藤本かずのりサポーターズ はじめました

新着情報

明日から岩手県宮古市に震災ボランティアに行ってきます。

 明日の夕方から、日本共産党山口県委員会第二次東日本大震災救援復興ボランティアとして岩手県宮古市に行ってきます。

 参加者は、私と木佐木県議と吉田事務局長です。

 9日夕方に山口市の県委員会事務所を出発し、現地では、10日の午後から作業に入り、12日夕方までボランティアを行います。

 13日の朝から被災現場を見ながら帰路につきますが、片道1500キロ、約19時間の行程ですので、山口県に到着するのは、14日の早朝と思われます。

 昨夜から、作業を行うための様々な備品を準備しています。私は、農業をしているので、農業用のツナギや長靴を持っていこうと思います。

 岩手県では、これまでに、4524人の死者と2826人の行方不明者を出しています。家屋倒壊数は、23756棟に及んでいます。

 私たちが行く、宮古市でも417人が死亡し、355人が行方不明、4675棟の家屋が倒壊するという被害が出ています。

 宮古市には、高さ10mの巨大防潮堤のある田老地区があります。第一次ボランティアに参加した桧垣前下関市議のレポートでは、「10mの防潮堤があるから大丈夫と思って避難しなかった人の他、一旦家に帰った、家族を助けたなど、理由は様々ですが多くの住民が犠牲になりました。」とあります。

 現場主義を標榜する私は、短い活動期間となりますが、東日本大震災を体感してこようと思います。

 15日には議会運営員会。6月県議会も目前ですが、岩手県での体験を議会に生かしたいと思っています。

 支援物資を車に乗せて、明日出発します。とにかく事故なく岩手県まで往復したいと思います。

 震災ボランティアに行かれた皆さんアドバイスをお願いいたします。

ドラマ「下流の宴」

 NHKのドラマ10で先週から新しいシリーズ「下流の宴」が始まりました。

 昨年放映された「48日目のレシピ」は原作を読んでいたので、気合いを入れて観ていましたが、今回のドラマは、先週偶然に観て興味を持ちました。

 今日、2回目の放映が楽しみです。

 原作は、林真理子さん。林さんは、ドラマを紹介するホームページで「主人公たちはミもフタもない本音を言い合い、それによってリアルな現実を表現していきます。その現実とは、いつ自分たちが下流に落ちていくかもしれないという恐怖なのです。」と語っています。

 今、原作の冒頭部分を読んでいますが、林さんは、現実と格闘する人々を優しく、コミカルに描いています。林さんの小説は初めてですが、他の作品も読みたくなりました。

 脚本は、中園ミホさん、民放で数年前に放映された「ハケンの品格」が橋田賞を受賞した今注目の作家です。

 中園ミホさんのインタビューが6月5日のしんぶん赤旗日曜版に掲載されていました。

 中園さんは、物欲も金銭欲も性欲もない高校を中退した息子の翔は、初めて書くキャラクターだと言います。

 「ドラマというのは登場人物がリアルに動きださないと書けないんです。ひきこもりだった青年を取材して書くうちに、この子たちの哲学があるんだと、ようやく理解できました。」と語っています。

 彼女はインタビューの最後に、「偉い人は書けません。権力に擦り寄るとかは、いつの間にか、大嫌いになっていました。人間って変わるんですね。」と語っているのが印象的でした。

 林さんと中園さんの強力なタッグの力で、今が、切り取られていきます。見応えのあるドラマになっている理由が分かったような気がします。

 几帳面な母由美子に黒木瞳さん。凛とした彼女にぴったりの役です。

 翔役の窪田正孝さんも、やる気のなさが上手く演じられていていいですね。

 沖縄出身という設定の翔の彼女の珠緒役の美波さんもいいですね。

 彼女の存在がこのドラマの奥行きを広げています。

 原作を読みながら、まずは、今日の放映を楽しみにしている私です。

 ドラマ「下流の宴」や原作についての感想をお聞かせ下さい。

 

ふがいない僕は空を見た

 数日前から窪美澄著「ふがいない僕は空を見た」を読んでいます。

 冒頭は、少し過激な内容で、「この小説は!?」と思いました。

 しかし、ページをめくる程に、「この小説は、読み甲斐がある。」となり、一気に読み進めました。

 この小説は、連作の短編になっていますが、特に「セイタカアワダチソウの空」は胸が詰まりました。

 主人公である高校生の斎藤の友だちである福田が自分の日常を語る設定です。

 福田は、集合住宅に痴呆の祖母と生活しています。母は時々しか帰ってきません。父は亡くなりました。

 母は浪費家で、ある日、家のお金を全部持ち逃げしてしまいます。

 そんなある日、祖母が行方不明になります。

 更に、勉強を教えてくれていたアルバイト先の田岡もある事件で逮捕されます。

 不幸のどん底の様な福田が田岡を心配して「あの人が寒い思いをしていませんように。」と祈るシーンでこの章が締められています。

 斎藤の母は、助産院を経営しています。そこで繰り広げられる人間誕生のドラマの数々も心を打ちます。

 この小説は、「本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10 第1位」「2011年本屋大賞 第2位」に輝くと同時に、第24回山本周五郎賞に選ばれました。

 選考委員である重松清氏は「不思議な清涼感がある。この作品を読めたことがうれしかった」と評しています。

 格差と貧困が拡大していく現代をリアルに描写しながら、人間とは何か生きるとは何かを考えさせる、心に残る作品です。

 過激な描写が散りばめられていますので、苦手な方もおられるでしょうが、最後まで読むと嵌る作品です。

 窪美澄さんは、1965年生まれ。私と同世代です。小説家としては少し遅いデビューだとは思いますが、この作品が小説家として最初の作品集とは驚きです。

 デビュー作が山本周五郎賞受賞ですから、まさに大器晩成でしょうか。

 作家の将来は、デビュー作に凝縮されているといいますが、その意味で、彼女の次の作品が待ち遠しい私です。

 「ふがいない僕は空を見た」を読まれた皆さん、感想をお聞かせ下さい。

 小説は人生を豊かにしてくれますね。あなたの最近、嵌った小説をお教え下さい。

 

 

山口県腎友会第12回定期大会であいさつ

 本日、山口県腎友会第12回定期大会が行われ、来賓として参加し挨拶を行いました。

 私は、福祉医療費助成制度について述べました。以下要旨を掲載します。

・・・・

 私は、腎友会の皆さんが、取り組んでおられる「福祉医療費助成制度を無料にする」運動に心から賛同している県議の一人であります。
 2009年7月から県は、福祉医療費助成制度を「通院500円、入院2000円と有料化しました。私は、その事を決めた議会で、当時、厚生委員会の委員の一人でした。私は、福祉医療費は無料のままで、を主張し続けましたが、知事は、有料化を強行しました。
 私は、知事の一連の有料化強行劇を間近で観てきて、どうしても知事の対応に納得できないのは、当然、有料化を強行したことそのものもそうですが、やはり、セーフティネット対策について未だに何一つ実行していないことです。
 知事は、09年2月県議会の厚生委員会に出席し、「セーフティーネット対策は検討する」と約束しました。その後、県は、セーフティーネット対策として、外来の負担が月2000円を超えた場合は、償還払いではあるが、補助するという案を提示しました。
 県は、このセーフティネット対策を適応する条件として、県の提案通りの有料化を実施した自治体に限定しました。皆さんもご承知の通り、今年度を含めて、宇部市以外の市町は、県の一部負担部分まで肩代わりして無料化を継続しています。宇部市は有料化を実施しましたが、重度障害者の方の自己負担額は、県が提示した額の半分としました。県は、セーフティーネット対策は提示したが、県が言う通りに有料化した自治体がないということを理由に、セーフティーネット対策を実施していないのです。
私は、福祉医療費は無料に戻すべきだと考えます。ですから、県が示したセーフティーネット対策は、不十分なものだと考えます。
しかし、県が示したセーフティネット対策を実施しないことに納得しておりません。
私は、今後の議会で、福祉医療費助成制度の無料化とセーフィネット対策の実施を求めて今後とも頑張っていく決意です。

11.6.5 018.JPG

 県総合保健会館で行われた県腎友会定期大会

・・・・

 福祉医療費助成制度について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

ブラック・スワン

 映画館のサービス券が貯まり、1回無料で観れる権利を獲得したので、今日、映画を観てきました。

 熟考した結果、久々の洋画「ブラック・スワン」にしました。

 ナタリー・ポートマンが本年度のアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したというのを聞いて、映画館で観たいと思い決めました。

 ナタリー・ポートマンの肉体はバレリーナそのものでした。映画のパンフレットによると、彼女は、撮影が始まる1年前からバレエの練習を始めたそうです。

 撮影の2ヶ月前には、1日8時間の練習を続けたそうです。

 大女優であるトップバレリーナが映画で躍動しています。アカデミー賞最優秀主演女優賞はやはり彼女しか考えられないとこの映画を観て思いました。

 あらゆる芸術の中で、バレエ程、過酷なものはないと前々から思っていましたが、これほど肉体的にも精神的にも追いつめていく中で作品が完成するんだということを学びました。

 過酷な世界だからこそ、主役争いも過激です。その心理戦が映画のもう一つの線として大きく流れています。その仇役をミラ・クニスが好演していました。

 殆ど邦画しか観ない私ですが、年に数本は話題の洋画を観ています。前回は、アバターか、シャッターアイランドかだったと思います。

 今年度の世界の映画界の中で「ブラック・スワン」は大作の一つに入ることは間違いありません。

 その大作を大スクリーンで観ることができて大満足です。映画はやっぱりいいですね。

 「ブラック・スワン」の感想やお薦めの洋画をお教え下さい。

妻が明日帰省予定

 妻が、福島県相馬市に医療ボランティアとして先週の日曜日に出発し、明日帰省する予定です。

 この1週間は激動でした。

 5月31日は、子ども会の球技大会の練習の当番だったり。練習に子どもたちが行くよう促したり。

 台風襲来の頃は、ジメジメして洗濯物が乾かなかったり。

 パンツが足りない、ゴーグルがない、えんぴつのヤップがないというとお店に直行。

 教科書を忘れたといえば学校へ直行。

 洗濯物を干したり、食器を洗ったり、夕食を準備したり、てんてこ舞の日々でした。

 毎日の妻の大変さを感じることができました。

 今日は、小学校PTAの歓迎会で夕方どうしても私が家に居れませんので、母にSOSを出して、来てもらうことにしました。

 夕食は、29日が「瓦そば」、30日が「つけ麺」、31日が「ドライカレー」、1日が「焼きそば」、2日が「ざるうどん」でした。

 振り返ると、妻が作ってくれていたドライカレーの日以外は、麺類ばかりでしたね。

 大変な毎日でしたが、毎晩、子どもたちと色んな話しをしながらの食事は楽しいものでした。

 洗濯機の乾燥機能の使い方など勉強にもなりました。

 これで私も「イクメン」の仲間入りが出来たでしょうか。

 明日午後から、私の主夫生活もひとまずは終了です。

 とにもかくにもいい勉強になった1週間でした。

 妻からの被災地レポートも楽しみです。