の狂人ですよ。もっと冷静に大局的にものを考えたらどうですか」▼軍医の叫びは、水木しげるさんの叫びでしょう。

厚東川通信No275(2010年4月15日)

全国都道府県委員長、地方議員・候補者会議開く

 

参院選躍進へ活動の飛躍を

 

山口県から藤本県議らが参加

 

 十三日、日本共産党本部で、「全国都道府県委員長、地方議員・候補者会議」を開きました。会議には、山口県から佐藤県委員長と藤本県議ら党県議団と候補が参加しました。
 志位委員長は、①情勢をどうとらえ、どのように働きかけるか②参議院選挙勝利をめざす活動と地方議員・候補者への呼びかけ③全党の臨戦態勢を―について一時間半にわたって報告しました。志位氏は、現在の情勢について「総選挙から八ヶ月の政治的体験を経て、新しい政治への国民的探究が新たな局面を迎えている」と報告しました。
 志位委員長の報告を受けて十七名の府県委員長や議員・候補が発言しました。「支部・党員、後援会員と力を合わせ、参議院選挙といっせい地方選挙で絶対勝とう」と気迫あふれる発言がつづきました。最後に、志位委員長がまとめの発言を行い「この会議を跳躍台に全党がただちに臨戦態勢を取ろう」と訴えました。

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     全国会議で報告する志位委員長

 

木佐木候補が県森林組合役員と懇談

 

 一日、木佐木参議院山口選挙区予定候補と藤本県議は、県森林組合連合会の垣村専務と懇談しました。 垣村専務は、林業振興の要は、木材の価格の安定だとし「様々な補助制度はあるが、林業家が生活していける木材価格にしていくことが必要」と話されました。また、森林組合が運営している木質ペレット燃料製造施設の説明を受けました。 

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      森林組合役員と懇談する私(右)

 

映画「嗚呼 満蒙開拓団」上映会


-あなたは、満蒙開拓団の悲劇を知っていますか-

日時 5月8日(土)
  上映時間 1回目 午後2時 2回目 午後6時
場所 宇部市シルバーふれあいセンター第3講座室
主催 映画「嗚呼満蒙開拓団」の上映を成功させる会
連絡 山口民医連 0836-35-9355
   藤本 090-3747-2855
料金 一般 999円(小学生以下無料)
☆サンパークあじす・フジグランうべ・サンパーク小野田・幸太郎本舗・京屋書店・市民活動センター「青空」・逍雲堂美術館・宇部井筒屋などでチケットを取り扱っています。

 

一気


沖方丁著「天地明察」を読了しました。最後の一ページまで清々しい名著でした。この本の中に、会津藩初代藩主の保科正之が登場します。大和歴を完成させた小説の主人公である渋川春海の支援者として登場します▼小説の中で、正之が死の四年前に制定した「十五箇条の家訓」が出てきます。 最後の十五条の内容が小説にあります。「君主のために家臣と民がいるのではなく、家臣と民のために君主がある。」 正之が死没したのは、一六七三年。今から、三三七年前に、民主主義を求めていた人物がいたことに驚きました▼正之は家光らを補佐しましたが、その当時、玉川上水を開削してことは有名です。「民生が藩政を支え、藩政が幕政を支え、幕府による天下の御政道が民生を支える」ことも「十五箇条の家訓」にあるとも小説にありました。これは、地方自治に通じる考え方です。

厚東川通信No274(2010年4月1日)

宇部原水協が「平和のつどい」行う

 

核兵器廃絶の声をNPTへ

 

李陽雨さんが平和の歌を熱唱

 

 三月二〇日、宇部原水協主催の「平和のつどい」が行われました。
 つどいでは、五月にニューヨークで行われるNPT(核不拡散条約)再検討会議に核廃絶の草の根の声を届けようと山口民医連から参加する四名が紹介されました。
 また、つどいの中で、藤本県議は、岩国基地の現状について報告しました。藤本県議は、「日米再編が見直されている中、空母艦載機部隊の岩国移転も再検討すべきだ」と訴えました。
 更に、李陽雨さんのコンサートも行われました。 李さんは、「あの日の広島になにより早く芽を吹いたその健気さに生きたいな」という歌詞が出てくる「どくだみ草」という平和の歌などを熱唱されました。その他、地域や職場の取組が報告されました。

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  原水協の「平和のつどい」で歌う李陽雨さん

 

宇部駅前交番新年度改築へ

 

 新年度予算に宇部駅前交番の改築費用が計上されました。老朽化に加え、駐車スペースがあまりなく、地域住民は、交番の改築を長年要望してきました。藤本県議は、県議になった当時から交番改築を県警本部に求め続け、今回の改築予算の確保となりました。
 現在の宇部駅前交番は、二百八十㎡ですが、改築後は五百㎡になる予定です。改築後は、6台の駐車スペースが確保される見込みです。
 建設予定地は、現在建設されている場所の周辺が計画されています。

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  改築されることが決まった宇部駅前交番


3月議会報告シリーズ②

 

療養病床廃止を中止せよ

 

 藤本県議は、強行すれば大量の介護難民が生まれる「療養病床廃止計画」の中止を要求。「医療及び介護療養病床九千五百二十四床のうち二千八百二十七床を介護施設へ転換するというが、転換は四百三床。残り二千八百八十床が介護療養病床として維持できるのは平成二十三年度末までであり、他方、特別養護老人ホームの待機者は七千八百九十八人にものぼり、計画強行は介護難民を生む」と、政府に廃止中止を求めるべきだと強調しました。
 今村健康福祉部長は、「療養病床の目標数、介護療養病床の廃止時期を国が見直し・検討中であり、国の動向を注視したい。国に注視を求める考えはない」とつっぱねました。

 

一気

 

映画「花のあと」を観ました。藤沢周平原作の映画は二〇〇二年「たそがれ清兵衛」、二〇〇四年「隠し剣 鬼の爪」、二〇〇五年「蝉しぐれ」、二〇〇六年「武士の一分」、二〇〇八年「山桜」とありますが、全部観ています。 どの作品も、私の心に灯りをともし続けています。今回の「花のあと」もそんな作品の一つになりました▼ 藤沢周平は、不正を許さない正義感を貫く主人公の凛とした姿を時代小説を通して描き出す天才でしょう。 そのために主人公は不利で危険な道を歩むことになるのですが、その潔さを読む者は佳しとします。監督が違っても、藤沢周平のこのメッセージが、映像化されたどの作品にも貫かれていいます▼この映画では、 様々な困難を乗り越えて、夫婦として歩く二人が写るラストシーンにジーンときました。 これからも藤沢作品の映像化は大歓迎です。