9条の会うべ主催で中国人の強制連行。強制労働を学ぶ
宇部興産で中国人93人死亡
宇部興産への謝罪・保障要求必要
四月十八日、九条の会うべ主催で飯田健県自治研究所理事を講師に、宇部興産での中国人の強制連行と強制労働についての学習会が行われました。
宇部興産には、一九四四年九月から四五年八月まで二九一名の中国人労働者が働いており、九三名が死亡したことが判明しています。当時働いていた斎さんは「昼夜交代で一〇時間労働で休みはなかった。一〇〇グラム程度のお粥一杯の食事しか提供されなかった」と証言されています。
飯田さんは「〇五・〇六年に、生存者の張さんが宇部興産に謝罪を求め懇談を行っているが、会社の対応は冷たいものだったと聞いている」として今後の対応について以下の点が必要だと語りました。
①中国現地での生存者・遺族の調査
②宇部興産の記録、関係者などへの調査
③宇部興産への謝罪・保障要求
強制労働の実態を語る飯田健さん
真締川今年度の浚渫始まる
藤本県議が大野・時田市議と一緒に住民の声を受け要望していた真締川の浚渫工事が新年度も行われます。工事は、石田橋から川津橋までの約五〇〇メートルで、連休明けから始まります。前年度までに半分の浚渫が行われていますので、新年度でこの区間の浚渫は完了します。
今年度の浚渫が始まる真締川の現場
3月議会報告シリーズ④
教育の諸問題について
藤本県議は、三月県議会で教育問題を取り上げ「全国では三〇人以下学級が広がっており、県でも小学一年生と中学一年生の三〇人学級化への取り組みを開始すべき。また、小中学校での五〇〇人以上の非常勤講師は、労働条件を改善し、三十五人学級化への対応は正規職員化する必要がある」とのべました。また、全国で十一しかない全公立小中・全国学力テスト参加県に山口県が含まれている点について、「県教育委員会の働きかけがあったのか。採点など学校教員の負担にすべきではないし、再来年度以降は学テ参加をやめよ」と追及しました。
藤井教育長は、三〇人以下学級については明確な答弁をさけ、学テ参加は各市町の自主的判断だと県の関与を否定。非常勤講師の労働条件は引き続き維持・向上につとめるとのべました。
一気
水木しげる著「総員、玉砕せよ!」を読みました。玉砕命令が下された支隊の軍医が、玉砕命令を出した参謀に直訴する場面が圧巻です▼軍医「参謀どのとうてい勝ち目のない大部隊にどうして小部隊を突入させ果ては玉砕させるのですか。」参謀「時をかせぐのだ 後方を固め戦力を充実させるのだ。」軍医「後方を高めるのに、なにも玉砕する必要はないでしょう。玉砕させずにそれを考えるのが作戦というものじゃないですか。玉砕で前途有為な人材を失ってなにが戦力ですか。」 参謀「貴様も軍人のはしくれなら言うべき言葉も知っているだろう」軍医「私は医者です。軍人なんかじゃない。あなたがたは意味もないのにやたらに人を殺したがる。一種の狂人ですよ。もっと冷静に大局的にものを考えたらどうですか」▼軍医の叫びは、水木しげるさんの叫びでしょう。
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