本日、神風英雄防衛政務官が、MV-オスプレイ配備方法を説明するために県庁を訪問しました。
小松総務部理事から、神風防衛政務官の申し入れ内容と二井知事の発言要旨が「報告」として私に送られてきましたので、概要を報告します。
神風防衛政務官は、「MV-22を船舶で輸送・陸揚げし、機体整備及び若干の準備飛行を行う」「岩国飛行場は港湾施設を有する飛行場であることから、那覇港湾施設に比べて、より安全・円滑に沖縄への配備が実施可能との結論となった」「陸揚げするMV-22は普天間飛行場に配備する12機で、滞在期間は普天間飛行場への配備方法にもよるが、10日間から14日程度を見込んでいる」「あくまでもMV-22を一時的に陸揚げ等するものであり、岩国飛行場への配備を目的としたものではない」「MV-22は岩国飛行場に陸揚げし、海上側に設定された既存の有視界飛行及び計器飛行の経路を使用して準備飛行を実施し、その後、普天間飛行場に向けて飛行する予定となっていることからも、安全面で特に問題はないものと考えている」「モロッコでの事故は、機体に機械的な不具合はなかったとのことであり、機体の安全性に何ら問題はないとされている」などと説明しました。
二井知事は、「岩国錦帯橋空港の開港目標日が決定して大変喜んでいた矢先に、こういう話しが来て、大変心外に思っている」「安全性の問題等から沖縄でも配備について反対の声が上がっているので、はいわかりましたと言うことはできない。今の時点では、反対と言わざるを得ない」「これから安全性や環境面での影響など、しっかりと説明を聞いた上で、岩国市と協議をし、返事をさせていただく」などと答えました。
神風防衛政務官の来庁の時間に合せて、山口県安保廃棄・岩国基地撤去実行委員会は、県庁前で抗議集会を開きました。
オスプレイ岩国基地配備申し入れに抗議する集会
私は、「オスプレイ駐機問題では、2月県議会で、二井知事が『現時点では反対せざるを得ない』と答弁している。県議会としても『オスプレイの一時駐機などが行われることはないことを一日も早く明確に』することを政府に求める意見書を採択している。この点から二井知事は、オスプレイを拒否すべきであることは当然である。岩国がオスプレイを受け入れ、沖縄を追い詰めるのではなく、オスプレイの岩国一時駐機を止めさせることで、沖縄への配備をストップさせよう」と訴えました。
航空機事故は通常、報告書をまとめるのに1年かかるとされているのに、オスプレイのモロッコでの事故から2ヶ月しかたっていない中、「機械的な不具合はなかった」とする調査結果の発表は拙速としかいいようがありません。
オスプレイの沖縄配備に対しては「オール沖縄」で反対の態度が鮮明になっています。このような中、岩国基地に陸揚げや飛行を許せば、「一時的」ではなくオスプレイが長期間滞在することになりかねません。
二井知事は、2月県議会での発言と議会意見書の立場に立ち、オスプレイの岩国基地への陸揚げ等をきっぱり拒否すべきです。
山口県安保条約廃棄・岩国基地撤去実行委員会では、近く、二井知事への申し入れ行動を行うことにしています。
オスプレイの岩国陸揚げ等をどうお考えですか。ご意見をお聞かせ下さい。
日本の将来とエネルギー問題を考える青年学生実行委員会主催の「自然エネルギー探訪ツアー」に参加してきました。
25名の青年の皆さんと一緒に、「バイオマスツアー真庭」を昨日体験しました。
昨日、朝7時30分、山口市を出発し、昼前に、岡山県真庭市に到着し、真庭市観光連盟の職員の方と合流しました。
ここから、「バイオマスツアー真庭」のスタートです。
城下町「勝山」地区で昼食を取り、街並み保存地区を散策し、真庭市役所本庁舎に向いました。
城下町「勝山」の街並み保存地区
真庭市役所では、バイオマス推進課の職員の方から真庭市でのバイオマスの取組みについて説明を受けました。
真庭市役所でバイオマスの取組みを学びました
真庭市では、1993年、真庭の未来を考える地元のリーダーが「21世紀の真庭塾」を立ち上げました。
その時に、「循環型地域社会の創造」が一つの柱となり、バイオマスタウン真庭の取組みがスタートしました。
真庭市には、原木市場(1ヶ所)や製材所(30ヶ所)や製品市場(1ヶ所)があり、木質バイオマスが大量に排出されます。
この木質バイオマスが発電や熱利用や燃料や肥料となっています。
真庭市の木質バイオマスによるエネルギー自給率は、11.3%となっており、これを20%にする目標で、更なる推進が行われています。
木質バイオマスは、ペレットをはじめ、木片コンクリートなどに加工され利用が促進されています。
その他、家畜排せつ物などの廃棄物系バイオマスや稲わらなどの未利用系バイオマスの再生リサイクルにも取り組まれています。
牛の堆肥については、市内に堆肥センターが設置され、肥料となり、出荷されています。
次に、2011年に建設された真庭市役所本庁舎を見学しました。
太陽光発電システムが設置され、庁内の15%の電力を賄っています。
また、木質バイオマスを利用したボイラー機2機が設置され、冷暖房が行われています。
市庁舎の冷暖房を支えるバイオマス燃料ボイラー
次に、清友園芸での農業用ハウスのペレット燃料利用を見学しました。
清友園芸では、トマトやキュウリをビニールハウスで栽培しています。
2009年と2011年、ビニールハウスに、ペレット燃料ボイラーを設置しました。
ビニールハウス内のバイオマス燃料ボイラーシステム
見学したトマトを栽培するビニールハウスでは、12月から3月までボイラーを稼働しているということでした。
経営者の方は、「ボイラー稼働による収量が大幅にアップした」と話しておられました。
最後に、バイオディーゼルの製造、利用の状況を湯原町旅館協同組合で見学しました。
真庭市では、家庭や旅館などから排出する天ぷら油を回収し、バイオディーゼルを製造しています。
バイオディーゼルは、湯原温泉の旅館20軒の車両と市の清掃車などの燃料として利用されています。
象徴的には、湯原温泉で送迎に使われているロンドンタクシーの燃料としてバイオディーゼルが利用されていました。
バイオディーゼルの給油機とロンドンタクシー
真庭市では、2006年から「バイオマスツアー」に取り組み、初年度は24回・423人だった参加者が昨年度は、89回1607人に増えています。
バイオマスツアーが観光振興にも役立っています。
山口県でもバイオマスの利活用を促進するよう、昨日学んだことを今後の議会活動に生かしたいと思います。
今日は、青年の皆さんと蒜山高原を散策して帰りました。
蒜山高原のジャージー牧場と蒜山の山々
山口県で自然エネルギーを推進していくために、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
今日から、日本の将来とエネルギー問題を考える青年学生実行委員会主催の「自然エネルギー探訪ツアー」で岡山県真庭市を訪れます。
今日午後から真庭市でまず、バイオマスタウン構想の説明をお聞きし、①バイオマスボイラー②地域資源の活用庁舎③太陽光発電、電気自動車充電機設置④木片コンクリート舗装歩道を見学する予定です。次に、清友園芸で農業用ビニールハウスペレット焚きボイラーを見学し、最後に、湯原町旅館協同組合で①温泉街でのバイオディーゼルの取組み②バイオディーゼル車の見学・EDF給油所の見学を行う予定です。
昨年は、党県議団で高知県梼原町を訪ねて自然エネルギー推進施策を学びましたが、それに次ぐ、自然エネルギー視察です。
しっかり学んで、山口県での議会活動に生かしたいと思います。
また、山口県の青年・学生の人たちとしっかり交流し、県内定住への課題なども考えたいと思っています。
本日、山口県産業技術センターにおいて、やまぐち産学公連携推進会議第1回新エネルギー研究会が行われ、「新エネルギー利活用に向けて」と題する学習会が行われ、私も参加しました。
最初に、主催者を代表して、山口県産業技術センター山田理事長が「3.11後、新エネルギーが注目されている。この課題を地域のものづくり企業のビジネスチャンスとしてほしい」とあいさつしました。
学習会で主催者あいさつを行う山田理事長
次に、産業技術センターの山田グループリーダーが、「新エネルギー利活用プロジェクトについて」と題して報告を行いました。
山田リーダーは「昨年度から、『新エネルギー利活用プロジェクト』に取り組んでいる。プロジェクトの具体化のために、新エネルギー研究会を立ち上げ、①水素・再生可能エネルギー利用分科会②スマートファクトリー分科会で実証実験などに取り組んでいる」と報告しました。
その後、産業技術総合研究所の前田研究員が「水素をエネルギー貯蔵媒体に活用した再生可能エネルギー利活用システム開発の取組み」と題し、中電技術コンサルタントの森グループリーダーが、「地産エネルギーを活用した中小企業工場のエネルギーマネジメントシステムの構築の可能性について」と題して、それぞれ特別講演を行いました。
特別講演を行う産業技術総合研究所の前田研究員
私は、前田研究員の講演を聞きました。専門性の高い話しでしたが「水素をエネルギー貯蔵媒体に活用する方法は、長期間エネルギーを保存できる点で蓄電池より優れている」「水素をエネルギーキャリアとした研究開発は必須である」との話に納得しました。
新エネルギー分野で中小企業を技術支援することは、今日的にとても有意義なことだと思います。私も学習を重ねながら必要な発言を議会で行っていきたいと思います。
新エネルギー推進に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
次男がGReeeeNが好きで、アルバム「塩、コショウ」を購入し、家族で聴いています。
「遥か」は、次男が小学校を卒業する時に、私がPTA会長として詞の一部を引用した作品です。
「誰かに嘘をつくような人になってくれるな」父お願いと
これを体育館の壇上で言おうとして、声を詰まらせてしまいました。
仕事柄あいさつをすることは多いのですが、こんな経験は初めてでした。
「遥か」という曲は、これからも、私と次男を結ぶ糸のようなものになると思います。
改めて、アルバムを聴いてみて、GReeeeNは、歌詞がいいですね。
メッセージがストレートです。最後の「父母唄」もそうですが、父母の子どもを思う気持ち、子どもが親を思う気持ちもしっかり描いています。
このような歌がヒットするということは、この国も捨てたもんじゃないことを痛感させられます。
勇気と元気が湧いてくるGReeeeNをこれらも次男と一緒に応援したいと思います。
ちなみに、GReeeeNのメンバーはみんな歯科医さんなんですね。
福島の大学で学んだことから、福島の復興を支援していると聞き、益々応援したい気持ちになりました。
GReeeeNのファンの皆さん。推薦する曲をお教え下さい。
本日、平成24年度宇部・山陽小野田地域公共事業説明会が行われ、地元県議が出席し私も参加しました。
美祢農林事務所・防府水産事務所の質疑の様子
宇部土木建設事務所では、単独公共事業費が前年度比51.7%と説明されました。
理由として、「前年度は、山口宇部有料道路の無料化に向けり料金所の撤去費など、単独公共事業費の大幅な伸びがあった」ことを挙げました。
私は、平成22年度比ではどうかと質し、坂元所長は、「24年度と22年度を比較すると100%を越えて確保されている」と答えました。
宇部港湾事務所関係で、私は、「東見港湾開発が平成28年度に完了するということだが、どの程度まで完成するのか」と質しました。
佐藤所長は、「護岸工事は完了するが、埋立が完了するのは先になる」と答えました。
また、私は、「東見港湾開発以降の事業に着手するのか」と質し、佐藤所長は、「現時点で、未定である」と答えました。
宇部小野田湾岸道路建設事務所関係で、私は、「今年度で、宇部湾岸線の事業は完了し、小野田湾岸線の残事業がわずかとなる。事務所としての維持を今後どう考えているのか」と質しました。
山本所長は、「現在、今後の方向性を検討中である」と答えました。
厚東川工業用水道事業所関係で、三好所長は、「漏水事故も多発していることから、水道管のループ化や2条化を進めていく」と説明しました。
私は、どの付近で漏水事故が起きているのか質しました。三好所長は、「宇部興産道路に沿った付近で漏水事故が起こっている。その付近のループ化などに取り組んでいる」と答えました。
美祢農林事務所関係で、農業部長は、「学校給食パン県産原料100%の目標に向けて、美祢農林管内で、ニシノカオリを84haに広げたい」と答えました。私は、更に拡大する計画か質しました。農業部長は「パン原料のニーズは高い。引き続いて、生産面積を拡大したい」と答えました。
次に私は、森林バイオマスの取り組み状況を質しました。森林部長は、「中国電力の火力発電所に混焼材として木材を提供している。その他、竹炭の原料として竹材を提供したり、美祢刑務所で作成している竹箸の材料を提供するなどしている」と答えました。
防府水産事務所関係では、浜田所長が「現在、宇部地区において12名が漁業技術研修を行っている」と説明しました。私は、定着状況について質しました。浜田所長は、「宇部地区では、研修参加者が近隣地域の中で最も多い。研修を途中で辞める者が減少しており、研修後、自立して漁業に従事する者も増えている」と答えました。
宇部土木建築事務所に関して、私が住民の要望を伝えていた問題で、前進した点もいくつかありました。今後、これらの内容についても随時、報告していきたいと思います。
宇部地域での公共事業について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。