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明日、知事と市長が上京して愛宕山用地問題で外務大臣・防衛大臣と面談

 先程、小松総務部理事から、「外務・防衛両大臣と知事・岩国市長の面談について」という報告文書がFAXで届きました。

 明日の夕方、二井知事と福田市長が、玄場外務大臣と田中防衛大臣と面談するそうです。

 内容は、「照会文書の確認と愛宕山開発用地の国への売却について」とあります。

 日本共産党県委員会と同県議団は、本日、10時に、二井知事に対して「『米軍再編』見直しの正式決定まで、愛宕山売却は留保するとともに、オスプレイの配備及び一時駐機は容認しないことを求める申し入れ」を行いました。私たちの要請には、小松総務部理事が対応しました。

 要請項目は、以下の通りです。

 ①「在日米軍再編計画」見直し案が米議会で承認され、「在沖縄海兵隊の岩国移転」がないことが正式に確認されるまで、愛宕山開発用地の国への売却は留保すること

 ②沖縄の負担軽減を求める立場から第一海兵航空司令部は日本国外に移転させるよう日米両政府に要請し、キャンプ瑞慶覧の早期返還を後押しすること

 ③周辺住民の安全を脅かす岩国基地へのMV22オスプレイの配備及び一時駐機は、絶対に容認しないこと

 ④現状でも騒音被害が増大している事態も踏まえ、周辺住民の生活環境を今以上、悪化させる空母艦載機部隊の岩国移転は容認しないこと

 ①について、小松総務部理事は、「3月15日に、外務・防衛両大臣政務官が来庁し、『米側と交渉した結果、海兵隊を岩国に追加的に移転させることにはならないことが確認された』との報告を受けた。3月16日に、『米軍再編等に係る外務省の見解について(照会)』の文書を知事と福田市長名で玄場大臣に発出した。この照会に満足できる回答が得られれば、愛宕山の国への売却留保を解除することになる」と答えました。

 ②について、小松総務部理事は、「国の専管事項に関わる問題である」と答えました。

 ③について、小松総務部理事は、「現時点で容認できないという姿勢に変わりない」と答えました。

 ④について、小松総務部理事は、「地元岩国市の意向を尊重して対応していく」と答えました。

 申し入れに参加した私たちは、「岩国への海兵隊の追加移駐の可能性が無くなった訳ではない。アメリカの意思を更に確認すべきだ」「普天間基地移転の見通しは益々立たない状況。このままでは、厚木基地の空母艦載機の先行移駐が在り得る状況だ」と述べ、現時点で、愛宕山売却の留保を解除すべきではないと強く訴えました。

 私は、交渉の中で、照会に対する国の回答の時期と知事と市長が上京する時期について質問しました。小松総務部理事は、「分からない」と答えてましたが、その日の内に、明日、国から回答があり、面談も行われるとは驚きました。

 昨年12月26日には、国への照会に対する回答を知事と福田市長が受けた同じ日に、外務・防衛両大臣と面談し、愛宕山の国への売却が決まりました。

 私は、明日も12月26日のような流れになるのではないか大変心配しています。

 国からの回答を受け、その日の内に、知事と市長が、愛宕山を売却するかどうか判断することは民主的な議論が尽くされたとは言い難いと思います。

 国からの回答を受け、少なくとも、県議会や市議会の意見を聴く場を設けるべきではないでしょうか。

 在沖縄海兵隊の岩国移転について、ないと判断したのはあくまでも国であって、加藤大臣政務官は、アメリカが直接そのことを認めたとは述べていないことが気がかりです。

 また、たとえ、国が米軍再編がパッケージである事は崩れていないと明日回答したとしても、客観的事実として、普天間基地の移転の見通しが立っていない事実は消せません。

 空母艦載機部隊の先行移駐が払拭されない状況の中で、明日、知事と市長は、愛宕山の国への売却にOKをだしてはならないと考えます。

 在沖海兵隊岩国移駐問題で、愛宕山の国への売却が留保されていましたが、明日、解除されるかどうかという情勢です。

 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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   小松総務部理事と面談する私(左端)

戦火の馬

 昨日、スピルバーグ監督の最新作「戦火の馬」を観ました。

 第一次世界大戦前後のイギリスを舞台にした少年と馬との絆の物語です。

 主人公の馬「ジョーイ」は、赤い馬。額には真っ白なダイヤのマークがあり、足は白い靴下を履いたようです。

 父親が酔った勢いで買ってきた馬ですが、息子のアルバードが愛情いっぱいに育てます。

 長閑な農村にも軍靴の音が響きます。

 馬の「ジョーイ」は軍馬へ、アルバードは軍人にならされます。

 第一次世界大戦の時代は、馬が動力源です。

 重い大砲を引いたり、負傷兵を運んだり、「ジョーイ」は死の淵を歩かされます。

 しかし、その度に、「ジョーイ」を助ける人間が、心を冷酷にさせる戦場に於いても現れます。

 最大の見せ場は、イギリス軍とドイツ軍の戦闘の中間点で、「ジョーイ」が有刺鉄線に絡まり動けなくなった所を両軍の兵士が暫し休戦をして助ける所です。

 為政者に「ジョーイ」を助けた軍人の気持ちがあれば、戦争は起きないのでしょう。

 アルバードも戦場で死の淵を歩かされ、負傷を負います。

 戦場で、ジョーイとアルバードがどのように道を歩むのか。続きは映画館でお楽しみ下さい。

 第一次世界大戦で、イギリスから100万頭の馬が海外に送られ、帰ってきたのは6万2000頭だったそうです。

 この大戦で88万6000人のイギリス人男性が亡くなったそうです。戦争は、死以外の何を生みだすのでしょうか。

 その事をこの映画は映像でリアルに映し出しています。眼を逸らさず、スピルバーグのメッセージを受け止めました。

 スピルバーグが戦争を扱った作品としては、「シンドラーのリスト」があります。私は、「シンドラーのリスト」を凌ぐ感動を覚えました。

 「ジョーイ」をはじめとして馬の演技が並大抵ではありません。馬が喜怒哀楽を見事に表しています。このような映像は初めてです。

 さすが、巨匠スピルバーグです。

 原作は、モーパーゴという児童文学作家によるものです。今、原作を読みはじめましたが、ジョーイの視点から描かれています。

 子どもたちと一緒に読める作品です。

 きっと、名作として将来に残る反戦と平和を訴える映画の誕生に喜びを感じます。

 ぜひ、皆さんも映画館で「戦火の馬」をご堪能下さい。

西宇部小学校卒業式

 今日は、西宇部小学校の卒業式に参加しました。

 PTA会長として、卒業生の親としての参加です。

 会長としてのあいさつの後半で涙が押さえきれなくなり、見苦しい所を参加者にお見せしてしまいました。

 卒業する次男の事が頭をめぐってしまいました。お恥ずかしい限りです。

 私は、昨日お聞きした小出先生の講演の中から、宮沢賢治の下りを引用しました。

 今日の私のあいさつの内、宮沢賢治に触れた辺りの趣旨は次の通りです。

・・・

 小出さんは、東北の童話作家「宮沢賢治」の言葉を引用されました。宮沢賢治は、1896年8月に岩手県花巻町で生まれました。この年6月に三陸海岸を大津波が襲い、1万8千人以上の命を奪いました。大津波の被害のどん底で生まれた賢治の言葉に耳を傾けたと思います。
 小出さんが引用されたのは、宮沢賢治の「農民芸術概論綱要」です。
 一つ目は、「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という言葉です。人類が誕生して使ったエネルギーを100とすると、20世紀だけで、57%のエネルギーを使い、この20世紀だけで50万を超える種が絶滅しているそうです。これからは、益々地球的な視点を持って生きて行って下さい。
 二つ目は、賢治は、世界全体の幸福のために「個性のすぐれる方面において、各々の止むなき表現をなせ」とも言っています。「止むなき」とは、「必要に迫られて」というような意味だと解釈します。世界全体のしあわせのために、必要に迫られて、個性あふれる表現をしなさいという言葉です。

・・・

 子どもたちにどれだけ伝わったか不安ですが、昨日の小出講演で私がとても感動した内容です。

 インターネットで宮沢賢治の「農民芸術概論綱要」をプリントアウトして読みました。とても力の湧く内容です。

 岩手県宮古市に災害ボランティアに行っていた時、泊まったホテルに、宮沢賢治のTシャツがありました。

 「雨ニモマケズ」の有名な詩が書かれてあり、今も時々着ています。長男にも買って帰り彼も来ています。

 宮沢賢治に少しづつ触れていきたいと思う今日この頃です。

 西宇部小学校を卒業した82名の卒業生の皆さんと山口県で小学校を卒業した皆さんに幸多かれと願う今日です。

 卒業生の皆さん卒業おめでとう。

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 子どもたちと保護者の皆さんと記念撮影しました

小出裕章さん講演会に1550名

 本日、宇部市渡辺翁記念会館で、小出裕章さん講演会が行われ、会場いっぱいの1550名の参加がありました。

 小出さんは講演の中で、「福島第一原発4号炉には、広島原爆4000発分の使用済み核燃料が放置してある。このプールが壊れ、燃料がむき出しになれば甚大な被害が広がる。とても事故が収束している状況ではない」と語りました。

 また、福島原発事故で死んだ人がいないという報道があるが、「大隈町の病院で、90人が置き去りにされ、45名の患者が死亡した例がある。また、将来を悲観して自ら命を絶った酪農家もいる。多くの家畜が亡くなっている事実を重く受け止めることが大切」との語りました。

 小出さんは、「私の願い」として、①子どもを被ばくさせない②一次産業を守ることを強調しました。

 子どもは、放射線感受性が高いので、「子どもには放射能汚染の低いものを食べさせることが大切」と語りました。

 質疑応答の中で、小出さんは、放射能がれき問題について語りました。

 小出さんは、「放射能が含まれているものを扱う上での原則は、『コンパクトに管理する』ことだ。全国に放射能の含まれたがれきをばらまくことはこの原則に反する」と指摘しました。

 その上で、万が一、放射能がれきを受け入れる場合は、「放射能を除去する対策を焼却施設などで施すこと。焼却灰は、責任の主体である東京電力に返却する。この二つの対策が講じられない限り、全国にばらまくことをするべきではない」と語りました。

 私は今日、会場係のスタッフとして午前中から準備に参加しました。

 会場いっぱいの聴衆の熱気を実感しました。参加した皆さんと小出さんに感謝いたします。

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講演後自らの書籍にサインをする小出裕章さん(左)

保健室から卒業プレゼント

 今日は、小学校を卒業する次男とその友人を少し早い卒業祝いに映画と食事に招待しました。

 息子たちは小学校での通常の授業は昨日まででした。月曜日はいよいよ卒業式です。

 私は、親としてPTA会長として卒業式に臨みます。

 さて、先日、卒業する息子たちに保健室の田村先生から心温まるプレゼントが届けられました。

 そのプレゼントとは、卒業生一人一人の身長が1年生から何センチ伸びているのか、体重が何キロ増えたのかかかれた色紙です。

 色紙は三つ折りにされて中央がリボンで括られています。

 何とそのリボンの長さが、6年間の身長の伸びと同じになっているのです。

 「これからも、笑顔を忘れず、たくましく健やかに前進してください」とメッセージが添えられています。

 我が家の次男は、119センチだった身長が156センチと37センチ伸びました。

 25キロだった体重は48キロになり、23キロ増えました。

 我が息子の成長を実感させてくれるプレゼントに親も大満足です。

 私も月曜日は、しっかり卒業生に言葉でのプレゼントを送りたいと思います。

 このプレゼントは子どもの将来のためにしっかり保管したいと思いました。 

 田村先生本当にありがとうございました。

 県内では、昨日卒業式を迎えた小学校も多かったようです。ご卒業おめでとうございます。

2月県議会閉幕

 2月県議会が今日、閉幕しました。最終本会議で、「在沖縄海兵隊の岩国基地への移転等に反対する意見書」が全会一致で採択されました。
 本意見書は、2月8日、日米両政府により「在日米軍再編に関する日米共同報道発表」に関連して、グアムに移転するとされていた在沖縄海兵隊の一部、約1500人が岩国基地に移転することについて米側から打診があったとの報道を受けて県議会の意思を表すものです。
 意見書では「政府におかれては、今後の日米協議において、岩国基地のこれ以上の負担増は認められないことを米側に伝え、岩国基地に、在沖縄海兵隊の移転や、オスプレイの一時駐機などが行われることはないことを一日も早く明確にし、混乱を収拾するとともに、再編計画全体についても、統一的なパッケージで進めるとされた再編の基本の変更は地元自治体に対する十二分な説明とその理解を得た上でなければ進めないという姿勢を明確にするよう、強く求める」と述べています。

 また、本日の最終本会議で「山口県民の歯・口腔の健康づくり推進条例」が可決しました。この条例は、議員発議で行われ、条例を立案するメンバーとして私も参加しました。
 条例づくりに向け、県民から意見募集、キャッチフレーズを募集し、歯科医療関係者、教育・保育関係者から意見聴取しました。条例に基づき、知事は、「歯・口腔の健康づくりに関する推進計画」を策定し、県民の歯科疾患の状況等を調査及び分析し、その結果を公表することになります。

 岩国基地をめぐる状況など県政は日々動いています。引き続き、国や県に必要な働きかけも行ってまいります。

 県政全般に対して引き続いて皆さんのご意見をお聞かせ下さい。