本日県議会地域商工委員会の二日目の審議が行われました。
今日は、商工労働部の審議が行われました。
私は、原発問題について質疑しました。
私は、福島原発事故の現状について「収束している」と認識しているかと質しました。
福田商政課長は「収束しているとはいいがたい」と答えました。
また、私は、原子力規制委員会が示した「新安全基準」案について、「シビアアクシデント対策を行っても『放射性物質の拡散抑制』対策を講じる必要があるとしている。つまり苛酷事故が起きれば、放射性物質の拡散を食い止めることが出来ないとする基準で原発の新設や再稼働を認めると、この基準が新たな『安全神話』となるのではなかい」と質しました。
福田課長は、「国の責任において、新しい知見も組み込んだ安全基準が作成されることを望む」と答えました。
更に、私は、今年度と新年度の上関原発に関する県への交付金の内容について質しました。
福田課長は「今年度は、初期対策として約100万円使い既設施設の視察などを行った。また、広報安全対策費として約20万円使い、会議費などにあてた」「新年度については、今年度同様、限度額までの交付金を計上した。国のエネルギー政策が決定されるなどすれば、新たな広報などを実施する場合もあるかもしれないが、現時点では分からない」と答えました。
雇用問題では、ルネサスや近鉄松下で再就職が決まっていない人への対応を質しました。
山根労働政策課長は、「雇用のセーフティネット強化事業などを活用し、再就職を促したい」と答えました。
私は、地域若者サポートステーションの増設について質しました。
山根課長は「新年度から下関地域でサポートステーションが開設される見通しだ。岩国・柳井地域でもサポートステーションが設置されるよう働きかけているが、受託する事業者がみつからない状況」と答えました。
私は、商政課が所管する「やまぐち産業振興財団」における非常勤嘱託職員へ改正労働契約法の主旨を徹底するよう県として財団に働きかけるよう求めました。
福田課長は、質疑の中で、財団に、29名の非常勤嘱託職員がおり、その内、9名は5年以上継続して雇用されていることを明らかにしました。
その上で、福田課長は、法律改正の財団への徹底について「財団から求められれば、適切に助言したい」と答えました。
山根課長は、「国とともに、改正労働契約法の中身が県内事業者に徹底されるよう働きかけていきたい」と答えました。
二日間の委員会審議が終わりました。
閉会までが議会です。引き続き皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
本日、県議会地域商工委員会が行われ、地域振興部の審議が行われました。
本委員会で、「山口県における『平成の合併』の検証について」とする報告が行われました。
知事が公約で述べていた「合併の棚卸し」のための検証報告です。
報告書の中に「合併を契機とした公共料金の改定状況」があり、保育料など高い料金で統一された事例が数十%あることが明らかになりました。
また、合併市町村で、平成14年4月と平成24年4月を比較し、37の本庁が減少、合併市町の職員配置状況として、旧本庁にいた2714名の職員が減少していることも明らかにされました。
更に、普通交付税の算定の特例が終了すれば、交付税が大幅に減少する可能性が高いことも指摘されています。
県は、今後のまちづくりとして「中山間地域のまちづくりの支援」として、中山間地域づくり総合支援事業などに取り組む中で市町を支援したいと報告書の中で触れられています。
私は市町村合併により「サービスは低く負担は高く」なっている現実を深く受け止め、今後の市町への支援を強めるよう求めました。
西生地域政策課長は、「引き続き市町の意見を聞きながら、県の果たすべき役割について精査したい」と答えました。
UJIターンについて西生課長は、若者就職支援センター内に「UJIターンワンストップセンター」を設置する意向を明らかにしました。
次に、私は、小瀬川第二期工業用水道未事業化分の一般会計から企業局に貸し付けた155億円を同額の補助金によって相殺する問題を取り上げました。
県が一般会計から企業会計へ行う補助金は、地方公営企業法17条の3によるものです。
法律では、「特別な理由」がある場合のみ補助金を支出することができるとされています。
私は、97年秋田地方裁判所で秋田県が秋田県企業局に支出した補助金が、「特別な理由」にあたらないとして、違法との判決が下された事実を示し、「県の補助金は特別な理由があるのか」と質しました。
渡邉部長は旧自治省が示したハンドブックに特別な理由について「当該事業の未売水の発生状況、資本費負担の状況等により、経費の節減合理化を十分行ってもなお料金が高水準になることが避けられず、かつ、そのような高水準の料金設定をすることが、企業誘致、既存の受水企業との料金設定に関する交渉等の関係において客観的に不可能な場合に限り認められる」と記述されていることなどを挙げ、山口県から企業局への補助金は特別な理由にあたるものとの見解を明らかにしました。
明日は、商工労働部の審議が行われます。
明日もしっかり議論に参加したいと思います。
皆さんのご要望を引き続きお聞かせ下さい。
山田洋次名作映画DVDマガジンVol.5「学校」を観ました。
1993年の作品。今から30年前の作品です。私が、28歳の時、この作品は映画館で観ました。
黒井先生役の西田敏行さんが46歳の時の作品です。ほぼ今の私の年齢です。
舞台は、夜間中学校。
生徒は、在日外国人など様々な問題を抱えた人たちです。
山田監督の言葉がマガジンの冒頭に引用されています。
「学ぶということがどんなに喜びであるか、教えるという仕事がどれほど手ごたえの確かな、生涯を捧げるにふさわしい素敵な職業であるか、ということを、そして学校が楽しい所であってどうしてそうならないのだ、ということをこの映画の中で描きたいのです。」
映画の中でイノさん演じる田中邦衛の演技が圧巻です。
芸歴を重ねた大俳優が読み書きを勉強している中年の生徒を演じますが、本当に、このような人がいるような、生きている人物を演じきります。
20代の私は、映画館で涙したのでしょうか。
40代の私は、テレビの前で涙涙です。
次回作は「故郷」。大いに期待します。
今日、長男が通う宇部市立厚南中学校で卒業式が行われました。
息子を入れて、172名の子どもたちに卒業証書が手渡されました。
ここ数年、厚南中学校の卒業式に出席していまして、不登校など数人の子どもたちが卒業式に出席できない状況がありました。
しかし、今日の子どもたちの中で、出席できなかった一人は、ある種目の世界的な大会に出場していることが理由でした。
先生方のご努力に、胸が熱くなりました。
中学時代は、思春期真っただ中。
悩み多き中学時代。息子は、その中、勉強やクラブ活動でよく頑張ったと思います。
剣道部のキャプテンも務めました。
それぞれの進路は違っても息子を含めた全ての卒業生の幸せを願うばかりです。
今日、息子を含めた子どもたちが卒業した厚南中学校
私は、数回の県議会の一般質問においてスクールソーシャルワーカーの増員を要望してきました。
その結果、これまで、2名だったスクールソーシャルワーカーが11名に増員されることが分かりました。
県教育委員会が新年度から取り組む「いじめ問題等対策推進体制整備事業」の中で、スクールソーシャルワーカーが増員されます。
まず、周南市・光市・下松市・山口市・防府市・宇部市・長門市・美祢市の8市に1名づつのスクールソーシャルワーカーが配置されます。
そして、それ以外の地域をカバーしていくために、西部・県央・東部と3名のスクールソーシャルワーカーが配置されます。
以上、合計11名のスクールソーシャルワーカーが新年度から配置され、いじめ問題等の対策にあたります。
質問を続けた成果が上がりました。
スクールソーシャルワーカーの大幅増員に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
中三の長男が、今日、公立高校の入試に挑戦しました。
朝、妻と受験する宇部市内の学校の入試会場に向う時、玄関で私は彼に「平常心でね」と言いました。
彼は、「テストに変わりないのだから」と答えました。
息子の成長に驚くばかりでした。
今年から高校ごとの試験が行われ、長男が受験した学校では、つい先ほど試験が終わったばかりでしょう。
今日は、とにかく息子を褒めてやろうと思います。
3年間。特にこの1年間彼は毎日コツコツと努力を続けていました。
我が家の長男も含めて、県内全ての中学三年生にそれぞれの春がやってくることを願うばかりです。